hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

TOSCANA (トスカーナ)吉祥寺店でランチ

2022年06月29日 | 食べ物

 

吉祥寺通り、井の頭通りを過ぎ、ガードをくぐってすぐ、ユニクロの角を中道通りに入る。昭和通りに抜ける2本目の道・西2条通りを北へ入る。中ほどにあるTNコラム2Fにある「Nature/Italian TOSCANA 吉祥寺店」でランチした。

写真左端に少しだけ見える階段を上に登って、右側。

ランチメニューの看板

 

ちょうど12時で店内は若者で満席。隣席が近く、熱心に話しているので、空いてきたのを見て、窓際の席へ移動させてもらった。

西2条通りを見下ろす。

 

飲み物は、私が珈琲Hot(¥280、安い!)、相方がカフェラテ アイス(¥500)。

 

私は、海老アスパラのアラビアータ(¥1,210)。

これが美味いこと! はっきり言って、席が狭く、若者が多く、どうせまずいだろうと馬鹿にしていて申し訳ない。ほんのチョイ辛で、エビはプリプリ、塊のトマトも、もちろんパスタもグー!

相方の、マルゲリータ8インチ(¥1,050)。向かい側から手を伸ばして一つ頂いてしまいました。

生地が柔らかく、脂ぎってなくて、これまた美味しい! 

 

この店の料理、いいじゃない!!

 

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西井開『「非モテ」からはじめる男性学』を読む

2022年06月27日 | 読書2

 

西井開著『「非モテ」からはじめる男性学』(集英社新書1076B、2021年7月21日集英社発行)を読んだ。

 

表紙裏にはこうある。

恋人がいない、女性から好意を向けられない等の苦悩は、「非モテ」という言葉によって90年代後半からネットを賑わせてきた。現在も「非モテ」問題は多くの男性の心を捉えて離さない。しかし、本当に「非モテ」男性はモテないから苦しいのだろうか?

男性性が内包する問題について研究し、当事者の語り合いグループを立ち上げた著者が、男性が「非モテ」という苦悩を抱くまでの過程や内実を掘り下げ、問題の背景や構造を解き明かす。そして「非モテ」の苦悩から抜け出すための実践まで男性学の視点から提示していく。


「“キモい”“弱い”“ダサい” 暴力的に片づけられがちな問題を豊かな言葉で掘り返す男性研究の書」――桃山商事・清田隆之氏、推薦!

 

老齢の私は、もとより、この本を読んで今更モテようと思ったわけではないが、「女性から見て魅力的な男性とは?」という分析結果も、書いてあるのかと思った。しかし、まったくそのようなことは書いてなくて、なぜ男性が「非モテ」に悩むようになるのかを分析しようとする本であった。

 

未達の感覚

著者が主宰する非モテ研(「非モテ」男性の語り合いの場)のメンバーの多くが抱えているのが、「自分は一人前の人間ではないのではないか」という感覚だ。劣等感のような具体的なものではなく、抽象的イメージ。大きなものは「恋人がいない」。

 

自ら「いじめ」を「いじり」に

からかい・いじりの被害が「非モテ」男性を作り出す。「標準的男性像」からかけ離れていると言われる。

男性集団内でからかいとセットで緩い排除も受けている「非モテ」男性は、集団から完全に排除されないように、「いじめ」を「いじり」にするために自らを貶め、「自己レイべリング(ラベリング)」が生じていく。

 

ストーカーへの道

苦しい現実を生きている「非モテ」男性は、女神との妄想をポジティブなものに膨らませ、「あの子は自分のことを好きなんじゃないか」「こんなデートをすれば成功する」とストーリーを構築し、繰り返し楽しむ。この妄想は次第に現実にしみ出してきて、女神に執拗に固執し、拙速なアプローチとなって加速する。そして、これだけやっているのだから、見返りがあってもいいんじゃないかと、ストーカーに陥る。

 

「非モテ」から離れるために

ボランティア、受験勉強、サークル活動など新たに打ち込むものを見つける。また、「非モテ」男性など同じ方向を向く共有体験を重ねる。

 

 

私の評価としては、★★★★☆(四つ星:お勧め、 最大は五つ星)

 

「非モテ」というより、端的に言って、コミ障の、いじめられ男性(問題表現?)の話だったが、当事者の会話があるので、具体的で興味を惹かれる。

とくに、私には理解不能だったストーカーの心理がある程度推察できるようになった。正解かどうか、特殊例かどうかは不明だが。

 

 

目次
第1章 「非モテ」とは何か
第2章 「ぼくらの非モテ研究会」
第3章 追い詰められる非モテ・自分を追い詰める非モテ
第4章 女神への執着と非モテ
第5章 非モテから離れる実践
第6章 非モテの苦悩の正体を考える
第7章 つながりだした非モテ
終章 隣り合って「男」を探求するということ

