都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
2018年7月に見たい展覧会〜琉球・縄文・サマーフェス
関東は、平年より20日以上も早く梅雨が明け、夏がやって来ました。突然の猛暑で、身体を崩されている方もおられるかもしれません。
春先に代わり、夏から秋へ向けての新たな展覧会もはじまっています。7月に見たい展覧会をリストアップしてみました。
展覧会
・「人麿影供900年 歌仙と古筆」 出光美術館(~7/22)
・「江戸の悪 PARTⅡ」 太田記念美術館(~7/29)
・「ダイアン・クライスコレクション アンティーク・レース展」 渋谷区立松濤美術館(~7/29)
・「生誕120年 中村忠二展」 練馬区立美術館(~7/29)
・「ゆらぎ ブリジット・ライリーの絵画」 DIC川村記念美術館(~8/26)
・「名作展 ベストセレクション 龍子記念館の逸品」 大田区立龍子記念館(~8/26)
・「没後40年 濱田庄司展」 世田谷美術館(~8/26)
・「小瀬村真美:幻画~像(イメージ)の表皮」 原美術館(~9/2)
・「金剛宗家の能面と能装束」 三井記念美術館(~9/2)
・「三沢厚彦 ANIMALS IN YOKOSUKA」 横須賀美術館(~9/2)
・「縄文—1万年の美の鼓動」 東京国立博物館(7/3~9/2)
・「浦沢直樹展 描いて描いて描きまくる!—埼玉の巻」 埼玉県立近代美術館(7/7~9/2)
・「第7回 新鋭作家展 見しらぬ故郷/なじみの異郷」 川口市立アートギャラリー・アトリア(7/14~9/2)
・「琉球 美の宝庫」 サントリー美術館(7/18~9/2)
・「ルーヴル美術館展 肖像芸術」 国立新美術館(~9/3)
・「水を描く—広重の雨、玉堂の清流、土牛のうずしお」 山種美術館(7/14~9/6)
・「フィンランド陶芸—芸術家たちのユートピア」 目黒区美術館(7/14~9/6)
・「生誕100年 いわさきちひろ、絵描きです。」 東京ステーションギャラリー(7/14~9/9)
・「巨匠たちのクレパス画展 日本近代から現代まで」 東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館(7/14~9/9)
・「木版画の神様 平塚運一展」 千葉市美術館(7/14~9/9)
・「没後50年 河井寬次郎展」 パナソニック汐留ミュージアム(7/7~9/16)
・「ゴードン・マッタ=クラーク展」 東京国立近代美術館(~9/17)
・「ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界」 三菱一号館美術館(~9/17)
・「ブラジル先住民の椅子 野生動物と想像力」 東京都庭園美術館(~9/17)
・「モネ それからの100年」 横浜美術館(7/14~9/24)
・「イサム・ノグチ—彫刻から身体・庭へ」 東京オペラシティアートギャラリー(7/14~9/24)
・「杉浦邦恵 うつくしい実験」 東京都写真美術館(7/24〜9/24)
・「昆虫」 国立科学博物館(7/13~10/8)
・「BENTO おべんとう展—食べる・集う・つながるデザイン」 東京都美術館(7/21~10/8)
・「内藤 礼―明るい地上には あなたの姿が見える」 水戸芸術館(7/28〜10/8)
・「没後50年 藤田嗣治展」 東京都美術館(7/31~10/8)
・「AUDIO ARCHITECTURE:音のアーキテクチャ展」 21_21 DESIGN SIGHT(~10/14)
・「デザインあ展 in TOKYO」 日本科学未来館(7/19~10/18)
・「ルドン ひらかれた夢—幻想の世紀末から現代へ」 ポーラ美術館(7/22~12/2)
ギャラリー
・「土屋信子 30 Ways To Go To The Moon」 SCAI THE BATHHOUSE(~7/14)
・「今津景 Measuring Invisible Distance」 山本現代(~7/14)
・「マッシモ・ヴィターリ写真展」 スパイラルガーデン(7/10〜16)
・「宮永愛子展 life」 ミヅマアートギャラリー(~7/21)
・「第12回 shiseido art egg 佐藤浩一展」 資生堂ギャラリー(7/6~7/29)
