hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

2月(2)の花

2025年02月28日 | リタイヤ生活

 

2月17日に届いた花

 

ラナンキュラスは咲いているのが5輪、蕾が6。コデマリが4枝。スターチスが2本。菜の花が1本。

 

4日後、ラナンキュラスは6輪となった。

 

黄色とピンクが2本づつ、白とオレンジが1本づつ。蕾が4本。

 

黄色いスターチスが2本。「スターチス(ハナハマサジ)」は、ピンク、白、青などカラフルな萼(がく)が美しく、日もちもよいため切り花やドライフラワーとして人気がある。ドライフラワーに適した花で、試したことがある

 

菜の花とコデマリ。コデマリは「茎を十字に切るか、ハンマーなどで叩くかする」という指示通りにしていないので、花がうなだれている。

 

花瓶の高さ20㎝の壁で及ばず、捨てられるところだったコデマリとラナンキュラス。捨てるの嫌いな救世主による救済策。

 

5日後、菜の花が徒長したので、

 

短く切ったが、その後、また伸びた。

 

ラナンキュラスもまだ老齢に堪えている。黄色い花の真ん中に緑のでっぱりが出現。右下の蕾がようやく開花しかけている。

 

2月3日にとどいたリューココリーネは約20日経ってもまだなんとか頑張ってる。愛(う)い奴め!

 

そしてこれが9日目の最後のお姿。

左側の「スターチス」は花瓶に挿した状態のまま硬くドライフラワー化している。

 

 

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荻堂顕『飽くなき地景』を読む

2025年02月27日 | 読書2

 

荻堂顕『飽くなき地景』(2024年10月2日KADOKAWA発行)を読んだ。

 

KADOKAWAによる内容紹介

第172回直木賞候補作! 一振りの刀が巻き起こす美と血のノワール

土地開発と不動産事業で成り上がった昭和の旧華族、烏丸家。その嫡男として生まれた治道は、多数のビルを建て、東京の景観を変えていく家業に興味が持てず、祖父の誠一郎が所有する宝刀、一族の守り神でもある粟田口久国の「無銘」の美しさに幼いころから魅せられていた。家に伝わる宝を守り、文化に関わる仕事をしたいと志す治道だったが、祖父の死後、事業を推し進める父・道隆により、「無銘」が渋谷を根城にする愚連隊の手に渡ってしまう。治道は刀を取り戻すため、ある無謀な計画を実行に移すのだが……。やがて、オリンピック、高度経済成長と時代が進み、東京の景色が変貌するなか、その裏側で「無銘」にまつわる事件が巻き起こる。刀に隠された一族の秘密と愛憎を描く美と血のノワール。第172回直木賞候補作。

 

蒐集家の祖父・烏丸誠一郎。戦後、建設事業を成長させ、女癖が悪いバイタリティのある父・道隆。東大建築を出て、父の会社に入社して立場を強固にしていく妾腹の兄・直正と、祖父の蒐集物にこだわり続ける嫡男・治道(はるみち)。互いの憎悪が渦巻く血族の争いは家宝の一振りの日本刀と周りの人間をも巻き込んでいく。

 

プロローグ

美術品の優れた蒐集家で、周囲からは殿と呼ばれる祖父がまだ8歳の治道に授けた最も大きな教訓は、背筋のよい人であれ、というものだった。さらに、無銘だが、作風からして粟田口久国の、背筋のよい刀は烏丸家の守り神だと告げた。

 

第一部 1954年

父が粟田口久国の刀を、松嶋組と関連する愚連隊の藤永(安藤昇がモデル?)に譲ってしまった。治道は、早稲田大学のボディビル施設で知り合った親友・重森とともに取り返そうとする。

 

第二部 1963年

治道は祖父の蒐集した品を展示する博物館を作ろうと、学芸員への道を探したがうまくいかず、井の頭自然文化園で4年働いたが、結局、父の烏丸建設の広報課に入った。上の姉・温子は結婚して家を出たが、気性の荒い下の姉・陽子は離婚して二人の子供を連れて治道の住む実家に帰ってきた。

毎朝新聞に入った重森から陸上長距離の有望選手・高橋昭三(円谷幸吉がモデル?)を紹介され、烏丸建設が支援する提案をする。

 

