hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

今野敏『半夏生』を読む

2024年02月29日 | 読書2

 

今野敏著『半夏生(はんげしょう) 東京湾臨海署安積班』(ハルキ文庫こ3-25、角川春樹事務所2009年2月28日発行)を読んだ。

 

裏表紙にはこうある。

東京お台場のビルの狭間で、アラブ系と思われる外国人男性が倒れているのが発見された。事件性の疑いはないと考えられたが、男性は原因不明の高熱を発し、間もなく死亡。それを機に、東京湾臨海署の安積班にただならぬ空気が流れはじめる——本庁公安部が動きだしたのだ。海外からウイルスを持ち込んだバイオテロなのか? 地域・道路封鎖に奔走する安積たちの不安をよそに、事態はさらに悪化の気配を見せはじめた! 大好評長篇警察小説、待望の文庫化。 (解説・関口苑生)

 

舞台は灰色で無味乾燥な人口の島・お台場。円形広場でアラブ系の男が倒れた。地味な背広にポロシャツの中年男・原田が白バイ隊員に手を振っている。隊員が男に状況確認しようとしたが、姿を消していた。東京湾臨海署に電話し、村雨が受け、「事件性があるのか?」と問い、アラブ系と聞いて、ともかく行ってみるかと呟いた。

須田黒木と行ってみると申し出た。アラブ系の男は所持品を持っていなかった。

 

 

安積警部補:主役。45歳。部下には絶対の信頼があり、上司には言うべきことははっきりと言う。決して信念を曲げない。仕事に熱心で離婚。娘との関係は良好で、元の妻とは微妙。

速水警部補:安積と同期。交通課で飄々働く白バイ野郎。事件を斜め上から眺めるなどして、視界が狭まりがちな安積に有効なアドバイスを送る。
村雨巡査部長:安積の下で仕事を回し、部下を厳しく指導する。捜査は基本に忠実。嫌われ役だが、組織には必要な人物。
桜井:村雨に指導されている。安積班で一番若い。
須田巡査部長:村雨と対照的で、ぽっちゃり体型で機敏でなく、簡単に他人に同情してしまう。しかし、勘は人一倍鋭い。本人は勘の根拠が乏しく自信がないが、捜査が行き詰った時には頼りになる。
黒木:須田と組む。常にキビキビと動き、整理整頓している。
榊原刑事課長:苦労人。
岸辺:本庁公安部外事三課、内閣情報調査室出向。NBCテロ(核・生物・化学テロ)を疑っている。

原田:キャリア。47歳で会社をリストラされ、仕事は見つからず、家は針のむしろ状態で、家を出て、ほとんどホームレス状態で、自殺を考えていた。

 

半夏生(はんげしょう)夏至から数えて11日目にあたる日。また、花の近くの葉の一部が白く半化粧のようになる植物。

 

 

本書は、2004年8月に角川春樹事務所から単行本として刊行。

 

 

私の評価としては、★★★★☆(四つ星:お勧め、 最大は五つ星)

 

内容はそんなに濃くないし、展開にスピード感がない。

 

しかし、特に優れた能力もないごく普通の刑事たち(須田以外)が、それぞれに特徴を発揮して、地道な捜査で徐々に真相に迫っていく。けしてべったりではない彼ら・安積班が、群像として犯罪者に立ち向かっていく。このシリーズの魅力だ。

 

無機質な街、お台場の情景と相まって、不安をはらむ。

 

 

今野敏の略歴と既読本リスト

 

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新宿京王の伊藤園でカフェ

2024年02月28日 | 食べ物

 

新宿京王百貨店で買物……におつき合い

10時開店と同時に入って、まだ40分ほどなのにもう疲れて、休憩処を探す。

ご婦人方に人気の「アフタヌーンティー・ティールーム」はこの時間早くも行列でパス

 

ガラガラの「茶寮伊藤園」へ入る

 

店内のしつらえは、なかなか上品

 

伊藤園とあって、抹茶やお茶を使った甘味などを頼めばよいものを、私は考えなしに、コーヒー

 

相方は空腹時に抹茶はキツイと「ダージリンティ」

 

渋谷ほどではないが、新宿も街の変化が激しく、落ち着かない

 

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西荻・雲龍でランチ

2024年02月27日 | 食べ物

 

善福寺公園からの帰り、女子大通りを西荻窪駅へとぼとぼ歩く。くたびれたし、11時半だし、駅まで10分ほどのところに来たがもうこの辺で昼飯にしたい。西荻駅南の鞍馬が満員だったらと弱気かつ言い訳して、駅の北西5分ほどにある蕎麦屋「雲龍」に我慢できずに入ってしまった。

何回か入ったことがあって、手打ち蕎麦で若干高めだが、店内は広々としていて、それなりに美味しかったはずだ。

わがブログを「雲龍」で検索すると、2014年7月23日2019年2月26日に来ていた。

ちなみに、ブログにUPした日付は、行った日の直後から1カ月ほど後の間なので、アリバイなどには使えない。

 

開店直後で他の客はいない。その後、次々とおなじみらしき客が入ってきた。

 

なかなかおしゃれ。

 

私は「天かけ定食」

 

ゆば好きな相方は「ゆば天かけ」

 

二人で¥3,800と我々には若干高めだが、美味しくて、ゆったりとした座席で、いいじゃない!