 

 

西井 開(にしい・かい)
1989年大阪府生まれ。神戸大学発達科学部卒業後、会社員、NPO職員、無職期間を経て、立命館大学人間科学研究科博士後期課程。日本学術振興会特別研究員。臨床心理士。公認心理師。専攻は臨床社会学、男性・マジョリティ研究。
モテないことに悩む男性たちの語り合いグループ「ぼくらの非モテ研究会」発起人、男性の語り合う場をつくる任意団体「Re-Design For Men」代表。共著に『モテないけど生きてます-苦悩する男たちの当事者研究』(青弓社)がある。

 

 

インセル

英語圏で「インセル」=「“Involuntary celibate”(不本意ながら独り身でいる者)」が問題になっている。ミソジニー(女性蔑視)、反フェミニズム的な言説をし、自分たちを受け入れない女性(ステイシー)や「魅力的な」男性(チャッド)を欠陥のある嘆かわしいものとし、襲ったりする。彼らは孤独感を訴え、他者と交流機会がなく、自己の身体に劣等感を抱いている。

 

問題の外在化

何かしらの問題が起きた時、自分のせいだと考えることを「原因の内在化」といい、自分を否定することにつながる。相手のせいだと考えることを「原因の外在化」といい、他人や社会はすぐには変わらないので解決されないままになる。

「問題の外在化」は、原因を問わない。問題そのものを個人から切り離して、一つの現象として捉え、名前を付ける。距離を置いて眺めることで、問題が起こるメカニズムや、個人への影響、自分ができること、できないことを考えることができる。

 

 

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6月(2)の散歩

2022年06月25日 | 散歩

 

最近、庭木で目立つのが、白い花を一杯に咲かせるこの木。

 

花は、4つの花びらがくっきり。

 

調べてみると、ヒマラヤヤマボウシ(学名 Cornus capitata)。

落葉樹のハナミズキや、ヤマボウシの仲間だが、こちらは常緑樹で、「常緑ヤマボウシ」との別名も。

 

花は特徴があるので一目でわかる。

 

こちらは花がべったり木全体を覆っている。

 

 

クチナシ。いい匂いがします。

「くちなし」いいですね、おもむきがあって。「くちなしや 鼻から下が すぐにあご」

 

 

チョウセンアサガオ。別名トランペットフラワーなど。園芸名はエンジェルズ・トランペット。

 

三鷹台駅近くの立教女学院関連の建物で見かけた表札。

1943年7月1日に東京市と東京府が東京都になったので、この表札は79年以上の風雪に耐えてきたということだ。

「すばらしい!」と79歳の私は思う。

 

 

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映画「PLAN75」を観る

2022年06月24日 | 老後

 

UPLINKS吉祥寺で映画「PLAN75」を観た。

館内はほぼ満員。圧倒的に高齢者が多い。

公式サイトはこちら(予告編)。

 

ポスターは以下。

 

高齢化の進む日本では、国会でのさまざまな議論を経て、自ら死を選択した75歳以上の高齢者を、国が死に至らしめる「プラン75」が運用されている。

夫と死別した78歳の角谷ミチ(倍賞千恵子)は、高齢を理由に清掃の仕事を解雇される。職はなかなか見つからず、住居もなくなりそうなミチは、プラン75申請に追い込まれていく。

制度申請窓口である市役所の職員、申請した高齢者が最終決断に至るように導くコールセンターのスタッフ、難病の息子の手術代を稼ごうと「PLAN 75」関連施設で働くフィリピン女性、彼らも迷い、苦悩する。

監督は、初長編監督の早川千絵。主演は倍賞千恵子。

 

 

私の評価としては、★★★☆☆(三つ星:お好みで、最大は五つ星)

 

映画として出来栄えはそれほどのものではないと思える。最初から大きな流れは決まっているようなもので、あとは見ている人を充分納得させられるかどうかになる。その点でも具体的に起こる事柄も「そうだろうなあ」と思うにとどまり、強いメッセージはない。最終段でひずみが一気に弾けるのだが、ようやっとという気がした。

 

小説や映画の「楢山節考」の衝撃と比べてしまうので評価が厳しくなってしまった。

 

オランダやベルギーでは、耐えがたい苦痛により死を希望する患者に医師が薬により安楽死に導くことができる。しかし、これは死の床にある人に対する処置であり、高齢者一般に対するものではない。

現在の日本でも、ときどき死刑になりたいためと言って、凶悪犯罪を犯す者がいるし、ごく高齢になり、もはや何もできないから死にたいと願う人もいる。しかも一方では、高齢者に生きる権利が実際に保障されているわけではない。

