『はつかいち』 ぶらり

安芸の宮島の地・・・廿日市を見たまま紹介―独自の好奇心アンテナを張り巡らせて、ビビッと反応したものを紹介します。

見島探訪 ⑤-露兵漂着地碑・砲弾

2018年04月15日 | 旅行




 


宇津集落のはずれにある砂見田の浜の法面に露兵漂着地碑が建立されている。日露戦争の日本海海戦で明治38年(1905)5月27日の戦闘で露国艦隊の特務艦船-工作船「カムチャ-ッカ」は撃沈した。翌28日に砂見田の浜に5、60人の露兵乗組員がボートで漂着し、地元の人達は手厚い治療・救護をしたようである。観音岬にある観音寺の境内には日露戦争時のものといわれる腐食の進んだ砲弾が石上に置かれている。

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見島探訪 ④-見島ダム・八丁八反

2018年04月14日 | 旅行










 


昨日紹介したジーコンボ古墳に行く途中に堰堤の長い見島ダムが遠望できる。堰堤の高さは31mで長さは300mあるダムであるが谷筋の奥行きは短いもののようである。ダムマニアではないが折角訪れたのでダムカードを貰った。配布簿に北海道から訪れてダムカードを貰った人がいたのにはびっくり。
見島ダムの下方向は八丁八反といわれている水田地帯で小さな島にこんなに広い水田があるとは・・・田んぼではもう代掻きが終わった所や代掻き中で田植えの準備が進んでいた。

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見島探訪 ③-見島ジーコンボ古墳・石積み墓域

2018年04月13日 | 旅行















 (Google Earthより)

 

島の中心地である本村集落から海岸沿いに東に向かって行くと見島ジーコンボ古墳があり、約200基もある群集墳のようである。発掘調査での出土遺物に含まれる装飾品や武器類などから官人を頂点とする軍事的機能を備えた防人や健児などの集団が葬られたものとみられているようである。
見島ジーコンボ古墳に向かう途中に石積みで墓域を囲みその中に墓碑が建立されている見たことがないような墓地があった。境界(結界)空間を石を積んで囲いをし墓地空間としていた見島独特の墓制があったものとみられ、現在はその中に近代的な石塔墓碑が建立されている。

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見島探訪 ②-灯台

2018年04月12日 | 旅行


見島灯台








見島北灯台


 

見島の最南端の要害山(標高約70m)山頂にある見島灯台は銘板によると昭和9年(1934)4月に初点灯し、昭和55年(1980)3月に改築されたようである。灯台の脇には吏員退息所(官舎)と隣接して発電機などがあったと思われる建物と一段高いところには不明施設が残されており、敷地内には雨水をろ過して貯水した井戸と手押しポンプが残されていた。明治期の吏員退息所は西洋建築風の味のある建物であるが昭和初期の吏員退息所は無装飾の建物である。
見島の北端、長尾ノ鼻に見島北灯台があり銘板によると昭和38年(1963)1月に初点灯し、平成3年(1991)3月に改築されたようである。下画像で灯台横の鉄骨架台の上に横棒のようなものが見えるがこれは常時回転しており、レーダ波を使用して波高を計測するレーダ波高計のようである。

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見島探訪 ①

2018年04月11日 | 旅行


「おにようず」

尾島


相島


見島


 

萩市沖45kmにある見島、朝鮮半島に近い国境の島であり、古くは大陸との交易、防人の前線基地、北前船の退避港、流人の地などと断片的な記述で徘徊癖が疼き出し日本海の孤島見島を探訪した。萩商港から高速船「おにようず」で尾島、相島の間を通り見島に向かうのであるが、生憎の黄砂模様で見島はなかなか姿を見せてくれなかったが、見島に近づくとイクラゲ山頂にある航空自衛隊の球型アンテナがみられた。滞在時間は約4時間でありどこを巡ろうか・・・

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田吹速谷神社-奉納絵馬

2018年04月10日 | 「廿日市市周辺部」ぶらり







 


昨日紹介した田吹速谷神社(速田神社)の拝殿には5面の奉納絵馬が掲額されていたが、吹き曝しであったため退色剥離などで奉納年次などは不明ある。画題も不明であるが上画像は天の岩戸神話を描いているようであり、昭和初期ころに奉納されたようである。

