かぶれの世界(新)

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田舎暮らし雑感2022(3)

2022-04-28 11:51:35 | 日記・エッセイ・コラム
昨日の午後は足はパンパン、歩くのも苦痛で階段の上り下り時に体が揺れて怖かった。原因は半年ぶりのバドミントン練習に参加した為で、頑張ったが後半に体がついて行けなくなった。東京のクラブではついて行けず退会したが、田舎のオバサン主体の練習なら何とかなると思っていた。

しかし、実際にコートに立ってシャトルを追いかけ打ち返すとなると、日常生活では有り得ない瞬時の動きの筋肉が衰えていた。6月に後期高齢者になる私には難しい動きだった。普段から健康のために山歩きやジョギングをしてきたが、全く別の動きが求められ疲弊した。

しかし、一晩寝て今朝起きると筋肉痛は半減し、高い階段は手摺が必要だがそれ以外はみっともない歩き方はしなくても良くなった。バドミントンの実力は衰えても、何とかゲームを壊すことなく練習に参加できる気がする。暫らく練習に参加して頑張ってみようと思う。

田舎に戻ってきて気になっていたことの一つが、実家のある集落のお婆ちゃん三人組(通称三ババ)だった。二人は独り暮らしの老婆だ。限界集落と言ってもおかしくない。帰郷時に元地区長に会い直接的に聞くのは気が引けたので「変わったことはないか」と聞くと、何もないとの返事でホッとした。その後散歩中に日向ぼっこする3人の姿を見た。だが、衰えは隠せなかった。

散歩途中で少し若めのオバサン連中にも一通り出会って、お互いに元気にやっていることを確認できた。山歩き中に軽トラで走る同級生のOに出会った。彼は如何に自分の体力が低下したか健康談義を始め止まらなかった。市内や中国・九州地方に住む3人の子供が時々様子を見に来るらしい。

昼食後に思いついた散歩なので早く散歩を再開したいが、市内の医者の評価を聞くと私のガン疑惑など経験と一致するところがありつい話が長くなった。山道では車を止めて道を塞いでも車が来ない。遂に対向車が来たところで、「遊びに来い」と誘われ相槌を打ってサヨナラした。

半年の東京郊外生活の間に残っていた前歯がボロボロになり、西日本豪雨以来通っている歯医者に診て貰った。看護婦さんが顔ぶれが替わっているのに気付いた。私には若い美人看護婦で嬉しかったが、「歯医者崩れ」の友人は看護婦さんを安定して確保するのが難しいという。

その看護婦さんの一人から翌日実家に電話がかかって来た。「うわっ、来た!」なんてジーサンはぬか喜びしたが、病院の玄関に保険証が落ちていたとの連絡だった。あり得ない期待だったが、助かった。実は、帰郷直後に最初に診て貰った時の帰りに別の患者の処方箋を歩道で拾って届けた。その時はお年寄りのボケと想像したのに、保健所を落とした私も同じ年寄りだと恥ずかしく思った。

その後、散歩を兼ねて郵便局に行った。家内の保険証が私宛に転送されてきたので送り返した。私が後期高齢者になるからか、家内が古希を迎えたからか、どちらかの理由で扱いが変わったと思う。今回は何故なのか詳細が分からないが、調べようともせず取り敢えず転送した。田舎生活は続く。■
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