hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

昨日の富士山と、バーチャル登山

2023年10月31日 | 散歩

 

10月30日朝9時、すっきりと富士山が見えた。

写真ではボヤボヤだが、谷間も筋になって見える。右側の凹みが大沢崩れかと思ったら、地図で見ると大沢崩れは反対側(西側)だった。

 

我がベランダから上の写真のように見えると誤解した方のために、実際の映像を示す。

中心部の下にかすかに見えるのが富士山。これをスマホで5倍撮影したのが、上の写真。

左下は都合により塗りつぶしてある。

 

いつも、遠くから眺めているだけではと、富士山に登ってみた。

 

といっても、富士は見る山で、登る山じゃないと思っているので、バーチャル登山だ。

グーグルさんのおかげで、椅子に座ったままで登山できた。

砂と岩しか見えない道をただただ歩く、実際はクリックするだけだけど。こんな所、実際にシコシコ登るなんて考えられない。

五合目からほとんど飛び飛びで、富士山頂奥宮、旧富士山測候所、頂上山口屋本店の前の2台の自販機を眺めて、一気に帰宅した。

 

グーグルマップのストリートビューは便利な機能だ。私は良く知らない場所や店に行くときは、ストリートビューで店などの外観を確認してから出かけることが多い。

 

住所がわかると、個人の家の外観がわかるのは、どうかとも思う。何かの会議の場で、プライバシー上の問題を指摘されたグーグルの担当者は、そんなこと言ったって、日本人は表札に名前を書いて公開しているじゃないですか、と言ったとか。

 

操作は慣れないと扱いにくいが、富士登山案内のあらましは以下。

  • グーグルマップで富士山を中心にする。
  • 左下のレイヤをクリックして航空写真に。
  • 右下の「人形」をクリックしてストリートビュー・モードに。
  • ストリートビュー上の青色の線(Photo Path)上でクリックすると人形がその地点に動き、そこから見える映像が上の画面に映る。
  • 上の映像上の半透明の矢印をクリックすると前に移動する。または下のストリートビュー上の青線の上をクリックするとその地点に移動して、そこからの映像が映る。

 

 

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垣谷美雨の略歴と既読本リスト

2023年10月30日 | 読書2

 

垣谷美雨(かきや・みう)

1959年兵庫県生まれ。ソフトウェア会社勤務を経て、
2005年『竜巻ガール』で小説推理新人賞を受賞し、デビュー。

テレビドラマ化された『リセット』『夫のカノジョ』『結婚相手は抽選で』や
映画化された『老後の資金がありません』

他、『夫の墓には入りません』『四十歳、未婚出産』『定年オヤジ改造計画』『うちの子が結婚しないので』『うちの父が運転をやめません』『希望病棟』『代理母、はじめました』『もうわかれてもいいですか』『あなたの人生、片づけます』など。

題名を見ると、この著者は時の話題をすばやく取り上げ続ける人のようだ。いかにも売らんかなのような気がしてしまう

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垣谷美雨『あなたの人生、片づけます』

2023年10月29日 | 読書2

 

垣谷美雨著『あなたの人生、片づけます』(双葉文庫か36-06、2016年11月13日双葉社発行)を読んだ。

 

裏表紙にはこうある。

社内不倫に疲れた30代OL、妻に先立たれた老人、子供に見捨てられた資産家老女、ある一部屋だけ片づけられた部屋のある主婦……。『部屋を片づけられない人間は、心に問題がある』と考えている片づけ屋・大庭十萬里は、原因を探りながら汚部屋を綺麗な部屋に甦らせる。この本を読んだら、きっとあなたも断捨離したくなる!