 

私は、「プラン85」で、支度金が50万円でなく200万円で、相方が先立っているなら、選択したいと思った。

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「北欧料理ALLT GOTT」でランチ

2022年06月23日 | 食べ物

 

吉祥寺の大正通りにある北欧料理レストラン「ALLT  GOTT アルト・ゴット」へ行った。

"ALLT GOTT"(英語で"ALL GOOD")は、日本ではあまり馴染みのないスウェーデン料理の店だ。

 

かつて予約なしで行って3回ほど休みや満席で入店できず、2011年4月に初めてランチした。今回はめずらしく予約したが、土曜日だったせいもあろうが次々入ってくる客で常に満席だった。

 

ナイフ、フォーク置きは前回と同じトナカイ?

 

パンは、多少癖のあるドイツの黒パンと、ハーブ入りのパン。

 

私はBコース(3180円)、相方はAコース(2200円)。

両方とも同じメインで、魚か肉かを選ぶ。

 

Bコースの北欧の前菜盛り合わせ
にしんのマリネ、スモークサーモン、ノルウェー産甘エビのパテ。ハーブが効いていて美味しかった。

 

 

本日のスープ。スウェーデン料理というと冷たいというイメージがあるが、温かいスープで複雑で深い味わいで美味。

 

キャベツのサラダ、自家製アンチョビドレッシング(写真撮り忘れ)。

 

 

メインディッシュは、牛バラ肉の赤ワイン煮込み(+300円)。

フォークを入れただけで崩れるほど柔らかく煮込んであり、味は濃いめ。マッシュポテト付き。

 

デザート盛り合わせ(アイスクリーム、スフレ、リンゴのなんとか)と、コーヒー。

 

相方のAコース

前菜は、にしんを避けて、ノルウェー産スモークサーモンを選択。

 

キャベツのサラダ、自家製アンチョビドレッシング(写真撮り忘れ)

 

 

メインディッシュは、活き締め真鯛のボンファ。

 

デザートと、コーヒー。

 

ティーカップ、皿のデザインが目を引いたので、ひっくり返したら、「Rorstrand」とあった。店員さんが誇らしげに「可愛いでしょう」と教えてくれたが、ロールストランドはスウェーデンの有名陶器メーカーだそうだ。

1726年スウェーデン王室御用達窯として創業し、2001年からはフィンランドのiittalaブランドに統合され、次々と底面のマークがイッタラに置き替わりつつあるとのこと( ウィキペディア)。

 

夜もコース4500円、6500円などそれほど高い店ではないし、席も比較的ゆったりしていて、量も少なく、我々には最適な店だ。

 

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6月(1)の散歩

2022年06月21日 | 散歩

 

オーストラリア原産、ワイルドフラワーのボトルブラッシュ。瓶洗いのブラシに使えそう。

 

下の写真、花の形から画像検索すると、「ヒペリカム」だと思ったが、過去届いた花のヒペリカムは、「赤い実」だったり、「青い実」があった。

あらためてネットで「ピペリカム」を調べてみた。どうも3種類あるらしい。

(1)やや大きな花や葉を楽しむヒペリカム・カリシヌム

(2)その交雑種のヒペリカム・モゼリアヌム
(3)小さな花を楽しんできたヒペリカム・アンドロサエマムと、真赤な可愛い実を楽しむ改良品種

ということで、以下の写真は「ヒペリカム・カリシヌム」と判定。

 

写真では青い実とも見えるのは蕾。

 

バラもまだ頑張っている。(6月2日)

 

「ゼフィランサス」らしい。

 

この真ん丸坊主は「センニチコウ(千日紅)」だろう。

 

こちらは「キンギョソウ」に違いない。

 

 

「グレビレア」との画像判定だったが?

 

こちらは、オーストラリア西部のワイルドフラワーみたいだが、不明。

 

最近ようやく花の名前がいろいろ思い浮かぶようになったが、まだまだ初心者で修業が足りない。

 

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アジサイ尽くし 

2022年06月20日 | リタイヤ生活

 

アジサイでまず思い出すのはあじさい寺で知られる鎌倉の明月院だ。10年近く訪れていないが、今でも光景が目に浮かぶ。ゆるやかな階段の参道の両脇にどこまでも群生し咲き乱れる青いアジサイ。アジサイの迷路をかき分けるようにクネクネと歩く。ジトジトする小雨も湿気さえもアジサイをよりしっとりと美しくしてくれる。

 

長身の立ち姿の長谷観音がある長谷寺のアジサイも見事だ。裏山の散策路を登ると、見晴台からは遠く鎌倉の海にゆっくり押し寄せる白い波頭が見える。40種以上あるという色とりどりの「あじさいの径(こみち)」を降りる。そして、降りてきた急な崖をときどき見上げるとアジサイたちが迫ってくる。

