パースの北のStiring市の粗大ゴミ(草木ゴミ)の回収方法の報せが手に入った。と言っても道で拾ったのだが。日本とはだいぶ違うので概要をご報告する。
日常の小さなゴミはここの市では燃えないゴミ、ビンもカンも一緒くたにグリーンのゴミ容器に入れて道路脇に置いておくと、水曜日に収集車がゴミだけ収集して容器は置いて行く。これらは多分埋め立てられるのだろう。収集車は、写真のように車からアームが出て道端の容器をつかみゴミを開けて元に戻すものから、運転手が降りてきて、容器を車の後ろにセットしボタン操作で容器をひっくり返しゴミを収集してから運転手が容器を元の場所に戻すものなどあり、市によって異なるようだ。
通常のゴミとは違う粗大ゴミは、歩道と車道の間のグリーンベルトに出しておくと、市が収集してくれる。歩道と車道の間のグリーンベルトのことをvergeという。”bulk verge collection”が大量でグリーンベルトに出す粗大ゴミのことである。
verge collection粗大ゴミ収集は家庭ごみHousehold junkと草木ゴミClean Greensが別で、この地域では各々半年に一回収集される。今回は草木ゴミの収集のお知らせである。ほとんどのパースの家には木があるし、芝生や草花もある。草木ゴミも集めれば大変な量だと思う。
以下、パンフレットの概要である。
10月23日6amから始まり27日で終わる。Vergeがきれいになったらもう出さないこと。
木の枝は最大1.5mの長さにする。
切り口を車道側にそろえる。
直径が250mmより大きな枝は300mmの長さに切る。
草や葉のような小さなものはreusable garden bagsやダンボール箱や紙袋に入れて置いておく。
街路樹は剪定しないこと。必要なら市に電話すること。
収集した草木ゴミは、以下のようにリサイクルされる。
すべての草木ゴミは砕かれ、園芸用にリサイクルされる。
市が去年Vergeから収集した草木ゴミは1万トンで、砕いて木の周囲に撒いた根囲いMulchの量はオージールールのフットボール球場を高さ2mまで一杯にする。
この他、着物、家具、骨董品などは教会のバザーなどに出すように連絡先が記載されている。
また、草木ゴミをBalcatta Transfer Stationに持って行けば、1回まで無料で、それ以上は有料で処理してくれることや、違法に捨てると罰金$1,000であることが記載されている。
以上が市からのお知らせである。
まず、ビンやカンより、着物、家具、骨董品にリサイクルの方が得であるとの記述がある。たしかに、パースでは着物、家具、骨董品の蚤の市や、新聞や張り紙での売り買いが盛んで、こんなものでもと思うようなものでも別の人が使う文化があるのだが、日本と異なり、ビン、カンの分別収集をやらない理由はなんなのだろう。
駅のはずれにどこかの団体によるものだろうか、洋服のリサイクルを呼びかけるボックスが設置されていた。
そういえば、こちらのプラスチックビンは日本より薄くペラペラしているし、買物したときくれる袋も薄くてすぐ破けてしまう。省資源で良いことではあるのだが。
パース市では、草木ゴミを集め、工場でまとめて処理しているようだが、ゴミ収集車のような車がその場で草木ゴミを粉砕し、根囲いを作っていたのを他の市で見たことがある。
しかし、オージーがこんなこまかい草木ゴミの処理方法をしっかり守るとも思えないので、地元の人に聞いたら、「誰も守りません」の一言だった。
実際、今日21日近所を回ってみると、厳密ではないが分別してあるのが1件のみで、あとはただ山にしてあるだけだった。
つまらないゴミの話を最後まで見てくれた方へプレゼントとして、バッチイ・ジョークを少々。
子はかすがい
お風呂に入って、以前買って来たブラシでいつものように
顔をこすっていると、たまたま一緒に入っていた子供が言った。
「そのブラシ汚いよ。いつもお父さんがお尻こすってるよ」
柴又のトラさん
「おばちゃん、いつまでもそうやってクチャクチャ
噛んでると、口の中でウンコになっちゃうよ」