 

片づけ屋・大庭十萬里(とまり)が、4人の片付けられない事情を探り、自ら解決するように導く事件簿だ。

 

ケース1 清算(春花)

32歳独身、大企業勤めのやり手の高給取りで、40平米の広い1LDKに住む。しかし、これがすさまじい汚部屋。精神状態を心配した母親からの依頼で、部屋だけでなく人生そのものも整理してくれるという十萬里が動く。部屋を訪れ、結婚を予定しているかのような家具、冷蔵庫を備えていて、十萬里が探ると、決まった相手・悟史がいるというが、41歳で、5年も付き合っているという。十萬里さんの導きで、春花は言いたくても言えないストレスに気付き、……。

 

ケース2 木魚堂(国友展蔵)

木魚制作の木魚堂の職人・国友展蔵は妻・美津子を亡くし、まだ60代だが家事能力ゼロのため、離れて暮らす娘・風味子が通ってなんとか家事をしている。風味子の依頼で十萬里子が訪れると、やってきた風味子がイライラしている。木魚堂は自分が原因だとはまったく思っていない。……

 

ケース3 豪商の館(泳子)

子供たちが去って田舎とはいえ豪邸に一人住み、けして来ることのない「いつか」のために物をため込む78歳の三枝泳子。東京に住む睦美からの依頼で十萬里が豪邸を訪れる。1階にも、2階にも広い部屋が4つある。点検すると掃除は行き届いているが、予備の物、いざという時の物など圧倒的に荷物が多い。

使える物であっても特別な物でないかぎり、骨董品屋やリサイクルショップでも引き取らないと分かった。

 

ケース4 きれいすぎる部屋(麻実子)

開かずの間以外は汚部屋で、娘の沙耶加、菜々美と、夫がいるのに家事を放棄している崩壊家庭の主婦・池田麻実子。心配した姑が十萬里に申し込んできた。

 

本作品は2013年11月双葉社より単行本刊行。

 

 

私の評価としては、★★★☆☆(三つ星:お好みで、最大は五つ星)

 

十萬里は部屋が片付けられない客の理由を探り、客が自分で悟って、前を向いて片付け始めるように導くというテーマが明快で、話が分かりやすく、読みやすい。構成が単純すぎると言えば言えるのだが。

十萬里(とまり)とは変な名だと思ったら、片づけコンサルタントのこんまり(近藤麻理恵)のマネ?

 

しかし、つい過去を思い出して懐かしむ老人の心を、あまりにも簡単に前に向かせるのは、不自然に感じる。私は、若い頃は後ろを振り返るのが大嫌いだったのに、たいした未来はあり得ず、過去の思い出を反芻して懐かしむことが多くなっている。

 

 

垣谷美雨の略歴と既読本リスト

 

 

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恩田陸の略歴と既読本リスト

2023年10月28日 | 読書2

恩田陸(おんだ・りく)

1964年、宮城県生まれ。
1983年早稲田大学教育学部入学、1987年卒業後、生命保険会社勤務。

1992年『六番目の小夜子』でデビュー
2005年『夜のピクニック』で第59回吉川英治文学新人賞・第2回本屋大賞受賞
2006年『ユージニア』で日本推理作家協会賞受賞
2007年『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞受賞
2016年『蜜蜂と遠雷』で第156回直木賞と、第14回本屋大賞(2度目)を受賞

その他、『祝祭と予感』『木洩れ日に泳ぐ魚』『夢違』『ブラック・ベルベット』『消滅―VANISHING POINNT』『八月は冷たい城』他多数。

 

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恩田陸『木洩れ日に泳ぐ魚』を読む

2023年10月27日 | 読書2

 

恩田陸著『木洩れ日に泳ぐ魚』(文春文庫お42-3、2010年11月10日文藝春秋発行)を読んだ。

 

裏表紙にはこうある。

舞台は、アパートの一室。別々の道を歩むことが決まった男女が最後の夜を徹し語り合う。初夏の風、木々の匂い、大きな柱時計、そしてあの男の後ろ姿――共有した過去の風景に少しずつ違和感が混じり始める。濃密な心理戦の果て、朝の光とともに訪れる真実とは。不思議な胸騒ぎと解放感が満ちる傑作長編! 解説・鴻上尚史

 

こう始まる。

たぶんこれは、一枚の写真についての物語なのだろう。

むろん、ある男の死を巡る謎についての物語でもあるし、山の話でもあるはずだ。そして、一組の男女の別離の話という側面も持っている。

そして、

 僕たちは今夜、最後の一晩をこの部屋で過ごし、明日はめいめい別の場所へと出て行くことになっている。

 

