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東京郊外の生活2021-22(9)気がかりな事

2022-04-22 18:10:53 | 日記・エッセイ・コラム
もう東京にいないのに気になることがある。個人的な印象だが、私の住む府中市の旧甲州街道の西側は最近建設ブームだ。沢山のビルが建設中でかつて下川原線だった遊歩道から見た風景が数年前と比べ一変した。高層ビルと言えば駅前の2棟データセンター程度だった。気になっているのは建設予定らしき空き地が沢山あることだ。

我が家のすぐ近くの旧甲州街道沿いの生花店が更地になったまま2カ月以上経過した。娘の同級生の実家だという。そこから分倍河原駅に向かうと旧鎌倉街道との交差点の元バイク販売店は解体され遺物の発掘作業が進んでいた。現場の人に聞くと多くの土器などの遺物が出てきたという。

私が幾つか見かけた近くの空き地は発掘作業待ちのようだ。狭い土地でも最低数人の作業者が必要で、考古学の専門家以外に測量などの知識も必要なようだ。市内のあちこちで建設工事が始めようとすると限られた数のこれら発掘の専門家待ち状態になっているように感じる。

ネットで調べたところでは、府中市は古いところでは熊野神社の古墳がありそこで石室が発掘されている。古代からの大國魂神社を始め八雲神社とか古墳群があり、旧鎌倉街道には分倍河原合戦場などがある。大河ドラマの舞台の鎌倉幕府に引導を渡した新田義貞の銅像が駅前にある。時代が下ると旧甲州街道沿いの調布には新選組が闊歩した。

私の自宅辺りはどこを掘っても何か出て来る「出土品の銀座」と言われているそうだ。4年前に自宅を建て替えた時も規則で発掘作業が必須であり、工事が計画より2カ月遅れて開始した。新宅に引っ越せたのは2カ月遅れだった。2ヵ月分の公団住宅の家賃はモチロン自腹だった。

だが、現在はその時より厳しいように感じる。私が見る限り現状は発掘作業そのものが2-3カ月遅れても始まらない。小さな宅地でも発掘に2カ月程度かかる。つまり4-5ヵ月間は余分に待つしかなく自腹を切って貸家など代替家に住むしかないのだ。

補足だが、あるスーパー跡のビル建設が他のより倍以上時間をかけている。私の想像では郊外には相応しくない高層ビルのようだ。上から覗かれるようで嬉しくない。隣の多摩市の多摩川沿いにも巨大なビルが建てられている。秋に帰京する時に風景がどう変わっているか凄く気になる。■
コメント
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