車検整備、の続き。
サンバーの車検整備、残りのリアセクション。
まずはジャッキ上げる前に、後軸のセンターナットの割ピンを抜いて、ナットを少し緩めておく。
ジャッキアップしてからだと、相当パワーのあるインパクトレンチでもなければ緩めるのは至難の業だ。
輪止めかけてリアをジャッキアップしたら、パーキングブレーキを戻しておく。
引いたままだとブレーキドラムが外れない。
センターナットを外して、ブレーキドラムを抜く。ダストはこんなもんだ。
ジープと違ってドラムにホイールスタッドが植わってるので、ホイールごと引っこ抜くとラクだ。
これは左リアブレーキ。ダストで汚れてるけど、漏れとか固着はないし、シューの残も十分だ。
ダストをキレイにして、シューとバックプレートの擦れるとこに少しだけグリスを付ける。
ここからアクセス可能な下回りを点検して、ブラックを塗る。
右側も同様に。
ドラムをはめたらセンターナットは仮締めしといて、ジャッキを下ろしてからトルクをかける。割ピンも忘れない。
エンジンハッチ開けたら、後退灯の線がカプラのとこで切れていた。
ここ数日、車庫入れの時暗いと思ってた。
配線を修理。
試験点灯異常なし。
毎度腐れがひどいマフラー。
新車から付いてるマフラーは鉄製だからなあ。
遮熱板も、車検のたびに耐熱塗装してても腐ってくる。
クロスメンバの遮熱板ステーも崩壊。わやだな。
排気周りのボルトナットは、高温のせいであっという間に腐って齧る。
炙ってから外すのがデフォだ。
腐って表面が崩壊して小さくなってしまってるナットなんかは、1mm小さい6ポイントのソケットを使えば外せることが多い。
この写真は、12mmのナットが痩せたとこに、7/16インチ≒11mmのソケットで解決している。
昔アメ車乗ってた時に買っといたインチ工具が役に立つ。
ありゃ、触媒の周りの遮熱カバーが全崩壊だ。
テールパイプ先端のサポートも崩壊して切れている。
外したマフラー。
遮熱カバーは残ってる部分のほうが少ない。
温度ヒューズは、たぶん壊さなきゃ外せない。
うわー。
触媒のとこもこのありさま。
テールパイプの付け根、マフラーでいえば前の面に穴が開いて、煤が漏れていた。
ダメだなこりゃ。
とりあえずこれじゃ車検も通らないから、マフラーと温度ヒューズを発注した。
10年前にサンバー1号で買った時よりずいぶん高くなっていた。
やいや、マフラー届くまで車検は頓挫だな。
マフラー届くまで乗れないのも困るので、穴は耐熱シーラントで埋めておく。
テールパイプのサポートは針金で固定。
吸気ヒーターボックスは、鉄バンドで固定した。
これで一応走れるけど、触媒むき出しだから、駐車場所に気を付けなきゃならない。