以下、同棲してきた彼(ヒロ、高橋千浩)と彼女(アキ、藤本千明)の、荷物がなくなったアパートの一室での最後の一晩の語り明かしが最後まで続く。語り手は章ごとに男と女の2人が入れ替わる。

 

語るにつれ、不穏な空気がますます濃くなり、そして次々と、幾重にも重なる謎のベールが一枚一枚剥がれていく。

 

男はこれまで同居していた目の前の女とは別の女とこれから暮らすことにしている。

男は女が、女は男が、あの男を殺したのではないかと疑って、今夜中に白状させようと思って、言い出すタイミングを計っている。

男と女は兄妹、双子? 恋仲? あの男は男と女の何? ……。

 

 

単行本:2007年7月中央公論新社刊

 

 

私の評価としては、★★★☆☆(三つ星:お好みで、最大は五つ星)

 

特異な状況設定の中での男女の心理戦。同棲を解消する男女が、最後の夜を語り明かす。

互いに相手が殺人を犯したと疑いながら、兄妹でありながら、愛し合いながら、神経戦を戦う舞台劇か、実験小説か?
好みがわかれる小説だ。

 

割と私の好みの小説ではあるが、話が二転三転しすぎるので、読みにくい。信頼できる第三者の語り手が欲しい。

 

恩田陸の略歴と既読本リスト

メモ

 

女は過去を断ち切ることの出来る生き物。……むろん、過去を引きずってしまう女もいるし、私の中にもそういう女はいる。…私の場合、普段はそういう女には別室にいてもらう。…たまにリビングに読んで、思う存分自己憐憫に浸る。女には自己憐憫という娯楽があるのだ。(p39)

 

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10月(1)の花

2023年10月26日 | リタイヤ生活

 

10月2日に届いた花

 

デンファレ4本、リンドウ2本、セロシア2本、ユキヤナギ1本、ダバリア2本。

 

6日経過したが、ほぼ皆さま全員が健在。

 

デンファレはまだ下の方だけ咲いているので大混雑。

 

リンドウは鮮やかな青。

 

赤いセロシア。ケイトウ属で、ケイトウを品種改良したもの。ケイトウより小さく可愛い。

 

ユキヤナギはただただ真っすぐに。

 

シダのようなタバリア。マレーシア原産のシノブ科のシダ植物。1本はすぐ全体がしぼんで、捨ててしまった。ネット検索すると、「湿度を好む植物なので、乾燥を防ぐため、こまめに葉水をしてあげてください。」とあった。そうだよな~、シダだもの。

 

6日後

 

デンファレはこんな先っぽまで咲くのだろうか? 咲きそうもない先端の蕾は切った方が高い位置まで花が咲くと以前説明にあったのだが、先端の蕾も心持ち膨らんできたような気がしてなかなか切り落とせない。

下の花もまだ萎れていない。涼しくなったという事? 毎日、水替えしているから? 水切りしたから?

 

リンドウは青から紫に色が変わりつつあるが、まだ元気。セロシアも最盛期?

 

11日後、先端はまだ蕾のまま。

 

20日後、デンファレは先端まで咲いたり、蕾がほころんだりした。初めての経験。先端部を切り落とさなくてよかった。

気温が下がったためだけでなく、水切り、毎日の水替えの成果だと思い込むことにする。

 

22日後、まだ一応鑑賞に堪えている。根元の花はいくつか摘まれたが先端まで咲いたデンファレ4本、蕾は矢印の先の2つを残すのみ。

奥に隠れているが先端部の花は健在のリンドウ2本。

 

リンドウのさらに奥で短くなって隠れているユキヤナギ。近づいて見ると小さな花が咲いていた。真ん中あたりでばっさり切らなければ、チラチラと雪が積もったようにまさに「雪柳」になったのだろうか。

 

 

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10月(1)の散歩

2023年10月25日 | 散歩

 

道端の雑草と思ったが、Google レンズの御宣託はハイビスカス・ロバッス。ハイビスカスの原種らしい。

 

花オクラ(トロロアオイ)。

 

彼岸花(曼殊沙華、リコリス)。赤色を良く見かける。白色も見たことがある。

 