 

鎌倉からすっかり遠ざかり、現在まとまって見られるのは井の頭線沿線の崖に植えられたアジサイだけとなった。しかし、散歩の途中で家々の庭や垣根の脇に顔を出すアジサイを見つけるのもまた楽しいものだ。普段目立たないのに、6月になると、こんなところにとばかり、青、紫、薄紫、赤など派手ではないがしっとりと、涼し気に存在を誇るのだ。普段通らない道に進み、アジサイにばったり出会うと、思わず挨拶したくなる。

 

アジサイはガクアジサイが原種で、本当の花の周辺の装飾花だけになって毬状になったのが通常のホンアジサイだという。種が無くなったので挿し木や株分けで増やす。
土が酸性で青、アルカリ性で赤くなるのは良く知られている。最近、咲き始めはライムグリーンで、やがて白くなるアナベルという品種もよく見かける。アジサイは青とばかり思っていたが、白いアジサイ、またこれも良い。さらにときどき見かけるのは葉がカシワの葉に似ていてピラミッド形の白い花を咲かせるカシワバアジサイだ。アジサイも多様化し、みんな違ってみんないいということか。

 

 

青アジサイ。(以下、色は一応の分類)

 

盛りだくさんだ!

 

赤紫

 

 

小さいけどこれもアジサイだろう。

 

近くで見れば、一人前のアジサイ。

 

 

白も品があってなかなかのもの。

 

白の大盛。

 

右もやがて白に。

 

大きなガクアジサイ。

 

 

ピンクのガクアジサイ。

 

花付きの良いガクアジサイ。

近くでよく見ると、花の形はさまざま。

 

カシワバアジサイ(柏葉紫陽花)

 

豊作

 

上昇志向のカシワバアジサイ

 

ガクカシワバアジサイ?

 

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彩瀬まる『新しい星』を読む

2022年06月19日 | 読書2

 

彩瀬まる著『新しい星』(2021年11月25日文藝春秋発行)を読んだ。

 

文藝春秋BOOKSでの作品紹介

直木賞候補作、高校生直木賞受賞作『くちなし』から4年――

私たちは一人じゃない。これからもずっと、ずっと

愛するものの喪失と再生を描く、感動の物語


幸せな恋愛、結婚だった。これからも幸せな出産、子育てが続く……はずだった。順風満帆に「普通」の幸福を謳歌していた森崎青子に訪れた思いがけない転機――娘の死から、彼女の人生は暗転した。離婚、職場での理不尽、「普通」からはみ出した者への周囲の無理解。「再生」を期し、もがけばもがくほど、亡くした者への愛は溢れ、「普通」は遠ざかり……。(表題作「新しい星」)

美しく、静謐に佇む物語
気鋭が放つ、新たな代表作

 

大学の合気道部で親友だった男女4人。それぞれ苦難に襲われ、再会し、ほどよい距離感での交流と支え合いを描く連作短編集。

 

森崎青子は良い恋愛、幸せな結婚生活は真っ直ぐに続いていくのだと信じていた。しかし、早産で生まれた娘・なぎさを生後2ヶ月で亡くし、夫・穂高と離婚し、「なぎさはこれからもそばにいるから、一人でやっていける」と母・糸子に語ったら、両親ともうまくいかなくなった。「新しい星で、青子はやはり一人だった」。

 

大学の合気道部で出会った親友・日野原茅乃(かやの)は、青子に乳癌になったと告げる。5歳の娘・菜緒をもつ茅乃の苦しみを青子は共にしようと語りかける。

 

パワハラで辞職して引きこもりになっている31歳の安堂玄也に、合気道部のかつての仲間・青子から、茅乃は道場に通っているので来ないかと誘いのメッセージが届く。花田卓馬から、茅乃のガンからのリハビリのためだと聞いてためらったが勇気を振り絞って行くことにする。青子、茅乃、玄也と卓馬は道場で再会する。卓馬も家族と別居していて悩みを抱えていた。4人のゆるやかな連帯が再び始まった。

 

 

私の評価としては、★★★☆☆(三つ星:お好みで、最大は五つ星)

 

第一話は、未熟児で生まれてすぐ死んだ娘によって、青子の人生、周囲との人間関係は突然激変し、新しい星に生まれ直したかのようになる様子が説得力をもって迫る。しかし、第二話以降は徐々に緊張感が薄れ、淡々と進んでいく。

ややまとまり過ぎた、普通すぎる展開で、全員が良い人なので物足りない気持ちになる。自分が傷ついているからこそ、友に寄り添えるということなのではあるのだが。

 

