hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

投票を済ませてからの朝食

2021年10月31日 | 食べ物

 

朝の散歩のルートを変えて、7時から開場する投票場へ

 

投票済の証拠は以下。

これじゃ、簡単にパソコンで自作できる。

 

さらに足をのばして「天然酵母 こ・ん・ぱ・す」へ

 

開店時間は7時からだが、今は7:20。

 

3組ほどが来店中。パンは既にかなり売れていて、4,5点しか並んでない。これからも徐々に焼きあがってくるのだが、日曜日は皆さん朝食を買いに来るのだろう、出足が早い。

 

普通の食パンは既に売れきれていて、山型パンのみ。

 

ということで、朝食は、アンパン半分、くるみチーズパン半分と、

バナナ1本と牛乳のみ。

でもパンはモチモチで、くるみチーズも美味。

 

これで自民党が負けてくれれば言うことなしなのだが、けっきょく今まで通り何も変わらないのだろううな~~。

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先手屋(ぽんてや)のフルーツサンドを食べる

2021年10月28日 | 食べ物

 

9月にパルコ1階奥の先手屋〈 PONTEYA 〉吉祥寺店行ったのだが、肝心の「先手家オリジナルの生クリームと大きくカットしたフルーツを使ったフルーツサンド」を買わなかった。

 

今日は、不要不急でない用事で久しぶりに吉祥寺へ。駅前にはコロナのワクチン接種会場が設けられていた。

 

銀行など小さな用をあちこち拾い回ってくたびれて、知る限りコンビニに次いで2番目に安いコーヒー(¥183?)を、東急吉祥寺の3F明治屋のイートインで飲んで一休み。右はカフェオレ。

 

最後にパルコに寄って、先手屋(ぽんてや)で念願のフルーツサンドを買ってムーバスで帰宅。

イチゴ、ミックス(?)、梨のサンドイッチ。

 

コーヒーと共に美味しくいただきました。

たっぷりの生クリームと大ぶりなフルーツ、梨をご覧あれ。

 

美味です。欠点は食べにくいだけ。

 

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10月(2)の散歩

2021年10月26日 | 散歩

 

10月12日の散歩

 

塀からしだれかかるツタ。

 

近づいてパチリ。淡く透き通るピンク。ピンクノウゼンカズラだろう。

 

黄色い板にはハロウィンの「Trick or Treat(お菓子くれないといたずらしちゃうよ!)」

 

脇にはあざやかな一輪の花、ハイビスカス。

 

9月30日に、まだ黄色が混じっていたピラカンサが、

 

10月24日には真赤になっていた。

 

塀にまといつく淡い紫色のクレマチス

 

蕾が全部咲いたら見事だろうと、眉毛、まつ毛、胸毛、ムダ毛とやって、やっと思い出したムクゲ。

 

ピンクもあるでよう!

 

角を飾る華やかなオレンジ。マリーゴールドか?

 

黄色もあるでよ~。ミヤマナズナ?

 

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伊兼源太郎『地検のS Sが泣いた日』を読む

2021年10月24日 | 読書2

 

伊兼(いがね)源太郎著『地検のS Sが泣いた日』(2020年7月20日講談社発行)を読んだ。

 

講談社の内容紹介

検察の機密情報が漏れている?

地検職員ながら、警察、政財界にパイプを持ち、
量刑をも左右すると噂の陰の実力者・伊勢雅行。
次期与党総裁候補にかかるヤミ献金疑惑への糸口を追う最中、想像を絶する“罠”が迫る!

策を弄して巨悪に切り込め!
手に汗握る傑作<検察>ミステリー!


国会議員・吉村泰二にかかる収賄疑惑。湊川地方検察庁が証拠固めを急ぐ中、金の受け渡しを目撃したホステス2人が行方をくらませる。歴代次席検事の懐刀と称され、総務課長ながら地検を陰で操る伊勢雅行は、盟友である事務官の久保信也と独自に調査を始めるが……。

 

本書は、湊川地方検察庁の総務課長・伊勢雅行の活躍を描いた『地検のS』の続編。

 

大規模な湊川地方検察庁(地検)が次期首相候補で湊川市を牛耳る吉村泰二の犯罪行為に迫る。しかし、手先となっている秋元法律事務所の妨害に対抗し、すっかり牛耳られている警察を避けながらの戦いは厳しい。

 

「コアジサシの夏」

報日新聞記者の来杉は30歳で遊軍に追いやられていたが、7年目にして初めて全国面に自分の記事が載った。湊川市の夢海岸にコアジサシ約500羽が飛来した記事と、野鳥愛好会の佐藤と伊勢が双眼鏡を構える写真が夕刊一面を飾ったのだ。湊川市に本社を置く小売り大手のミナトが大型ショッピングモール建設を予定している埋立地に、絶滅危惧種のコアジサシが飛来したのだ。
さらに東洋新聞社記者・沢村が、夢海岸には有害物質があると報道。来杉も、市がミナトに売却時に既に両者はこれを把握していたと報道した。
湊川市助役が逮捕され、地検は本丸の巨悪・吉村泰二に一歩迫る。

