◆ちゃんとしゃべれ!治納由気(はるなゆき)◆

変な日本語、敬語もどき、崩れていく日本語、そして、正しい日本語とハムスター。

言葉をどう認識するかというのは偶然の結果?

2007-08-01 20:30:26 | 電子書籍(でじたる書房)
                    私はこれで恥をかきました
 単語や慣用句の意味、文法、決まった言い回し、それらを正しく認識するか間違って認識するかということには偶然の要素がかなり入るのではないでしょうか。家族構成とか、親の言葉遣いとか、テレビをよく見たとか見なかったとか、いろいろな偶然があります。もちろん、学校で習うようなものは偶然というより必然、ばらばらでは困りますが、それさえも、教科書に載っていることは全員が正しく認識しているかというと、現実は、そうではありませんよね。病気やけがで長期間休んだから習っていないとか、教室にいても授業は聞いていないとか、正しく認識する機会を逃してしまったということはみんなあるはずですし、何かの拍子で間違って認識してそのまま覚えてしまったということもあります。
 自分はいろいろ間違って覚えていたということに気づく機会があって、直そうと真剣に思い、自分で確認して正しいものを覚える、これができれば幸いです。そうしないと、またどこかで恥をかきますからね。直せば一時の恥、知らずに過ごして直さなければ一生の恥。恥をかいて、その後どうするかというのは大事なことですが、まず、知る機会があるかないか、これもやはり偶然なのでしょうね。このブログを読んでいる皆さんも、なぜ読んでいるかというと、偶然ですよね(^0^)/ ヤッホー。
 そもそも、間違って覚えていることがたくさんあるだろう、そういうものは直していこうという気持ちがなければ、たとえその機会が目の前にあっても気づかないのではないでしょうか。間違い探しクイズと同じですね、意識して探すから見付かる、気づくわけで、探さなければ気づかない。だって、日本人なら、箸でご飯を食べるのと同じぐらい何も意識せずに日本語を使っていて、たとえ箸の持ち方がおかしくてみっともなくてもご飯を食べられないわけではないのですから、気づかなくて当たり前? どうにもご飯が口に入らなくて飢えれば気づくでしょうけれど。それに、10人中7人が変な持ち方なら、変だということさえ分からなくなりますし、そんな日も近い?
 問題は、社会に出てから知った言葉ということになると、これはもうさまざまな経路で意味が伝わることになり、それこそばらばらだということです。自分で辞書を見るなりしてきちんと確認しなければ、あいまいな理解でそのまんま、ひょっとしたら間違って認識している人から間違いをそのまま伝えられているかもしれません。いや、現実に、そうやって間違いはどんどん広がっています。なにしろ、マスメディアが、正しいものも間違ったものもそのまま伝えてくれていますからね、言葉をどう認識するか、それは偶然の結果・・・ですね。幾ら優秀なワープロソフトでも、間違いをすべて指摘してくれるわけではありませんから、お任せというわけにはいきません。うーん、どうしましょう?
 でじたる書房は http://www.digbook.jp です。
コメント
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