 

彩瀬まる(あやせ・まる)

1986年千葉県生まれ。上智大学文学部卒。

2010年「花に眩む」で第九回女による女のためのR-18文学賞読者賞受賞。
2016年『やがて海へと届く』で野間文芸新人賞候補、2018年同作で高校生直木賞受賞2017年『くちなし』で直木賞候補
2019年『森があふれる』で織田作之助賞候補

他に、『不在』『さいはての家』『まだ温かい鍋を抱いておやすみ』『川のほとりで羽化するぼくら』など。

 

 

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5月中旬の外食

2022年06月18日 | 日記

 

吉祥寺パルコの地下2階にある「アップリンク吉祥寺」で『ドライブ・マイ・カー』を観た。上映期間終了直前に、ともかく観ておかなくてはと、やっと腰をあげて出かけた。

 

私は読んでいないのだが、原作の「村上春樹・珠玉の短編」のテーマ「計り知れない喪失と仄かな希望」を確かに維持したまま、とくに大きな山場もなく、飽きることなくの3時間に仕立てている。

 

ただ、私は「喪失って浮気かよ」って単純に矮小化してしまったが、霧島れいかは物憂い感じでいかにも「喪失感」って感じでいいじゃない。映画内演劇はわざとらしく感じてしまった。

私の評価などだれも気にしないだろうが、★★★★☆(四つ星:お勧め、 最大は五つ星)。

 

13時になってしまったので、パルコ2階のスターバックスでランチ。

私は、アメリカンワッフル、ハム&マリボーチーズ石窯フィローネと、カフェ・ミスト。

相方は、写真上のハムエッグ・ホットサンドと、スターバックス・ラテ。

 

いつも期待していないせいか、スターバックスのパンは意外と美味しく感じてしまう。

 

 

3日後、吉祥寺東急での買物が長引いて、12時を過ぎてしまったので、手軽な3階の「果実園リーベル」でランチ。

 

相方はパンケーキセットのキュウイ。

 

私は、パンケーキセットの、何だか忘れた。

二人合わせて1936円ならいいじゃない。

店の外に見えた久留米織(綿の郷)の半袖シャツに気づいた相方が売り子にもまして盛んに勧める。ランチを安く上げたのに、柄にもなくランチの4倍でご購入。

 

 

翌日は、家で昼飯を簡単に済ませてから、何年振りかという新宿に出た。西口方面だけだったのだが、あちこち回って、15時になってしまい、一服必要になった。小田急エース北館西口地下館にある「Coffee Negishi」に入った。

 

 

昔ながらの喫茶店だが、完全分煙の分離された奥の部屋が喫煙部屋になっていて、西口でタバコが吸える店として人気のようだ。ただし、紙巻きたばこはダメで、加熱式タバコだけだという。

 

コーヒーは昔ながらのサイホンを使用しているという本格派?らしい。

ブレンドは、Negishi、アメリカン、イタリアン、ヨーロピアンがあった。私に違いが分かるのか試してみたかったが、イタリアンブレンド580円とした。ヨーロッピアンに似ているがなんとなくイタリアぽかった??

相方はミルクの泡立てなしのカフェオーレ630円。

 

よく出歩いた週だった。

 

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オーストラリア食材事情

2022年06月17日 | 食べ物

 

約10数年前までオーストラリア西海岸のパースで、毎年1か月か2か月のんびり過ごしていた。調理道具、食器がそろっているコンドミニアムで、高い外食はせずにほとんど自炊していた。

 

牛肉は、なにしろ人口と同じ2500万頭の牛がいるのだから、安い。薄切り肉がないのが欠点だが、肉料理に合わせて聞いたことないようないろんな部位がそろっている。牛乳も特売になると水よりも安かった。魚は切り身や大きな魚がドテドテと置いてあるだけで、種類も少なく、新鮮とも思えなかった。煮魚にあきると日本人の魚屋さんまで出かけて、鮮度を確かめて、三枚おろしでアラも下さいなどと日本語で注文した。米も、コシヒカリで5キロ700円ほどで味も日本と変わらなかった。日本では税金を食べているんだと実感した。

 

日本とは季節が逆になるが、夏の盛りを避けて初夏から初秋にかけての時期に出掛けることが多く、野菜も、とくに果物の種類が豊富で安く美味しかった。野菜も驚くほど巨大なものが多かったが、リンゴは日本より小さく、歩きながらかじっている人を多く見かけた。推測だが、リンゴなどは摘果(間引き)をしないでそのまま全部実らせるので、小さく、多く、安くなるのではないだろうか。日本では、摘果して少ない数を大きく育て、袋までかぶせておいしくして、手間暇かけて高く売っているのだろう。FUJIという名で日本並みのリンゴも売っていた。