第三部 1979年   略

エピローグ 2002年 略

 

 

本書は書下ろし

 

 

荻堂顕(おぎどう・あきら)

1994年東京世田谷区生まれ。早稲田大学卒業後も、ライター、格闘技ジム・インストラクターをしながら投稿を続ける。ブラジリアン柔術の茶帯保持者。

2021年『擬傷の鳥はつかまらない』で第7回新潮ミステリー大賞を受賞

2022年『ループ・オブ・ザ・コード』で第36回山本周五郎賞候補

2024年『不夜島(ナイトランド)』で第77回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞。

2024年『飽くなき地景』が第172回直木賞候補。

 

 

私の評価としては、★★★☆☆(三つ星:お好みで、最大は五つ星)

 

東京にどんどんビルを建てて生活を便利にする父親と、古く美しい物を大切にしたいという息子の違いがこの本の筋になっているが、ただ浅い観念で、深みを感じなかった。また、主人公の治道にしっかりした考えがないように思えて、入れ込んで読めなかった。

エネルギッシュな土建屋と贅沢に慣れたそのボンボンの息子が美にのめり込むという陳腐な話と、安っぽく読める気もする。

 

参考文献を見ても、堤清二・義明兄弟がモデルだと思い、モデル像が読みをじゃまして困った。

 

本筋と関係ないところで(p267)、吉本隆明、城山三郎、浅利慶太、今日出海などの名が列挙される。何故?

 

 

メモ

・青年の秘密とは、当人にとっては世界に終わりではあっても、他人からすれば笑ってしまうような些事であるということがほとんどだが、…。

 

 

日本刀の作り方:日本刀は玉鋼という鋼を打ち延ばしては折り返し、また打ち延ばしてとう作業を繰り返し、不純物を取り除いていく。さらに加熱したあと、水に入れて急冷し、焼き入れを施す。しかし、よく切れる刃になるが、脆くもなるので、焼きを入れたいところには焼刃月を薄く、それ以外の箇所には厚く塗る。その境目に刃文が生まれる。

 

地景:土地のながめ。また、刀の表面にできているひび割れのような黒い線状の模様。折り返し鍛錬の際に、他とは炭素の濃度や硬度が異なる部分が色味の異なる状態の鋼として表出することがあって、それが地景になる。

 

 

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2月(3)の散歩

2025年02月26日 | 散歩

 

吉祥寺丸井の前、首を垂れた北京ダックの像が不気味。

 

桜はまだ遠く、今は梅の季節

白梅

 

紅梅

 

紅梅がずらり。さすが「松庵梅林公園

 

サザンカもまだまだ。

 

丹念に枝を柵に縛り付けての成果です。

 

「西荻北中央公園」の古桜。

「平成3年開園記念 寄贈一番街」の札がぶら下がっていた。開園前にどなたかの歴史ある邸宅だったのだろうか。

 

園内には、西荻窪駅中心に南北6カ所に設置された彫刻(花の童子、上向き童子、大朝露童子など)のひとつ、彫刻家の籔内佐斗司さんの作品「龍神童子」が設置されている。

(「坂の上のけやき公園へ」の中の写真より)

 

 

公園内には10名ほどの画伯がスケッチ中。皆さんの視線の先をたどると、

1975年創業の老舗のカフェ・物豆奇「MONOZUKI(ものずき)」。

ちょっとシャレた外観、重厚な扉と文字も読みずらい看板。入ったことはないのだが、壁一面の古時計など古式豊かな、いかにも昭和の純喫茶らしい。

 

 

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土曜日の井の頭公園と米八

2025年02月25日 | 散歩

 

南から三角広場へ入るには、神田川にかかる「ゆうやけ橋」を渡る。この橋の10mほど南にしだれ桜がある。

 

三角広場の脇を流れる神田川に沿う井の頭公園への通路、ピンク色のツバキ。

木の根元には花がまるごと落ちて、サザンカでなくツバキだろう。ようやくツバキの季節になったのか?