白いムクゲ(木槿)

 

ピンクのムクゲ

 

ノウゼンカズラ(Pink trumpet vine)

近づいて、花だけパチリ。

 

キダチチョウセンアサガオ(エンジェル・トランペット)

 

大きなザクロの木

実に近づいてパチリ。

 

ザクロの実って、先っぽが唇を尖がらしたようで、変な実と思っていた。

下の写真の木を見て、あの尖った部分は花びらだったのだと分かった。

上の写真の中央部を拡大したのが下の写真だ。花が受粉して花びらの元のところが膨らんで実になるのだ。

御大層に解説してしまった。もともとご存じだった方も多いと思うが、なにしろこちとら元City Boy、自然には無知で、大発見した気分なのだ。

 

 

柿がたわわに実った木々がずらり。柿畑? 税金対策?

 

杉並区の保護樹木。木肌がはがれているところがある。

 

公園の真ん中に聳えるケヤキの大木。

 

ぶらぶら歩いていると、嗅いだことがあるような香りが漂っている。この大きな生垣らしい。

近づくと、そうだ、キンモクセイ(金木犀)だ。もう、また、キンモクセイの季節が来たのだ。まだ、盛りには早い10月の13日の金曜日だった。

 

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10月(1)の花

2023年10月24日 | リタイヤ生活

 

10月2日に届いた花

デンファレ4本、リンドウ2本、セロシア2本、ユキヤナギ1本、ダバリア2本。

 

6日経過したが、ほぼ皆さま全員が健在。

 

デンファレはまだ下の方だけ咲いているので大混雑。

 

リンドウは鮮やかな青。

 

赤いセロシア。ケイトウ属で、ケイトウを品種改良したもの。ケイトウより小さく可愛い。

 

ユキヤナギはただただ真っすぐに。

 

シダのようなタバリア。マレーシア原産のシノブ科のシダ植物。

1本はすぐ全体がしぼんで、捨ててしまった。ネット検索すると、「湿度を好む植物なので、乾燥を防ぐため、こまめに葉水をしてあげてください。」とあった。そうだよな~、シダだもの。

 

6日後

 

デンファレはこんな先っぽまで咲くのだろうか? 咲きそうもない先端の蕾は切った方が高い位置まで花が咲くと以前説明にあったのだが、先端の蕾も心持ち膨らんできたような気がしてなかなか切り落とせない。

 

下の花もまだ萎れていない。涼しくなったという事? 毎日、水替えしているから? 水切りしたから?

 

リンドウは青から紫に色が変わりつつあるが、まだ元気。セロシアも最盛期?

 

11日後

 

先端はまだ蕾のまま。

 

20日後、デンファレは先端まで咲いたり、蕾がほころんだり。初めての経験。先端部を切り落とさなくてよかった。

気温が下がったためだけでなく、水切り、毎日の水替えの成果だと思い込むことにする。

 

22日後、まだまだ鑑賞に堪えている。

根元の花はいくつか摘まれたが先端まで咲いたデンファレ4本。開花してない蕾は矢印の先の2つだけ。

先端部の花は健在のリンドウ2本、短くなって奥で隠れているユキヤナギ。

 

 

リンドウのさらに奥で短くなって隠れているユキヤナギ。近づいて見ると小さな花が咲いていた。真ん中あたりでばっさり切らなければ、チラチラと雪が積もったようにまさに「雪柳」になったのだろうか。

 

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夕焼け富士

2023年10月23日 | 日記

 

夕焼け富士のシルエット。10月22日17時15分。

我がベランダから背伸びして小さく見える富士を、スマホカメラで5倍にして撮った。

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西荻の「鞍馬」でランチ

2023年10月22日 | 食べ物

 

西荻駅南にある「鞍馬」は蕎麦の名店として知られている。

これまで何回も訪れては休みだったり、満員だったりして未だ入ったことがなかった。

今日は平日の12時半、一応と、ドアを開けると、「いらっしゃい」の声。

 

 

店内はテーブル5つほどで、十人も入れば満員。店内のしつらえは上品で気に入った。

自家製粉石臼挽きの手打ち蕎麦、有機栽培蕎麦、十割蕎麦との事。

 

 

私は、完全放し飼いの鴨肉入り温かいつけ汁の「鴨汁そば」。

そばも抜群に美味しいく、私でも違いが判る。汁に浸けて、「ああ~幸せ」。

 

汁をかき回すと、下からたくさんの鴨肉が浮き上がってきた。ただし、2,3嚙み切れない鴨肉があったけど。

 

相方は、有機栽培大和芋使用の「とろろそば」。とろろがふわ~としてすごく滑らかだったとの事。

 

西荻窪駅近くでのランチ処は鞍馬に決めた!

