hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

林真理子『中島ハルコはまだ懲りていない!』を読む

2016年10月30日 | 読書2

 

林真理子著『中島ハルコはまだ懲りていない!』(2016年7月10日文藝春秋発行)を読んだ。

 

「中島ハルコの恋愛相談室」に続く第二弾で、短編10編。

 

文藝春秋の宣伝文句は以下。

天上天下唯我独尊! 日本一、傍若無人な女社長、中島ハルコがパワーアップして帰ってきた! 今回持ちこまれる相談事も、医者の息子の進路問題、歌舞伎役者の浮気、相続問題とさまざま。その一方で、自分もドロボーに入られたり、五十女を脱がせたり、美魔女と争ったり、韓国では骨董屋の親父とバトル! 一方、ハルコに振り回されつつ、いつももめごとに巻き込まれるフードライターのいづみは、心許せる男性、熊咲と知り合いながらも結婚に踏み切れず、年上の既婚者に目が行ってしまう……。批判、炎上、なんのその。ハルコのズバリとした物言いに、皆が納得してしまう、痛快なコメディシリーズ第2弾。

 

 

中島ハルコ名古屋生まれの53歳独身。30名ほどの会社の経営者で、趣味は宝石集め、好きな食べ物は河豚。自分勝手な振る舞いでかかわる人を振り回す。相談事には、相談者の本心をズバ、ズバ突いて、真意、裏事情をえぐり出す。

 

「離婚に反対する」

五反田の豪邸地帯の池田山に居を構える丸山家でのお茶会の後で、ハルコは娘礼子から離婚の相談を持ちかけられる。礼子は夫と16年も別居しており、夫の浮気相手には子供がいて、来年小学校に入るので離婚を迫られている。

ハルコは「ルールを犯した人間には、ちゃんとペナルティを課すべきなんですよ。」と離婚に反対する。ハルコは名門小学校には両親が揃わないと入学できないから今離婚を迫るのだという。

 

「梨園の妻を諭す」

「・・・女がね、離婚しようかしら、どうしようかしら、ってあれこれ人に相談している間はまで別れることは出来ないの。女が決心する時は、黙ってすべてやるわよ。・・・」

「私ね、子どものために離婚を思いとどまります、っていう女は嫌いなのよ。本当はまで夫のことがすきなんです、っていう女がすきなの。・・・」

 

「五十女を脱がす」

「あ、すみません。またオヤジ発言が出ちゃって」

「ま、いいわよ、そのくらい。女も三十過ぎりゃ、だんだん言うことにヒゲがはえてくるんだから」

 

 

初出:「オール読物」2014年8,9,10,12月号、2015年1,2,8,10,12月号、2016年2月号

 

 

私の評価としては、★★★★(四つ星:お勧め)(最大は五つ星)

 

会話が中心で話がするみ、解りやすく、スイスイ読める。最後にハルコさんの決めつけが決まる水戸黄門スタイルの展開で安心できる。

ハルコの意見に異論があっても、ともかく爽快。真理子節に乗って楽しく読める。アクが強い真理子さんに反感持つ人は乗れないだろうが、もともとそんな人は読まないだろう。

 

ハルコといづみのコンビが良くできている。常識があり、他人を気にするのに、ハルコに対してはズバズバ突っ込みを入れるいづみを、ハルコは気に入って付き合っている。

「でも意外ですよ、ハルコさんが歌舞伎好きだったとは。お茶やっているって聞いた時以来の驚きです」

「何言ってんのよ。歌舞伎に茶の湯、こういう伝統文化にたけてる私だから、こんなにエレガントなんじゃないの」

「だから意外なんですよ。茶の湯の美意識って、ハルコさんのパーソナリティにまるで生かされていませんからね」

読み進めるに従い、ハルコさんと真理子さんの区別がつかなくなってくる。

 

それにしても、登場する美人はすべてハルコさんにコテンパンにやられてしまう。なぜか美人に厳しい真理子さんでした。

 

 

目次

「ハルコ、縁談を取り持つ」

「ハルコ、離婚に反対する」
「ハルコ、母親を慰める」

「ハルコ、梨園の妻を諭す」
「ハルコ、韓国人に檄を飛ばす」

「ハルコ、美魔女に出会う」
「ハルコ、相続について語る」

「ハルコ、不倫の謎を解く」
「ハルコ、五十女を脱がす」

「ハルコ、いづみの背中を押す」

 

林真理子の略歴と既読本リスト 

 

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池田利道『23区格差』を読む

2016年10月27日 | 読書2

 

池田利道著『23区格差』(中公新書ラクレ542、2015年11月10日中央公論新社発行)を読んだ。

 

