昨日逃亡先のレバノンで行われたゴーン元日産CEOは世界中から注目され、昨日からテレビ各局のニュース番組で詳細が報じられた。掲題にある様に彼のお気に入りの報道機関のみ取材を許されるという正に独演会だったようだ。時間をかけ発言が分析されて報じられたので新聞記事と合わせると、知りたいことはほぼカバーされたと思う。その上で私は以下の様な印象を受けた。
1)トランプ方式が定着?
好みの報道機関のみ記者会見の出席を許すという正に独演会だったが、このやり方は自分に都合の良い報道をして貰いたいというトランプ大統領と同じだ。米国に限らず世界の報道機関はこのトランプ方式に慣れたのか今回批判が少ない気がした。なのに、トランプの支持率はじりじりと上がり、今回も異論が聞こえて来ない。私には違和感で一杯だった。お前らそんなんで大丈夫かい、と思った。
2)日本メディアの発信力欠如
今回の記者会見を受けて日本のメディアは新味に欠ける内容という評価だったが、今までゴーン元会長事件に関して大して報じなかった海外メディアの多くが、初めて知ったような口ぶりで検察の手法などの問題を報じている。法務省がただちに反論したのは当然だと思うが、私は日本メディアの発信力の欠如が原因の一つと深刻に感じた。日本の報道では、自分の問題は絶対に報じないと思う。
3)事実追求か、そのやり方か
意外に思ったのは、ゴーン元会長が法律違反を犯したか否かを追求するより、海外メディアは日本の検察のやり方(調査手法)を問題視しているとニュース番組を見て知った。やり方の問題はどうあろうと罪を犯したかどうかが最も重要で、徹底的に真実を暴き法に照らして処分されなければならない。私にはゴーン被告はそこを曖昧にする狙いがある様に感じた。事実の追及が絶対に譲れない一線のはずだが。
この一線を越えたら間違いなく日本は大変なことになる。犯罪者は何としても国外逃亡を図る、そうすると海外メディアが助けてくれると期待する。ゴーン元会長の主張はそんなメッセージのように私には聞こえる。勿論「やり方」に問題があれば改善して行かなければならないが、やり方どうあってもどの国でも罪は裁かれなければならない。日本政府は強い姿勢で臨んで欲しいと思う。■
1)トランプ方式が定着?
好みの報道機関のみ記者会見の出席を許すという正に独演会だったが、このやり方は自分に都合の良い報道をして貰いたいというトランプ大統領と同じだ。米国に限らず世界の報道機関はこのトランプ方式に慣れたのか今回批判が少ない気がした。なのに、トランプの支持率はじりじりと上がり、今回も異論が聞こえて来ない。私には違和感で一杯だった。お前らそんなんで大丈夫かい、と思った。
2)日本メディアの発信力欠如
今回の記者会見を受けて日本のメディアは新味に欠ける内容という評価だったが、今までゴーン元会長事件に関して大して報じなかった海外メディアの多くが、初めて知ったような口ぶりで検察の手法などの問題を報じている。法務省がただちに反論したのは当然だと思うが、私は日本メディアの発信力の欠如が原因の一つと深刻に感じた。日本の報道では、自分の問題は絶対に報じないと思う。
3)事実追求か、そのやり方か
意外に思ったのは、ゴーン元会長が法律違反を犯したか否かを追求するより、海外メディアは日本の検察のやり方(調査手法)を問題視しているとニュース番組を見て知った。やり方の問題はどうあろうと罪を犯したかどうかが最も重要で、徹底的に真実を暴き法に照らして処分されなければならない。私にはゴーン被告はそこを曖昧にする狙いがある様に感じた。事実の追及が絶対に譲れない一線のはずだが。
この一線を越えたら間違いなく日本は大変なことになる。犯罪者は何としても国外逃亡を図る、そうすると海外メディアが助けてくれると期待する。ゴーン元会長の主張はそんなメッセージのように私には聞こえる。勿論「やり方」に問題があれば改善して行かなければならないが、やり方どうあってもどの国でも罪は裁かれなければならない。日本政府は強い姿勢で臨んで欲しいと思う。■
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