 

こちらもピンク色のツバキ

 

「ヒラギナンテン」

子供の頃、庭にヒラギナンテンの木があり、先頭に花らしきものが咲いていたが、こんなに大きなだった覚えがない。

 

いつもは混みあう土日は避けているのだが、今日は土曜日の朝10時半。人はまだパラパラだが、どんどん増えてきている。

 

スイセンがかなり咲きだした。

 

まだボートはほとんで出て来ていない

 

バンがそろってご出勤

 

丸井脇から公園へ入るには、「七井橋通り」がメインだが、一本南にある「パープル通り」から公園に入る入口には、バギーや車椅子で降りることが出来るスロープがある。この入口の左側に「祝や米八 本店」がある。

おこわ専門店「おこわ米八」と餅専門店「祝や」の両方の本店なのだ。

ここは、毎月1日と土日祝日、10時~17時しか開店しない。土曜日に来たからには入らねば。

 

左の上下が本店限定の「草餅」。¥1250。

白神山地の麓で育った天然ヨモギにストレスを与えないように手摘みで、新芽の先から10㎝以内だけをつき込んだ草餅との事。作る人の方がストレスになりそう??

この効能書きを読む前に美味しい、美味しいとパクパク食べてしまった。

 

 

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昔話シリーズ(幼かった頃) 母と裁縫箱

2025年02月24日 | 昔の話

 

昔々、我家に裁縫箱があった。和裁用で、上蓋を開けると、針山とはさみなどが入っており、その下には三段くらいの引き出しがついていた。横には穴があり、ものさしが斜めに刺さっている。もちろん鯨尺だ。全体は幅40㎝、高さ30㎝ほどの木の箱で、表面に模様のある木の皮が貼り付けてあった。

 

母は良くこの裁縫箱の蓋をあけ、四角い棒“くけ”を起こして立てて、先端から延びたひもの先の物干しバサミのような“かけはり”に布地の一方を挟んで、針仕事をしていた。小学校に上がる前だろうに私の記憶にこびりついているということは、しょっちゅう内職でもしていたのだろう。

 

私はこの裁縫箱、というより母のまわりでよく遊んでいた。おもちゃらしいおもちゃがない時代だ。裁縫箱をおもちゃにして、引き出しを開け閉めし、針山の針を刺し直し、使われていないときには、“くけ”を起こしたり、寝かせて裁縫箱の蓋をしめたりした。“かけはり”で、こわごわ指を挟んだりもした。すずめの舌をちょん切った「糸きりばさみ」、指ぬき、くじらの骨でできたヘラもおもちゃ道具だった。ちょこまか邪魔をする私を、記憶の中の母は叱ることもなく微笑んでいる。

 

しかし、何と言っても良く遊んだのは、裁縫箱に斜めに刺してあるものさしだ。これを刀にして一人チャンバラするのだ。ズボンのベルトに刺し、するりと抜いて、構えて正面の敵を切り、すぐ振り返って後ろの敵を切る。漫画雑誌でみたエジプト王朝のアメンホテプが大好きで、タオルケットを持ち出して来てマントにし、なぜか刀を差したアメンホテプに成り切ったりもした。そして、飽きると、結局なんだかだと、母のそばに行ってちょっかいを出した。

 

割烹着を着て、針を髪の毛に触れさせてから、針仕事をする若い母の姿がそこにはある。昨日のことのようだが、もうあれから70年以上が過ぎ去った。そして、母が亡くなって20年以上になる。庭に花でもあれば摘んでくるところだが、久しぶりに仏壇に線香でもあげるとしよう。

 

(「裁縫箱と母」2017年2月24日を一部変更して再掲) 

 

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2月(2)の散歩―再び大宮前公園へ

2025年02月23日 | 散歩

 

10月1日15日と行った「大宮前公園」へ、2月5日(水)にまた足を延ばした。

散歩先は、どうせならまだ行っていない所と思うのだが、最近は歩ける距離に新規訪問先がなくなってきて、「またなの?」の感が強い。

 

途中見かけた見事なサザンカ(山茶花)

 

「大宮前公園」に着いた。

 

水曜日の14時前なのに小学生たちが一杯だ。小学生は動きが早い、早すぎる! 保育園児の方がいいんだけど。

 

あちらでも、

 

こちらでも走り回る小学生だ。小学校って、水曜日は早く終わるの?

