hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

VancouverのStanley Parkまで歩き、無料バスで一周

2007年06月30日 | バンクーバー

Georgia St. から Coal Harbour 沿いの散歩道 Coal Harbour Seawalk を経て Stanley Park に行った。そして、無料の巡回バス Shuttle で公園を一周し、またブラブラとダウンタウンの中心まで歩いて帰った。

行き道に見つけた建物を幾つかご紹介。

最初、目の錯覚かと思ったが、やはり片側が曲線になったビル。



真中の太い柱だけで支えられているビル。なんでこんなことする必要があるのだろうか。



さかさまになって地面に突き刺さった家。多分、これはゲイジュツでしょう。



どこからどうやって入るのか。超芸術トマソン物件か、ゲイジュツか。



こちらは立派な家だが、ヨットハーバーに停泊している。2階のベランダに植木があるのが嬉しい。



船のために川の真中にあるガソリンスタンド。



昼飯は、Coal Harbour Seawalk の最後に近いところ Coal Harbour Quay にある「Cardero’s」 に入った。ヨットハーバーに突き出たヨットクラブのようなつくりで、内部も面白い。


             

スープもサーモン入りと聞いて、??だったが、複雑で深みあり、おいしさ抜群だった。サラダも良かったが、外がパッリとして中がジューシーなサーモンも結構だった。丁寧にメニューを説明してくれた美人のウエイトレスのすばらしい笑顔にニヤニヤしてチップ20%を含み $50と奮発した。帰りのバスは止めて歩かねば。
この店は Stanley Park 内にある Sequoia Grill、Queens Elizabeth Park にある Seasons と同じ会社のグループだ。いずれも多少高価だがすばらしくおいしい料理がでる。

Vancouver Rowing Club が見え、Stanley Park はすぐそこだ。



公園を巡回する無料バス Shuttle に乗る。今日は金曜日だからだろうか、満員である。この Stanley Park Shuttle は12-15分間隔で、15箇所の人気ポイントを巡回し、乗降り自由だ。2007年は6月19日から9月23日まで、10am-6:30pm、毎日運行している。
 
Stanley Park は既に、昨年と今年、自転車で一周しているので、Prospect Point で降りただけで、あとはバスの窓から見学した。写真は Prospect Point から見た Lions Gate Bridge と Hollow Tree。




帰りは Haro St. で帰る。にぎやかな Robson St. の一本南側にこんな静かな道がある。




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リッチモンドRichmondのスティーブソンStevestonへ

2007年06月29日 | バンクーバー
リッチモンドのRichmond Centreモールと、スティーブソンStevestonに行った。

ダウンタウンから98B-Line終点の一つ手前のRichmond Centreまで乗った。98B-Lineはメインバスルートなのでバスは連結の大きな車体だ。連結部の床が1mくらいの円になっているが、常に乗客がいたので写真が撮れなかった。
ダウンタウンからはRichmondに入るとZone2になる。Zone1のチケットをバスの運転手脇の機械に差込み、「Richmond Centre」と言い、二人分の追加料金$1コインを脇の挿入口に入れた。排出されたチケットを抜くと、続いて「PROOF OF PAYMENT / TRANSFER」とある券が裏に有効時間が印刷されて出てくる。チケットとその券を持って席に座る。




バスはGranville Bridgeを渡り、バンクーバー市を一路南へ下り、バンクーバー国際空港のある飛行場の入口を通ってRichmondに入る。ヤオハン・センターを過ぎてまもなく大きなモールRichmond Centreに着いた。それにしても、Richmondに入ると中国系の人が多くなる。香港の中国返還を嫌って移民歓迎のカナダに来た金持ちが多い。なんでも住民の半数以上が中国系とのことで、バスの中でも中国語がとびかう。

      

両端にSearsとThe Bayがあり、間に3つの入口がある大きなモールだ。郊外に居てもこんなモールに来れば、ダウンタウンより日常生活にははるかに便利だろう。バンクーバーでも、オーストラリアのパースでも、在住の人のブログで「久しぶりにダウンタウンに出た」との記述があるが、当然と思える。ただし、車を持たない郊外での生活はどんなだろうか。7月からRichmondのお宅にホームステイするが、レンタカーを借りずに、市バスでしばらく頑張ってみようと思う。

Richmond Centreから電話してオーストラリアのパースで知り合った知人に車で迎えに来てもらう。パース在住の家族で、旦那さんがオージー、奥さんはバンクーバー出身。たまたまバンクーバーに里帰りしている時期が一致してこちらで逢おうと約束していたのだ。
1年たって、赤ちゃん赤ちゃんしていた子がすっかり女の子になっていてびっくり。他人の子の成長は早い。

リッチモンドの西南端の港町スティーブンソンStevestonに行き、子供の遊具が沢山あり、プルーもある公園で遊ぶ。一歳半でヨチヨチ歩きなのに何にでも挑戦する。活発、積極的な子で本当に可愛い。



スティーブンソンは、日本人には思い深い街だ。19世紀後半からサケ漁を目的とした日本人移民が増え始め、塩蔵、缶詰といった技術を伝えたことから日本人移民が一気に富を築き、一時日系人が2000人にも達した。しかし、1907年、白人の日本人移民の増加への危機感、アジア人排斥運動により「バンクーバー暴動」が勃発した。スティーブンソンの漁船1300隻以上が押収された。
さらに1941年太平洋戦争勃発と共に反日感情が強まり、この地域に住む日本人移民は強制的に追放、収容され、すべての財産を没収された。
戦後は日加貿易を中心として両国は良好な関係を続け、カナダ政府は1998年に日系人に対する正式に謝罪した。賠償も、一人$200では不十分と言う人もいたが、ともかく実施された。