 

「一歩」

相川晶子検事の立会事務官久保は、マル湊建設からの裏金献金を衆議院議員・吉村に渡した現場にいた「マリアージュ」のホステス望月あゆみに来てもらうことになっていたが、連絡がつかなくなってしまった。もう一人の手塚にも連絡つかないことから、久保は「マリアージュ」を訪ねる。
33年前が思い出される。高校空手部のレギュラーだった久保は通り魔事件現場に居た。犯人が、12歳の娘・小夏をかばった吉村の元愛人でクラブ経営の北原春江を刺し殺した現場にいたが、身体が動かず、何もできなかった。久保は、母と妹一家を殺された伊勢にこの経験を話したことがある。
マリアージュのママから情報を得た久保は、二人の友人・心愛の勤めるフィリピンパブのママ・ジャスミンを訪ねて……。

 

「獣の心」

熊谷検事は住吉事務官と共に久保が襲われた事件を追う。熊谷は危ない橋を渡り、不穏な動きをみせる湊川中央署の老刑事・長内を‥‥。

 

「エスとエス」  

「Sが泣いた日」 

 

 

 

初出:「一歩」:小説現代2018年7月号、「獣の心」:小説現代2018年9月号、他は書き下ろし

 

 

私の評価としては、★★★☆☆(三つ星:お好みで、最大は五つ星)

 

巨悪と検察の駆け引き、だまし合いが面白い。

 

我々には見えにくい検察についての理解が、一般論かは不明だが、深まった。検察官と立会事務官の関係、検察の警察に対する立場、警察対政治権力の距離との違いなどが想像できるようになった。でも本当に検察は、事件現場に出たり、独自に捜査したり、こんなに行動的なのだろうか? 書類を読んでいるだけとの印象があるのだが。

 

完結編でないので、読後感がいまいち。

 

私は読んでいないのだが、おそらく前編である『地検のS』を先に読んだ方が良いと思う。
その者の内面面描写せずに、周囲の者からの視点だけで描くことで、かえってその者の凄みが増す場合もあるが、この本では「S」は、仲間を動かすだけで泰然としてあまり動かず、周りの者がすごい、すごいと言うだけなので、「S」のキャラが浮かび上がらず、ぴんと来ない。

 

 

伊兼源太郎の略歴と既読本リスト

 

 

主な登場人物

 

湊川地方検察庁

伊勢雅行:総務課長。歴代次席検事の懐刀で、白髪からシロヌシ、転じて「S」と呼ばれる。
相川晶子:特別刑事部の検事。41歳。
久保信也:相川の立会事務官。49歳。
八潮英介:東京地検特捜部に応援派遣中の特別刑事部最年少検事。立会事務官は渡部加奈子
三好正一:総務課員
熊谷修:刑事部の本部係検事。立会事務官は住吉健一郎。
本上博史:次席検事
鳥海隼人:特別刑事部長

 

秋元法律事務所

菊池亮:伊勢の指示で潜り込んだ事務職員。40歳。
北原小夏:事務所員

 

吉村泰二:県選出の衆議院議員で湊川市が地盤。政権与党の次期党首候補。

須黒清美:先代の頃から吉村に仕える秘書。策士で湊川の皇后と称される。

 

 

 

恬然(てんぜん):恥ずべき事などを何とも思わないで、平気でいるさま。

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10月(2)の花

2021年10月22日 | リタイヤ生活

 

10月18日に届いた花

 

5本の濃いピンクのカーネーション、3本で何輪かに分かれたスプレーカーネーションと、白と紫のクジャクソウ。おまけがクネクネ立ち上がるセッカエニシダと、右下の葉っぱがいかにもシダというレザーファン。

 

2日後、カーネーション2種とも多少大きくなった。チリチリになったレザーファンは破棄した。

 

近づいてよく見ると、カーネーションの花びらの間にめしべだか、おしべだかが見える。

こんなに鮮やかに花を咲かせて虫を誘い、こっそり隠れているめしべ、おしべで繁殖するためなのだから、美しいものには気を付けねば??