表紙裏にはこうある。

一人勝ちとも言われる東京で進む「格差」。ある区で少子化や高齢化が止まった理由とは? 子育て支援や医療の手厚い区、学歴・年収・職業が非凡な区とは? その力強さの秘密を東京23区研究所所長がデータで解析。成長のヒントはここにある! 23区通信簿付き。

 

 

各区の比較は簡単ではない

世田谷区の人口は88万人。世田谷区より人口が少ない県が7つある。

人口あたりにすると千代田区がなんでも一番になってしまう。夜間人口は5万人だが、昼間は82万人。

 

「少子化」というウソ

2013年の合計特殊出生率(一人の女性が一生の間に産む子供の数)の全国平均は1.43で、確かに東京は1.13で全国最低だ。しかし実は、23区には若い世代が多く、5歳以下の子供の割合が多い。

 

年収が非凡な区・平凡な区

全国所得水準(2012年):港区904万円、千代田区763万円、渋谷区684万円、芦屋市567万円、以下中央区、文京区、目黒区、世田谷区、武蔵野市、新宿区と続く。

23区の最後は足立区323万円。しかし、足立区は全国812市区で157位、192位の大阪市、285位の札幌市より上だ。

 

渋谷区

ファッション文化の区。美容院店舗数が1位で、美容師が78百人と2位の港区の2倍近く。2007年には書店の売上げがダントツ1位だったが、大型書店の多くが閉店、大幅縮小し、東急本店内のMARUZEN&ジュンク堂が唯一残っている。

 

杉並区

関東大震災で多くの文化人が杉並に越してきて、文化のまちとなった。区立図書館の蔵書数が23区で一番だが、貸出数は5位。パラサイト男子が多く、ポルシェで走り抜ける(確かに、浜田山など井の頭通りには外車ディーラーが多い)。

 

目黒区

女性比87.9で、23区で女性がもっとも多い。女性の好むブランド区だ。ただし、ハイソな区は庁舎移転や都立大学移転跡地再開発などで最貧区だ。

 

男性と女性

男性超過の台東区(性比110)と女性超過の目黒区(88)の差は大きい。女性比が低いのは目黒、港、渋谷、文京、世田谷と続く。いずれも山の手に属し、「住みたい区ランキング」上位のブランド区。高所得、高学歴、高職種の「三高」を体現するあこがれのまちだ。 

一方、男性は実利を優先し、大田区など地元雇用力が高いまちや、豊島区など都心への通勤が便利なわりに地価・家賃が安いまちなど、まさに実利優先の区を選んでいる。

 

 

私の評価としては、★★(二つ星:読めば)(最大は五つ星)

 

23区間の差異に着目した点は評価できるが、内容は都民なら日頃から感じていることが並ぶ。

 

何かというとデータの数字がずらずら出てきて、読みづらい。その割に理由の説明ができておらず、あいまいなレッテル貼りでごまかしている。

 

23区の地図が欲しかった。区名が出てきても、具体的位置が分からない場合がある。東京は広い。山の手の住民でも葛飾区と江戸川区などの位置関係が思い浮かばない

 

 

池田利道(いけだ・としみち)

1952年生まれ。一般社団法人東京23区研究所所長。

東京大学工学部都市工学科卒、東京大学大学院都市工学科修士課程修了後、(財)東京都政調査会研究員、(株)マイカル総合研究所などを経て、

2011年に東京23区研究所 設立。

 

 

目次

前章 多極化する23区に生まれる「格差」
第1章 23区常識の「ウソ」
第2章 ニーズで読み解く23区格差
第3章 年収・学歴・職業で非凡な区、平凡な区
第4章 23区の通信簿
最終章 住んでいい区・よくない区を見極める方法

 

 

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柚木麻子『本屋さんのダイアナ』を読む

2016年10月24日 | 読書2

 

柚木麻子著『本屋さんのダイアナ』(新潮文庫ゆ14-2、2016年7月1日発行)を読んだ。

 

裏表紙にはこうある。

私の名は、大穴(ダイアナ)。おかしな名前も、キャバクラ勤めの母が染めた金髪も、はしばみ色の瞳も大嫌い。けれど、小学三年生で出会った彩子がそのすべてを褒めてくれた――。正反対の二人だったが、共通点は本が大好きなこと。地元の公立と名門私立、中学で離れても心はひとつと信じていたのに、思いがけない別れ道が……。少女から大人に変わる十余年を描く、最強のガール・ミーツ・ガール小説。

 

矢島大穴(ダイアナと読ませる)は、小さな顔に長い睫毛、大きな瞳、とがった顎、やせっぽちな薄い体を持つ美少女。いつも一人ぼっち。髪は母に染められた金髪。なによりもこの名前が嫌いだ。本屋さんで働くのが夢。