 

ここにもサザンカ

 

公園のはずれに黄色い花

 

ロウバイ(蝋梅)だ! 老害じゃありません。

 

 

 

 

 

 

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昔話シリーズ(幼かった頃) 母とはぐれる

2025年02月22日 | 昔の話

 

それにしても、あれだけ後ろを見ることが嫌いで割り切っていたつもりの私が、今は何かにつけて昔のことを思い出す。「若者は夢に、年寄りは思い出に生きる」と言うが、これから先のことなど考えたくもない年寄りになってしまったのだからしかたない。

 

 

何歳の頃か、母親の手をしっかり握っていたはずなのに、母だけ電車に乗ったところでドアが閉まってしまい、私はホームに残されたことがあった。小田急線の下北沢駅でのことだ。電車の閉まったドアのガラスの向こうで母が必死に何か言っている。私はただ呆然として突っ立っている。電車はそのまま動き出し、私はホームに残された。

 

下北沢駅には映画好きの母に連れられて何回か行ったと聞いたことがある。私は映画が始まるとぐずることもなく、すぐ寝てしまうので助かったと言っていた。自宅の最寄り駅・代々木上原駅は、下北沢駅の次の東北沢駅の次だ。当時、この事は何となく知っていたような気がするが、もはや記憶はあいましだ。

「ぼく、よその家の子供になっちゃうのかな」
いつも母と一緒だった私は、迷子、尋ね人という言葉を振り払い、大丈夫だと自分に言い聞かせ、心細さを打ち消そうとする。しかし、母がそばに居ないことがあり得ないことで、駅のホームにただ一人立っていることが、何か現実に起こった出来事ではなく夢の中にいるような気がして、足元がフワフワした。

 

すぐに次の電車が来た。しかし、この電車は急行だった。次の東北沢駅に急行は止まらないし、次の次の最寄り駅・代々木上原駅にも当時、実は、急行は止まらなかったのだ。急行停車駅になったのは地下鉄千代田線が乗り入れてからのことだ。代々木上原駅に急行が停まらないこともよく分かっていなかった私は乗るか、乗らぬか、迷い、混乱した。

 

母が乗ったのは各駅停車だったと思い、次の駅で母が待っていれば、急行に乗っては通り過ぎてしまう。しかし、代々木上原駅まで母が行って、そこで待っていれば、この急行に乗るべきなのではと思った。ベルがせきたてるように鳴り、いつもよりずっと大きな音のような気がする。心配している母の顔が浮かび、迷っているうちにドアが閉まり、電車は出て行った。

 

次に来た各駅停車にあわてて乗った。さっき来た急行に乗るべきだったのではと不安になりながら、電車のドアにくっついて背伸びしながら外を見た。「母は、代々木上原駅までは行かず、きっとすぐとなりの駅で待っているだろう」そう思えてきた。東北沢駅のわびしい急行待合せホームに電車が入っていったとき、一人着物を着た人がホームにいるのが一瞬見えた。ホームに降りた。変な顔をして母が駆け寄って来た。

 

「急行に乗ったのかと思って心配したわよ! ごめんね。よく一台待ったわね」

手をぎゅっと握って私を引き寄せた。母の顔がまぶしく、腰の辺りに顔を押し付けた。じわっと台所の匂いがしたような気がした。幼い私に起きた大事件だった。

 

あの母ももういない。遠い、遠い昔の話である。

 

 

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ベランダからの富士山

2025年02月21日 | 日記

 

2月20日11時、我がマンションのベランダから、近くのマンションの屋上越しの富士山

 

 

17時22分、夕焼け

 

夕焼け富士

 

 

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昔話シリーズ(幼かった頃) からかわれて、憤然として反撃した話

2025年02月20日 | 昔の話

幼いころ母に手を引かれて買い物に行った。パン屋さんに入ると、奥から小母さんが真ん中に大きな染みがある前掛けで手を拭きながら出てきた。少しこごんで僕の顔をのぞき込みながらニコニコして言った。

「僕! まだおっぱい飲んでいるんでしょう」

 

憤然として僕は言った。

「ちがうわい! 触るだけだわい」

 

この話、よくは覚えていないのに、母から何回も聞かされているうちに、なんだか情景まで目に浮かぶようになってしまった。

 