 

 

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純白のドレス(再掲)

2024年02月26日 | 昔の話2

 

昔の我がブログを見ていて、「そうそうそうだった」と思いだした。もうほぼ20年前の事だが、今も目に焼き付いている光景がある。(2007年1月6日の再掲

 

二俣川駅から徒歩15分ほどのところにある「こども自然公園」(通称 大池公園)に行った時のことだった。

 

 

横浜の子ども自然公園の小山を降りていくと開けた広場があり、芝生の上にシートを敷いて幾組かの家族がお弁当を広げて談笑していた。広場を少し降りたところに小川があり、2,3人の子どもが遊んでいた。ザリガニでも探しているのであろうか、ズボンのすそをまくって、かがみ込んで棒で岸辺を突いている。きれいな小川なのだが、そのあたりだけ水はもったりとしていて、どろどろだった。

 

ふと見ると、純白のきれいなドレスを着た女の子が混じっている。4歳ぐらいであろうか。結婚式で花嫁のドレスのすそを持っている、あんな美しい白いドレスである。しかし、なんと、胸の辺りまで泥が跳ねていて、すそは泥水の中にある。純白と泥色のコントラストが生生しい。

 

そのとき、駆け寄ってきた母親の悲鳴が聞こえた。「あなた!何しているの!」
女の子がギョットして母親を見上げ、その視線をたどって、両手を広げて自分のドレスを眺める。そして、初めて自分でも事態を把握し、両手を広げた姿勢のまま、凍り付いた目が母親に釘付けとなる。
そのおびえた目を見て、母親も周囲を気にして、「もうー! 代えの洋服だって持ってきてないのよ。どーするの!」と少しだけ抑えた声で嘆く。

 

傍らの妻が「泥ってなかなか完全には落ちないのよね」とつぶやく。私にも母親の嘆きももちろんわかるが、ついつい泥遊びしてしまった子どもの気持ちもわかる。

 

女の子だって、おそらく最初は小川で遊ぶ男の子達を見ていて、今日はよそゆきだから岸辺で見ているだけにしようと思ったのであろう。しかし、楽しそうに声を立てて遊ぶ子ども達に誘われ、すそを持ち上げて少しだけ水に入り、そしていつの間にか、・・・・・。

 

いまだに目に焼きついた、あのあまりに鮮やかな純白のドレスと一面に跳ね上がった泥。
あの子は今? そして、あのドレスは一体どうなったのだろうか?

 

 

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2月(1)の散歩

2024年02月25日 | 散歩

 

奇麗に丸くまとまった白梅。 ただし、枝はもう少し切った方が良い。「桜切るバカ、梅切らぬバカ」

 

花の付きは今一つだが。(黙って楽しめ、小うるさい男め!)

 

「杉並区立松庵梅林公園」のずらり並んだ紅梅。手前に2騎の「すぎ丸」。「すぎ丸」は杉並区のゆるキャラだが、コミュニティーバスの愛称でもある。

 

「おまえさんは椿なのかえ?」

 

相方が好きな「クリスマスローズ」。ちょっと暗い感じだが、薄紫色が一番良いかな? いつも下を向いているのもいいね!

 

葉っぱと同じというこの色は、地味過ぎて、ちょっと。

 

子供用自転車の手前に小さな雪だるま。子供の頃の雪だるま作りを思いだした。雪の玉を作ってから、まだ積もったままの場所で玉を転がすと、転がったところに地面が見えて、どんどん大きくなっていく。

 

図書館に立派なお雛様が飾られていた。いまどき、これだけの空いた場所があるお宅も少ないだろう。

 

ちょっとうるさい音に、見上げるとヘリコプター2機。

 

おまけに、2024年2月11日9時の富士山。

 

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九段理江『東京都同情塔』を読む

2024年02月24日 | 読書2

 

九段理江著『東京都同情塔』(2024年1月15日新潮社発行)を読んだ。

 

新潮社による内容紹介

ザハの国立競技場が完成し、寛容論が浸透したもう一つの日本で、新しい刑務所「シンパシータワートーキョー」が建てられることに。犯罪者に寛容になれない建築家・牧名は、仕事と信条の乖離に苦悩しながら、パワフルに未来を追求する。ゆるふわな言葉と実のない正義の関係を豊かなフロウで暴く、生成AI時代の預言の書。