・「日本のグラフィックデザイン2018」 東京ミッドタウン・デザインハブ(~7/31)
・「柳原照弘展 Layerscape」 クリエイションギャラリーG8(7/4~8/7)
・「絵と、 vol.2 藤城嘘」 ギャラリーαM(~8/10)
・「現代陶芸 ‘90s」 ギャラリー小柳(7/5〜8/25)
・「野口哲哉~中世より愛をこめて」 ポーラ・ミュージアム・アネックス(7/13〜9/2)
・「HARUMI YAMAGUCHI×YOSHIROTTEN Harumi's Summer」 ギンザ・グラフィック・ギャラリー(7/6~8/25)
・「藤村龍至展」 TOTOギャラリー・間(7/31〜9/30)
色鮮やかなチラシ表紙も目を引きました。サントリー美術館にて「琉球 美の宝庫」展がはじまります。

「琉球 美の宝庫」@サントリー美術館(7/18~9/2)
これは、400年以上にわたり、東アジアで繁栄した琉球王国に因む文化財を紹介する展覧会で、紅型や琉球絵画、さらに螺鈿などによって象られた漆芸作品が、一堂に展示されます。
2006年に国宝に指定された「琉球国王尚家関係資料」が公開されるのも見どころで、「玉冠」(付簪)や「美御前御揃」など、那覇市歴史博物館からも、貴重な作品がやって来ます。
琉球美術のコレクションを有するサントリー美術館では、過去にも数回、沖縄に関する展覧会を開いていて、今回の「琉球 美の宝庫」は、2012年の「紅型 BINGATA―琉球王朝のいろとかたち」以来の開催となります。より幅広く琉球美術を展観するだけに、見応えのある内容になりそうです。
この夏の日本美術に関する大型展では、一番、注目を集めるかもしれません。東京国立博物館で「縄文—1万年の美の鼓動」が開催されます。

「縄文—1万年の美の鼓動」@東京国立博物館(7/3~9/2)
おおよそ1万年続いた縄文時代には、草創期から晩期へ至るまで、日本の各地にて、編籠や土器、土偶のほか、様々な道具が生み出されました。それを網羅して見せるのが、「縄文—1万年の美の鼓動」で、全国の博物館や郷土館より、実に200点以上もの資料が集まります。
国宝の6件の土偶が全て揃うのは、史上初めてでもあるそうです。(展示替えあり。)
今年も夏のイベントの季節がやって来ました。東京国立近代美術館にて「MOMATサマーフェス」が開催されます。

「MOMATサマーフェス」@東京国立近代美術館(7/20〜9/17)
「MOMATサマーフェス」は、展覧会を中心に、会期中、ワークショップなどを行うイベントで、毎週金曜、土曜は夜9時まで開館するほか、ガーデン・カフェでは、レストラン「ラー・エー・ミクニ」によるビアバーが開設されます。
また、夏限定の「フライデー・ナイトトーク」なども行われ、常設展では、毎週金曜、土曜に限り、17時以降、割引料金で観覧も出来ます。さらに、夏休みには、小学生を対象とした特別プログラムも実施されます。
上野でも期間限定でビアガーデンがオープンします。東京国立博物館にて「トーハク BEER NIGHT!」が開催されます。
「トーハク BEER NIGHT!」@東京国立博物館(7/27~7/28、8/3〜4)
今年は、平成館前庭より本館前広場へと会場を移し、縄文展とのコラボレーションや、キッチンカーのメニューが増えるなど、昨年よりスケールアップして行われます。期間が短いので、何とか会期の土日を狙って、ビールを楽しみたいところです。
いつもながらにたくさんあげてしまいましたが、全ての展覧会が見られるわけでもありません。マイペースでいきたいと思います。
それでは7月も宜しくお願いします。
春先に代わり、夏から秋へ向けての新たな展覧会もはじまっています。7月に見たい展覧会をリストアップしてみました。
展覧会
・「人麿影供900年 歌仙と古筆」 出光美術館(~7/22)
・「江戸の悪 PARTⅡ」 太田記念美術館(~7/29)
・「ダイアン・クライスコレクション アンティーク・レース展」 渋谷区立松濤美術館(~7/29)
・「生誕120年 中村忠二展」 練馬区立美術館(~7/29)
・「ゆらぎ ブリジット・ライリーの絵画」 DIC川村記念美術館(~8/26)
・「名作展 ベストセレクション 龍子記念館の逸品」 大田区立龍子記念館(~8/26)
・「没後40年 濱田庄司展」 世田谷美術館(~8/26)