そのままSteveston Parkの脇のNo.1 Roadを通ってFraser川べりに出る。
7月1日の140回目のカナダデイCanada DayにはこのSteveston ParkのSteveston Community Centreで62回目のサーモンフェスティバルが行われる。10時からのパレードでは神輿も登場するらしい。11amから始まるサーモンBBQでは500kg以上のワイルドサーモンが毎年売り切れになるという。
http://www.stevestonsalmonfest.ca/

さらに、プラプラ歩きWhale Watchingの船が出るBC Packersに行き、寿司屋で昼飯にする。おいしいとの話しだったが、日本では普通程度のおいしさ。
ここから見える雪一面の山は(名前を失念)アメリカにあるのだが、数時間で行かれるのでバンクーバーの人もスキーに行くという

      
Bay View St.を子供のヒョコヒョコ歩きに合わせて歩き、Fisherman’s Wharfでお勧めのフローズンヨーグルトを食べる。ここは、オーストラリアのパースで言えば、Fremantleか、Hillarys Boat Harbourのような感じだ。

      

車でRichmond Centre まで送ってもらい98B-Lineでダウンタウンに戻る。
今日は火曜日なので、5時以降はバンクーバー美術館に$5の寄付で入れる。なにしろモネからダリまでの有名画家の作品がそろっている展覧会が$5ならと、二回目だが出かけた。5分過ぎに行ってみると、写真のような列が出来ていて、20分待ちという。勤め帰りに待ち合わせて来ている人が多かった。



カメラは当然として、なぜか、バックも持込めないということで、女性は受付に預けるなどしていた。中はそれほど混んでいるわけではなく、そのために入場制限をしているのだった。ともかく、中に入れてしまう日本の美術館にやり方と違う。もっともそれほどの人数ではないので可能なのだが。
また、日本ではそれほど込んでいなくても、なんとなく列になって順番に絵の前を進んで行くことが多いが、こちらでは絵の順番は無視して、各自がマイペースで好きな絵だけを見て通り過ぎて行くので、列になったまま次の絵まで進むということがほとんどない。気がつかなかったが、日本では、美術館の中まで集団主義だったかと面白くなる。

美術館を出ると、チェスの勝負が4箇所に増えていた。また、Robson Square では、ブレークダンスやフラフープの練習をしていた。遅れてる?

             
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バンクーバー・ダウンタウンの土曜日

2007年06月28日 | バンクーバー

今日は土曜日。のんびりダウンタウンをぶらついた。まず、GeorgiaとRobson、HomerとHamiltonで囲まれたバンクーバー中央図書館Vancouver Central Library に行った。
カナダの有名建築家Moshe Safdie の設計によるローマのコロシアムのような面白い建物だ。




Georgia St.から中に入ると高い吹き抜けのエントランスホール(The Promenade)には、カフェ、書店、ショップ、ATMなどが並ぶ。反対側中央に図書館への入口がある。入って右側のカウンタでカードを作って本を借りようとした。「滞在期間が6ヶ月以上の滞在でないとだめだが、その代わり、誰でも入場でき、開架式で本も自由に取って読めるし、新聞もあり、インターネットもできる」と言われた。







6階建てになっていて、入口はLevel2になる。まっすぐ入って右側に、ずらりと市バスの時刻表がルート別にずらりと並んでいる。無料で持ち帰れる。
Level2に一般書と外国語の本がある。奥に行って右に進むと、中国語、韓国語に続く、一番奥に日本語の本が4,5架ある。漫画も一緒に棚に並んでいる。小説は少ないが、結構面白そうな本がならんでいる。椅子に座って日本の雑誌を女性達が熱心に読んでいた。
料理の本が破られるケースが多いと注意が日本語で張ってあった。はずかしいことだ。本好きな私としては、ページの角を折ったり、線を引いたりさえ許せないのに、破るとは!

Level6までが各種の本、雑誌で、下の階(Lower level)は子供図書館、Level7はアート関係とComputer Labだ。
1200の読書席があり、135万の本などのアイテムがある。

反対側のRobson St.側に出る。そのまま北へぶらつく。表通りは華やかでも、表通り間の裏道は汚く怪しげだ。電柱、電線もむき出しだ。建物から出るゴミのゴミ箱があるので、よくホームレスがあさっている。絶対に通りたくない道だ。







バンクーバー美術館の前に来ると、集会をやっている。




MAWOとは、Mobilization Against War & Occupationで、戦争と占領に反対するための動員(?)というのだろうか。「米国/国連はアフリカから手を引け」、「カナダは今すぐアフガニスタンから出てゆけ」などのアジが見える。 http://mawovancouver.org/index.html 

マイクでがなりたてる傍らでは、チェスを楽しむ人、見物する人。右側のおじさんは翌日の日曜日も雨の中、レインコートを着て、同じ格好でチェスをしていた。お金でもかけるプロなのだろうか。





そして、美術館の裏側では、「National Aboriginal Day Art & Culture Celebration June 20-24, 2007」のイベントが行われ、ロックがガンガン。








8,9,10
会場には出店や、ネイティブ(インディアン)の扮装した人などでにぎやかだ。先住民のお祭りでもいまやロックなのだ。

美術館の周りだけとっても、カナダは多様だ。


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バンクーバー水族館でラッコを見る

2007年06月27日 | バンクーバー
スタンレー公園Stanley Park内にあるバンクーバー水族館Vancouver Aquarium Marine Science Centreに行った。
YouTubeの動画で有名になった手をつなぐラッコの水族館だ。従来の目玉は6頭のベルーガBeluga(白イルカ)だった。