 

第170回芥川賞受賞作

 

本作品では、実際には建設されなかったイラク出身の女性建築家ザハ・ハディド氏設計の東京オリンピックのための斬新なデザインの新国立競技場が建設済みのもう一つの日本の話だ。

 

主人公である37歳の成功した建築家の牧名沙羅(マキナ・セラ)が、生成AIシステム・AI-builtに「ホモ・ミゼラビリス」とは? と問うと、

社会学者で幸福学者のマサキ・セトの著書「ホモ・ミゼラビリス 同情されるべき人々」において、従来「犯罪者」と呼ばれ差別を受けてきた属性の人に同情的視点から、彼らを「ホモ・ミゼラビリス」と再定義した。なお、非犯罪者を「幸せな人々」を意味する「ホモ・フェリクス」と定義している。

との答えが返ってきた。「犯罪者」に対するこれまでの偏見や差別を、まずは言葉から変えていくという考えだ。

 

マサキ・セトは、新宿御苑に「ホモ・ミゼラビリス」のための「シンパシータワートーキョー」(仮称、実際は刑務所「刑務塔」)を建設すると構想し、計画が進んだ。犯罪者を社会的弱者とみなして保護するようになった近未来の東京の現実だ。

 

牧名はマサキ・セトの考えに同調はできないが、ザハ・ハディド氏設計の新国立競技場と対になるように、近くの新宿御苑に建つ高層タワーのイメージには魅了され、デザインコンペに参加すると決断する。牧名の15歳下の容姿端麗な彼・拓人は、「シンパシータワートーキョー」の名はダサいので「東京都同情塔」と口走る。
日本人が日本語を捨てて日本人じゃなくなる未来が来てしまうに違いないと考えている牧名は、塔の名称を「東京都同情塔」にしたいと思う。

 

 

私の評価としては、★★★★☆(四つ星:お勧め、 最大は五つ星)

 

実際には建設されなかった東京オリンピックの新国立競技場が建っている東京の話で、人々が犯罪者に極めて寛容になるというありそうもない近未来の日本の話だ。

そこで語られるのは観念的な話ばかりで、現実の生活の匂いもしないし、建物以外の風景、気候、花も登場しない。しかし、143頁と大部でないし、登場人物も数人ということもあって、結構すいすいと読めてしまった。なんなの、この小説。

 

言葉が安易な方向にながれると心や社会が乱れるとか(、生成AIが普及すると真贋の判別がつかなくなるなど)の懸念がこの本にも表れるが、私個人としては、ちょっとした細工があれば、なんとかやり過ごせると思う。現実には、昔の絵画の真贋だって、なんとかやり過ごしているし、新しいデジタル情報だって、コピー防止のために透かし技術は既に手の内にある。

 

 

九段理江(くだん・りえ)

1990年埼玉生まれ。

2021年『悪い音楽』で第126回文學界新人賞を受賞しデビュー
2021年『Schoolgirl』が第166回芥川賞候補、第35回三島由紀夫賞候補。2023年同作で第73回芸術選奨新人賞受賞
2021年『しをかくまう』で第45回野間文芸新人賞受賞
2021年12月『東京都同情塔』が第170回芥川賞受賞

卒業し、勤めた大学名は公表していない。いまだ心の傷が痛むからとつぶやきがあった。

 

 

 

衛生観念を持った人なら誰でも、「歯みがき」の本質は「磨く」ではなく「歯垢除去」にあると知っている。歯の表面をブラシで磨くよりも、……歯垢を取ることに注力する方が、むしろ歯周病や虫歯の予防効果を高める。したがっていつまでも口の中のケアに対して「歯みがき」や「ブラッシング」などとズレた呼称を使い続けるのは、下の世代の口腔環境のためにならない。(p8)

 

日本人が日本語を捨てたがっているのは何も今に始まった話ではない。1958年、日本電波塔の愛称に「東京タワー」が選ばれたのは、名称審査会の中に日本語を忌避した日本人がいたからら。一般公募でもっとも多くの支持を集めていたのは「昭和塔」だった。次いで「日本塔」、「平和塔」、「富士塔」、「世紀の塔」、「富士見塔」と続きながら、しかし結果的に応募第十三位の「東京タワー」に決まったのは、ある審査員の「『東京タワー』を措いて他に無し」の鶴の一声によるものだった。……民主主義に未来を予測する力はない。未来を見ることはできない。(p9~10)

 