 

 

スプレーカーネーションもほぼ満開。

 

いかにも生け花に登場しそうなセッカエニシダ。鎌首をもたげたコブラのようだ。
左側に群れているクジャクソウ。花言葉が、ひとめぼれ、可憐というのもなにだが、孔雀草というには地味だ。

 

近づいてパチリとしたが、派手さは無い。花言葉どおり、可憐と言えば言える。

 

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『WHAT IS LIFE? 生命とはなにか』を読む

2021年10月21日 | 読書2

 

『WHAT IS LIFE? ホワット・イズ・ライフ?)生命とはなにか』(2021年3月9日ダイヤモンド社発行)を読んだ。

 

ダイヤモンド社の内容紹介は以下。

生きているっていったいどういうことだろう?ノーベル生理学・医学賞を受賞した生物学者ポール・ナースが「生命とは何か?」という大いなる謎に迫る。「細胞」「遺伝子」「自然淘汰による進化」「化学としての生命」「情報としての生命」の生物学の5つの重要な考え方をとりあげながら、生命の仕組みをやさしく解き明かす。

 

細胞ひいては生体構造は驚くほど複雑だが、突き詰めていくと、理解可能な化学的かつ物理的な機械だ。…

多くの生物学者がデータの洪水におぼれているが、大切なのは「生物がどのように情報を処理しているか」を理解することだ。

 

生命の定義

「進化する能力を有するもの」ハーマン・マラーの定義

著者が生命の定義に使う原理

・自然淘汰を通じて進化する能力(生殖、変動する遺伝システム)

・生命体が「境界」を持つ

・生き物は化学的、物理的、情報的な機械である

 

著者は、cdc2と名付けた遺伝子情報がタンパク質キナーゼという酵素を作り、この酵素がサイクリンというたんぱく質と一緒になって細胞周期を進行させることを発見した。さらに、この制御の分子メカニズムを解明するには10人で15年かかった。そして、ノーベル賞を受賞した。

 

 

私の評価としては、★★☆☆☆(二つ星:読むの? 最大は五つ星)

 

生命とは何かという命題から予想される自然科学をベースとした哲学的な話はほとんどなく、細胞内の遺伝子などの分子レベルでの化学的変化などの詳細な話が展開される。そして結局、生命とは何かにはほとんど答えていない。

 

分子レベルでの生物学に興味のある人には良いかもしれない。

 

生物の成長、進化の分子レベルでの構造はおそろしく複雑であることは理解できる。しかし、その解説が続く前半以降にはとてもついていけなかった。とくに著者発見のcdc2なるものが細胞周期を進行させる化学的変化を含むメカニズムのくわしい説明は私には複雑で、イメージがわかなかった。

 

 

ポール・ナース(Paul Nurse)
1949年英国生まれ。遺伝学者、細胞生物学者。

細胞周期研究での業績が評価され、2001年にノーベル生理学・医学賞を受賞。

1970年バーミンガム大学を卒業後、1973年イースト・アングリア大学で博士課程修了。エジンバラ大学、サセックス大学、王立がん研究所(ICRF)主任研究員、オックスフォード大学教授、王立協会研究教授を経て、1993〜1996年王立がん研究所所長、2003〜2011年米ロックフェラー大学学長、2010〜2015年王立協会会長、2010年より現職、フランシス・クリック研究所所長。

2002年に仏レジオン・ドヌール勲章、2013年にアルベルト・アインシュタイン世界科学賞を受賞。世界中の大学から70以上の名誉学位や名誉フェローシップを受賞。首相科学技術顧問。本書が初の著書となる。


著者は54歳の時、米ロックフェラー大学学長に就任するためにグリーンカードを申請したが、出生証明書に両親の名前が記載されていないと却下された。完全版を手に入れて驚いた。実の両親は祖父母で、母親は17歳で私を産んだ姉だったのだ。父親はいまだに不明だ。

 

 

竹内薫(たけうち・かおる)
1960年東京生まれ。理学博士、サイエンス作家。東京大学教養学部、理学部卒業、カナダ・マギル大学大学院博士課程修了。小説、エッセイ、翻訳など幅広い分野で活躍している。

主な訳書に『宇宙の始まりと終わりはなぜ同じなのか』(ロジャー・ペンローズ著、新潮社)、『奇跡の脳』(ジル・ボルト・テイラー著、新潮文庫)などがある。

 

 

膀胱に感染する寄生虫細菌の細胞なんか、1ミリメートルの隙間に3000個も横に並べることができてしまう。巨大な細胞もある。…卵の黄身全体がたった1つの細胞だなんて驚きだ。(p19)

 

熱力学の第二法則にしたがい、生き物は秩序あるものを食べて無秩序なものを排泄することで、体内の秩序を保っている。(p31)

われわれの小さな細胞一つに含まれる46本の染色体を合わせると、DNAが2メートル以上になるという。…(このDNAは)直径が数千分の1ミリメートルほどの細胞に見事に収まっている。

 

こうしたさまざまなたんぱく質はすべて、細胞内で特定の機能を発揮するように、何千年もの進化によって磨かれてきた。…小さな酵母細胞ひとつにも、全部で4000万個以上のタンパク質分子がある。

 

酵素は、個々の原子を操作して、特定の分子結合を作ったり壊したりする。これは、途方もなく正確な原子の外科手術なんだ。

 

