備えあれば。


マーチのスペアタイヤは、テンパータイヤだ。
小さい荷室の床下に収まっていて、合板のカバーパネルとカーペットで覆われている。
点検してみたら、スペアタイヤはボルト穴に塗料が残っている、まったくの未使用だった。
スペアタイヤの下の床面も、錆もなくキレイだった。雨漏りとかしてると、そこに水溜まってやられるんだよな。


マーチへの非常用具の収納例。
キャラバンやボンゴの時は、シート下に大きな空間があったので、サードシートの下に平たいコンテナを入れて、そこに非常用具を入れていた。
マーチはスペース的にミニマムなので、なかなかそうもいかない。
で、スペアタイヤの下というかホイールの中にジャンプケーブルを収めた。ジャンプケーブルがもともと大排気量ディーゼルのキャラバンとかボンゴ用のなので、けっこうでかいのだ。
牽引ロープは、タイヤの周りの空間に収めてみた。
これなら、この上に合板のタイヤカバーパネルをちゃんと置ける。


ロープ先端の軍手は、牽引ロープの金具カバーを兼ねている。傷防止と、打音防止だ。
あと、輪止めとかは車載工具入れに突っ込んである。
マーチの純正の車載工具は、パンタグラフジャッキの他、ジャッキハンドル兼用のタイヤレンチとジャッキ棒だけ。あと、アルミホイールのセンターキャップを外すレバーが入っていた。
輪止めはおろか、ドライバーやプラグレンチすら入ってないんだな。
クルマが新しいうちはまあそれでもいいだろうけど、13年12万kmともなれば、ちょっと心配だ。
なので俺は、差し替えドライバーと古いレザーマンツールを工具に入れてある。
滅多に使うもんでないけど、あればちょっと安心だからな
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キー。


マーチMiaの専用仕様だった、ピンクスケルトンのリモコンキー。
スケルトンとか最近あまり言わない気がするが、なんでこういう透明のを骸骨って呼んでたのかね。
これはすでに蓋を開けた状態だが、ご覧のとおりかなり汚れていたので、クリーニングすることにした。


といっても、たいしたことでなく、古歯ブラシと中性洗剤で洗うだけだ。


リモコンの基板を外し、キレイにした。


んーすっきり。
ちょっとヒビ入ってるな。


裏は紫っぽいピンク。
Miaの訴求色だったクランベリーピンクかな。
形は、当時のマーチのアイコンだった、のちのやわらか戦車みたいな形。
リモコンのバッテリーは、CR1620。ついでに交換しておいた。
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もひとつエアフィルター。

またマーチ。
またエアフィルター。
今度はエンジンのエアフィルターだ。エアクリーナーとも言うな。


エアクリーナーボックスは、横置きエンジンの後ろにある。


6箇所のクリップを外せば、蓋を外せる。


オープン。


フィルターはキレイに見えるが、こっちはエンジン側、フィルターとしては裏になる面だ。
フィルター横の穴から、ダクトが吸気マニフォルドのスロットルボディへつながる。


フィルターの外気側。
影のように見えるのが、ブローバイによる汚れだ。
サンバーほどでないけど、結構汚れている。どのくらい交換してないのかは不明。


交換用のフィルターは、安さにつられてモノタロウ。


新旧比較。
モノタロウのは赤いエレメントだ。


新品をセット。
間違えようもないが、裏表が決まっている。


蓋をして、クリップを元通りにかけて完了。
あっという間のプチメンテだ。
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エアフィルター。

まだまだマーチネタ。
残っている整備記録を見る限り、交換した方がいいような部品が長期に渡って交換されていないっぽいことがわかってきたので、まずはエアコンのエアフィルターを見てみることにした。
嗅覚鋭いかーちゃんが、ちょっと変な臭いがするって言ってたもんでな。


