かぶれの世界(新)

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シーホークス?嘘でしょう!

2014-02-04 22:59:01 | スポーツ

 久し振りにフットボール中継を見た。サッカーではない、アメリカンフットボールだ。昨日スーパーボールがあり、シアトル・シーホークスとデンバー・ブロンコスが戦った。前評判は圧倒的にブロンコスが高かった。既に伝説になった名QBマニングを擁し圧倒的な攻撃力で有利だと予想された。

 ところが蓋を開けるとリーグ最高のシーホークス守備力がブロンコスを粉砕した。マニングはスーパーボール史上最多のパスを通したのに、肝心なところで何回もインターセプトされ失速、あわやゼロ敗を喫するところだった。私の目にはシーホークスの方が戦略的にスピードとパワーで上回っているように感じた。

 私は特別フットボールファンではない。子供の時は野球少年、その後サッカーファンの両刀使いだ。90年代にシアトルに駐在した時、シーホークスは目茶目茶弱く話題にもならなかった。野球のマリナーズも弱かったが、ジュニア-・Aロッド・Rジョンソン等のスーパースターがいて同僚の中に熱狂的なファンがいて人気があった。

 当時、フットボールと野球は多目的球場のキングドームを共用しており、日本から家族が来た時に野球を見に連れて行ったことがある。狭い屋内球場は熱気と歓声に溢れていた。だが、フットボールを見にゆく気にはなれなかった。間違いなくシーホークスが負けるのが分かっていた。

 そのシーホークスが先週サンフランシスコ49ersとスーパーボール決勝進出をかけた戦いをしているTV中継を見て驚いた。こんな時期にゲーム出来るとは凄い、「嘘でしょう!」と思った。90年代の49ersというとスーパースターが大活躍する全米トップクラスの花形チームだった。

 カリフォルニアに引っ越して車検を受けに工場に行った時、突然待合室の人達が全員消えた。歓声が聞こえた別の部屋を覗くとフットボールの中継で49ersがやっていた。凄い人気だった。その49ersに勝ってスーパーボールで戦うなんて凄い、何年かぶりにスーパーボール中継を見たいと思った。

 そして、昨日強豪デンバー・ブロンコスに圧勝したのだから思わず「嘘でしょう!」となった訳だ。意外な展開だった。だが、強力な攻撃力を持つ華やかなチームが、堅い守備力をもつ地味なチームに敗れるというパターンは珍しくはない。

 シーホークスは勝利に寄与する選手を統計的に分析して安く補強し強くなったというニュースを見た。話(妄想)は広がる。同じ発想でチームを強くしたMLBアスレチックスのGMを描いた映画「マネーボール」の話を聞いたことがる。今シーズンから中日のGMに就任した落合氏がやろうとしているのはこれかもしれない。注目してみたい。ヒーロー好きの日本で受けるかどうかも。■

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