崩壊。


サンバートラック。
前の晩、車庫入れの際、バックアップランプが点いていないのに気付いた。初雪が降る寒さの中、修理をする羽目になった。
バックアップランプの球切れを真っ先に疑ったが、球は切れていなかった。
バックアップランプのヒューズは、メーターなどと同じヒューズだが、メーター類は正常に作動しているから、ヒューズ切れもない。
電球ソケットのところで電圧を見ると、6.5Vとか7.5Vとか。これじゃ点灯しない。系統のどこかで大きく電圧降下するナニゴトかが発生しているのだ。
ランプのカプラを切り離して電圧見ても同じ。となると、スイッチ側のカプラか。
なお、ここまで雪にも翻弄されて、作業写真なし。
さて、バックアップランプのスイッチってどこだっけ?


整備書で見ると、バックアップランプのスイッチは、トランスミッションの左側面、スピードメーターギアの上の方についている。
似たスイッチが前後に並んで付いているが、


前がEL(エクストラロー)のスイッチ、後がバックアップランプのスイッチだ。


トランスミッションを左後輪の前方から覗き込むと、二つ並んだスイッチがあった。写真左側が車体の前方で、左のスイッチはELスイッチ、中央上のスイッチがバックアップランプのスイッチだ。


スイッチのあたりからトランスミッションの上を覗くと、スイッチのカプラが見える。
白いカプラがバックアップランプのカプラで、青いカプラはELスイッチのカプラ。


さらに上を覗くと、ホットエアダクトやエアクリボックスがかぶさっているのがわかる。


ということで、ハッチを開けて、エアクリボックスを外してどかす。
当該カプラが見えた。


ホットエアダクトの先の下にカプラ。


カプラを抜いてみたら、んー腐ってんな。


ギアをバックに入れた状態で、スイッチ側のカプラで測った抵抗は、33.5Ωもある。


カプラの車体側で電圧見ると、11.7V。少し電圧降下してるかもしれないけど、ランプ点灯させるには十分だ。


車体側のカプラを短絡させると、


バックアップランプが点灯した。
てことは、このカプラからスイッチ側の問題っぽい。


スイッチを外した。


カプラで抵抗測定。
スイッチオフで∞。これは正常。


スイッチオンでも∞。ダメじゃん。


スイッチ根元のブーツをめくって、スイッチ端子で抵抗測定。
スイッチオフで∞。


スイッチオンで直通。スイッチ本体は異常ないから、スイッチワイヤからカプラに問題がある。


カプラのアース側とスイッチ端子の間は直通。


カプラの+側とスイッチ端子の間が断線している。


カプラから端子を抜こうと触ったら、端子が腐食崩壊していた。
原因はコイツか。


腐食した端子を除去して、配線先端の被覆を剝いて、+配線とカプラのアースで抵抗測定。
スイッチオフで∞。


スイッチオンで直通。配線は無事のようだ。


新しい端子を組んで、カプラを接続して作動点検。


スイッチオンで、


ランプ点灯。よしよし。


復旧して、バックアップランプ修理完了。
しかし、これだけじゃ終わらなかったのである。
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凍結。


初雪から一夜明け、今朝の当地は、夜の間に降ったザラメ状の雪が凍っていた。


路面はブラックアイスバーン。通るクルマはおっかなびっくりのスロー運転だった。


サンバーは、うっかりワイパー立てるの忘れてた。ワイパーとガラスが凍って完全に貼りついている。
これを無理にはがすと、ワイパーのゴムが裂けたりする。解氷剤やウォッシャー液をかけて、解けるのを待つのが最善だ。
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