大人$19.95、子供$11.95とは何たる料金設定。ともかく、入るなり奥様はラッコへ突進。居ました。手をつなぐNyacとMilo。






と言うのは盗作映像で、ShopのTV画面(DVD)を写したもの。実際は、Tanuは岩の上でごろ寝していて、仲良しのNyacとMiloの二匹は抱きついてグルグルまわったり、ふざけて噛み付いたりしていたが、手をつなぐことはなかった。何しろ動きが早くて、我がデジカメではうまく撮れません。帰る前にまた来た時は、こんどは3匹ともプカプカ浮いたままお昼寝でした。

                  

ラッコを辞書で引くと、sea otter(海のカワウソ)、海瀬、猟虎、アイヌ語rakko、イタチ科などと出てくる。米国が国外持出し禁止としたので、日本では北海道はもちろん動物園にもいなくなりそうとの報道があった。

ベルーガBelugaは明るい水槽の中を光をキラキラ反射させながら、筋肉の動きを見せ付けるように身をくねらせて脈動していた。本当はイルカでなくクジラに分類されると聞いたが?



アザラシ(トド?)は長く潜水してときどき水面に顔を出し、鼻の穴を膨らまして大きく息を吸う。



地下の水槽ではおいしそうな魚が一杯いたが、フラッシュをたかなかったので、どうにか見られる3枚だけご披露。

            

昨年はどこにいるかわからなかったワニが今年は微動だにせずに固まっていた。



今年、新披露だと思うが、アマゾンの熱帯雨林では蝶が群れていた。



帰りは森の中を歩いてCoal Harbour 沿いから、Denman St.に出た。毎度で飽きた、というか奥様の毎度のWindow Shoppingが嫌になって、Robson St.は避けて静かな並木道のHaro St.を通って帰った。


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バンデューセン・ボタニカル・ガーデンへ

2007年06月26日 | バンクーバー
バンデューセン・ボタニカル・ガーデンVandusen Botanical Gardenは、22ヘクタールの広大な敷地に、世界中から集めた7500種の植物があり、花、大木など幾つかのエリアに分けられている。
ラバーナムLaburnum(キバナフジ)のアーチで有名だが、ほぼ5月中旬から下旬がシーズンで、もう終わっている。



大人一人$8.25支払い入場する。ピンクのハナミズキが満開で迎えてくれる。右の池のハスの花の脇を親子ガモが通り過ぎる。

      

いろいろな花が咲いていたが、たまため目に付いたものを3枚。

            

変な葉の木があった。説明板には、Monkey Puzzle Tree(アメリカ・ウロコ・モミ)とあり、「ウロコ状の葉により一見、枝は柔らかく滑らかに見える。しかし、だまされてはいけない。おのおのの葉の先端は鋭くなっていて、サルでさえ、木に登れないようになっている。チリで発見された」 日本にはサルスベリがあるが、「サルも困る木」だ。



長いマツボックリ(?)もあった。



一番奥には生垣の迷路がある。昨年、ひどい目にあって、情けないことに子供に助けられたので、今回はパス。直径18mで、2,3千のヒマラヤスギで出来ている。



ここでは結婚式が良くおこなわれる。昨年は韓国系の方だったが、今年は中国系の二人。見ている方が面はゆい。入口の看板には結婚式の写真撮影は、4名までのグループで$60、5-8名$115、9-15名$165とあった。



入口横のレストランで飲んだApple Juiceと酸っぱめのOrange Juiceがおいしかった。

もともとゴルフ場だったこの地が分譲地になることに反対した市民が公園とする運動を起こした。市、州と、バンデューセン氏の寄付金により1975年に植物園としてオープンした。入口の壁には2006年の夏にBMO Financial Groupが$200,000(約2千万円)を寄付したとの表示があった。日本でも格差は拡大しつつあるのだろうから、税制でも変えれば生活に潤いを与える施設などがやっていけるようになるのだろうか。

市バス17番で37th Ave. 下車すぐ。Queen Elizabeth Parkとは1kmと少ししか離れていない。
帰りの市バス17番は途中で終点となり、次に来た17番でダウンタウンに戻った。


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クイーン・エリザベス公園へ

2007年06月25日 | バンクーバー

カナダ最初の市立植物園のクイーン・エリザベス公園Queen Elizabeth Parkへ行った。

市バス15番に乗るが、ダウンタウンでのルートは複雑だ。我々はRobson St.とSeymour St.の角近くで乗った。タクシーでなく、市バスで行きたい方は、Translinkのルート案内 を利用した方が良い。
バスはCambie Bridgeを渡ったら南へまっすぐ進む。26th Ave.を横切ったら、左手に公園の緑が見える。33rd. Ave.で下車し左手のわずかな坂を2,3分登ると、Queen Elizabeth ParkのMap(看板)がある。入場無料なので特に入口はない。

 

丸い屋根のブローデル温室The Bloedel Conservatory を右に見て、小さな橋の上から見た庭園の景色は良く整っていて、バンクーバー島のブッチャート・ガーデンの小型版と思わせる。花々も良く手入れされている。

          

ブローデル温室The Bloedel Conservatoryは、大人$4.5だが、約500種の熱帯植物と100羽以上の鳥が放し飼いにされている。2度見るほどでもないので、ここはパスする。先へ進むと、昨年はなかった広場が整備されている。朗々とオペラを歌うおじいさんや、変化する噴水をじっと眺める子供たちがいる。広場を円形に囲むベンチが広々としてさわやかだ。



去年も同じ格好で並んでいた3人がいて、向かいには「右端の人もっと」と声をかけるカメラを持ったおじさんがいる。

     
   
Queen Elizabeth Parkは、標高167mの丘の上にあり、ここに展望台を作る計画もあるという。特にレストランSeasons’s Hilltop Bistro からの眺めはすばらしい。Seasonsは味も良いが、何と言っても眺めが売り物だ。