グローブボックスのピボットピンを抜けば、簡単にグローブボックスが外れる。


グローブボックスの陰の部分。
ミシン目で囲まれたとこのさらに陰に、エアコンのエアフィルターがある。
交換されていれば、この部分はミシン目から切断され、代わりのカバーか何かが付いているはずだ。
なので、エアコンのフィルターは新車から未交換とみて間違いない。


交換のため、ミシン目から切断。
ホットナイフとかが一番キレイに切れるんだろうけど、ここでは大きめのニッパーを使用した。


切った。


フィルターを固定しているクリップを外す。
フィルターは上下2段になって入っているが、クリップは下段の一番下を固定している。


切った隙間からフィルターを引っ張り出す。
空調系統のワイヤーとかがあるけど、よければ出せた。


お約束の新旧比較。
新品は真っ白だが、社外品なので、付いてたやつが元はなに色だったかはわからない。
社外品は、APのAPCF-NS010。アマゾンのオートパーツエージェンシーで購入した。


外したフィルター。
なんかいっぱいくっついてる。


うええなんじゃいこりゃあ。
これは臭っても不思議ないな。


新しいフィルターをセット。
外すときは下段を抜いてから、上段を下に落として抜く。
入れるときは逆手順だ。


固定クリップをパチンとはめる。


切断したとこは、あえてカバーをつけなくても、よほど下から覗き込まなきゃわかんないし、乗員の脚に引っかかる心配もなさそうだ。
交換後は、変な臭いがしなくなったとかーちゃんが言っている。
あんだけ詰まってれば、きっと風量も増えたんでないかな。
送料入れても1500円位のもんなので、たまに交換したほうがいいな。
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CVT。

納車なったマーチ。
車検でエンジンオイルは交換された記録があったが、残っている過去からの整備記録を見る限り、CVTオイルを交換した履歴はないようだった。
取説では、ハイパーCVTは、専用オイルの定期交換が推奨されている。
乗ってて、出足でちょっと飛び出すような挙動も気になっていた。CVTならもっと滑らかなはずだべ、と。
なので、さっそく近所の日産の販売店に出向いて、CVTのオイル交換をしてもらうことにした。
キャラバン乗ってたとき以来の日産なので、また世話になる挨拶も兼ねて、だ。

店に着いて、CVTオイル交換を頼んだ。
まずは見せてもらいたい、ということで整備士さんとクルマを見たところ、なんとCVTからオイルがポタポタ漏れていた。
車検はこれじゃ通らないし、前に俺が乗ったときもオイル漏れの兆候はなかったから、たまたまそのタイミングで漏れてきたんだろう。

早速リフトに載せて確認すると、CVTのオイルフィルターの付け根のパッキンから漏れているようだった。
整備さんの見立ては、CVTフィルターのパッキンからの漏れだと思うが、コンピュータがエラーを吐いているので、フィルターとオイルを交換してどうなるか、とのことだった。
納車されてから、エンジンかけるときにスポーツモードのランプが点滅してから消えていたのだが、それがエラーメッセージだったのだ。エラーがなければ、他の警告灯と一緒に始動とともに消える。
最初からだからてっきりそんなもんかと思ってたもね。
当然ながら、診断機をつないでもエラーがある。
整備さんによると、フィルターの表示等からみて、おそらく新車時のフィルターでしょうとのこと。
あれま、13年12万km無交換かい。

さらに悪いことには、このハイパーCVTは台数も少なくなっているので、フィルターの在庫は置いておらず、交換に必要なだけのオイルの在庫もない、とのこと。
整備さんはさらに、このマーチの4WDは数も少ないので、ミッションダメとなるとリビルトもあるかどうか、ミッション交換となると30万円コースになるかも、等々、散々脅かしてくるのだった。