あなたが食べるものの大部分は、最終的にあなたの細胞のミトコンドリアで処理される。ミトコンドリアは、食べ物に含まれる化学的エネルギーを利用し、おびただしい量のATPを作る。あなたの身体の何兆個もの細胞を支えるために必要な、すべての化学反応に燃料を送るため、あなたのミトコンドリアは、なんと、あなたの全体重に匹敵する量のATPを毎日作り出している!(訳注:ATPはリサイクルされるので、体重が激減することもなく、体重分の食べ物をとる必要もない)

 

 

目次

ステップ1 細胞 細胞は生物学の「原子」だ

ステップ2 遺伝子 時の試練をへて

ステップ3 自然淘汰による進化 偶然と必然

ステップ4 化学としての生命 カオスからの秩序

ステップ5 情報としての生命 全体として機能するということ

世界を変える

生命とは何か?

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今朝の富士山(10月20日)

2021年10月20日 | 日記

 

10月20日8時、ベランダから遠くに見える今朝の富士山は見事でした。写真はひどいけど。

 

本当の見え方はこちら。

 

一昨日、10月18日19時、十三夜。ベランダの端を無理して覗き込むと、

 

少し欠けてるのは写真では見えませんが、それでも十三夜です。

春のおぼろ月夜みたい。

 

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10月のある朝

2021年10月18日 | 日記

 

いつものように、図書館が空く時間を見計らって、散歩がてらでかける。本の貸し借りを済ませ、久しぶりに書庫をのぞくと、看板があった。

「本屋大賞受賞作家が副賞十万円図書カードで買った本」とあり、2004年の小川洋子から2021年町田そのこまでの作家が買った本のリストがぶら下がっていて、その下には、

 

誰が購入したかが張り付けてある本がいくつか展示してあった。(借りることもできる)

 

本屋大賞の副賞に10万円の図書カードがあると知らなかったが、何を買ったかがこんなところで公開されているとは作家さんもびっくりでは?
でも有名作家は本の紹介もする機会が多いので、出版社からさまざまな献本があるだろう。このリストは、その作家に献本されていない本のリストとも言えるのかな??

 

 

帰宅して迫力ある雲を見上げた。子供のころよく廊下に寝っ転がって、フカフカな雲がゆっくり動いていくのを、ボーッと眺めていたことを思い出した。

 

 

昼飯当番は私なのだが、今日の昼飯はもうできたも同然。あさ一番に「天然酵母パン こ・ん・ぱ・す」まで足を延ばして買ってきた、焼き立てのぶどうとくるみのパンとクリームパンがあるのだ(これで二人分)。

 

ヨーグルト、メープルシロップ、はちみつ、チーズを並べて、キュウイを切って、コーヒーをドリップするだけだ。おっと、散歩のついでに畑で今朝買ったルッコラを洗ってハサミでチョキチョキするくらいやるか。

パンの美味しそうな匂いと、コーヒーの香り、ルッコラの軽い苦み、そしてテーブルの向かい側には‥‥、これって最高の幸せの香りじゃん!

 

 

 

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青山文平『泳ぐ者』を読む

2021年10月17日 | 読書2

 

青山文平著『泳ぐ者』(2021年3月15日新潮社発行)を読んだ。

 

新潮社の内容紹介

離縁された妻はなぜ三年半も経って、病床の前夫を刺したのか。徒目付の片岡直人は「真相」を確信するが、最悪の事態に。折も折、耳に入る奇妙な噂。毎日決まった時刻に、冷たい大川を不恰好に泳ぐ男がいる。何のために? 事件の予兆、男の謎めいた笑み、仕掛けられた罠。「なぜ」の奥に、直人は人の心の「鬼」を見た――。時代本格ミステリー。

 

いわゆるホワイダニットWhydunitと呼ばれる“なぜ”を問うタイプのミステリ『半席』が『このミステリーがすごい! 2017年版』4位で注目された。あれから5年、ようやく続編である『泳ぐ者』で、“なぜ”を問われぬ世界に、“なぜ”を探る徒目付・片岡直人が帰ってきた。

 

 

片岡直人は、文化年間、徒目付を通過点として、懸命に勘定所を目指し、子供にも職を引き継げる旗本になろうとしていた。直人は、敬愛する徒目付組頭の内藤雅之からの命で、表の御用とは別の頼まれ御用での、なぜを追い続けようと決心する。旗本への道を諦めても。

 

藤尾信久を刺殺した離縁された元妻・菊枝が罪を認めて事件は解決した。しかし、直人は、なぜ彼女が離婚後3年半も経ってから元夫を刺殺したのか? 妻を大切に扱っていた信久が、病を得てからなぜ菊枝を離婚したのか? 菊枝は罪を認めているが、動機については全く語らない。直人は、問いかけにケンモホロロナ菊枝の心に入り込み、「なぜ」を明らかにしようと、奮闘する。

 