・「小瀬村真美:幻画~像(イメージ)の表皮」 原美術館(~9/2)
・「金剛宗家の能面と能装束」 三井記念美術館(~9/2)
・「三沢厚彦 ANIMALS IN YOKOSUKA」 横須賀美術館(~9/2)
・「縄文—1万年の美の鼓動」 東京国立博物館(7/3~9/2)
・「浦沢直樹展 描いて描いて描きまくる!—埼玉の巻」 埼玉県立近代美術館(7/7~9/2)
・「第7回 新鋭作家展 見しらぬ故郷/なじみの異郷」 川口市立アートギャラリー・アトリア(7/14~9/2)
・「琉球 美の宝庫」 サントリー美術館(7/18~9/2)
・「ルーヴル美術館展 肖像芸術」 国立新美術館(~9/3)
・「水を描く—広重の雨、玉堂の清流、土牛のうずしお」 山種美術館(7/14~9/6)
・「フィンランド陶芸—芸術家たちのユートピア」 目黒区美術館(7/14~9/6)
・「生誕100年 いわさきちひろ、絵描きです。」 東京ステーションギャラリー(7/14~9/9)
・「巨匠たちのクレパス画展 日本近代から現代まで」 東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館(7/14~9/9)
・「木版画の神様 平塚運一展」 千葉市美術館(7/14~9/9)
・「没後50年 河井寬次郎展」 パナソニック汐留ミュージアム(7/7~9/16)
・「ゴードン・マッタ=クラーク展」 東京国立近代美術館(~9/17)
・「ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界」 三菱一号館美術館(~9/17)
・「ブラジル先住民の椅子 野生動物と想像力」 東京都庭園美術館(~9/17)
・「モネ それからの100年」 横浜美術館(7/14~9/24)
・「イサム・ノグチ—彫刻から身体・庭へ」 東京オペラシティアートギャラリー(7/14~9/24)
・「杉浦邦恵 うつくしい実験」 東京都写真美術館(7/24〜9/24)
・「昆虫」 国立科学博物館(7/13~10/8)
・「BENTO おべんとう展—食べる・集う・つながるデザイン」 東京都美術館(7/21~10/8)
・「内藤 礼―明るい地上には あなたの姿が見える」 水戸芸術館(7/28〜10/8)
・「没後50年 藤田嗣治展」 東京都美術館(7/31~10/8)
・「AUDIO ARCHITECTURE:音のアーキテクチャ展」 21_21 DESIGN SIGHT(~10/14)
・「デザインあ展 in TOKYO」 日本科学未来館(7/19~10/18)
・「ルドン ひらかれた夢—幻想の世紀末から現代へ」 ポーラ美術館(7/22~12/2)
ギャラリー
・「土屋信子 30 Ways To Go To The Moon」 SCAI THE BATHHOUSE(~7/14)
・「今津景 Measuring Invisible Distance」 山本現代(~7/14)
・「マッシモ・ヴィターリ写真展」 スパイラルガーデン(7/10〜16)
・「宮永愛子展 life」 ミヅマアートギャラリー(~7/21)
・「第12回 shiseido art egg 佐藤浩一展」 資生堂ギャラリー(7/6~7/29)
・「日本のグラフィックデザイン2018」 東京ミッドタウン・デザインハブ(~7/31)
・「柳原照弘展 Layerscape」 クリエイションギャラリーG8(7/4~8/7)
・「絵と、 vol.2 藤城嘘」 ギャラリーαM(~8/10)
・「現代陶芸 ‘90s」 ギャラリー小柳(7/5〜8/25)
・「野口哲哉~中世より愛をこめて」 ポーラ・ミュージアム・アネックス(7/13〜9/2)
・「HARUMI YAMAGUCHI×YOSHIROTTEN Harumi's Summer」 ギンザ・グラフィック・ギャラリー(7/6~8/25)
・「藤村龍至展」 TOTOギャラリー・間(7/31〜9/30)
色鮮やかなチラシ表紙も目を引きました。サントリー美術館にて「琉球 美の宝庫」展がはじまります。

「琉球 美の宝庫」@サントリー美術館(7/18~9/2)
これは、400年以上にわたり、東アジアで繁栄した琉球王国に因む文化財を紹介する展覧会で、紅型や琉球絵画、さらに螺鈿などによって象られた漆芸作品が、一堂に展示されます。