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田吹速谷神社(速田神社)

2018年04月09日 | 廿日市関連




 


安芸太田町田吹地区にある速谷神社で江戸期の地誌には速田神社とあり、近代になって速谷神社と改称されたようである。以前訪れた時には社殿が老朽化していたが近年改修整備されたようである。
昨日紹介した大元神社とおなじように速田神社は西中国山地一帯に20数社みられ、安芸速田神社(現速谷神社)を勧請したものとみられるが、どのように信仰されていたのかは定かではない。

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杉ノ泊大元神社

2018年04月08日 | 廿日市関連




 


旧加計町の杉ノ泊地区にある大元神社に参詣した。南東端の安野地区では桜、桃、レンギョが満開であったが、標高の高い杉ノ泊大元神社では屋根から落ちた雪がうず高く積もっていた。
旧石見国内に大元神社が560余社みられるのと同様に安芸厳島・大元神社を勧請したものとみられるが、どのように大元信仰がされていたのかは定かではない。

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湯之山神社

2018年04月07日 | 廿日市関連







 

昨日紹介した江戸期広島藩主が入湯の旧湯治場裏手に祀られている湯之山神社で、本殿内に吊下げられている鉄燈籠は寛延3年(1750)5月に広島藩主浅野吉長が寄進しており、廿日市鋳物師の山田平左衛門が鋳造している。拝殿内に掲額されている当境勝景狂歌額には以前紹介した石州往還の柏木峠を詠った鬼窓の柏木噯鹿「秋の夜の 鹿は女三の 宮なれや こひこかれなく かしはきのたを」がみられる。(鉄燈籠 昭和59年撮影)

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湯の山温泉

2018年04月06日 | 「廿日市市周辺部」ぶらり









久し振りに湯来町の湯の山温泉を訪れ英気を養った。湯の山温泉館の裏手にある国の重要有形民俗文化財の旧湯治場は江戸期広島藩主が入湯したようである。旧湯治場は痛みが激しかったが近年保存修理が行われたようである。
当ブログ主が小学生5年か6年の時に林間学校の帰りか?湯の山温泉を訪れたようで、温泉地入口での集合写真があるが入浴したのか全く記憶に残っていないのである。

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JR旧安野駅舎

2018年04月05日 | 「廿日市市周辺部」ぶらり






 

先日訪れた安野花の駅公園にはJR旧安野駅舎が残されており、待合室内には当時の時刻表と運賃表が残されている。ホームには傘型上屋が残されており、骨組みは古レールが使用されている。刻銘によると昭和12年(1937)に八幡製鉄で製造されたレールで、線路に使用された後にこの上屋の骨組みとして使用されたようである。

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御手洗川の橋-JR御手洗橋梁

2018年04月04日 | 「廿日市地区」ぶらり





JR山陽本線の御手洗川橋梁で山陽鉄道㈱が明治30年(1897)9月に広島~徳山間が開通しているのでこの頃上り線側が架橋されたようである。昭和3年(1928)6月に廿日市~宮島間が複線化しているのでこの頃下り線側が架橋されたようである。上り線側の橋脚はレンガ積みであり山陽鉄道㈱時代に築造されたもののようである。

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廿日市市市制30周年

2018年04月03日 | その他




       


       








廿日市市は、昭和63年(1988)4月1日に市制を施行し30周年を迎えた。当時人口は日本一の町であったようであり、市になる法的要件は備えていたようで総合的な見地から市制移行となったようである。たまたま市制施行要覧に掲載されていた娘も三児の母となっており、光陰流水の如しである。

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桜だより-夜桜

2018年04月02日 | 「廿日市地区」ぶらり







 

桜の樹が4・5本ある下で昨晩は恒例のバーベキュー夜桜見物。照明を上に向けると満開の桜が浮かび上がり少し離れた所から見ると・・・

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桜だより-河野原大歳神社の桜

2018年04月01日 | 「廿日市地区」ぶらり




 


上平良地区にある河野原大歳神社の桜は昨日満開であった。当神社境内にずらりと並んだ石燈籠は圧巻であり、その中には当地出身の女剣劇の女王である不二洋子の寄進した石燈籠もみられる。

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