初冬の寒さの中、毎日、大川を泳いで渡る男・蓑吉が見物人を集めていた。理由を聞くと、内藤新宿で商う古手(古着)商売が持ち直すように願掛けで大川を泳いで往復いると答える。一応納得した直人だったが、事件が起こり、直人は東三河の地まで足を延ばすことになる。

 

 

私の評価としては、★★★☆☆(三つ星:お好みで、最大は五つ星)

 

犯人は誰かを探すのではなく、なぜ犯行を犯したのかを調べるのは、表面的事実だけに留まらず、話が深く潜行していくので面白い。しかし、私には菊枝の考えも、蓑吉の考えも、完全には納得できるものではなかった。

 

主人公の直人は謎解きに魅力を感じて出世の話を断ってしまうのだが、独身で背負っているものもなく、重い悩みがなく、その分、人間的魅力も濃くないので、話が単純になってしまっている。

 

著者は江戸時代の知識が豊富で、いたるところに蘊蓄が盛り込まれている。わざとらしくはなく、自然な形なのだが、こちとらは歴史の勉強をするつもりで読んでいる訳では無いので、煩わしい。

 

 

片岡直人:主人公。監察を担う御家人である徒目付(かちめつけ)。29歳。

内藤雅之:徒目付組頭。直人の上役。

喜助:神田多町の居酒屋・七五屋の店主。漁師。

遠山左衛門尉景晋(かげみち):御目付。文化2年長崎で呂西亜(ロシア)のレザノフと交渉。

三谷一利:勘定組頭の筆頭格。藤尾信久を信頼。

沢田源内:偽系図を商う浪人多町一の比丘尼(びくに)(実は公家・羽林家(うりんけ)晶子)のヒモ。

藤尾信久:百姓上がりで役高350俵の勘定組頭となる。隠居し重病の65歳で、60歳の妻・菊枝を離縁。

菊枝:大番を務める家の3女で信久に嫁ぐ。美人。63歳の時、重い病の信久を懐剣で刺し殺した。姉は佳津。

藤尾正嗣:信久と菊枝の子。37歳。勘定組頭。父には可愛がられたが、母は冷たかった。

 

蓑吉:内藤新宿で商う古手(古着)商売が持ち直すように願掛けで大川を泳いで往復していた。

川島辰三:御徒(幕臣)。水練の相方の仁科耕助を鍛えようと水死させた。

菊地新兵衛:御徒。川島の振る舞いを直人に説明。

 

 

青山文平(あおやま・ぶんぺい)

1948(昭和23)年、神奈川県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。

2011(平成23)年、『白樫の樹の下で』で松本清張賞を受賞しデビュー
2015年、『鬼はもとより』で大藪春彦賞
2016年、『つまをめとらば』で直木賞を受賞。

他に、『かけおちる』『伊賀の残光』『半席』、本書『泳ぐ者』『励み場』『遠縁の女』『江戸染まぬ』など。

 

 

文化4年択捉(えとろふ)の紗那(しゃな)にあった幕府の会所(230人)が魯西亜の軍艦2隻(70人)に襲われ完敗した。(p26)

 

旗本とは公方様へのお目見えが叶う御用を務める者を言う。ただし、御目見以上の御用が一度だけでは一代御目見の半席となり、当人は旗本になっても子は御家人のままに据え置かれる。(p29)

 

御徒(おかち):将軍または大名の行列の先頭で警戒する。ふだんは城内の番所で警備に当たる。

 

茣蓙(ござ)

蝟集(いしゅう):一か所に群がり集まること。「蝟」は、ハリネズミのこと

比丘尼:尼僧(尼)

科人(とがにん):罪人。咎人

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道尾秀介『雷神』を読む

2021年10月16日 | 読書2

 

道尾秀介著『雷神』(2021年5月25日新潮社発行)を読んだ。

 

新潮社による内容紹介は以下。

埼玉で小料理屋を営む藤原幸人のもとにかかってきた一本の脅迫電話。それが惨劇の始まりだった。昭和の終わり、藤原家に降りかかった「母の不審死」と「毒殺事件」。真相を解き明かすべく、幸人は姉の亜沙実らとともに、30年の時を経て、因習残る故郷へと潜入調査を試みる。すべては、19歳の一人娘・夕見を守るために……。なぜ、母は死んだのか。父は本当に「罪」を犯したのか。村の伝統祭〈神鳴講〉が行われたあの日、事件の発端となった一筋の雷撃。後に世間を震撼させる一通の手紙。父が生涯隠し続けた一枚の写真。そして、現代で繰り広げられる新たな悲劇――。ささいな善意と隠された悪意。決して交わるはずのなかった運命が交錯するとき、怒涛のクライマックスが訪れる。

 