ここで、昔話となるとついしゃしゃり出る私は、逆の例を一つ上げたい。

1987(昭和62)年5月、JR東日本が「国電」と呼ばれていた首都圏を走る電車の名称を「E電」に変えると発表。肥満体の作曲家・小林亜星が、選定委員長(?)として、公募された中で「民電」や「首都電」などの上位候補をよそに20位からの採用を得意げに発表したTV画面を覚えている。「E電」はまったく使われなかった。「民電」「首都電」が普及した訳ではないが。

 

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苦労が報われる菊作り

2024年02月23日 | 個人的記録

 

昔、職場の先輩が数十年にわたる菊作りのベテランで、休憩中にたびたびうんちくを聞かされていた。まだ30代前半だった私は、これは良い趣味だ、これこそ私の生涯の趣味とすべきだと、もうすっかりその気になってしまった。


菊作りはまさに磨き抜かれた伝統技術であり、時期に合わせ所定の決まった作業を積み重ねていけば、素人でも驚くほど大輪の菊の花を咲かせることができるのだ。もちろん展覧会に出品するような出来栄えは高度で粘り強い技が必要で奥深い世界なのだが、素人を驚かせる位の直径20cm程度の花は誰でも咲かせることができるのだ。

 

 

私は小学生の時、年寄り同士が和やかに碁を打っているのを見て、碁は年取ってからでもできる趣味で、いいんじゃないかと浅はかに考え、碁を学び始めた。といっても、父親が打っているのを見て、自然に覚えてしまったのだがから、子供は恐ろしい。結局、2,3級で一応打てると言える段階にはなったが、碁がうてる友達がいなくて、中学で止めてしまったのだが。


また、大学でテニスを始めたのも、年寄りがテニスを優雅に楽しんでいるのを見て、年取ってもできるスポーツとしてテニスを始めたのだった。これも結局、非常に上手に成れば年とっても十分楽しめるが、そうでなければ年取ると余計苦しいだけということで、まもなくテニスはTV観戦専門となった。


どうも私は、簡単にわかった心づもりになってしまうおちょこちょいであり、辛抱強く続けることができない性格の恐れがあることが齢80を迎えてようやく自覚できた。

 

 

菊つくりの話に戻ると、もっとも大切なのは土作りだ。ケヤキなどの固い落葉を集め、油粕と水を加え、水やりと切り返しを怠らずに手間暇かけて腐葉土を作る。冬など腐葉土に成りかけの山を切り返していると、湯気があがって、中はけっこう高温になっていることがわかる。
腐葉土は直接養分となるわけではないが、菊の基盤となる根にとってもっとも大切なものなのだ。菊自慢はつまるところ土自慢になる。ベテランは菊の展覧会で、まず、鉢の土を見て、許されるなら触って、摘まんでみると聞いた。
当時私は4階建ての社宅住まいだったので、実家の庭で腐葉土を作り、袋に入れて電車で1時間以上かけて社宅のベランダまで運んだ。これを何回か繰り返すのだから、ご苦労なことだったが、苦労していると、それがいかにも精進しているように感じられ、満足していた。

 

菊は種からでなく差し芽から育てる。前年の株から出た芽を使っても良いのだが、茎から遠いところに出た芽を使わなければならない。観賞用に異様に大きな花を持つように育成された菊は、自然の摂理から離れた品種なのであるから、根から出た芽はもともとの自然に帰ろうと小さな花に戻ろうとするのだ。もっとも良いのは、業者から名のある苗を郵送で買うのが一番だ。
年寄りの趣味は、金に糸目をつけてはいけない。道具に凝るゴルフ、カメラ、釣りのように。


根が出やすくなる薬を塗るのがお勧めだが、購入した芽を土にさし芽する。根が出たら小鉢に植え、伸びてきたら先端の芽を摘み、下に出てくる芽を三本だけ伸ばして、茎3本(三本立て)にする。さらに大きくなるにつれ、五号、七号、最後に菊鉢へ植え替える。この間、わき芽も、余分な蕾も、迷わずどんとん取ってしまう。摘み取られる立場が分かりすぎるので、心傷むところではあるが。

 

毎日、朝と晩に水やりがかかせない。困るのは長期不在の時の水やりだ。当時、ロングステイと称して、毎年1,2か月外国に滞在することがあったが、こんなときには、日の入らない風呂場に数個の菊鉢を持ち込んで、より大きな皿に水を張って、その中に鉢を入れて置いた。菊は本当に丈夫な植物なので、帰宅して、皿の水が無くなっていても、元気に成長し続けていた。しかし、この間、暗くて水たっぷりの環境にあったので、葉と葉の間隔が徒長してしまい、見る人が見ると無残な姿になってしまった。それでも花は立派に大きく咲いた。

 