キャバクラ勤めのシングルマザーの母ティアラ(矢島有香子)は、びっくりするほど小さな顔にとがった顎、つけまつげとカラーコンタクトの大きな青い瞳、金色に染めた髪。

母は、「パパと相談して、あんたが世界一ラッキーな女の子になれるようにと思ってつけたんだ。世界一の名前じゃん。・・・」と得意そうに微笑む。

 

神崎彩子は、優等生で、華やかではないが目鼻立ちが整い、なめらかな肌、つややかな黒髪を持つ清楚な少女。大手出版社の編集者である父と料理教室を開く母を持ち、洗練されたものに囲まれて育った裕福な少女

 

対照的な二人が本好きの共通点で親友になった。互いを羨ましく思いながらもひかれあっていたが、中学校で公立と私立と分かれ、ちょっとした誤解、境遇の差から疎遠になるが、10年後に再び・・・。

 

武田良大(りょうだい)は、商店街で3代続く肉屋の一人息子。小学校の同級生で、乱暴者だが人気者。

 

本や作家の名前が良く出てくる。『赤毛のアン』、『夜中の薔薇』『父の詫び状』(向田邦子)、『秘密の花園』、幸田文、森茉莉など。また、折に触れて引用される『秘密の森のダイアナ』は架空の物語。

 

 

初出:2014年4月新潮社より刊行

 

 

私の評価としては、★★(二つ星:読めば)(最大は五つ星)

 

少女小説、女子小説はおじいさんにはキツイ。でも、珍しさもあって結局読んでしまった。

面白くないわけではない。彩子、武田くんなど友人たちは典型的キャラで面白味がないが、ダイアナだけは屈折していて興味を引く。元良家子女のティアラをもっと掘り下げたらおもろいかも。

 

父が競馬好きで、子供の名前に「大穴」と名付ける? いくらなんでも、ありえないっしょ!!

 

 

柚木麻子の略歴と既読本リスト

 

目次

第1章 “ほんもの”の友達
第2章 別世界の人
第3章 月光石のペンダント
第4章 森を出る
第5章 分断された私
第6章 呪いを解く方法

解説 鴻巣友季子

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若桜木虔『 ミステリー小説を書くコツと裏ワザ』を読む

2016年10月18日 | 読書2

 

若桜木虔(わかさき・けん)著『 ミステリー小説を書くコツと裏ワザ』(2016年6月5日青春出版社発行)を読んだ。

 

本書はまともなミステリー小説を書くための指南書ではなく、一次審査を通る新人賞応募作を書くためのポイントを示す本だ。

 

応募には膨大な数の作品が集まるので、特長が際立つ作品でないと選ばれない。しかも、選考者は、大部分は駄作の多くの作品を読まねばならないので、ともかく落とそうと、読み始めから欠点探しを始める。「予選落ちさせるために読む」のだ。

平凡な内容が続くと、早々に没にする。たとえ特長があっても、ありがちな欠点があると一時選考ではねられてしまい、まともに読んでもらえない。

 

印象的な冒頭で、読み手の期待をポジティブに裏切る。選考委員の駄作との先入観を根底から覆すための、印象的な冒頭を工夫することは必須。

 

選考委員が、魅力的だと思うように(キャラが立つ)人物造形する。このためには一人につき最低でも150枚が必要。

 

文体に凝るよりも、台詞に凝る。

地の文を全く読まないで台詞だけを読んでも、誰が、そういう心情で喋っているのか、が明確にわかるように書くことである。

黒川博行氏の作品の会話をよく読んで、サイドラインを引いたり、書き写して、勉強すること。

 

地の文(風景描写)が上手い志水辰夫氏の作品を勉強すること。

 

斬新なトリックを生みだすに、まず考えなくてはいけないのが、“前代未聞の奇想天外な舞台(殺人事件の現場など)だ。

 

主人公は常にノーミスで行動しなければならない。・・・陥るピンチは、ノーミスでも免れられない不可抗力によるもので、犯人が逮捕されるのも、やはりノーミスで行動したにも拘わらず刑事にトリックを見抜かれ・・・というように構成したい。

 

新人賞受賞作家の9割は、受賞から5作目を出すまでに文壇から消える・・・。

 

初版印税はせいぜい50万円。しかし、映像化されれば、原作本はそこそこの小ヒットになる。TV脚本家は、主婦のアルバイト程度の収入で、満足な取材もできず、安かろう悪かろうとなり、低視聴率に陥った。TV業界はヒット作になりそうなミステリーの原作本(時代劇は製作費が高い)を必死に探している。

 

ドラマ化を想定して「ヒット作を書きたければ、美女・美少女を活躍させよ」

 

古書に関する蘊蓄、珈琲の蘊蓄などあまり一般人には知られていない“趣味的な知識”を掘り下げて突っ込む手法は、新人賞狙いには有利に働く。

 