窓際の席は12時前か、1時をかなり回ってからでないと取れないだろう。中央の席から窓の外の景色をカメラで撮影していたら、ウエイトレスの人が、写真なら奥の部屋からが良いと教えてくれた。ランチでは使われていなかった奥へこっそり入って撮った写真が以下だ。

          

左の二こぶの山々がCypress Bowで、中央の雪が少ないのがGrouse Mountain。そして写真には写っていないがもっとも右にあるのがMount Seymourと、これはウエイターの人が教えてくれた。チップ制の良いところはこんなところか。簡単なもの(Prawn Cocktail, Fisherman Stew)と、サラダ、コーヒー、紅茶と、デザート1個で$54。チップ入れても$65足らずでご機嫌になった。もっとも今晩は冷蔵庫の残り物になりそうだが。

公園を出て、33th Ave. を700mほど西に、Oak St.を南に500mほどゆるい坂を登ると、Vandusen Botanical Gardenだ。歩いて行こう。



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スタンレー・パークでサイクリング

2007年06月24日 | バンクーバー
スタンレー・パークStanley Parkは、バンクーバーのダウンタウンの北西に隣接して半島状に突き出ている。405ヘクタール、日比谷公園の25倍の広さがある。中には、水族館などもあるが、大部分は森林である。

1888年カナダの総督だったStanley卿の名を公園の名前とした。周囲約10kmをぐるりと回る遊歩道と自転車道が整備されていて、昨年は外周を自転車で一周した。昨年の暴風雨でおおくの大木が倒れ北側は通行禁止になっている。

ダウンタウンからStanley Parkへは、Pender St.を走る市バス19番に乗り、Stanley Park Loop Bayで下車すればバンクーバー水族館近くまで行ける。

自転車に乗る場合は、手前のGeorgia St.がDenman St.と交差する前で降りる。Denman St.沿いには、昨年借りたSpokes、今年借りたDenman Bike Shop、Bayshore Rentals、Bike & Rollerblade Rentalsなど多くのレンタル・バイク屋がある。
Denman Bike Shopの料金表は下の通りで、ヘルメットと鍵を貸してくれる。借りるときに保証のためにクレジットカードの提示を求められた。支払いは現金でないとだめのようだ。我々が借りたのは二人乗りのTandem(縦連結)だ。
写真の勇姿はズボンの裾がサドルに引っかからないように足首に輪ゴムを巻いているので、そこだけが(?)おかしい。

     

二人乗り自転車は息の合わない二人でもそれほど難しくはない。もっとも、我々の場合は、Tandemといっても、後ろは奥様で、実質1馬力である。たまに後ろが漕ぐと背中を押されたように進む。カーブを切るときに車体が長いので後ろの車輪が引っかかって一度、坂を登ったので、へたって止まる時に支えきれずにそのまま横にと、2度しか(?)転倒しなかった。

自転車では公園を反時計回りにまわる。Coal Harbourを右手に走り出し、停泊しているヨットの向こうの山はMount Seymourだろうか。500mほど走ると左側にInformationがある。ここで”Stanley Park map and guide”をもらおう。旅行案内書にはない細かい道や、園内無料シャトルバスFree Shuttle Bus
の停泊所の情報が載っている。

     

Free Shuttle Busは夏期(6月下旬から9月下旬)のみ運行され、14のバス停を巡る。



ダウンタウンのガラス張りの高層ビルを見ながら走ると1kmたらずでRoyal Vancouver Yacht Clubのかっこよい建物がある。Coal Harbourには、ヨットを格納する家のようなものが並ぶ。

           

白い帆を張ったようなCanada Placeも見える。



Informationでもらったガイドには以下のようにあった。
「昨年2006年12月15日の暴風雨でStanley Parkは大きな被害を受けた。1割以上になる45ヘクタールの森が平地になってしまい、人気だった海岸線2kmが破壊された。しかし、この部分を除いて回復し、利用できるようになっている」

立て看板には、火事の危険性が低いとの表示の下に、「Lions Gate BridgeとThird Beachの間の海岸線は閉鎖」との表示があった。



1.5kmほど進んだところからすこし内に入ると、先住民の部族ごとにRed Cedarに彫られたトーテムポールTotem Polesがある。



2kmで、もっとも東端の小さな灯台のあるBrockton Point に着く。ここからの眺めはすばらしい。対岸の山になった黄色いものは硫黄である。日本で大量の消費していた紙(パルプ)を漂白するのに輸出しているが、エコの普及で輸出量が減って溜まっているらしい。



獅子がLions Gate Bridgeをにらんでいるところを過ぎ、4.5kmほどのところに来ると、海岸線には進めないようになっている。ここで、少し登ったところで判断の分かれ目になる。一つは安全に右に曲がり、来た方向へ森の中を戻る道で、もう一つは右は行き、あくまで北端の眺めが最高のProspect Pointを目指し険しい山道を登る道だ。

     

ここまで平坦で順調だったので甘く見て、山道に入った。それほど急ではないが、二人乗りを1馬力では長く続くときつい。腿の筋肉がやられて、止まろうと思ったが自転車を支えきれず横倒しになった。子供たちがぐんぐん自転車で登っていくのを横目にして自転車を引いて歩き出した。あちらこちらで、巨木が根こそぎ倒れている。



ようやく、Lions Gate Bridgeへの道をまたぐところに出た。Prospect Pointはもう少しだ。



Prospect PointにはCaféもある。自転車を柱にロックして、見晴台へ行く。足元に広がるBurrard Inlet、Lions Gate Bridge、向こう岸のNorth Vancouver、そして北の山々。帰りは下りだし、元気が出てきた。

     