まだまだ書ききれない丹念な作業があるが、手間暇かければ、かけるほど、より立派な花となり、それにより、より一層愛着が湧いてくる。思うようにいかない子育てより、熱中しやすい。

 

何週間も咲き続ける大輪の菊の花を外からも見えるようにベランダの柵のそばに置いて一人悦に入っていた。結局、自宅を持ち、庭で野菜作りを始めるまで10年近く続いた私の菊作りだった。

 

 

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2月(1)の花

2024年02月21日 | リタイヤ生活

 

2月4日に届いた花。

チューリップ3本、スイトピー5本、中央紫と左の白、下左桃色の3本のスカビオサ、そして後ろの3本のブルースター、左上、花なしのサンデリー。

 

3日後。チューリップの白は咲き、黄色はお辞儀を止めて真っすぐに。

 

5日後

 

8日後。 めきり寂しくなった。

 

 

チューリップに着目

 

3日後

5日後の、

白のチューリップ

 

八重の黄色

 

ピンク。 よく見ると、かすかに細い筋が見える。

 

8日後。 黄色は散った。

 

スカビオサに着目

私はスカビオサという名を知りませんでした。Google Lens様も混乱しているようで「しゃくやく」だの「カーネーション」だのおっしゃいました。

昆虫のマツムシが鳴くころに咲き、秋の季語になっているマツムシソウ(松虫草)の外来種のセイヨウマツムシソウを改良した園芸品種がスカビオサのようです。

3日後

 

5日後

 

8日後

残りは、すっかりうなだれていたので、打ち首にして水にさらした。

 

3日後のブルースター。

ブルースター 、オキシペタラム 、ツイーディアとも呼ばれるが、分子系統(DNA解析?)により、ルリトウワタ属に確定した(byウィキペディア)。
ややこし過ぎる話は花を楽しむのに差し支えるが、ルリトウワタ(瑠璃唐綿)って、奇麗な青色で、ちょっとモアモアしていて、いい名かも。

 

8日後。 一部がピンクに変わった

 

 

届いた当日のドラセラ・サンデリアーナ。

この白色と緑のストライプのものは「サンデリアーナ・ホワイト」、黄色と緑のストライプは「サンデリアーナ・ ゴールド」と葉色により品種がわかれる。葉が落ちて茎だけになったものはミリオンバンブー(ラッキーバンブー)としてお祝いの贈り物などに使われる。

 

白色と緑のストライプのサンデリアーナ・ホワイトや、黄色と緑のストライプのサンデリアーナ・ ゴールドなどがあります。また、ドラセナ・サンデリアーナの葉が落ちて茎だけになったものはミリオンバンブーという名で流通しています。ミリオンバンブーはラッキーバンブーとも呼ばれており、幸福を呼ぶ象徴としてお祝いの贈り物などに古くから使われています。

 

ついつい病膏肓(やまいこうこう)に入り、失礼しました。素直に花を楽しみましょう!

 

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元「赤プリ旧館」でランチ

2024年02月20日 | 食べ物

 

「東京ガーデンテラス紀尾井町」にある、昔、「赤プリ旧館(旧グランドプリンスホテル赤坂 旧館)」として知られた「赤坂プリンス クラシックハウス」内のレストラン「ラ メゾン キオイ」(La Maison Kioi)でランチした。

 

建物は、「東京ガーデンテラス紀尾井町」内にあり、尖塔アーチが特徴的なチューダー様式で、東京都指定有形文化財である。

 

フロント横にあった花

 

クラシカルな作りの部屋に、テーブルが点々とある。

 

行儀悪く、さっそく皿をひっくり返してパチリ。

ポルトガル最大の磁器メーカー「ビスタ・アレグレ」は英国王室エリザベス女王Ⅱ世ご用達になったという由緒あるメーカー。

 

 

あまおう × チャイ × ジンジャー

 

 

 

高知県産 龍馬鰹と宮本兄弟蓮根のサラダ

 

オニオングラタン

 

牛ほほ肉の煮込み。 ナイフいらずで、ホークでホロホロと。

 

相方のメインは群馬県産 赤城和牛のロティ。 ナイフで最後の筋が切れなかった。 

 

バスクチーズケーキ

 

相方のデザート

 

建物の雰囲気、お味など、すべてに満足。

 

 

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「東京ガーデンテラス紀尾井町」へ

2024年02月19日 | 観光

 

東京ガーデンテラス紀尾井町」に行った。

そもそも、「紀尾井町」とは、伊徳川家、張徳川家、彦根伊家に由来する由緒ある地名だ。

 

地下鉄「永田町駅」が最も近く、「赤坂見附駅」の北側にある。

「東京ガーデンテラス紀尾井町」は、元「赤プリ旧館」の「赤坂プリンス クラシックハウス」の他に、1~4階がショップ・レストランで、5~28階がオフィスの「紀尾井タワー」と、居住棟「紀尾井レジデンス」などからなる。