弱い女(男を頼る女)は書きやすいので応募作には多くなる。したがって、選考委員には“強い女”が好まれる。

 

現在、SFは壊滅的に売れておらず、『このミステリーがすごい!』大賞以外の新人賞はSFでは無理。

 

警察内部の情報を知るには、濱嘉之(はま・よしゆき)氏の小説を読んで勉強するのがよい。

 

身代金誘拐事件ミステリーの傑作は、『大誘拐』、岡嶋二人『99%の誘拐』・『明日天気にしておくれ』、連城三紀彦『造花の蜜』、柳原慧『パーフェクト・プラン』、黒川博行『二度のお別れ』、若桜木虔『修善寺・紅葉の誘拐ライン』

 

 

若桜木虔(わかさき・けん)

1947年、静岡県生まれ。東京大学大学院博士課程修了。

読売文化センター町田教室、NHK文化センター町田教室にて小説家養成講座の講師を25年以上務め、40名以上の生徒をプロ作家としてデビューさせている。

大学在学中より執筆活動を開始し、作家としても活躍。ミステリー、時代小説、漫画原作、SF、アニメなどのノベライゼーション、ゲームブック、実用書など、筆名を使い分けて800冊以上の著作がある。

『修善寺・紅葉の誘拐ライン』

 


私の評価としては、★★★(三つ星:お好みで)(最大は五つ星)

 

題名から見ても、ミステリー小説を書くつもりのない人には全く関係ない本だ。また、一次審査を通るコツに絞っているので、その前段のミステリー小説をいかに書くかには直接触れておらず、他の本を勧めている。

 

ともかく書く気があって、何本かミステリーを書いたが、一次審査にはまだ通っていない人が対象の本だ。私のようにミステリー・ファンではないが、書く側の実状に興味のある人にはカスル本だ。

 

膨大な数の新人賞応募があり、確かに選ばれるのは大変なことらしい。選定する側の出版社の手数も大変だし、選んでも、その多くは儲かるには程遠く、さらに2作目が続かず、本格的作家誕生は稀有なことだとわかった。

 

 

目次

PART1 読みだしたら止まらないストーリーづくりのコツと裏ワザ

・読者を引き込む“予想を裏切る展開”のつくり方

・魅力的なストーリーには、必ず「意外な殺人動機」がある。

・印象的な冒頭で、読み手の期待をポジティブに裏切る

・回想やカットバックを避けたほうが、面白いミステリーになる理由

・ワンランク上のストーリーになる「ドンデン返し+ドンデン返し」

・先が読めないミステリーには“視点の均一化”が欠かせない

・ストーリーを面白くするための「大嘘のつき方」

 

PART2 誰もがハッと驚くトリックづくりのコツと裏ワザ

・斬新なトリックを生み出す“後付け発想法”

・小説全体の完成度はトリックの出来で決まる

・新しい密室トリックを作るコツは、“開かれた密室”にある

・やってはいけないアリバイ・トリック

・「スケジュール表」は、目新しいトリックを考えるときの必需品

・スケールの大きなトリックづくりに役立つ5つのポイント

・複雑なトリックを生み出すコツ①「被害者と犯人を入れ替える」

・複雑なトリックを生み出すコツ②「被害者を犯人に協力させる」

・トリックを主軸にすれば、物語の組み立てもスムーズに

 

PART3 思わず感情移入してしまう魅力的なキャラクターづくりのコツと裏ワザ

・作品の面白さを半減する「やりがちなキャラクター設定」とは

・映像化を考慮したキャラづくりで、他のミステリー小説に差をつける

・ヒット作を書きたければ、美女・美少女を活躍させよ

・“強い女”を書くだけで、作品のオリジナリティが増す

・面白いセリフを言えるキャラクターは作品のかなめとなる

 

PART4 台詞や描写で差をつける  新鮮で的確な文章表現のコツと裏ワザ

・「うまい文章」よりも、「平易な文章」を心がけよ

・巧みな台詞廻しを自分の物にする訓練法

・的確で洗練された風景描写が身につく「本の読み方」

・特定の言い回しを避けるだけで、文章のレベルがワンランク上がる

 

PART5 作品のリアリティが増す取材や情報収集のコツと裏ワザ

・門外漢にはかけそうにない設定こそ、チャンスがある

・いかに“知らない世界”の情報を入れるかで、物語造りに差がつく

・ミステリー小説に欠かせない「警察の仕組み」を知る

・見学するだけで、発想が広がる取材場所とは

・特別な警察情報を手に入れるための裏ワザ取材法

・役に立つテレビドラマの見方 やってはいけないテレビドラマの見方

・よく知っている毒物こそ、事前の情報収集を徹底せよ

・これだけは最低限押さえたい「クロロホルムの使い方」

・読み手に目新しさを感じさせる、生物由来の毒物の話

 