冒頭はこう始まる。埼玉県に住む藤原幸人(ゆきひと)と悦子の4歳の娘・夕見(ゆみ)がマンションの4階のベランダで遊んでいた。28歳の幸人は54歳の父・南人(みなと)が経営する和食料理屋・一炊(いっすい)で働いていた。姉の亜沙美はアパート暮らしだった。
悦子が買物に出て、直後に頼みを言い忘れた幸人が追いかけて玄関に出たとき、植木鉢が落下してきて、年配の古瀬幹恵が運転する軽自動車のフロントガラスを直撃し、そのまま直進した車に悦子は跳ね飛ばされて亡くなった。夕見はアザミ鉢をお日さまに当ててあげようと移したのに、そこには見当たらなかった。このことを幸人はけして夕見に話すまいと決心した。

 

15年後、幸人は一炊を一人で切り盛りし、19歳の夕見は大学の写真学科に通いながら店を手伝っていた。父の南人は70歳を直前にして亡くなった。ある日突然、男から電話で「金を都合してもらいたい。秘密を知っている。あれをやったのはあんたの娘だ」と強請られる。

 

31年前、新潟県羽田上(はたがみ)で父・南人は美人の妻・英(はな)の名前を付けた居酒屋を経営していた。雷電神社では大量のキノコ汁(コケ汁)を食べる神鳴講が行われ、母・英も手伝わされていたが、失踪して瀕死の状態で発見される。

翌年の神鳴講で、姉の亜沙美は直撃雷に打たれ大やけどをして意識不明となり、幸人は記憶を一部欠落した。キノコ汁を食べた4人の「しんしょもち」が死んだり、瀕死状態となって、南人が犯人と疑われ、村を追われる。

 

夕見が、祖父・南人一家が30年前に住んでいた羽田上村で写真を撮りたいと言い出し、幸人も脅迫者から逃れ、謎をはっきりさせるために、亜沙美と共に3人で、偽名を使って村に泊まり、調べ始める。

 

 

太良部希恵(たらべ・きえ):雷電神社の宮司・容子の一人娘。亜沙美の親友。

油田長者の黒澤、金属加工の荒垣、最大のキノコ農家の篠林、村唯一の総合病院の長門:村の支配者で、「しんしょもち」と呼ばれる。

彩根:夕見が尊敬する写真家(故人)・八津川京子の一人息子。地方の郷土史を研究しながら全国を巡る。

 

私の評価としては、★★★★☆(四つ星:お勧め、 最大は五つ星)

 

多層に絡み合った謎が複雑で、面白く読める。奥深い田舎の風景、方言、風習と、引き続く事件の怨念の絡まりが、おどろおどろしさを醸し出す。

 

最後の嫌な気持ちにさせる終わり方で、気分よくはないのだが、これが道尾流なので、仕方ない。

 

不満な点は、謎解きに無理筋があり多少強引な事と、途中から急に登場する「彩根」が何故か中心になって仕切っているのが、納得できない。

 

 

道尾秀介の略歴と既読本リスト

『龍神の雨』『風神の手』と来て、今回の『雷神』で神三部作完成。

 

 

羽田上村:ハタハタの旬は雷の季節でもあり、ハタハタ(鱩または鰰)が噛みつく村という意味で羽田上村となった。二つの文字(鱩、鰰)の魚編を取ると、「雷神」となる。

紙垂(しで):神社や鏡餅にに飾られる白い紙を段々に折ったもの。

一炊の夢:人生の栄華がはかないことのたとえる中国の故事。ある男が、思い通りに出世ができるという枕を借り、夢の中で、栄華を極めた人生を経験する。しかし目覚めてみると、炊きかけの飯がまだできあがっていないほどの時間しか経っていなかった。
父は「飯食ったり、酒飲んだりするあいだも、短え時間だけど、なるべく大事にしてもらいてえと思ってな。」と店の名を「一炊」という名にした理由を語った。(p142)

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伊兼源太郎『事故調』を読む

2021年10月15日 | 読書2

 

伊兼源太郎著『事故調』(2014年5月30日角川書店発行)を読んだ。

 

角川書店の内容紹介は以下

たとえ偽善であっても――自らの正義を取り戻した男が行政組織の闇に挑む!

人工海岸での陥没事故。9歳の少年が重体となり、事故調査委員会(事故調)が設置される。市から責任隠蔽を命じられた、元刑事で市職員の黒木は事故の関係者の姿に心揺るがされ、組織との戦いを決意する。

 

WOWOWで放送された(2021年8月~- 9月、全6話)「密告はうたう 警視庁監察ファイル」を見て、警察職員の不正を暴くための部署・警視庁警務部人事一課監察係の存在を知り、警察内部からも敵視、警戒される組織に興味をもった。警察内部にも詳しそうな原作者の伊兼さんの他の作品を読んでみた。

 

 

志村市役所

黒木:38歳。志村市役所広報課勤務。市の部品として働くだけと決心している。元捜査一課で、菅原の薫陶を受けた。

宮前:黒木の部下。女性。冷静で自分の頭で考える。

中村:広報課長。やる気がない。

佐川:広報課を管轄する市民部・部長。黒木を県警から引っ張った。

大熊:商工振興課。黒木と中途採用の同期。

権田:市長。20年間市長で、あと二期は続けるつもり。

 