樹齢800年とも1000年とも言われるHollow Treeの傍と通り過ぎ、おまちかねの人気のコンチネンタル料理のセコイヤ・グリルSequoia Grillに到着した。



スープはボウルでなくカップということだったので、Mushroom Soupを2つ頼み、Fish and Chipsを2人でシェアーするとオーダーした。スープは良かったが、次に出てきたのが、大きな輪切りの魚。Chipsは後から出てくるかと思い二人で食べ始めたが、どうも注文が伝わらなかったようだ。レシートにはLunch Fishとメニューにはない名前が書いてあった。これも、あれも、まあよくあること。複雑で、絶妙の味のスープに免じて、チップは標準の15%とした。

結局、ほぼ公園を一周し昼飯を食べてバイクのレンタル屋に戻ったが、4時間もかからず、$26なり。最後に現金で支払い、控えていたクレジットカード番号の紙を返してくれた。







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バンクーバー・ダウンタウンの裁判所

2007年06月23日 | バンクーバー


バンクーバー・ダウンタウンにあるThe Law Courts裁判所に入った。と言ってもトラブルではなく、この屋根が斜面になっていて全面ガラス張りの変わった建物の中がすばらしいと聞いたので見に入ったのだ。ちょうどおおぜいの学生が見学に訪れていて、係りの人から建物の説明を聞いていた(と推測できる)。

     

裁判所はHowe St.とHornby St.の間にあり、入口はNelson St.側にある。カメラ、録音機器を持込禁止との看板が入口にあるので、内部の写真は撮れなかった。そうそう、武器も持込禁止だから置いてきた方がよい。

     

内部は斜面のガラス屋根に沿って徐々に階段を登っていく変わった構造になっている。屋根はパイプ組で支えられている。植物の植え込みもあって6階だかの最上階まで登っていくと、なかなかの眺めである。



もっとも、黒い法衣を着た裁判官らしき人がそこいらじゅうで固まって難しそうな話をしているので、一応きちんとした格好で行かないとつまみ出されるかもしれない。
2階に一般の人も入れるレストラン THE INN があり、8am-3:30pmやっている。Lunchメニューで一人$15ほどでとくに高くはないし、味もまあまあ。現在工事中だが、2階の屋根に大きな池があってカモメが遊んでいる。
実は我々の部屋から下の写真のようにレストランが見え、どこから入るのか知らないが、一度入ってみたいと話していたのだった。




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Vancouver Art Galleryへ

2007年06月22日 | バンクーバー
ロブソン通りに面してダウンタウンのほぼ中心に位置するところにあるのがVancouver Art Galleryだ。元裁判所だっただけにローマの神殿を思わせる建物だ。正面の階段にはいつも若い人が座り込んでバンクーバーで一番にぎやかなRobson St.を通る人を眺めている。
2枚目の写真は裏側だが、開催中の「モネからダリまで MONET TO DALI」の垂れ幕がかかっている。

     

美術館の前は一段低くなっているRobson Squareロブソン広場で、UBC(The University of British Columbia)の本屋があり、UBCロゴの入ったTシャツなども売っている。

     

Robson Squareからみた美術館Art Galleryの背後の建物は、高級ホテルのThe Fairmont Hotel Vancouverで昔は他に高い建物がなく、遠くから目印になっていたという。今も古めかしく目立つ建物ではあるが、周囲のビルで見えにくくなってしまっている。

     

「モネからダリまで MONET TO DALI」の展示は充実したものだった。The Cleveland Museum of Artの所蔵作品で、80以上の絵画、彫刻などからなる。印象派、後期印象派、初期近代彫刻、アバンギャルド(Dadaism, Cubism and Surrealism)の4部に分けられている。9月16日までの開催だ。

教科書にあるような、マネ、モネ、セザンヌ、ゴッホ、ロダン、ピカソ、ダリといった有名画家の作品が、代表作かどうかは別にして、一応そろっていた。ピカソの青の時代の有名な絵、モンドリアンの具象画、明るくさわやかで居間にでも欲しいピサロに注目した。しかし、何と言ってもあまりにもセンスの良いマチスの絵にはほれぼれだ。

そのほか、エミリー・カーの絵画、中国でもっとも影響力のあるというcontemporary artists のHuang Yong Pingの作品、 Andrea Zittelという女性の人のアート展示があった。

以下、美術館の開館時間と料金の看板についてである。

開館時間の看板を見ると、毎日10amから始まり、5:30pmまでとなっているが、火曜日と木曜日は9pmまでやっている。
“FUSE”というのは、第4金曜日6pmから11pmまで、美術、音楽、パフォーマンスの場の提供というサービス名らしい。



料金表を見ると、大人$19.5、シニア(65歳以上)$15、学生(証明書持参)$14、家族(大人2、子供2)$49、子供(5-12歳)$6.5、子供(4歳以下)無料とある。
その下に、火曜日の5-9pmは$5(SUGESTED DONATION)とあり、寄付をお願いします(ほのめかす)の意味なのだろうが、$5の金額を明示するところが面白い。$5なら、私も火曜日の夜にまた行こうと思っている。

“SUPERSUNDAY”というのも、前の開館時間の看板で、第3日曜日は12時から5pmまでしかやっていないのに、なぜsuperなのかと思ったら、子供(12歳以下)が無料だった。
FUSE:第4金曜日6pmから11pmは、大人$15.9となる。


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Royal BC Museumのタイタニック特別展示とエミリー・カーの生家

2007年06月21日 | バンクーバー

今日はビクトリアでの三日目。B&Bを出てから荷物を引っ張ったままで、Royal BC Museumとエミリー・カーの生家を訪ねて、バンクーバーへ戻る。まず、ダウンタウンのBus DepotのPacific Coach Lines に行き、帰りのバスの時間を調べる。予約したいと言ったら、予約はできないので、20分前に来るように言われた。