PART6 プロ作家を目指す、ミステリー小説新人賞を受賞するコツと裏ワザ

・受賞できるかどうかは、ジャンル選びの段かいで決まっている

・面白ければ、受賞できるわけではない

・選考は、最初の5ページまでで決まる

・知らない世界を書くだけで、受賞の確立がぐっとあがる

・一次選考で落ち続ける人がやりがちな失敗

・時事ネタを避けるだけで、ライバルに差がつく

・予選突破できれば、プロ作家デビューも夢ではない

・短編、長編、どちらに挑戦すべきか

・新人賞を狙うなら、目標は高く設定せよ

・新人賞対策で、最も注意して読むべき受賞作品と。

・デビュー後、プロ作家としての地位を築きやすい「鮎川哲也賞」

・映像化も夢ではない「『このミステリーがすごい!』大賞」

・おわりに

 

 

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百合草健圭志『口腔ケアでがん治療はグッと楽になる』を読む

2016年10月15日 | 読書2

 

百合草健圭志監修『口腔ケアでがん治療はグッと楽になる』(健康ライブラリー、2016年8月17日講談社発行)を読んだ。

 

表紙裏にはこうある。

がん治療には副作用がつきものです。口内炎や乾燥など、口のトラブルは避けられません。そうしたトラブルは、適切な口腔ケアで予防・軽減できます。逆に口の中が汚れたままだと、ときに命とりになる問題すら起こります。口の痛みや乾きをとり、ふつうに食事ができれば、日常生活を維持したまま、がん治療を受けられます。そのカギとなる口腔ケアのポイントを、本書にまとめました。

 

第1章 いますぐできる対処法

 500mlの水に4.5gの食塩を入れた生理食塩水で、ブクブクうがいする。

 

第2章 治療前にやること・知っておくこと、第3章どのような口のトラブルが起こるか

 直前までセルフケアを続ける(歯磨き、うがい)。歯垢は2日で歯石に変わる。

治療前に必ず歯科を受診しよう。

 抗がん剤の副作用で、粘膜の炎症(口内炎)、味覚の変化、唾液が出にくくなり口の中の乾燥が起る。

 頭部への放射線照射で、味覚が変化し、口の中の乾燥は治療後も5年以上継続する

 

第4章 今日から始めよう! 口のケア

 口の中を清潔に(主力は歯磨き)、口腔保湿ジェルを舌に付けて口全体に薄く延ばす

 

 

私の評価としては、★★★(三つ星:お好みで)(最大は五つ星)

 

 詰めて書けば、数ページで終わる内容を、大きな字と絵で説明している。同じ内容が、最初は概要のみで、あとで詳細に語られたりする。もちろん、そのために、解りやすくなっている。漫画チックの絵が多く、例えば、歯の磨き方など説明は解りやすい。

 

 

百合草健圭志(ゆりくさ・たかし)

県立静岡がんセンター歯科口腔外科部長

2002年北海道大学歯学部卒、2006年歯学研究科修了(歯学博士)

 

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宮下奈都『羊と鋼の森』を読む

2016年10月12日 | 読書2

 

宮下奈都著『羊と鋼の森』(2015年9月15日文藝春秋発行)を読んだ。

 

北海道の田舎町でピアノの調律に魅せられた青年が調律師として、そして人としてゆっくり成長する姿を温かく静かに語る、2016年本屋大賞受賞作品。

 

題名の『羊と鋼の森』は、羊がピアノの弦を叩くハンマーの羊毛のフェルトで、鋼がピアノの弦で、森はピアノ本体の木材で、ピアノがなると森が立ち上がると感じることからつけられている。

 

 

北海道の高校2年生の外村(とむら)は、「ただなんとなく高校を卒業して、なんとか就職口を見つけて生きていければいい。そう思っていた。」そんなとき、調律師が調律した体育館のピアノの音色を聞き、

森の匂いがした。夜になりかけの、森の入口。僕はそこに行こうとして、やめる。すっかり陽の落ちた森は危険だからだ。

と感じる。

 

外村は調律師養成の専門学校に入り、卒業後、江藤楽器店に勤め、調律師見習いとなる。そこには、トップ調律師の板鳥さん、割り切った言い方をする秋野さんがいて、先輩の柳さんと共に訪れた客に、和音(かずね)、由仁(ゆに)の双子の高校生がいた。

 

どんな音を目指すのかとの外村の質問に、板鳥さんは、小説家の原民喜の言葉で答える。

「明るく静かに澄んで懐かしい文体、少しは甘えているようでありながら、きびしく深いものを湛えている文体、夢のように美しいが現実のようにたしかな文体」

 