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「おはぎびより」で

2025年02月19日 | 食べ物

 

井の頭通りの宮前5丁目の交差点にある創作おはぎの店「おはぎびより」に寄った。

持ち帰りの他、テーブルが3つほどあって店内でも食べられる。

 

しゃれたおはぎで、甘さはごく控えめだ。

     

 

土日と水曜日の午後しか開いていない。インスタグラムで確認した方が良い。

 

初回、二回目の報告は2023年9月29日。今回は、3回目の訪問、今回も2つだけ購入。

 

ぶら下げるのは、これ。

 

「いちご(ココアあん)」と、「青大豆きなこ」

 

種類は以下の7種の他に、臨時の種類がある。

 

 

いちご(ココアあん)を二つに割ると、中にも大きなイチゴ。ココアあんは微かな甘さ。

 

青大豆きなこを二つに割ると、

こちらも甘さ控えめ。

 

二つで700円を切る値段で、安いとは言えないが、創作費、手作り費なのだ。

 

 

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白洲信哉『白洲スタイル』を読む

2025年02月17日 | 読書2

 

白洲信哉著『白洲スタイル 白洲次郎、白洲正子、そして小林秀雄の“あるべきようわ”』(2009年8月14日飛鳥新社発行)を読んだ。

 

題名の副題は不適切で、白洲次郎、白洲正子、小林秀雄に関する記述は極めて少ない。本書のテーマは、彼らに影響をうけた白洲信哉氏自身がこだわりを持つ生活スタイルなのだ。

 

冒頭の写真は24ページは、信哉氏の身の回りの骨董品、茂木健一郎氏との自宅での会食写真、カッコ良い信哉氏のたたずまいなどだ。

 

第1章 白洲信哉の時間

これまでの信哉氏

 

第2章 茂木健一郎と白洲信哉の対談

 

第3章 モノと向かい合う時間

信哉氏と骨董との出会い、その後

 

第4章 心地よい時間

信哉氏の食、生活

 

 

 

私の評価としては、★★☆☆☆(二つ星:読むの?  最大は五つ星)

 

多くの読者が知りたいと思うことは、白洲次郎・正子と小林秀雄の素顔など、信哉氏が公設秘書として仕えた細川護熙首相の本当の顔などはほとんど出てこない。別の本を読んでくれというのなら、副題はひっこめて欲しかった。

 

 

白洲信哉(しらす・しんや)

1965年東京都生まれ。白洲次郎・白洲正子の次男・白洲兼正と、小林秀雄の長女・小林明子の息子。

専修大学卒業後、英国留学、帰国後に細川護煕首相の公設秘書を経て、執筆活動に入る。

その一方で日本文化の普及につとめ、書籍編集、デザインのほか、さまざまな文化イベントをプロデュースする。

主な著書に『小林秀雄 美と出会う旅』(2002年 新潮社)、『天才 青山二郎の眼力』(2006年 新潮社)、本書『白洲 スタイル―白洲次郎、白洲正子、そして小林秀雄の“あるべきようわ”―』(2009年 飛鳥新社)、『白洲家の流儀―祖父母から学んだ「人生のプリンシプル」―』(2009年 小学館)、『骨董あそび―日本の美を生きる―』(2010年 文藝春秋)ほか多数。

 

 

 

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井の頭公園の緑の小路から水生物園へ

2025年02月15日 | 散歩

 

井の頭通りから弁天通りを南に進み、井の頭公園へ入る。真っすぐ行けば、井の頭池だが、手前を右手に曲がると、

 

「緑の小路」で、

 

左下に池沿いの道を見下ろす、林の中の道になる。

 

緑の小路から降りると、野外ステージの手前になる。

 

 

金曜日の朝10時、ボートはまで出ていない。

カルガモも安心してお休み

 

 

 

 

水草もトチノ木も葉を落とした冬景色。

 

カモたち

 

鑑札をかざして井の頭自然文化園・水生物園の七井門を通る。

 

アオサギ

 

新参者で緊張しているのか相変わらず目つきの悪いコウノトリ

 

ゴイサギ(五位鷺)。 頭髪が後ろに跳ねてます。

 

オシドリ(鴛鴦)

 

 

オカヨシガモ(丘葦鴨)とコハクチョウ

 

日向ぼっこのトモエガモ?