前日閉館まで時間がなくて入場を断られたRoyal BC Museumへ行った。10時5分なのに列を作っている。Museumでの展示のみだと$25.5、MuseumとIMAXでのTitanicaの両方だと$32.5だ。IMAXという映画を見たかったが、一回目が既に始まっていて、2回目が終わるとバンクーバーに帰る時間が遅くなる。あきらめてMuseumのみとした。
IMAXとは、カナダのIMAX社の半球状のスクリーンに映像を映写するシステムの名前。バンクーバーのカナダプレースには世界初の3DのIMAXシアターがある。

観光案内所で荷物を預ける場所はないか聞いたら、コインロッカーみたいなものはないと言われた。しかし、博物館には、切符売場左手奥にCoachというコーナーがあり、無料でキャリーバックとバックパックなどを預ってくれた。

特別展示は撮影禁止なので、Museumからの眺めとマンモスの模型の写真を場所ふさぎに載せる。

     

タイタニック号(Titanic)は、4,6328トン、全長268mと巨大な客船だが、1912年4月14日の深夜に氷山に接触して沈没した。乗員乗客1,513人が犠牲となった。

会場には、船の模型もあったが、船首の形は有名な映画のシーンとは異なると思えた。

海底から引き上げられた遺品など生生しいものが展示されていた。助かった人、犠牲になった人、全員の名前が掲載してあった。ファーストクラスは324名中201名が助かり(62%)、二等は284名中118名(42%)、三等は710名中183名(25%)で、乗員は910名中212名(23%)が助かった。この差を見ると、三等は船底に近い船室だったためもあろうが、一等から優先的に足りない救命ボートに乗せたという話もあり、厳しい現実ではある。

タイタニック号にはただ一人の日本人乗客がいた。鉄道院副参事の細野正文42歳が2等船室に乗船していて、運よく助かった。このことで、いわれのない批判を浴びることになった。彼はYMOの細野晴臣の祖父にあたる。このとき彼が助からなかったらYMOは無かったのだろう。

次に、これも前日、閉館していたカナダの画家エミリー・カーEmily Carrの生家を訪れた。Government St. を英国風の家と花であふれる庭を見ながらまっすぐ南へ行くと、Simcoe St.の手前左手にある。



2階は立入り禁止で、1階の数室のみでは、前日のクレイダーロック城Craigdarroch Castleを見た目には入場料$5.3は高い。コーヒー、紅茶のセルフサービスつきなので一休み代と考えたい。しかし、好きな人はいるもので、日本からはるばるエミリー・カーの調査に来ている女性の方が係員にいろいろ細かいことを聞いてメモをとっていた。



いよいよビクトリアも最後で、バンクーバーへ戻る。Pacific Coach Lines の1番のダウンタウン行きに乗る。ほぼ時刻通りに出発した。Swartz Bay Ferry Terminal の桟橋が上がり船は出てゆく。

          

途中で逆方向のBC Ferryとすれ違う。



Tsawwassen Ferry Terminal に着くと、波止場のプレートが徐々に降りて来て、ついにバスはバンクーバーへ。

               

ツワッセンTsawwassenから17号を北へ行き、Landerあたりで99号に入ってまもなく、George Messey Tunnelになる。このトンネルが渋滞の原因で、LanderやDeltaの土地の値段がトンネルの先のRichmondより安くなっているという。

しかし、バスは渋滞の列を尻目に優先レーンHOVをどんどん進む。HOV(High Occupancy Vehicle)とは、相乗り推進のための施策で、車一台に3人以上乗っていると走れる優先レーンをいう。しかし、インチキする人はいるもので、車に2つのマネキンを積んでHOVを走っていた車を見た人がいる。インドネシアでは、二人の子供を雇って車に乗せ、同じようなレーンを走るらしい。子供は反対方向の車を見つけて戻ってくる。カルフォルニアではハイブリッド車もHOVを走行可能と聞いた。

バスはバンクーバーのBus Depotに着いた。ここは、VIA鉄道のターミナルPacific Central Stationの裏側になり、SkyTrainのMain St.駅がすぐ傍にある。ついでに言うと、このMain St.の東側がEast Vancouverで、西側がWest Vancouverになる。もっともにぎやかな場所はすべてWestにある。

          




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ビクトリアのクロイダーロック城と副総督邸

2007年06月20日 | バンクーバー
ブッチャードガーデンからダウンタウンに戻り、Fort St.で11番か14番の市バスでダウンタウンの西側のRocklandに行った。

Moss St.で下車し、右側のMoss St.へ進み、2,3分くらいで右側にThe Art Gallery of Greater Victoria がある。



常設展示はエミリー・カーEmily Carrの作品だが、7月29日まで特別展としてロダンRodinの迫力ある彫刻が並んでいた。7月13日から9月9日までは「美人画:日本美術における女性Bijin-ga : The Feminine in Japanese Art」が予定されている。この美術館は日本美術品も結構コレクションしているようだ。
http://aggv.bc.ca/  大人$12、月-日曜: 10am - 5pm、木曜: 10am - 9pm

美術館を出て来た道Moss St.を戻り、バス道Fort St.をダウンタウンと反対方向に2,3分進み、Joan Crescent へ右折する。2,3分でクレイダーロック城Craigdarroch Castleが見える。石炭を掘り出し大金持ちになったRobert Dunsmuir が妻のために1890年代に建てた城だ。



5階建て、延べ床面積696坪、39の部屋、17の暖炉、7本の煙突がある。米国シカゴから貨車5台分、約2千枚の木製パネルが運ばれた。

          