 

オフィスレジデンスの「紀尾井町タワー」の周りをブラブラ。

 

紀尾井タワーの入口には、派手に咲き誇るカラフルな花々と、集う蝶たち。大巻伸嗣のパブリックアート作品だ。

 

タワーの脇から2階へ登り、花の広場と「紀尾井町通り」を見下ろす。

 

タワー内のエレベータで登り、

 

西に「タワー」、北に「赤坂プリンス クラシックハウス」(元「赤プリ旧館」)がある広場に出る。

名和晃平の「White Deer」が立っている。

 

これから、この昔、「赤プリ旧館(旧グランドプリンスホテル赤坂 旧館)」として知られた「赤坂プリンス クラシックハウス」内のレストラン・ラ メゾン キオイ(La Maison Kioi)でランチだ。

 

長くなったので、その様子は明日

 

 

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善福寺公園へ

2024年02月17日 | 散歩

 

この辺りは、多摩川が東京湾に流入してできた隆起扇状地だ。西側はほぼ平坦な武蔵野台地で、東側は起伏に富んだ丘陵になっている。善福寺池は、三宝寺池、妙正寺池、井の頭池と共に武蔵野台地の東側にあり、地底や水辺からの湧水によってできた池だ。

善福寺の名称は、昔丘の西側に善福寺・万福寺という寺があったためともいわれている。ここは、交通の便に恵まれなかったために、自然景観が良く保存されていた。

それにしても汚い案内板だ。ぞうきんを持って来て、ゴシゴシやりたい!

 

西荻窪駅北口の女子大通りを北西に進み、東京女子大の塀の東側をそのまま北へ進むと善福寺公園にぶつかる。

散歩コースは、下図の矢印のように、下の池の西側を回って、そのまま公園の西側を北へ進み、バス通りを横断して、上の池を右廻りして、また下の池に戻った。

 

下の池の西側は高い木が乱立している。幹がデコボコで、高さ50mになることもあるという、多分メタセコイアだろう。

 

下の池のヨシやマコモは枯れていた。

 

2009年8月には、下の写真のようにスイレンが一杯で、

白とピンクの花も咲いていた。

 

下の池の北端は(赤の矢印)、トンネルで上の池から水が流れてくる。

 

上の池と下の池を結ぶ水路(遅野井川)は、子供たちが遊ぶ水路として整備されている。

 

水もきれいだ。

 

 

下の池から上の池に行くには、間のバス道路を横切る。

 

上の池も風で立つさざ波の音が聞こえるような静けさ。

 

ここも都立公園なので、思い出ベンチがあった。

 

善福寺川源流 遅野井湧水の碑

遅の井の瀧。源頼朝が奥州征討を終えてこの地に着いた時、干ばつで軍勢が苦しんだ。頼朝は弁財天に祈り、弓で7箇所を掘った。軍勢は水の湧くのが遅い、遅い井と言った。その時、忽然として水が湧きだした。
現在はポンプで水をくみ上げて、滝の形で復元している。

 

 

上の池は枯れた水草が一杯。

 

昨年10月には、下の写真のように水草(アサザ(浅沙、阿佐佐)?)で覆われ、

黄色い花が咲いていた。

 

この後、下の池に戻り、女子大通りを延々と西荻の駅まで戻り、くたびれきった。

 

 

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頂き物

2024年02月15日 | 食べ物

 

若い頃は想像もしなかったのに、いつのまにかウエストを気にするようになってしまった。

そこで好きなチョコレートも、70%台と高カカオのものを1粒だけ、朝にエスプレッソと一緒にいただくだけにしている。

 

ところが、恒例の年一度のチャンス! 例外の高級チョコレートの日がやってきました。

 

まずはこの箱。ベルギーのデジレー。

中味は、デジレーを代表する伝統のベルギートリュフ。

 

そしてもう一つ。

オーガニックで、個性豊かな各地のカカオの個性を生かす「ジャン=ミッシェル・モントロー」の作品。

箱にある“savoir-faire”サヴォアフェールを調べると、フランス語で、「匠の技」とでも表現されるらしい。これが英語だと「ノウハウ」と書いてあったが、いかにも即物的で英語らしい。

 

下の段にあるのが、いかにもチョコレート自体の味を味わって欲しいという彼の作品。

 

そして、その上にあり、袋に包まれた板チョコ。

 

窓の空いた紙が添えられている。

8か国のカカオの個性を味わう「テイスティング」の旅、だそうだ。

  • シートを当てて、紹介文を読みながら、順番に味わう。
  • 室温は20°
  • 一つ食べたらミネラルウォーターでリセット
  • コーヒーなど風味の強い物や、香水と一緒に愉しまない。

