上平良地区にある民家土蔵の蔵飾りで以前にも紹介したことがあるが、空に上って雲をおこし雨を降らすという龍に乗る弁財天で富貴を願い火除けの祈願をしている像である。
このような画題の蔵飾りは他にはみられないのであるが、残念なことに公共事業により立ち退きになって土蔵は数ヶ月のうちに取壊される予定である。
上平良地区にある民家土蔵の蔵飾りで以前にも紹介したことがあるが、空に上って雲をおこし雨を降らすという龍に乗る弁財天で富貴を願い火除けの祈願をしている像である。
このような画題の蔵飾りは他にはみられないのであるが、残念なことに公共事業により立ち退きになって土蔵は数ヶ月のうちに取壊される予定である。
鏝絵とか看板建築とか呼ばれるものは、事実上、技術伝承
そのものが途絶えようとしていますね。
私のささやかな経験の中でも、中國鉄道(今のJR吉備線)の
創業時の木造駅舎があっという間に壊された例があります。
そのとき「私(たち)は、遂に『現在を切り取る』のではなく『過去を
記録する』作業者になったんだぁ~」と思い知りました。
お互い精進しましょう!
他県からまた荒らしに・・・
鏝絵の保存は下地から切り取らないと剥げ落ちるので大変な作業になるのでしょうね。
今のところ残念ながら記録保存しかすることができません。
古文書は何とか文書館に受け入れてもらえそうですが。