映画でしか見たことないアンティークな部屋、家具や、当時の大金持ちの生活がしのばれる。てっぺんの塔からの眺めが良い。当時の家族が一番上の塔から下界を毎日眺めていたら確かに高貴な気分になったのだろう。



http://www.thecastle.ca/  大人$11.75、6月15日から9月3日(Labour Day)は9am-7pm、その他の時期10am-4:30pm。


城へ来た道Joan Crescentをそのまま進むと(出て右側へ)、Rockland St.にぶつかる。すぐのところの裏門でなく、右に行った正門からGovernment Houseの庭に入る。



庭は一般に開放されている。屋敷の車寄せには似つかわしいクラシックな車が止まっていた。
B.C.州の副総督Lieutenant GovernorはIona V. Campagnoloという女性の方である。
http://www.ltgov.bc.ca/ 、1401 Rockland Avenue

     

帰りはJoan Crescentをそのまま戻り、Fort St.はダウンタウンから離れる西への一方通行なので、道路を横切り、もう一本北側のYates St.に出て、11番か14番の市バスでダウンタウンに帰る。


Royal BC Museumでタイタニック号TITANICの展示をやっているので寄ってみたが、4時になっていたので、入場を断られた。今日は頑張りすぎた。また、明日来ることにしよう。



バスターミナル近くのトーテムポールを見て、旅行案内本にあった536 Yates St.のシーフード店Ferris Oyster Bar and Grillに向かう。小さな店で通り過ぎてしまいそう。わざわざ遠くから食べにくるほどの店ではないが、カジュアルで、味はまずまず。若い人が多く、まあ、良くしゃべること。



カナダ(B.C.州)では、レストランのトイレの紙タオルは、手を下部のセンサー部に近づけると1回分が自動的に出てくる。何でも自動化してしまう日本が負けてる唯一?の例か。



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ブッチャートガーデンの花

2007年06月19日 | バンクーバー

前回に引き続き、まず、ブッチャートガーデンの花の写真をずらずら並べる。

                                  

いずれも良く手入れされていて、つぼみの状態や、完全に枯れた花はほとんどない。ほぼ咲きそろってから植え替え、しおれると取り去ってしまうのだろう。あまりに見事な花を見続けると、花屋さんの店先にいるような気になる。良いことなのかどうか。捨てられるしおれた花の気持ちが解るような歳になっただけに変な気持ちだ。



通路の傍らに「アオキ」を見つけた。昔、家の庭にあって、とくに面白みのない木だった。赤い実の皮をむくと白いヌルヌルした状態になる。奥さんの家の庭にもあって、おままごとの道具にしたそうだ。最近の家の庭では見かけない。

Visitor Centreの隣には簡単な温室もあってガラスの中にはピンク色のアジサイが咲いていた。



ここでは創始者のブッチャートさんの考えで、花や木に名札は立てていない。名前を知りたい人はPlant Identificationに咲いている花と名札がある。また、係員に聞くことができる。
建物の壁の花を取替え中の人が居たので、「常時、何人くらいの庭師の人が働いているのですか?」と聞いたら、「毎日70人」との答えだった。十二分に利益を上げているブッチャートガーデンはますます美しくなっていく。

     

Visitor Centreで見たガイドは、19ヶ国語あった。最後は昼食を食べたDinning Room Restaurantから見たItalian Garden。


     







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BC州の州都ビクトリアに着いて

2007年06月18日 | バンクーバー

朝9時20分に40分遅れでバンクーバー・ダウンタウンのホテルを出たPacific coach lineのバスは、ビクトリアの顔ともいえるホテルThe Fairmont Empressの裏にあるバス・デポBus Depot(バス・ターミナル)に2時ごろ着いた。

キャリーバックを引いて、バックパックを背負っているので、先にタクシーでB&Bに行く。荷物を置いてすぐダウンタウンにバスで出る。バス停には、ルートと時刻表が表示されていて大変便利だ。

     

バスでダウンタウンに入るとすぐ Inner Harbour にバンクーバーと結ぶ水上飛行機の乗場が見える。片道$109と高いが一度は乗ってみたい。



Informationの前には馬車が止まっていた。前回乗ったときの馬のTamper君は彼女と上手く行っているのだろうか? 



今回は市バスで動くつもりなので、InformationでVictoria Regional Transit System Rider’s SCHEDULE、要するに市バスのルート図と時刻表をもらった。
しかし、バンクーバーも同じだが、バスのルートが複雑でわかりにくい。ルートを見つけたとしても、時刻表には、長いルートでも途中のバス停はA-Hと6,7個しか載っていない。別の地図で目的の場所が例えばCとDの間にあることを見つけ、両者の間にある時刻を推定するしかない。煩雑に来るバスなら時間間隔だけ読取ればよいが、30分間隔などでは不安が残る。

近くの7-11セブンイレブンで市バスの10枚回数券10Ticketsのone zoneを$20.25で買う。現金だと$2.25だから、10枚でわずか$2.25しか得しないが、釣りをくれないバスで毎回小銭を用意する必要がないので便利だ。しかし、この回数券はペラペラ紙でバンクーバーのものに比べるとチャチだ。



The Fairmont Empressは前回泊まったし、州議事堂も見学したので、パスする。ビクトリア朝風の古めかしくシャレた家々が並ぶGovernment St. を南に下り、画家で作家のエミリー・カーの生家Emily Carr Houseに行くが、16時までで閉まっていた。

               

そのままGovernment St. を戻り、ぶらぶら店を眺めながら、Fisgard St.との交差点にある中華街入口の同済門まで歩く。近くで夕飯を食べ、バスでB&Bへ戻る。

     



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バンクーバーからビクトリアへ

2007年06月17日 | インポート
昨年、バンクーバー滞在中に一泊ツアーでビクトリアへ行き、州都の落ち着いた町並みとよく手入れされたブッチャート・ガーデンに魅了された。今年はもう少しゆっくり見たいので、ビクトリアで2泊し、行き帰りはバスのままフェリーに乗り込むPacific coach lineで行くことにした。

