かぶれの世界(新)

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respect

2008-10-13 23:58:07 | スポーツ

連日の世界同時株安のニュースにうんざりしていたが、MLBがポストシーズンに入り、日本人選手が出場して活躍するのを見ると、気分転換でき息抜きになっている。

今日のドジャーズ対フィリーズはテレビ中継が無かったが、ネットを見るとドジャーズの黒田投手が好投し勝ち投手になったが、乱闘寸前の争いに巻き込まれたようだ。

夕方、スポーツニュースを見ると黒田が打者の頭の後ろ側に速球を投げ、その直後2ゴロで打ち取ったが睨み合になり、両チームのべンチから全選手が飛び出してきて、あわや殴りあいの乱闘寸前になったようだ。

どうもこれは決め事だったようだ。

その後、中継録画放送を見ると黒田が打者のビットリオに所謂ビーンボールを投げる前から、コメンテーターは何度も黒田がフィリーズの選手にぶつけるのは避けられないかのような発言をしていた。

最初の2試合からドジャーズのバッターは厳しく内角を攻められ、ある選手はデッドボールを受けて傷んでいた。チームにはフラストレーションが溜まっていた。

そして、前の回に女房役のマーティン捕手が死球を喰らい、MLBでは「決め事」として黒田が報復することをチームから期待されていたということのようだ。

相手チームのフィリーズも報復されるのは織り込み済みで、そうしなければドジャーズは収まらないと覚悟していたようだ。だから打者の反応は、横腹の上を指差して頭は止めてくれ、ぶつけるならここにしてくれとジェスチャーした。

コメンテーターも黒田のその1球の直後、これで彼はチームのリスペクトを受けたと言った。MLBのホームページの記事も、このたった1球でチームのリスペクトを勝ち取ったと述べている。

MLBの野球にはルールブックには書いていないが、こうした不文律の「決め事」がいくつかあるようだ。そのキーワードがリスペクトではないかと思う。多分、「尊敬」と訳しても問題ないと思う。

それは味方だけでなく相手チームや選手に対する尊敬を含み、味方の尊敬が冒されたときは報復しなければいけないし、逆の場合報復されることを覚悟しろということのようだ。怖いね。■

コメント (1)
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