 

イチゴも赤く山のように積まれているが、日本の方がだんぜん甘く美味しい。トマトも料理用など種類が多く、幾分昔懐かしいトマト臭さが残っているような気がした。日本ではイチゴは果物というよりお菓子に近く、トマトは野菜ではなく果物になっているのだと思う。

 

日本でも大量生産の流通過程に乗った一様のものだけでなく、特別な高価な贅沢品の他に、安価の品も、特殊な嗜好の品も、多様な食べ物が出回り、消費者に選択の余地が残されていればと思う。

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浅田次郎の略歴と既読本リスト

2022年06月16日 | 読書2

 

浅田次郎(あさだ・じろう)

1951年東京都出身。高卒で陸上自衛隊入隊。除隊後アパレル業界など職を転々としながら投稿。
1991年『とられてたまるか!』で、40歳でデビュー。
悪漢小説を書き、極道作家と呼ばれる中で、
1993年『日輪の遺産』を書き、さらに、
1995年『地下鉄(メトロ)に乗って』で吉川英治文学新人賞
1997年『鉄道員(ぽっぽや)』で直木賞
2000年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞
2006年『お腹召しませ』で中央公論文芸賞と司馬遼太郎賞
2008年『中原の虹』で吉川英治文学賞
2010年『終わらざる夏』で毎日出版文化賞、
2016年『帰郷』で大佛次郎賞
2019年菊池寛賞 を受賞 
2011年から6年間第16代日本ペンクラブ会長

その他、『日輪の遺産』『プリズンホテル』『天切り松 闇がたり』『蒼穹の昴』シリーズ、『赤猫異聞』『一路』『神坐す山の物語』『ブラック オア ホワイト』『わが心のジェニファー』『長く高い壁 The Great Wall』『大名倒産』『流人道中記』、『夕映え天使』、『アイム・ファイン! 』、『 ハッピー・リタイヤメント 』『憑神』『おもかげ』『母の待つ里』など多数。

エッセイ、『ま、いっか。 』、『 君は嘘つきだから、小説家にでもなればいい 』、『かわいい自分には旅をさせよ』、『アジフライの正しい食べ方


16歳から自立し三島事件に衝撃を受けて陸上自衛隊に入隊自衛隊員、暴力団準構成員(??)、競馬関連、アパレル販売会社経営など多彩な人生経験をつんでいる。

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浅田次郎『母の待つ里』を読む

2022年06月15日 | 読書2

 

浅田次郎『母の待つ里』(2022年1月25日新潮社発行)を読んだ。

 

新潮社の特設サイトのあらすじ

  男は東北のとある駅に降り立った。大手食品会社の社長として東京で多忙な日々を過ごす彼は、上京して以来、じつに40数年ぶりに故郷を目指すのだ。
 実家ではすっかり腰の曲がった86歳の母・ちよが、彼の親不孝を責めもせず、温かく迎えてくれた。父亡きあと一人で家を守ってきた母は、囲炉裏端に心づくしの手料理を並べ、薪で風呂を沸かし、寝物語に神隠しにあった村の娘の話を聞かせてくれた。「母は、自分の息子も神隠しにあって帰ってこないのだと考えて自らを納得させていたのだろうか」。布団の中で男はこれまでの人生を振り返る……。
 しかし、彼はこの慈愛に満ちた〈母〉が本当は誰なのかを知らない。ただ、ここが「ふるさと」であることだけは知っている――。

 物語は〈母〉のもとに足を運ぶ還暦世代の男女3人の視点で進んでいく。彼らをそこへ導いたものは? そして帰る場所を持たない彼らが見つける「ふるさと」とは?
 それぞれの家庭、仕事、来し方、迷いや疑いをリアルに、時にユーモラスに綴りながら、次なる人生の道しるべを見出していく姿を描く。

 

松永徹:有名加工食品最大手企業の社長。不祥事で上層部が辞任した時、実直で清廉な松永が押し出され、やがて社長になった。独身のままで、親も故郷も捨てた。年会費45万円の高級カード会社からの「ふるさとを、あなたへ」との一泊二日50万円のサービスに乗り、魅了されて、学生時代からの友人の秋山に心配される。

室田精一:有名製薬会社の営業部長から閑職の流通センター長となり、定年となった。同時に32年連れ添った妻・怜子は突然離婚して去った。「ふるさと」への招待を受けて気に入って、墓を移すことにする。妹の小林雅美は驚いて怒鳴り込む。

古賀夏生(なつお)循環器内科の女医。60歳まで看護師として働いて育ててくれた母を看取った直後に「ふるさと」を訪問。独身のまま懸命に働き、60歳を目前に、今後はアルバイト医師として緩やかに働こうと考えるようになった。