 

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夕焼け小焼け

2023年10月21日 | 日記

 

南の空が、真っ赤っか。トンビはいないけど。10月19日17:15。

 

「夕焼け、小焼け」の「夕焼け」は太陽が沈み、空が真っ赤に染まることだが、「小焼け」って、沈んだ太陽に照らされた空がもう一度赤くなることだって。知らなかった。

 

赤、黄、そして暗くなりかけた空、グラデーションが、いいな! 手前の家々は真っ暗でポツポツと灯り。

 

東の空を見たら、三日月!

故郷に恋人を残して、歌手になるために上京する絢香を思い出す?

 

 

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善福寺公園(2)

2023年10月20日 | 散歩

 

「善福寺公園」バス停を越えて上の池に入る。

さまざまな鳥がいるようで、看板がある。

 

ボート乗り場があって、パンダとコアラが。

 

四阿(あずまや)があって、ここでも一休み。

 

池に映る空を眺める。

 

内田秀五郎の銅像があった。彼は、明治40年(1907年)日本一の若さ、30歳で井荻村長。後に町長となり、この地域一帯の土地区画整理事業に力を尽くした。善福寺池を中心とした区域も整備して、昭和36年(1961年)に都立善福寺公園とした。

 

上の池。

 

中央には100株のスイレンがあり、ボートで傷つけられないために囲まれている。

 

ベンチに座って池を眺めてのんびりするのも良いものだ。

 

遅の井の瀧。源頼朝が奥州征討を終えてこの地に着いた時、干ばつで軍勢が苦しんだ。頼朝は弁財天に祈り、弓で7箇所を掘った。軍勢は水の湧くのが遅い、遅い井と言った。その時、忽然として水が湧きだした。
現在はポンプで水をくみ上げて、滝の形で復元している。道を挟んで反対側にある島に弁財天がある。

MI

 

弁財天のある島に、鳥の姿。

 

反対側にも。

 

池は全体に緑色でアオコが発生しているのだろう。手前には一面に水草が広がっている。

 

水草はアサザ(浅沙、阿佐佐)らしい。咲くのは晴れのときだけで、しかも、午前中に開き、昼頃には萎んでしまう半日花だという。撮ったのは、運が良いことに晴れた11時。

 

 

それほど暑くなく、そらの雲は輝き、池で上下対称となる。

 

再び西荻駅まで戻ったら、1万歩。くたびれた。でも満足な散歩でした。

 

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善福寺公園(1)

2023年10月19日 | 散歩

 

西荻窪駅の北にある善福寺公園まで遠距離散歩した。

神明通りを北西に延々行くと、女子大通りに突き当たる。少し東に戻ると東京女子大の正面。

 

さらに少し東に行って、東女の塀の東側を、これまた延々と北へ。

 

道が左に曲がるところを、木々が見える方へ直進する。

 

坂を下ったところが善福寺公園。

 

赤矢印の所から入った。右下が東京女子大。青矢印はここから善福寺川が始まる。

右(南)の池が「下の池」で、左(北)の池が「上の池」。

昔、付近にあったと言われる寺の名前から善福寺公園となった。

 

 

ヨシやマコモが群生する下の池。

前回、善福寺公園へ来たのは、このブログを検索すると、2009年8月、実に14年ぶりだ。この時の写真を見ると、下の池にの手前はスイレンが一杯だった。

 

鯉が泳いでいるのでスマホを向けると、寄って来て口を大きく開ける。看板にエサを上げないで下さいとあるので、真面目な私はあげない。持ってないけど。それでも必死に鯉たちは……。良い子はマネしないでください。