マーチの方は、リフトの下から覗くとオイルを被るくらい漏れているので、自走は危険な状態だった。
なので、マーチを置いて帰るハメになった。
しかも、飛び込みだったので代車がなく、試乗車のリーフで送ってもらった、というわけなのだ。
調べてもらったら、幸い、フィルターやオイルは札幌にあるということで、納期の読めないメーカー発注は避けられた。
店に行ったのは夕方だったので、発注が翌日扱いになるとのことで、部品が来るのは翌々日。
ドキドキの2日間を過ごした。

で、翌々日。
フィルターとオイルを交換し、エラーは消えたとのこと。試運転の結果も異常無しとのことで、マーチは無事に帰ってこれることになった。
部品と工賃で1万6千円。安堵した。
軽トラで日産にかーちゃんと引き取りに行って、帰りに後ろに付いたかーちゃんに、軽トラのテール片目を指摘された、というわけだ。
帰ってからマーチを運転してみたら、始動時のCVTエラーメッセージもなく、出足も滑らか。
だよな。CVTだもんな。こうでなきゃ。
液体とゴム部品の管理はきちんとやんないばな。あらためてだけど。
今回は写真なし。
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現状販売。

新たにウチのファミリー用車になったマーチは、超破格値の現状販売だった。
現状販売ってのは、要するにノークレーム、ノーリターンみたいなもんだ。
一切のクレームは受け付けない、という販売契約だな。


クルマは車検を切らしていたが、ドノーマルを保っていた。
取説やメンテナンスノートもきちんと付いていた。
ただ、整備記録は、全部は残っていなかった。


友人の店から超破格値で買う条件として、車検を頼むことになった。
車検では、フロントのブレーキローターがアウトで、交換になった。
でもパッドはそのままのようで、このとおり当たりがよくない。
早いうちにパッド交換しなきゃな。


Mia専用仕様だった、ルーフアンテナ。
最初に見たときはアンテナ台座だけでアンテナポールがなかった。
ヘビーリスナーとしては困るので、車検の時にアンテナ付けてくれるように頼んだら、交換されて新品になった。


ところが、納車になってから車内を掃除していたら、助手席ドアポケットの奥底からアンテナが出てきた。
紛失してなかったんだな。
まいっか。予備だ予備。


北海道で13年も使われてたから、こんな錆も散見される。


あまりウデのよくない補修を施したと思しき、明らかに色合いの合っていない箇所もある。


これはK11の弱点らしいが、サイドシルの下が腐って穴になっていた。
ここは、前輪の撥ね上げがちょうど当たる位置だ。


最初にクルマを見せられたとき、冬タイヤを履いていた。
夏タイヤが完全にアウトなレベルのボーズだったのだ。
なので、前に書いたこのタイヤを買って、持ち込みで組み替えてもらった。


夏タイヤのホイールはアルミ。
光生アルミニューム工業の、わりとメジャーだったやつだな。


履いていた冬タイヤも、既に冬用としては摩耗限界を超えている。
販売者が友人のクルマ屋なので、別の小型車に付いていたという、前に書いたバリ目スタッドレスを、ホイール付きでもらえたのだ。
ただ、このホイールのセンターホールはマーチの59Φのハブより小さいので、このままではマーチに履けない。
元々の冬タイヤが付いたままのノーマルのガンテツに、このタイヤを組み替えなきゃなんないのだ。
組み替えても、この7年前の冬タイヤが使い物になるかは、使ってみないばわかんない。
このタイヤのサイズは、ノーマルの165/70R13に対し、少し径が大きい155/80R13。タイヤが車体に干渉しないかどうかも含め、やや不安がある。
なお、ノーマルのホイールキャップはすべて揃っている。

他にも、K11のもう一つの弱点といわれる、左ヘッドランプがコネクタ部からまるごと交換されて、しかもタップでハーネスが接続されていたり、サイドブレーキレバーのコンソールがちょっと形状が違うっぽかったり、といった、気になる点は多少ある。
でも文句言わないのが現状販売だ。
俺は喜んで買ったけど、読者諸兄ならどうします?
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