当ブログ主が小学校高学年の頃、同級生数名と理科の得意な先生に連れられて大野鉱山跡を訪れた。鉱石を探しながら高見川を遡って行く途中に階段状の構築物があったことと同級生が大きな水晶をみつけリックサックに入れて持ち帰ったことを鮮明に記憶しているのである。
この階段状の構築物が選鉱場跡であり、十数年前調査に訪れてからの久々の探訪であるが雑木や羊歯が繁茂して藪漕ぎ状態で一部の探訪で撤退した。この段状の平坦地で鉱石が順次破砕分離されて有用鉱物が最下段の集積槽に集められ林道脇の石積みのある集積場に運ばれたものとみられるのである。