そんな本格的なテースティングなどできないし、私の舌では感知不能だ。

 

 

そうそう、最も大切な相方からの頂き物を紹介するのを忘れていました。この状態ですが。

ベルギー産の上質なクーベルチュール(カバーするためのチョコレート)を使い、日本人の味覚に合わせたグランプラス浜離宮製です。

他に、ロイズの生チョコレートも添えられていました。生チョコは私の舌でもはっきりと違って美味しいと分かります。

 

 

ついでで恐縮ですが、中国出張からとんぼ返りした知人からの頂き物。

上海蟹風味の百力滋(プリッツ)。

日本のグリコのホームページにはありませんでしたが。

 

裏に日本語があるのが、残念です。

申し訳ないが、鈍感な私には、味は普通のプリッツに感じました。

 

 

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夏川草介『本を守ろうとする猫の話』を読む

2024年02月14日 | 読書2

 

 

夏川草介著『本を守ろうとする猫の話』(小学館文庫な13-5、2022年9月11日小学館発行)を読んだ。

 

裏表紙にはこうある。

夏木林太郎は、一介の高校生である。幼い頃に両親が離婚し、小学校に上がる頃から祖父との二人暮らしだ。祖父は町の片隅で「夏木書店」という小さな古書店を営んでいる。その祖父が突然亡くなった。面識のなかった叔母に引き取られることになり本の整理をしていた林太郎は、店の奥で人間の言葉を話すトラネコと出会う。トラネコは、本を守るために林太郎の力を借りたいのだという。林太郎は、書棚の奥から本をめぐる迷宮に入り込む――。
アメリカ、イギリス、フランスをはじめ世界三十五ヵ国以上で翻訳出版された記録的ロングセラー、待ちに待たれた文庫化!

 

猫の先導で書店の奥に現れる第一の迷宮「閉じ込める者」の中に入る。そこで、解決する課題は「閉じ込めているたくさんの本を助け出すこと」。

第二の迷宮「切りきざむ者」では「本のエキスを抽出して要約だけを残して読書の効率を上げるために、世界中の本を切り刻んでいる男をとめること」。

第三の迷宮「売りさばく者」での課題は?

最後の迷宮の課題は? 林太郎の答えは?

 

 

本書は、2017年2月に小学館より単行本として刊行。

 

 

私の評価としては、★★★☆☆(三つ星:お好みで、最大は五つ星)

 

迷宮に入り込むというファンタジーで、かつ、なぜ本が好きか、なぜ本を読むのかと言う概念的答えを要求する問答がなされる。ファンタジーにも、哲学的問答にも興味のない私には深く入り込めない小説だった。

 

問答は、いわゆる禅問答で、私にはぼんやりと理解できるだけで、疑問だらけで、質問したい事がやまほど生じてしまう。というか、追及する気にもなれない。
ただし、やたら読みやすい、楽しめる本だけを読んでいる自分は、本に何を求めているのかを改めて考える機会にはなった。

 

祖父の化身と思われる猫も、ガールフレンドの柚木沙夜にも、ほとんど活躍の場がない。学年主席の秋葉先輩に至っては、結局出番さえない。何も考えていないように見える林太郎だけが、強敵が恐れ入る一言を突然発言し、解決してしまう。

 

蛇足:『走れメロス』の要約がたった「メロスは激怒した」だけというのはいくら何でもやりすぎだろう。p104

 

 

夏川草介の略歴と既読本リスト

 

 

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夏川草介『スピノザの診察室』を読む

2024年02月14日 | 読書2

 

夏川草介著『スピノザの診察室』(2023年10月25日水鈴社発行、文藝春秋発売)を読んだ。

 

水鈴社による内容紹介

現役医師として命と向き合い続けた著者が到達した、「人の幸せ」とは。
累計340万部のベストセラー『神様のカルテ』シリーズを凌駕する、新たな傑作の誕生!

その医師は、最期に希望の明かりをともす。

【あらすじ】雄町哲郎は京都の町中の地域病院で働く内科医である。三十代の後半に差し掛かった時、最愛の妹が若くしてこの世を去り、 一人残された甥の龍之介と暮らすためにその職を得たが、かつては大学病院で数々の難手術を成功させ、将来を嘱望された凄腕医師だった。 哲郎の医師としての力量に惚れ込んでいた大学准教授の花垣は、愛弟子の南茉莉を研修と称して哲郎のもとに送り込むが……。

文藝春秋BOOKSの試し読み 11頁

 

2024年本屋大賞ノミネート

 