日本から1箇月ほど前に旅行案内本で見たご主人が日本人のB&Bのホームページから予約し、確認のe-mailを受取った。直前にもメールで再確認した。場所はB&Bのホームページから印刷し持参した。ビクトリアへ出発の前日にも一応電話したとき出た奥さんは多少怪しいが日本語だったので安心した。

Pacific coach lineのバスは、VIA鉄道の始点Pacific Central Station駅にあるバス・デポBus Depot(バス・ターミナル)から出る。ダウンタウン東端にあるPacific Central Station駅までは、タクシーか、Sky TrainのMain St.駅まで行って1,2分歩くことになる。

電話での予約は苦手なので気が重かったが、インターネットで見たPacific coach lineのホテル・ピックアップサービスに電話してみた。日本でもよくあるように、何々の方は1を押して、何々の方は2を押してとのトーキーが聞こえる。もちろん英語だ。なえそうな気持ちを叱咤して多分そうだろうと思うボタンを何回か押す。ようやく呼び出し音が聞こえ、しばらく待つと女性の声が聞こえる。頭の中で作っておいた文章を話しかけると、「それは違います」てなことを言われていきなり切られた。
もう一度最初からトライして女性の声がしたので、一気に、一方的にしゃべる。途中から相手が割り込んできて、混乱するが、幸いにもわかりやすい英語で助かる。近くにある待つホテルの名前、希望の時間、当方の苗字などを告げ、多少のやり取りの後、「Thank you」で切られそうになるが、あわてて、最後に行き先、日付、時間、場所、人数、値段をこちらからしゃべり、OKをもらって、受話器を置き、汗を拭いて終わる。
駅から行けば、二人で$146のところピックアップを頼むと$168とインターネットで見た料金より多少高いと思ったが交渉する気持ちになれず諦める。

当日、8:40の十分前にホテルの前で待つ。9時を過ぎてもバスはあらわれない。間違えて予約していたら、タクシーでバスデポに行けば良いやと不安を抑える。アメリカ人2組が傍に居たが、同じバスを待っているらしく、話しかけてきた。私はするつもりはないが、彼らが携帯で催促の電話をしてくれれば良いのにと思うが、30分も過ぎているのに彼らはあわてる様子はない。

ようやく、40分近く遅れてバスが来た。運転手は遅刻を謝りもしないで出発する。バスデポまで車掌さんみたいな人が車内に居て、今乗った乗客を回る。名前を言って、指定されたように現金を支払う。

長々書いてきたが、ようやくバスはダウンタウンから、Vancouver、Richmond, Landnerを抜け、Tswwassen港に着く。昨年はフェリーに乗るまで港でたっぷり待たされ、傍の小さな売店/モール?で時間をつぶしたが、今回バスはそのままフェリーに直行で乗り込む。
フェリーのDeck2(2階)には何台ものバスがあるので、バスの番号を覚えておくように言われる。バスを降りて、Deck5に上る。

港には何個もの埠頭があり、2階建ての跳ね上がる乗降りのための橋がある。11時には出航して島々の間を通り、12時半ごろにバンクーバー島のSwartz港に着いた。後はビクトリアまで一直線だ。

                    


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バンクーバー・ダウンタウンの東部を歩く

2007年06月15日 | バンクーバー

3日ばかりビクトリアVictoriaへ行っていたので、更新できなかった。ビクトリアの報告はこの後で。

バンクーバー・ダウンタウンの東部を歩いた。まずはFalse CreekをまたぐBurrard Bridgeの真中まで行く。



橋の上から北側の右手ダウンタウン側にはSeawall Promenadeが見える。手前に小さなフェリーAqua Busと、乗場Aquatic Centreがある。さらに奥には、これから行くEnglish (Bay) Beachが見える。

     

対岸には、丸い屋根のVancouver Museumと、宇宙旅行が模擬体験できるMacMillian Space Centreがある。橋の真下をカヤックが通り過ぎる。

     

Sunset Beach Parkに降りて、Seawall Promenadeを進むと、昨年にはなかった木製の塀のようなものが立っている。金色の文字が書いてあると思い近づくと、抜き文字になっていて、向こう側の芝生が見えているのだった。Vancouver AIDS Memorialとあり、亡くなった人の名前が抜き文字でずらりと並んでいて、花を挿してある場所もある。ダウンタウンの歩道には前に帽子など置いて座り込んでいるホームレスが多いが、AIDSの人も多いようだ。あらためてこんなにも多くの人がと思い、またまだまだ余白があるのが哀しい。

     

去年もあったのだが、寄付したベンチに刻まれた愛犬の絵と名前のプレートだ。「MIRACLE OF JOY AND LOVE」などと言う言葉が並ぶと、犬を飼ったことない私から見ると、こちらはむしろほほえましい。



English Beachの入口にイヌイットinuitシンボルの大きな石組みが立っていた。



イヌイットinuitとはカナダ西岸のネイティブのことで、昔はエスキモーと呼ばれたが、肉を食べる人との意味で現在は使われないそうだ。この石組みは歓待と友情のシンボルでINUKSHUKと呼ばれる。といっても、とても発音できない。2010年オリンピックのシンボルになっているらしく、お土産屋でよく見かける。ここにあるものは、1986年のEXPOのために作られたものだそうだ。



と言っているうちにようやくEnglish Beachに着いた。まったく人影がない。7月1日のカナダデーには浜辺を人が埋め尽くすとは考えられない。海水浴のときに敷物がわりに使うのだろう、丸太がゴロゴロしているだけだ。

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