長田太郎:9歳で砂に埋もれて結局亡くなった秀太と、妹の楓の父親。妻は景子。

佐藤:志村大学工学部教授。事故調の委員長。

升嶋:市長を狙う市議

阿南、山澤:県警捜査一課

財前仁美:あだ名は弁天。県警の鑑識のやり手。民間から転職。34歳。

椎名:バーを経営する情報屋。黒木に恩義がある。

新村:東洋新聞の地元記者。まもなく定年。

 

 

私の評価としては、★★★☆☆(三つ星:お好みで、最大は五つ星)

 

主人公は、刑事として心に傷を負い、拾われた市役所では言われた仕事をこなすだけと決心していたのに、つい熱くなって突っ走るというよくあるキャラで、それなりに面白い。しかし、その心を取り戻す契機が、幼い子どもの言葉に涙ぐんでしまうなどお涙頂戴で、あざと過ぎ、安直で、私がもっともうんざりするやり方だ。

 

手抜き工事があったことは最初から分かっているので、謎は誰が、どのようにして隠ぺいしたのかということだけだが、そこに鮮やかなお手並みは感じられない。

 

伊兼源太郎の略歴と既読本リスト

 

 

お勉強

瘡蓋(かさぶた)

 

おまけ

椎名「でも、人生の三分の一はベッドで夢を見るんです。だったら残り三分の二も、夢のために生きてもいいとおもいませんか。片方に現実があり、もう片方に夢がある。僕らはその間を行き交う旅人ですよ」(p83)

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10月(1)の散歩

2021年10月14日 | 散歩

10月上旬の散歩。

 

9月(2)の散歩」の最後で紹介した「アジサイの一種らしい」花を再び見た。

 

隣りの蕾。これが上の写真のようになるの?

 

塀際にずらりと咲く花は?

 

拡大してGoogle画像検索すると、asterと出たのだが、縁遠い感じがする。

 

道路の向こう側に先端がオレンジ色のエンジェルトランペット。「9月(2)の散歩」で紹介した9月15日の時点より、花一杯だ。

 

葉をすっかり落とした柿の木は実が一杯。

 

一面にピラカンサの実。

 

こちらは天に向かって立ち上がるピラカンサ。

 

小さな白い花が咲いた木が壁に張り付いていると「5月の散歩」で紹介した、4月25日の写真はこれだが、

 

10月9日時点での写真が以下。ピラカンサだった。

 

裏側は駐車場で、丸く穴が開けてあった。

 

キンモクセイ。別の場所だが、「9月(2)の散歩」で紹介した9月15日の時点でも咲いていたがあれは先駆けだったのか?

                                      

 

こちらもけっこう大きなキンモクセイ。香りはあまり強くないような気がする。

 

道端で見つけた変なポール。「Lead Hook」とある。「大型犬のご利用は遠慮ください」とある。

 

下の写真のように、犬のリードを押し込むと、固定できるらしい。何のため? 一休み?

 

 

コメント (5)
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『ミライを生きる君たちへの特別授業』を読む

2021年10月13日 | 読書2

 

ジュニスタ編集部編『岩波ジュニアスタートブックス ミライを生きる君たちへの特別授業』(2021年7月28日岩波書店発行)を読んだ。

 

出版社の内容紹介は以下。

俳優の春名風花さん、作家の大木亜希子さん、新聞社で数多くの若者向け記事を書いてきた原田朱美さん、フォトジャーナリストの安田菜津紀さん、エッセイストの小島慶子さんが実際に中学校で行った授業をまとめました。進路の悩み、大人になることへの不安、他者への思いやり、いじめ、いのち…‥、中学生の思いや悩みに寄り添う1冊です。

 

孫へのプレゼントとしてゲームソフトでなく、困ったときに何らかの支えになる本を探そうとする過程で見つけた本。しかし、まあ祖父にできることと言えば、遠くから祈り、かすかに手を伸ばすことぐらいしかできないのだと改めて思った。

 

この本は都内の公立中学校で実際に行われた授業をまとめたもの。生徒とのQ&Aもある。

 

元アイドルの大木亜希子さんは、アイドル時代の経験や、苦労を乗り越えて天職の作家になったかを話す。
アイドルだけど売れてないと思っているうちに、22歳でグループが解散してしまう。清掃員のアルバイトしながら地下アイドルになり、会社員になったりした結果、フリーランスのライターとして「アイドルとしては芽がでなかったけれど、第二の人生で輝かしいキャリアを送っている人」に取材して本を書いた。

 

