根切り。
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地面の凍結も解消してきたので、こないだ研ぎなおした手斧で、掘りかけのオンコの根を掘り出すことにした。
周りの土はある程度掘ってあるので、四方八方に張っている根を、斧で土ごと叩ききっていく。
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みごと掘り出せた。
写真上のほうが、根のあった穴だ。
細い根はスコップで切れるが、抜いた根には、斧の握りよりも太い根も写っている。このくらいになると、スコップだけで切るのは大変だ。スコップの刃を研いでおけば可能だろうが、斧を使えば勝負が早い。
オンコの根なので、材にすれば面白い木目が出るかもしれない。とりあえず庭で雨にさらすことにしよう。
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土ごと切ったので、いっぺんで刃の黒い塗装が剥げてしまった。
釘抜きや栓抜きになる刻みには土が入り、これらがいらん機能であることを示している。
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商標と思われる、虎の刻印。
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刃先が光っているのは、刃が潰れたことを示している。
土を切るとやっぱりダメなんだな。
でもそこは鈍っても斧、重さがあるから、勢いで結構切れるのだ。
これがチェンソーだと、土を切るとあっという間に全然切れなくなる。
根切り用のソーチェンがあるらしいのだが、使ったことはない。土切っても大丈夫なのかな。
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黒塗料がはげたら、刃に境界線があるのがわかった。
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スイスツールのヤスリで削ってみた。
刃先側は硬く、柄側は柔らかい。
記憶では総鋼だったように思うので、この線はおそらく刃先だけをオイルかなんかで焼き入れた時の跡だと思うが、グラインダにでもかけてみないとホントのとこはわからない。
刃先だけ鋼くっつけてあったりしてな。
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