 

下の池を東に行くと、池の端に出て、水が下に落ちてゆく。

 

美濃山橋の上から見ると、善福寺川が始まる場所であることが分かる。最近まで時々氾濫することがあったためだろう、川岸がコンクリートで高くなっている。

 

戻って下の池の西側と北へ。大木がニョキニョキ。

 

上の池から流れてくる「遅野井川親水施設」。

 

広場に出て、屋根のあるベンチで一休み。

 

川の手前にトンボが2匹つながって水たまり近づいては飛んで、何回もチョンチョンしている。一回で十数個の卵を産み落としているらしいが、水たまりは晴れたらなくなってしまう。川の方へ追い立てたが、すぐ戻ってしまう。

 

広場では、お年を召した女性たちか円陣で、ゆっくりした体操をしていた。

 

どんぐりの絵があって、あと何メートルとの表示があったが、これか!

園児たちがあちらこちら、ウロチョロしていた。

 

長くなったので、道路を渡った上の池は明日。

 

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今朝の東の空

2023年10月18日 | 日記

 

10月18日、朝8時半、東の空。

背中をお日様に照らされた雲たち。

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辻堂ゆめ『サクラサク、サクラチル』を読む

2023年10月17日 | 読書2

 

辻堂ゆめ著『サクラサク、サクラチル』(2023年7月29日双葉社発行)を読んだ。

 

双葉社による紹介

「絶対に東大合格しなきゃ許さない」――両親の熱烈な期待に応えるため、高校三年生の高志は勉強漬けの日々を送っていた。そんなある日、クラスメートの星という少女から、自身をとりまく異常な教育環境を「虐待」だと指摘される。そんな星もまた、自身が親からネグレクトを受けていることを打ち明ける。心を共鳴させあう二人はやがて、自分達を追い詰めた親への〈復讐計画〉を始動させることに――。教室で浮いていた彼女と、埋もれていた僕の運命が、大学受験を前に交差する。驚愕の結末と切なさが待ち受ける極上の青春ミステリー。

 

高校3年生の染野高志は、東大出身のエリートサラリーマンの父と専業主婦の母を両親に持つ。高等部に上がるまでは抜きんでて優秀で親の期待を一身に背負っていた姉が、東大受験に失敗し、精神に破綻をきたしてからは、代わりに今一つだった高志に期待が集まった。東大合格を至上命題として、勉強時間、睡眠時間、食事など生活のすべてを親に管理されていた。さらに、少しでも親の気に障ることがあると暴力を振るわれた。

 

クラスでまったく目立たない高志が、パニック発作を起こしてトイレに駆け込み、しばらくして出て行くと、同級生ではっとするほど端整で無表情の星愛璃嘉(えりか)がなぜか居て、「染谷さ、大丈夫?」と声をかけられる。
高志は星とときどき話し合うようになり、自分の生活は普通ではなく虐待だと、星から指摘されて、気付いていく。

 

一方、星は母子家庭で、母はほとんど働かず、家事もしないで、しかも生活保護を拒否しているため、星は家事の他にバイトして、その収入だけの貧しい生活を送っていた。高校もたまにしか出席しなかった。星は、母親は自分がいないとダメだと思っていて、大学進学もあきらめている。しかしその実、親からは愛されていないと高志は指摘する。

 

そして二人は復讐計画を立てて、………。

 

初出:「小説推理」2022年8月号~2023年3月号

 

 

私の評価としては、★★★☆☆(三つ星:お好みで、最大は五つ星)

 

ともかく冗長で長い。虐待のシーンが多く、執拗で、読む人の気持ちを考慮して欲しい。親の説教が長く、両親がバカすぎて嫌になる。私は、急いで、飛ばし気味に読んだ。ともかく読ませるのは著者の文章力だとは思う。

ようやく1/3(p114)に至り、「世間ではこれを虐待という」という言葉が出てくる。

 

約4割弱の時点で(p132)、復讐計画という言葉が登場するが、最後までその計画のヒントも出てこない。

 

 

辻堂ゆめの略歴と既読本リスト

 

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