ピアノの基準となるラの音は、学校のピアノなら四百四十ヘルツと決められている、赤ん坊の産声は世界共通で四百四十ヘルツなのだそうだ。

 

 初出:別冊文藝春秋2013年11月号~2015年3月号

 

 

私の評価としては、★★★(三つ星:お好みで)(最大は五つ星)

 

 派手なところが全くなく、調律師になれるか不安を抱えながらただコツコツと積み重ねて成長していく主人公。そして、物語も大きな事件もなくたんたんと進む。

表舞台にでることのない調律師をメインに据え、文章でピアノの音色を表現するという難しい技に挑戦した点は買うにしても、少なくとも私は、努力賞は上げても、面白い小説とは感じなかった。

 

 この作品は、著者が北海道の山間の町に暮らしていたときに書かれた。小学校と中学校の併置校で、全部で10名少々しかいない学校の体育館にあるピアノにも、調律師がやってきていた。

 著者は言う。(antenna「本屋大賞に輝いた『羊と鋼の森』!著者・宮下奈都さんが語る執筆秘話。」より)

ちっちゃい町にも音楽を聞く人がいて、福井にも小説を書いている作家がいて、他のちいさい町にも腕のいい調律師がいる。それは当たり前のことなのに、『ちいさい町にいるともったいない』と言われたりするんです。

 

 

宮下奈都(みやした・なつ)
1967年福井県生れ。 上智大学文学部哲学科卒。
2004年、「静かな雨」が文學界新人賞佳作に入選、デビュー。
2007年『スコーレNo.4
2009年『遠くの声に耳を澄ませて』、『よろこびの歌』
2010年『太陽のパスタ、豆のスープ』、『田舎の紳士服店のモデルの妻』
2011年『 メロディ・フェア』、『 誰かが足りない
2012年『窓の向こうのガーシュウィン』

2013年エッセイ『はじめからその話をすればよかった

2014年『たった、それだけ

2016年本書『羊と鋼の森』で2016年本屋大賞受賞

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辻原登『寂しい丘で狩りをする』を読む

2016年10月09日 | 読書2

 

 辻原登著『寂しい丘で狩りをする』(講談社文庫つ27-4、2016年6月15日発行)を読んだ。

 

 裏表紙にはこうある。

映画のフィルム・エディターの野添敦子は、かつてレイプされて告訴した押本史夫の逆恨みに脅え、女性探偵の桑村みどりに出所間近の押本の尾行を依頼する。みどりもまた交際していた久我の暴力に苦しめられていた。予想どおり出所するや否や敦子の行方を執念深く調べ始めた押本の足音が刻一刻と迫る……。

 

 1997年東京・江東区の団地内のエレベーターホールでJTの女性職員が殺害された。7年前に彼女を強姦し、警察に届けられて逮捕され。出所後の逆恨みの犯行だった。
 この作品は、この事件に想を得ている。

 

 映画のフィルムエディターとして働く野添敦子は、かつて自分をレイプした凶悪犯・押本史夫の「あの女は約束を破って被害を警察に届け出た」という理不尽な怒りによる報復におびえていた。

 いつ出所するかも知らされない敦子に依頼され、女性探偵・桑村みどりは、押本の出所を監視し、その行動を尾行する。しかし、彼女もまた、かっての交際相手久我(こが)の暴力に苦しんでいた。

 敦子は転居を繰り返すが、押本は着々と迫り、近づいてくる。久我も、探偵と鍵屋を使ってみどりの自宅に入り込み、帰宅を待っていた。追い詰められ、迫りくる恐怖、癒えない忌まわしい記憶にさいなまれる2人の女性は・・・。

 

初出:2014年3月講談社より刊行

 

 

私の評価としては、★★★(三つ星:お好みで)(最大は五つ星)

 

 ベテラン作家に失礼だが、良く書けてはいる。ストーカーがいろいろな手を使って転居先の住所を調べ、迫って来る恐怖がよく書けている。細部も良く書きこんではいるが、ダイナミックさ、新鮮味には欠ける。

 

 押本と久我の自分勝手な考え方は良く描写されているのだが、彼ら以外の男性たちが、すべて良い人過ぎて、人間臭さがない。

 

 判決文など裁判関連の文書、探偵社の調査報告書、古い映画フィルムの修復作業など、かなりな頁を使って詳細に再現する姿勢には、私は好感が持てた。

 

 

辻原登(つじはら・のぼる)