ホームタウン・サービスという大掛かりな嘘を支えているのは、演出や大道具ばかりではなく、いやそれらの何にもまして、この老婆の真心にちがいなかった。

ちよ:「ふるさと」の曲がり家にひとり住む86歳の老女。手料理を作って、地元の方言であふれる母性で温かく迎える。「何があっても、母(かがめ)はお前(め)の味方だがらの」。

吉野知子:ユナイテッド・ホームタウン・サービスの受付女性担当者。実は…。

 

 

初出:「小説新潮」2020年3月号~2021年2月号

 

 

私の評価としては、★★★☆☆(三つ星:お好みで、最大は五つ星)

 

ふるさとに帰って来たのに、地理も解らず、話しかけてくる久しぶりの友もわからない。なぜだか疑問が膨らむまま話は進み、母の名前も思い出さない。なぜの疑問はすぐに解決されるのだが、ここではネタバレしないので、これ以上は書けない。

 

考えにくいサービスも、筆者の筆力でいかにもありうるように感じてしまうのだが、ときどきふと我に返り、違和感を覚える。

同じような例が3回続くので、少々ダレル。

 

浅田次郎の略歴と既読本リスト

 

目次

1 松永徹氏の場合/2 室田精一氏の場合/3 親友の忠告/4 妹の助言/5 古賀夏生博士の場合/6 花筏/7 憂鬱な月曜日/8 青梅雨/9 蛍/10 無為徒食/11 神の立つ日/12 満月の夜/13 返り花/14 忘れ雪

 

 

難読漢字(ふりがなあり)

午下り(ひるさがり)/中(あた)りとも言えない/手庇(てびさし)/矍鑠(かくしゃく)/耳を欹(そばだ)て/馥郁(ふくいく)たる香気/夜の黙(しじま)/山家(やまが)/塒(ねぐら)/覿面(てきめん)

 

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道尾秀介『N』を読む

2022年06月13日 | 読書2

 

道尾秀介著『N』(2021年10月10日集英社発行)を読んだ。

 

集英社のサイトにはこうある。

全六章。読む順番で、世界が変わる。
あなた自身がつくる720通りの物語。

すべての始まりは何だったのか。
結末はいったいどこにあるのか。

「魔法の鼻を持つ犬」とともに教え子の秘密を探る理科教師。
「死んでくれない?」鳥がしゃべった言葉の謎を解く高校生。
定年を迎えた英語教師だけが知る、少女を殺害した真犯人。
殺した恋人の遺体を消し去ってくれた、正体不明の侵入者。
ターミナルケアを通じて、生まれて初めて奇跡を見た看護師。
殺人事件の真実を掴むべく、ペット探偵を尾行する女性刑事。

道尾秀介が「一冊の本」の概念を変える。

 

冒頭にある「~本書の読み方~」

本書は六つの章で構成されていますが、読む順番は自由です。……

……

読む人によって色が変わる物語をつくりたいと思いました。……

なお本書は、章と章の物理的なつながりをなくすため、一章おきに上下逆転させた状態で印刷されています。        著者

 

なお、表紙、裏表紙、背表紙ともに、ほぼ上下対称になっている。題名も上下対称だから「N」にしたのかも。電車でこの本を読んでいるとき、前の人が、本が逆さになっているのに気がついて不審に思われないための工夫でもあるのだろうか。それにしても、途中で本をひっくり返して読み続けたらびっくりされるだろう。

 

 

「名のない毒液と花」p78~

中学の理科の教師の吉川利香は結婚1か月の精一と、精一の高校の同級生・江添の3人でボートを漕いで目玉島へ向かっていた。精一が江添と始めたペット捜索業の初仕事で、何故か無人島で見たという情報が入ったブラッドハウンドの子犬・ルークを探しに行くのだ。無人島では利香の生徒・飯沼知真(かずま)の姿を見かけた。

雲に空いた5つの穴からまっすぐ伸びた光が、海面を花びらのように……。

 

「落ちない魔球と鳥」p81~

高校野球部のエース・小湊英雄の弟・晋哉は、兄を真似して毎朝フォークボールの投球練習をしていたが、球はちっとも落ちず、補欠にさえなれなかった。「死んでくれない?」突然声がしたが、周りには堤防で釣りをしているニシキモさんしかいなかった。全身灰色で目の周りだけが白い鳥だった。モーターボートで鳥を追いかけて、地図で「つ」の字になっている湾の下の線から上の線へ向かい、桟橋を降りて、永海(ながみ)家へ着いた。高三の娘・千南海(チナミの鳥で、大型のインコ・ヨウムでリクちゃんだと知った。