雄町哲郎:38歳。マチ君。京都街中の小規模病棟を備えた「原田病院」勤務。消化器内科で内視鏡の達人。妹の遺児で中1の龍之介を育てている。

花垣:洛北大学の次期教授、現准教授、消化器内科医。後継者は5年後輩の天吹。哲郎の1年後輩・西島は優れた研究者。

南茉莉(まつり)29歳。消化器内科5年目。洛北大学から週一度来院し、哲郎の指導を受ける。

原田病院の医者:原田(理事長)、鍋島(院長、外科医)、中将亜矢(外科医)、秋鹿(内科、元精神科医)、土田(男性看護師長)、五橋(看護師)。

患者:辻(アル中、肝硬変、食道静脈瘤破裂)、坂崎(74歳、胃癌)、清水弥生(86歳、点滴のみ)、今川陶子(華道家元、膵臓癌、自宅療養)、黒木勘蔵(認知症の92歳、あけすけな息子と二人暮らし)、他

 

 

私の評価としては、★★★★☆(四つ星:お勧め、 最大は五つ星)

 

従来の純粋な若者医者と慣習にとらわれる医者との対立といったテーマでなく、治る見込みのない老人に対する医療といった重苦しいテーマを取り上げている。

 

高度な先端手術の緊迫した現場の描写がハラハラする。一方、複雑な背景事情を持つ中でほぼ死を待つしかない患者と医者の切迫した会話、その中で、ふと余裕さえ感じる会話。死を絵空事でなく、常に身近に、深く考えざるを得ない著者の心の揺れが感じられる。

 

 

夏川さんはこの本のインタビューでこう語っている。

(治療や、看取りでは辿り着けないものがある。それは、)人は病を得て、あるいは死を目前にして、「どうやって幸せに生きていくか?」です。その非常に難しくて怪しい響きのある問いと、真正面から向き合っていくような小説を書きたかったんです。

……

病院内での医師同士の対立や、院内改革的な要素も入っていません。…この小説の中で人はたくさん亡くなります。…余命わずかということが明らかな病状なのに、すごく穏やかに毎日を過ごしていて、いつもニコニコ笑ってこちらのことを気遣ってくれるような患者さんと、年に1人か2人出会うんです。

 

Q:続編がある、ということですね!

Q:マチ先生と南先生の関係も、師弟から恋愛へと移行するかもしれない……?

 

夏川草介の略歴と既読本リスト

 

スピノザ(1632-1677)

オランダの哲学者。レンズ磨きを生業の一つとし、思索と執筆に専念する。

「(希望のない宿命論)すべてが決まっているなら、努力なんて意味がないはずなのに、彼は言うんだ。“だからこそ”努力が必要だと」(本文より)

 

五橋「ここには『治る人』なんてほとんどいない」「ここの仕事は、難しい病気を治すことじゃなくて、治らない病気にどうやって付き合っていくかってことだから。もともとわかりにくいことをやってるの」

 

 

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東京ミッドタウン八重洲でランチ

2024年02月13日 | 食べ物

 

アーティゾン美術館を出て、東京駅八重洲口へ向かう。やたら大きなビル、東京ミッドタウン八重洲なら、静かでゆとりある配置で、少量だが洒落たランチが食べられるのではと入ってみる。

ところが12時10分。ビルに勤めている人たちだろう、大勢がウロウロし、そこいらじゅうで列を作っている。よかげなレストランがある3階をあきらめ、いくつかランチ処がある2階、1階もなし。


1階受付で聞いた「THE CITY BAKERY」は、アメリカンな味で好みでない。他には、別館、東京ミッドタウン八重洲セントラルスクエア1Fに、ベーカリー&カフェの「POINT ET LIGNE(ポワン・エ・リーニュ)」があると教えてもらった。

フランス語で「点と線」をあらわす"ポワン・エ・リーニュ"。丸の内という東京の起点から、世界という線へ、MADE IN TOKYOのパンのおいしさを発信したいとの願いをこめたそうだ。

点と線というと、1958年の松本清張の最初の長編小説を思い出してしまった私めは古い人間でございます。

 

店はいかにも新しく、小じゃれていて、テーブル間隔もけして狭くない。しかし、たまたまなのか、声高にしゃべる女性が多く、うるさい。まあ、回転が速いので我慢できるが。

 

 

私の注文は「石窯焼き野菜」で、最初にサラダ、パンとスープが来た。

 

これが、石窯焼き野菜。しっかり焼かれている野菜がおいしい。

 

相方は、「サラダランチ」。上に載っているのは鶏肉のハム上の薄肉。美味しかったとのお告げ。

 

パン&オリーブオイルと、スープ。

 

さらに追加のパン。

 

二人のコーヒー。

 

カップ、ソーサーは「MORIYAMA」。

 

二人で¥5,380なら場所柄高くはない。

 

 

 

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