2006年に国宝に指定された「琉球国王尚家関係資料」が公開されるのも見どころで、「玉冠」(付簪)や「美御前御揃」など、那覇市歴史博物館からも、貴重な作品がやって来ます。
「#琉球 美の宝庫」7月18日(水)からサントリー美術館(東京・六本木)で開催!15世紀に統一王朝が成立し、400年以上にわたり繁栄した琉球王国。染織・絵画・漆芸を中心とした至宝を展示します。https://t.co/VVjhnyJRIW pic.twitter.com/DfvY1Sv2AN
— 読売新聞ブランド企画部 (@pr_yomi) 2018年5月30日
琉球美術のコレクションを有するサントリー美術館では、過去にも数回、沖縄に関する展覧会を開いていて、今回の「琉球 美の宝庫」は、2012年の「紅型 BINGATA―琉球王朝のいろとかたち」以来の開催となります。より幅広く琉球美術を展観するだけに、見応えのある内容になりそうです。
この夏の日本美術に関する大型展では、一番、注目を集めるかもしれません。東京国立博物館で「縄文—1万年の美の鼓動」が開催されます。

「縄文—1万年の美の鼓動」@東京国立博物館(7/3~9/2)
おおよそ1万年続いた縄文時代には、草創期から晩期へ至るまで、日本の各地にて、編籠や土器、土偶のほか、様々な道具が生み出されました。それを網羅して見せるのが、「縄文—1万年の美の鼓動」で、全国の博物館や郷土館より、実に200点以上もの資料が集まります。
「1日土偶店長」って?と思った方へ→ #縄文展 #マイ土偶 をつけてツイッターに投稿された「マイ土偶」の中から、縄文展事務局が厳選した作品を毎週1つ、「1日土偶店長」として、ツイッター公式アカウントのアイコンに採用!という企画です。https://t.co/CjDtd8u559 pic.twitter.com/7GKFPlRH4W
— 特別展「縄文―1万年の美の鼓動」公式 (@jomon_kodo) 2018年6月27日
国宝の6件の土偶が全て揃うのは、史上初めてでもあるそうです。(展示替えあり。)
今年も夏のイベントの季節がやって来ました。東京国立近代美術館にて「MOMATサマーフェス」が開催されます。

「MOMATサマーフェス」@東京国立近代美術館(7/20〜9/17)
「MOMATサマーフェス」は、展覧会を中心に、会期中、ワークショップなどを行うイベントで、毎週金曜、土曜は夜9時まで開館するほか、ガーデン・カフェでは、レストラン「ラー・エー・ミクニ」によるビアバーが開設されます。
東京国立近代美術館の「MOMATサマーフェス」、ナイトミュージアム&野外で楽しむガーデン・ビアバーも - https://t.co/vgOOoLSgRt pic.twitter.com/7FiOWB3pFF
— Fashion Press (@fashionpressnet) 2018年6月25日
また、夏限定の「フライデー・ナイトトーク」なども行われ、常設展では、毎週金曜、土曜に限り、17時以降、割引料金で観覧も出来ます。さらに、夏休みには、小学生を対象とした特別プログラムも実施されます。
上野でも期間限定でビアガーデンがオープンします。東京国立博物館にて「トーハク BEER NIGHT!」が開催されます。
「トーハク BEER NIGHT!」@東京国立博物館(7/27~7/28、8/3〜4)
東京国立博物館主催のビアガーデン「トーハク BEER NIGHT!」が今年も開催! 特別展『縄文-1万年の美の鼓動』とのコラボも https://t.co/YpEQr9seF2 pic.twitter.com/m6CjEV3iCS
— SPICE[エンタメ情報メディア]/e+ (@spice_topics) 2018年6月29日
今年は、平成館前庭より本館前広場へと会場を移し、縄文展とのコラボレーションや、キッチンカーのメニューが増えるなど、昨年よりスケールアップして行われます。期間が短いので、何とか会期の土日を狙って、ビールを楽しみたいところです。
いつもながらにたくさんあげてしまいましたが、全ての展覧会が見られるわけでもありません。マイペースでいきたいと思います。
それでは7月も宜しくお願いします。
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