ライレコと呼ぶべきか。
何かと物騒なこのご時世、バイクにもいわゆるドラレコを付けるライダーが増えてきているという。
バイクだからライドレコーダーなのかな、知らんけど。
でも今のところバイク用のドラレコはけっこう高価だし、車体側も加工しなきゃだったりして、なかなか手が出せずにいた。
そこで、防水防塵、タフネスをもって鳴らした京セラトルクSKT-01を、ドラレコというかライレコとして使えないか、試している。
この個体は、SIMを読み込まなくなったのを機に、OSも古くなったので、退役させていたものだ。
これは、通販で見つけたミラーマウントのごつい雲台に、100均のスマホ用三脚のクランプを組み合わせた状態。
ニョッキリ突き出たノーマルミラー以上の存在感。カッコ悪い。
この100均三脚のクランプは、クランプと脚がカメラネジ接続になっていて、クランプを普通の雲台にねじ込むこともできる。
しかもクランプには適当な隙間があって、トルク本体の側面にいくつもあるスイッチを、うまくかわすことができる。
カメラというかスマホが吹っ飛ぶのを防止するため、これも通販で見つけた、自転車のハンドルに小さい懐中電灯を縛り付けるためのシリコンストラップを掛けている。
トルクのほうにはDayun techの「ドライブレコーダー」v1.10.4という無料のドラレコアプリを入れた。トルクのアンドロイド4.2.2でもちゃんと動く。流行りのアクションカムがどうかは知らないけど、このアプリを使うと、ドラレコ同様、数分ごとにファイルを区切ってループ録画ができるのもいい。
これはその録画のキャプチャ。
画質は設定で「標準」に設定している。
路肩の白線が波打ってたり、ところどころ加工したようにボケているのは、車体の振動で長い雲台ステーがかなりブレるためだ。
一応の役には立つけど、映像の細部は不鮮明だな。
コーナリング。やはりところどころボケている。
逃げる車両のナンバーまでは写せないにしても、事故れば状況は残せるし、ツーリングの思い出記録なんかにも使えるかな。
画面オフでのバックグラウンド録画ができるので、通信機能をすべて殺して、GPSもオフにすれば、バッテリーもそんなに食わないようだ。
音のほうは、トルクは元々ノイズキャンセリングマイクなためか、むき出しのまんまでも一応排気音を聞き取れる程度にはなる。マイク穴にマフ付ければなおいいかもしれないけど、まだ試してない。
ブレ対策として、こんどはアクションカム用のクリップマウントをライジャケの胸ポケットに挟み込んでみた。
カメラネジアダプターでクランプを取付。
右ポケットにセットしての、同じ個所のコーナリング。
体が振動を吸収するから絵はブレずにキレイに撮れてるけど、前傾姿勢でカメラが低くなるから景色がよく写らない。
その分、メーターはやたらよく写るから、大人の事情で画像は加工している。
カメラの角度を決めるのも難しい。
ドラレコとしてはイマイチかな。
では、ということで、ミラーマウント雲台を分解して、長いステーを取っ払ってみた。
ごつい鋳物のステーの両端ににボールマウントとステーがタッピング3本ずつで固定されていたので、両端のボールマウントのベースとステーを、直接ポップリベットでくっつけてやった。
こんな感じ。
左ミラーマウントに固定。
長いステーの時よりはなんぼかマシだけど、カッコいいもんでないなやっぱり。
ま、次はこれで試してみよう。