1945年 和歌山県生まれ。神奈川近代文学館館長・理事長

1967年 文化学院文科在学中に文藝賞佳作

1985年「犬かけて」でデビュー

1990年『村の名前』で芥川賞

1994年会社を退職、執筆に専念。

1999年『翔べ麒麟』で読売文学賞

2000年『遊動亭円木』で谷崎潤一郎賞

2005年「枯葉の中の青い炎」で川端康成文学賞

2006年『花はさくら木』で大佛次郎賞

2010年『許されざる者』で毎日芸術賞

2011年『闇の奥』で芸術選奨文部科学大臣賞

2012年『韃靼(だったん)の馬』で司馬遼太郎賞、紫綬褒章

2013年『冬の旅』で伊藤整文学賞、 『新版 熱い読書 冷たい読書』で毎日出版文化賞書評賞

2016年 日本芸術院賞・恩賜賞     を受賞。

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オレン・スタインハウアー『裏切りの晩餐』を読む

2016年10月06日 | 読書2

 

 オレン・スタインハウアー著、上岡伸雄訳『裏切りの晩餐』(2016年4月21日岩波書店発行)を読んだ。

 

 表紙裏にはこうある。

過去を振り捨て、母親として平穏な人生を送っていた元CIAのスパイ、シーリア・ファヴロー。そこへ突然、かつて恋仲だった同僚ヘンリー・ペラムが訪ねてきた。久々の再会、懐かしい昔話、舌をとろかす料理の数々、ところが・・・。忘れようとしたウィーン国際空港でのテロ事件の真相をめぐって、二人の会話は手に汗握る心理戦へと一気に転じていく――。

 

 突然訪ねてきたCIA工作員のヘンリーはまだ独身で、ウィーンではシーリアと恋人だった。ウィーンでのハイジャック事件の直後、シーリアは突然CIAを辞め、はるか年上の男と結婚してカルフォルニアへ去り、今は二人の子どもを授かり幸せな生活を送っている。

 

 小説の大半は、この2人が5年ぶりに再会した現在のレストラン内部での会話、腹の探り合いに終始する。会話は、かっての恋のくすぶりにみせかけ、未解決に終わった事件の裏切り者の追及が目的だ。そして、ときにより過去の場面に戻り、CIAでの思い出が語られる。

 

 120人が亡くなったウィーン国際空港でのハイジャック事件から6年後、逮捕したテロリストから、事件の際、たまたま機内に居たCIAの連絡員の素性がばれたのは、CIA内部に裏切り者がいたからだとの情報を得た。CIAは再調査を開始し、ヘンリーが調査担当に名乗り出たのだった。

  

オレン・スタインハウアー Olen Steinhauer

1970年アメリカ合衆国メリーランド州 ボルチモア生まれ。エマーソン大学卒(芸術学修士)

2003年警察小説『嘆きの橋』で作家として地歩を固める

2009年のCIAを舞台とした『ツーリスト 沈みゆく帝国のスパイ』と翌年の『ツーリストの帰還』がアメリカでベストセラー(ミロ・ウィーヴァー、シリーズ)

  

上岡伸雄

1958年東京生まれ。学習院大学文学部英語英米文化学科教授、専門は現代アメリカ文学

著書に『ニューヨークを読む』、訳書に『堕ちてゆく男』『ダイニング・アニマル』など

 

 

私の評価としては、★★★★(四つ星:お勧め)(最大は五つ星)

 

 いわゆる派手なスパイ小説でなく、普通のミステリーとは異なるので、好き嫌いはあるだろう。そもそも、メイン場面がレストランでの二人の会話だけでスパイ小説を語る構成が斬新。

 

 経緯がまとめて説明されることがないし、過去と現在とが入り混じり、登場人物の最初の登場場面で人物の説明がなされないので、物語の筋を理解しづらい。なにやらわけのわからないまま小説は進んでいき、霧が晴れてくるように、過去の空港での事件が徐々に姿を現すこのような構成も面白い。

  

 

登場人物

 

ヘンリー・ペラム:CIAウィーン支局。ウィーンでシーリアの恋人となる。

シーリア・ファヴロー(旧姓ハリソン):元CIAウィーン支局。ウィーンでヘンリーの恋人だった。夫はドルー。

ヴィック(ヴィクター・ウォリンジャー):CIAウィーン支局のボス

ビル(ウイリアム・ビル・コンプトン):CIAウィーン支局。シーリアの元上司。ワイルド・ビルと呼ばれる。1年前に引退しロンドン在住、妻はサリー。

オーウェン・ラシター:CIAウィーン支局。暗号担当。

エルンスト・プル:アメリカに帰化したオーストリア人。

アーメド・ナッジャー:CIA情報局員、たまたま飛行機に乗っていた。

ラリー・ダニエルズ:自信たっぷりなラングレーのCIA工作員、28歳

マッティ:活力にあふれるオーストリア人、シーリアが去る1週間前に登場

フランクラー:調査の暗号名

 イリアス・シシャーニ:ヘンリーへのチェチェン人内通者で、ロシアに渡した内通者リストに含まれていた。ガンタナモの囚人の時、ウィーン空港事件のテロリストは米大使館のある人物から情報を得ていたと告白。