「通称、天使のはしごだ!」…「あの光を伝って、雲の上から天使が降りてくるんだと!」…目の前で、花が咲いていく。たぶん野球場くらいある花。

 

「笑わない少女の死」p180

少女を殺した犯人を私は知っている。 私だけが知っている。 しかし、このまま誰にも話さずに死んでいくだろう。

定年退職した英会話が苦手の英語教師のダブリン旅行記。

 

「飛べない雄蜂の嘘」p183

DVで死にそうになったときに男が現れ、夫の田坂を刺して、私は救われた。男は錦茂(ニシキモ)と名乗った。

 

「消えない硝子の星」p290

アイルランドの大学を出て看護師として5年働いた。私・カズマは、10歳のホリアナの母親であるホリーを自宅でのターミナルケア―担当となった。ホリーの姉のステラは仕事もなく、貧しかった。ホリーの願いをかなえるためにホリアナと私は砂浜で貴重なウラン硝子のシーグラス(砂浜に混じる小粒のガラス)を探す。

 

「眠らない刑事と犬」p293

大学教員の木崎夫妻が刺殺された。同居する23歳の一人息子が発見者だ。隣家の引きこもり、19歳の小野田啓介に疑いがかかった。現場からいなくなった犬を女性警察官とペット探偵の江添が探す。

 

 

初出:「小説すばる」2019年10月号~2021年6月号

 

 

私の評価としては、★★★★★(五つ星:読むべき、 最大は五つ星)

 

この本の構成は失敗だと思う。目次のとおりの順序で一度読んだだけだが、違う順序でもう一度読んでも、前に記憶が残っていて、まったく違う物語にはならないだろう。そもそも章が変わるたびに本をひっくり返してして読むというのは、前に戻る時にややこしい。

 

それぞれに話が謎を含んだまま終わるので、その謎を引きずってまま次々に進むので、闇の中を進む心地がして不思議な感じがする。名前をはっきり書かないで話を進める場合があり、著者の術中に陥ってしまう。

 

私は、話の中では「消えない硝子の星」が一番、切なくて、必死の思いが伝わって、ステラの謎も解って、良い話だなと思った。

 

 

道尾秀介の略歴と既読本リスト

 

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中山七里の略歴と既読本リスト

2022年06月12日 | 読書2

中山七里(なかやま・しちり)の略歴と既読本リスト

 

1961年生まれ、岐阜県出身。

『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞受賞し、2010年に作家デビュー。

著書

ヒポクラテス・シリーズ(『ヒポクラテスの誓い』、『ヒポクラテスの憂鬱』、『ヒポクラテスの試練』、『ヒポクラテスの悔恨』)
岬洋介シリーズ(クラシック関連),『合唱 岬洋介の帰還』『おわかれはモーツァルト』など

御子柴礼司シリーズ、『贖罪の奏鳴曲』『復讐の協奏曲』など。

『能面検事』『能面検事の奮迅

 

『護られなかった者たちへ』『総理にされた男』『連続殺人鬼カエル男』『騒がしい楽園』『帝都地下迷宮』『夜がどれほど暗くても』『カインの傲慢』『毒島刑事最後の事件』『テロリストの家』『隣はシリアルキラー』『銀鈴探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2』『境界線』ほか多数。

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6月(1)の花

2022年06月11日 | リタイヤ生活

 

6月6日に届いた花

 

 

7本のカーネーション(紫2本、ピンク2本、白にピンクの縁取り2本、白1本)。

一番上に並ぶ赤い玉のセンニチコウ3本。

右側のアルケミラモリス1本。

左下にフラワーアレンジメントでよく見かけるシダの一種のレザーファン1本。

 

茎が枝分かれして何個もの花を持つスプレーカーネーションでなく、久しぶりに普通のカーネーションなので、何か花が大きく感じます。

 

ピンクで縁取りされたカーネーションも優雅な姿を見せてくれます。

 

センニチコウの赤く丸い部分は、花ではなく苞(花のねもとにつく小形の葉)だそうです。長期間咲き続け、百日紅(サルスベリ)より長持ちするからでしょう、センニチコウ(千日紅)と書きます。

 

黄色い小さな花をたくさん咲かせ、縁に細かな切れ込みが入る丸い葉を持つアルケミラモリスは、イングリッシュガーデンなどでよく植栽されているそうです。花屋さんからの「お手入れ方法」には、「乾燥しやすいため、茎だけでなく葉っぱ全体を水に沈めると効果的です」とありましたが、やはり真っ先に萎れてしまいした。

 

翌日の全体。

 

カーネーション満開。

 

センニチコウ

 

アルケミラモリス

 

5日後、現在の姿は、カーネーションの花びらの端が黄色じみてきて、お見せしないことにします。

 

 

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