ネタ探しでパソコンの中をあさっていたら、2007年5月4日朝日新聞(朝)の アスパラクラブ2万人アンケートで、「管理職のつぶやき、部下のささやき」がありました。
会社勤めの頃を思い出しながら、( )で、一言づつコメントを追加します。
管理職のつぶやき
? 上からはオレに従え、下からは上の方針を変えさせろ、取引先からは君なら社内を説得できるだろうと言われる。そのうち取引先の中間管理職と仲良くなり、2人でしょぼしょぼ安酒を飲む(60代男性)
(上の言うことをアンプ(増大)して下に伝える中間管理職にだけにはなって欲しくありません。大きなことは上の指示を下にも従わせるが、小さな身近なことは下に従い、上をごまかしたいものです)
? 高評価で引っ張りあげた後輩が上司で戻ってきた(50代男性)
(同じような経験があります。私はもちろん先輩の立場ですが(

)。自分が高評価をつけなくても、いずれ抜かれる運命にあったとあきらめましょう。
必死に仕事しないでも能力は十分あるので一定の成果を上げる部下と、能力には問題あるが、いろいろ相談に来て頑張ってなんとか成果を上げる部下がいるとします。後者に良い評価を付けたくなりませんか?幹部には前者が適しているのでしょう。負け惜しみで言うと、会社の幹部なんてそんな人が最適なんです)
? 外資系。男性管理職と部下の若手女性が人事異動で入れ替わったときはさすがに怖くなった。(40代女性)
(大昔ですが、勤めていた会社ではこんなことはときどきですが、ありました。今ではびっくりすることでもないのでは?当時でも管理職なんてなりたくないと拒否する人もチラホラいました。管理職なんて、専門職の一種に過ぎません)
? 課長なのに100円のボールペンを買う買わないで上司ともめた時、オレってなんなんだと思った(40代男性)
(課長が決裁できる金額などの社内規定が決まっているところが多いと思いますが、実際は金額にかかわらず、自分の好みで細かいことにあれこれイチャモンつける上司はどこにでもいるものです。例えば、「俺はO型で奴はA型だからまあしかたないか」と思い込むしかありませんね)
? 部下の勤務評定で美辞麗句を並べる自分に腹が立つ(50代男性)
(個人個人に鮮明な旗を立ててやろうと思うのですが、平凡な人が多いので、どうしても決まり文句がならんでしまいますね。会社なんて平凡な多くの人に支えられていると思うのですが)
? 役員へのグッドニュースは部長が持っていき、バッドニュースは課長の私が持っていかされる(40代男性)
(悪い話は急いで上にあげろと私は教育されました。確かに悪い話にはすぐアクションをとらなければならない場合が多いですから。良い話があったら、先手をうって部長に「役員に早く報告してください」と言ったらいかがですか。まず、直接の上司の部長に可愛がられる部下になりましょう)
? 中間管理職のうちどれだけ人間関係で苦労したかが、先の人生を豊かにしてくれる鍵だったと、今になって思っている(50代男性)
(トラブル処理の連続で人並み以上に苦労した会社人生でしたが、そのことで人間ができたり、人生が豊かになったりした感じはありません。まあ、もともとが、もともとのせいもありますが。
ただ、いろいろな思い出は増えましたし、危機のときに周りの人の地が見えたことはありました)
部下のささやき
? あこがれの有能社員だったのに。昔のあなたになってと願うばかり(40代女性)
(今は平凡にみえる大体の課長さんも昔は有能社員だったのでは?サラリーマン人生の中で、どの職位で輝くかはひとそれぞれですが、上に上るほど輝きを増す人はあまりいません。当然ですが平社員で輝かない人が一番多く、ヒラのときが一番だったという人が次に多いでしょう。人に仕事を押し付けるのがうまくて課長になってから成果を挙げる人もたまにはいます)
? 研修に参加した上司が、やたらほめるようになった。やる気にさせるにはほめろ、みたいな型通りのことを言われたと簡単に予想できる(30代女性)
(まあ、分かりやすい人は対処しやすいので話の種にでもすれば良いのでは)
? トップより中間管理職の人格次第でヒラ社員の会社人生が変わる。トップが嫌なやつでも、中間管理職が良ければ、一緒にがんばろうと思える(30代女性)
(中間管理職の唯一といってよい楽しみは一体化したチームで燃えて仕事することでしょう。一生のうちでそう何回もあることではありませんが。また、たとえ、運よく上に登っても仕事自体は自分の思うようにはいかないことが多いので、そんな面白いものでもないという話はよく聞きます)