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大場大『東大病院を辞めたから言える「がん」の話』を読む

2016年10月03日 | 読書2

 

 大場大著『東大病院を辞めたから言える「がん」の話』(PHP新書1013、2015年10月30日PHP研究所発行)を読んだ。

 

 表紙裏にはこうある。

いまや、2人に1人ががんに罹る時代。しかし、巷には利益を最優先に治療を行ったり、勉強不足から時代遅れの治療を施したりする医師が溢れ、大手メディアは日々、がんに対するインチキ情報を垂れ流し続けている。著者は、がん外科医と腫瘍内科医という二つの資格を持ち、がん診断、手術の執刀、抗がん剤治療、緩和ケアまでを臨床現場で経験してきた、世界的にも稀有ながん専門医。抗がん剤から先端治療、大学病院の実態まで、「がん」の真実を赤裸々に語る。あなたや大切な家族が後悔しない治療を選ぶために、正しいがん知識をぜひ本書で身につけてほしい。

 

 医者にも、知識が古い医者、金もうけ優先の医者、不勉強な医者などがいる。

 インターネット上の「がん情報」は半分以上がデマ。

 医学、とくにがんに関する研究開発は急速に進んでいる。

 医者は上手に事実を伝え、患者も受ける治療に関心を持ち、積極的な意志表示を行うよう求められている。

 

 大学病院勤務医の給与は、一般病院勤務医の1/2~1/3

 

  •  標準治療:世界中どこの先進国であっても通用する、推奨レベルのもっとも高い治療
  •  先進医療:保険診療との併用が認められているが、まだ安全で有効であると充分確立されていない暫定的治療
  •  先端医療:医学的・行政的に意味のない私的な造語、注意が必要

 

 高濃度ビタミンCがかんに効くといエビデンスは欠如したまま。

 

 がんの自然退縮は、がん患者約1.2万人に1人(0.008%)の割合で発生。

 

 日本の医療用麻薬(モルヒネなど)の消費量は欧米先進国の1/10程度。

 

 後半は、「がん放置療法のすすめ」などの近藤本への批判

 

 

私の評価としては、★★★(三つ星:お好みで)(最大は五つ星)

 

 近藤誠氏のトンデモ本(私の見解)やマスコミの煽情的ながん情報などに煩わされて、医療現場と一般社会との情報乖離が進み、「がんリテラシー」がいっこうに育まれていないような気がします。

という著者の思いから書かれた本だ。

 私としては納得できる論旨、内容であると思ったので、近藤本などに毒された人には是非読んでもらいたい。しかし、一般的にがん情報が欲しい人にとっては端的にがんについてわかる本とは言えない気がする。

 

 「東大病院を辞めたから言える・・・」というタイトルを付けたのは売らんがなの姿勢が感じられる。辞めなければ言えなかったという内容でもないだろう。

  

大場大 (おおば まさる)

東京オンコロジークリニック代表、がん治療専門医 外科医・腫瘍内科医。医学博士。

1972年、石川県生まれ。金沢大学医学部卒業。

がん研有明病院等を経て東京大学医学部附属病院肝胆膵外科助教。

2015年退職し、がん相談やセカンドオピニオン外来の「東京オンコロジークリニック」を開設、院長に就任。

他の著書に『がんとの賢い闘い方 「近藤誠理論」徹底批判』

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「鉄板焼 むさしの吉祥」でランチ

2016年10月01日 | 食べ物

 

久しぶりに吉祥寺でランチ。吉祥寺第一ホテル2Fの「鉄板焼 むさしの吉祥」

 

「むさしの吉祥10周年感謝コース」ランチコースを注文

平日限定、1日10食限定で、「3日前までにご予約ください」とあったが、ぶらりと行ったのが、11時半開店と同時。

 

店内は高級感ただよい落ち着いた雰囲気。客は我々二人のみ。途中で2名、最後に4名が入店。


始めの一皿(豚肉とトマトのテリーヌ)

サラダ

 

神戸ビーフランプ80g

目の前の鉄板で巧みなパテ?さばきで焼いてくれる。

 

もやしの香味焼き

御飯(相方は白米、私は700円追加でガーリックライス)
味噌椀
香の物(かぼちゃ・?)

 

ガーリックライスは、しらす・きのこ・おおばを混ぜて鉄板で焼く。上に載っているのは、薄いおこげ。

鉄板の上でかなり手間暇かけて作っていた。 美味。


満足満足。 

 

 

 

 

 

 

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