かぶれの世界(新)

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有酸素運動伝説から脱出

2014-12-05 22:44:19 | 健康・病気
この数年間私は誤った有酸素運動伝説を信じていたようだ。高齢者になった頃から中途半端な知識で日常の運動習慣を変えた。その知識とは、激しい運動やストレスは活性酸素を増やし、健康な細胞を酸化させ老化が進む。激しい運動を避け散歩或いは軽いジョギングを毎日やれば、健康な生活を過ごせるというもの。

活性酸素は細胞の遺伝子が傷つけ、悪玉コレステロールを酸化し、動脈硬化が進み、血管が老化する原因となる。見かけ上は肌のつやが無くなり、白髪が増え、目がかすみ、歯や骨が弱くなり、疲れやすくなるといったいわゆる老化現象が進むと。こんな話を聞くだけで怖くなった。

数年前から椎間関節嚢腫、前立腺肥大症と前立腺がん疑惑、右差指脱臼と病気やケガ続き、軽い運動すらままならない時期が続いた。結果的に激しいトレーニングが出来ず自然と軽い有酸素運動だけやるようになり、自分を納得させるために理論的根拠として有酸素運動伝説に飛びついたという訳だ。

だが、この(軟弱な)運動習慣を数年続けた結果として、筋力が落ち基礎代謝量が低下したようだ。食事量を変えてないのに少しずつ体重が増え、お腹周りが大きくなった。足の筋肉の低下によると思われる膝の痛みや、趣味のバドミントンで明らかに瞬間的な動きが衰えパートナーの足を引っ張り勝てなくなった。リーダーにもう続けられないと挨拶して今春田舎に向かった。

有酸素運動伝説は私がテレビで得た断片的な情報を勝手に組み立てたもの。だが、最近は有酸素運動と無酸素運動の組合せが効果的、年をとっても肉等タンパク質を摂取して筋肉を維持することが重要だと宗旨替えして、病気前の激しい運動も再開するようにした。病気やケガが一段落したところで、もう一度ハードな運動をやってみようという気になった。

3分おきに汗をかく程度に速歩で歩くインターバル・ウォーキングを取り入れた散歩に変更、ジムに最低週1回は通いエアロバイクにウェートトレーニングを追加、バドミントンのフットワーク練習にウサギ歩きを追加した。その効果か散歩の途中、数十メーターのダッシュをしても耐えられるようになった。瞬間的な動きで膝の力が抜けそうになる頻度が減った。

活性酸素はどうなったか分からないが、運動能力は少し戻った気がする。素人判断では足の筋肉が強化されて膝の痛みが軽くなり、臀部の筋肉が鍛えられ瞬間的な運動能力が少し回復したと思う。高齢者になった今はどこかで線を引いて身体を壊さないようにしなければならない。どこに線を引けばいいのか分からないが、今後も少しずつ強めて行く積りだ。■
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