 

小松菜?に夢中の鳥たち。今や高級品のキャベツが奥にあるよ!

 

一年中みられる留鳥:オシドリ、カルガモ、カイツブリ、カワウ、ゴイサギ、バン、カワセミ、淡水カモ類

 

冬鳥:オナガガモ、ハシビロガモ、マガモ、コガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、ユリカモメ、海ガモ類

 

 

左の建物が魚たちがいる水生物館

 

水生物館の中は、ボーイソプラノを張り上げる子供たちの集団と並んで歩くことになった。

幸いにもドアがあったので、出てみると、水生物館のベランダ。ソファーで一休み。

 

左を見て、

 

右を見て。

 

このまま水生物館の外に出て、水辺の道に出て、またゆっくり来ようと、そのまま帰った。

 

 

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2月(1)の散歩

2025年02月14日 | 散歩

 

まだまだサザンカ(山茶花)の季節だ。

寒椿というのはサザンカとツバキの交雑種との説もあるらしい。

 

こんもりと刈り込まれたサザンカ。「カワイイ!」

 

「ピンクだって、いいじゃない」

 

「何と言っても、質より量さ!」

 

「カメリア・エリナ・カスケード」別名、ヒメサザンカ(姫山茶花)(by Google Lens)

近づいてパチリ

 

バラ(スープニールドゥ・アンネフランク)。

 

チェリーセージなの??

 

まだまだ蕾のジンチョウゲ(沈丁花)。ここ、覚えていて、またやってきます(1/22)。

 

オタフクナンテン(お多福南天)。日が当たらない葉は黒みがかっているが、ここは真っ赤っか。

 

鉄線の檻の中に石を詰め込んだ塀。角が鋭くて、オシャレ。

 

善福寺川にも「コサギ」

 

とくに何でもない夕焼け空だが、思わずパチリ。

「空に吸われし十五の心」。67オーバー。

 

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2月4日(火)朝10時の井の頭公園

2025年02月13日 | 散歩

 

旭小路から井の頭線のガードをくぐって井の頭公園へ入る林の中の通路。石畳の両脇に子砂利をひいて平らにして歩きやすくしてくれた。

 

平日の朝10時と言えば、公園を通り抜ける通勤客もいないし、ときたま犬のお伴の老人が通るくらいで、閑散としている。

 

桜の老木の足元には水仙が咲き始めた。

 

こちらもボチボチやな。

 

まだボートが出てないので、鳥ものんびり。

 

この時期、留鳥も、冬鳥(通い鳥)もいて、にぎやか。

 

池の西側に、相変わらず聳え立つマンション。あそこから公園を睥睨(へいげい)してみたい。

 

駅から公園への出入り口の階段脇にはジンチョウゲ。

まだ蕾だが、一斉に咲いた時のあの馨しい香りが思いだされる。

 

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2月(1)の花

2025年02月11日 | リタイヤ生活

 

2月3日に届いた花

 

まだ「チューリップ」も閉じていて、真ん中に固まっている。

 

2日後、「チューリップ」4本、青紫の「リューココリーネ」4本、赤紫の「モカラ」1本と、「カラー」1本に「麦」2本。

 

淡いピンクのグラデーションがさわやかな「チューリップ」。

 

後ろから光が当るようにすると夢見ごこちになり、明るい窓際で写真をとった。結果が下の写真で、目が覚めてしまった。

 

3種類のランの交配種「モカラ」。色々な色の「モカラ」があるらしい。

 

花弁が薄くて繊細な「リューココリーネ」。

細い茎の先に5~6輪の星形の花を付ける。日が当たると一層、透明感を増す花で、上品な甘い香りがする。

すっきりとした白や紫、ブルーなどの花色がある。

 

 

よく見る「カラー」だが、やわらかな白色が穏やかでいいね!

 

一粒一粒が重なり合って上方へ髭を伸ばす「麦」は、あらためてよく見ると虫のよう。

 

そして、5日後、モカラ1本がまだ元気で、チューリップ4本、リューココリーネは元気なく、カラーも縁が黄色くなってきている。どう見てもホスピス状態に近づいているが、何故か捨てられない。

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