◆ちゃんとしゃべれ!治納由気(はるなゆき)◆

変な日本語、敬語もどき、崩れていく日本語、そして、正しい日本語とハムスター。

はっきり発音しよう。

2007-08-16 20:27:22 | 言葉についてあれこれ
                    へい、あっしやハムスターで
 方言というと、単語そのものが独特だということのほかに、イントネーションが標準語とは違うということがあります。沖縄などは本当に独特な感じで、何だか人のよさが表れているようですよね。それぞれ味わい深くていいものなのですが、いざ、きちんと標準語で話そうとすると、東京生まれ東京育ちの人には想像できないことかもしれませんが、単語のアクセントが分からなくて戸惑うことがあります。「ヒグマ」とか「シロクマ」とかいうのは分かるのですが、ただの「クマ」だと、「ク」と「マ」のどちらにアクセントがあるのか迷います。全国ネットの報道番組でも「クマ」で迷っているアナウンサーを見たことがあります。
 それから、発音そのものがおかしい場合もあります。昔、「寿司」「すす」「獅子」の区別がつかないというコントがありましたが、江戸っ子の「し」と「ひ」も有名ですよね。白井さんと平井さんの区別ができない、「しらいひろし」か「ひらいしろし」か分からないというのを聞いて大笑いしたことがあります。先日、新潟の人の発音は「い」が「え」と聞こえるという話を友人から聞きました。「いとう」さんは「えとう」さん、「はない」さんは「はなえ」さんになってしまうそうで、本当のところは文字を見なければ分からないのだそうです。
 東北の人どうし、江戸っ子どうし、新潟の人どうしならその辺は分かり合えているのかもしれませんが、そうでない場合、誤解を避けるため、そういう傾向があることをはっきり自覚し、意識し、特に気をつけて話さないといけませんね。特に固有名詞は、身振り手振りや話の流れから想像するということができませんから、聞き取りやすく、はっきり正しく発音してもらわないと聞き間違えてしまいますよ。
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