新聞社で若者向けの記事を書いてきた原田朱美さんは、大人になることに対する不安、苦難と葛藤を優しく包み込むかのように話す。
「高校3年生が人生のピークって、本当ですか?」とかって質問を受けた。18歳までは親や先生の言うことを聞いていればよかったが、大人になると自分で考えて乗り越えていかなくてはいけない。でも大丈夫、「正解のない世界」でも大半の人は何とかやっていけるし、まだ練習すれば、全然間に合う。

 

俳優の春名風花さんは、いじめ問題に向き合い方について考えながら、いろいろな本を紹介する。
物語には主人公の視点で語られることが多い。主人公以外の脇役、たとえば悪役、の視点で一度物語を見て欲しい。

 

フォトジャーナリストの安田菜津紀さんは、さまざまな取材経験から、遠い世界と考えがちな世界の難民問題を語りながら、他者を助けることについて一緒に考える。

エッセイストの小島慶子さんは、10代が抱える生きづらさ、自我と向き合う苦しさを、そっと後押しするかのように話す。
悲しみを乗り越えるための一つは、一日に3つ、どんな小さな出来事でもいいから良かったことを見つける。
高校3年生の長男に「中学の時、いつも不機嫌だったけど、どんな気持ちだったの?」と聞いたら、「自分なりにこれはこうと考えると、もう絶対自分が正しいと思う。大人は、それは違う、まだ考えが浅いなどと上から言う。また、やりたいこと、挑戦したいことができたのに、大人は、お金は、学校は、など自分ではどうしようもない条件を持ち出して、自分が弱い立場だと思い知らされて嫌になったのだ」と言った。

 

 

私の評価としては、★★★★☆(四つ星:お勧め、 最大は五つ星)

 

中学生の生きづらさを解決する回答が直接見つかるわけではないが、はるか昔の、あきらめと不安、そして無理やりな自負とでいつもイライラしていた自分の中学、高校時代を思い出すための一つの本だ。

 

何かで読んだのだが、ある高校生が言っていた「反抗期とは、子供の成長に追いつけない親が反抗する期間のことだ」。 ある面そうだと思った。反抗期とは、大方の青年が通過するごく普通にあるものだ。それに対して親が腹を立てるのは、親が未熟なせいだとも言える。

 

 

 

目次


はじめに
大木亜希子さん (作家):生き方はひとつじゃない――アイドルたちのハローワーク

原田朱美さん (新聞記者):高校3年生が人生のピークなの?――18歳無理ゲー説

春名風花さん (俳優、声優):「学校が辛(つら)いなら逃げてもいいんだよ」は本当に優しい言葉?――いじめの「あたりまえ」を考える

安田菜津紀さん (フォトジャーナリスト):日本も大変なのにどうして海外の人も助けるの?――紛争や災害の現場からの声を伝える

小島慶子さん (エッセイスト、タレント):ままならない自分との向き合い方

ミライを生きる君たちへの本棚 13冊

 

コメント (2)
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天然酵母パン「こ・ん・ぱ・す」のパン

2021年10月12日 | 食べ物

 

このところ、何故か、パン・ネタが続いている。

 

2020年7月29日、天然酵母パン「こ・ん・ぱ・す」が末広南通りにオープンした(武蔵野市南町3-3-2)。

埼玉県新座市で25年間営んでいたパン屋さんが武蔵野市の住宅街へ移転してきたのだ。

 

天然酵母100%、国産小麦100%が謳い文句で、朝7時開店で午前中にほとんど売り切れてしまう。月、火が定休日だ。

 

まずは私の好きなクロワッサン。

 

脂っこさを感じさせず、ポロポロ皮が落ちることもなく、ご機嫌だ。

 

 

くるみチーズ・パンも購入。

 

割ってみると、チーズが一杯。

こりゃ、うまくないわけがない。

 

全粒粉天然酵母食パンもやわらかく、しっとりとして美味しい。

 

しばらくここに通ううことになりそうだ。

 

 

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10月(1)の花

2021年10月11日 | リタイヤ生活

 

10月4日に届いた花

 

7本のラン科デンドロビウム属のデンファレ、3本の紫色のコスモス、ソリダコとユキヤナギ。

 

ちょっと上から見てみました。

 

白と薄紫のデンファレ

 

先っぽの方は最後まで咲くことが無く、黄色になってしまうので思い切って切り捨てました。左上の蕾がもう黄色い。

 

コスモスって、淡い色で、はかなげで、近くで見ると華やかで、セクシーですね。

 

ソリダコはただの葉っぱではなく、黄色い小さな花が咲くのですが、でも花より葉っぱに分類したいです。

 

ユキヤナギというと、長く垂れた細い枝に沢山の小さな花がモコモコとついているあれですよね。春になるとあんな姿になるとは思えませんが。

 

そんな悪口を言って1週間たったら、ユキヤナギに芽が出ていました。

 

さらに9日後、おちびさんになりましたが、見方によっては豪華です。

 

しかもユキヤナギの新芽もかなり大きくなっています。

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