かぶれの世界(新)

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個人的コロナの教訓 インドは凄い

2021-02-04 18:48:15 | 健康・病気
1年にわたる国を挙げてのコロナ対応で、最初に表面化した教訓は日本の「ディジタル化の遅れ」、進行中の第3波では「非効率な医療システム」だと2日前に投稿した。二つの教訓は国家的問題で、コロナ対策に次いで最優先で取り組むべきだがマスコミを含め認識が十分でない。

現実は、ディジタル化は内閣は表立って旗を上げたが出足から躓いた。もっと酷いのは医療資源の効率化で1年たっても責任者が不明で何ら改善されてない。2日に尾身会長が「去年の夏もう少し病床を確保しておけばよかった」と記者に語った、つまり医療側の問題を白状した程度だ。

ところが、最近ネット情報やNHK等のニュースによると、インドは夏までに3億人にコロナウィルスの国産ワクチンを接種する、インド版マイナンバーを使って接種状況を管理するシステムを進めると報じられた。感染者は米国に次ぎ多いインドだが、ワクチン接種で一気に遅れを取り戻す。

何と、我が国が出来ないと嘆き恥ずかしい思いをしたことを、インドが一気にやってしまう。このニュースを聞いて驚くとともに、20年以上前に仕事でインド人ソフトウェア技師と打合せして彼らの優秀さを思い出した。私の知る限り90年代から彼らは米国で活躍していた。

その後、米国など海外で優秀なインド人がトップについて活躍している例を何度も目にした。数学や経済だけでなく、ITの世界で特にソフトウェア技術の領域で業績を残していた。同時にインド人の個人的な優秀さが何故国の豊かさにつながらないのか不思議に思ったものだ。

私は4月半ばまでにワクチンの接種を受けて帰京する予定だった。だが、マイナンバーを使わない接種管理をすると聞き、更にワクチンの争奪戦で入手日程が確定できない、等々のニュースを聞きゴールが動いた時の管理がうまくできるか「悪い予感」がすると先月末に投稿した。

私の非常に個人的な理由で、場所に関わらずタイムリーにワクチン接種出来るか凄く不安になったからだ。何処に行っても対応可能なマイナンバー管理でやって欲しかった。尤も1回目のワクチンから3か月後に2回目の接種をした方が効果があると英国からニュースも。■
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黄金の富士

2021-02-03 21:30:37 | 日記・エッセイ・コラム
昨日の夕方辺りが暗くなり始めた6時前に短い散歩に出かけ、通称「富士見の崖」(府中本町駅の東側)を通ると西側の富士山の影が見えた。しかし私が目を見張ったのは、富士山の少し北側に見たことがないくらい美しく黄金に染まった空だった。

富士山の頂上に夕日が落ちるダイヤモンド富士も良いが、黄金の夕日をバックに富士山のくっきりした影も素晴らしかった。この美しい組み合わせは初めてだ。急いでポケットからスマホを取り出して写真を撮ったが、黄金はドンドン変化して行き最初に感激した美しい風景は撮れなかった。

気が付くと通りの前方に富士山の方向に向かって手を合わせ頭を下げている初老の女性がいた。珍しい景色だった。私は笑いながら「お祈りされてるんですか」と声をかけると、彼女も少しはにかんだように「凄く奇麗で神々しかったから」と返事され去って行かれた。

と、今度は後ろから一回り年配の老人から声をかけられた。しわがれた聞き辛い声だったが、「通常なら夕焼けに映える富士山と言いたいところだけど、夕焼けの方が主役みたいだね。」と言われたように感じて全くその通りですと相槌を打った。

家に戻って今迄に撮った夕焼けの富士山と比べてみたが、それ程差がなかった。昨日は陽が落ちた周りの空の明るさが若干際立っていた程度だ。北風が強く昼間も富士山が良く見えたが、夕方の写真を拡大すると小さな雲が富士山のスロープを立ち上っていた。

今日も期待して同じ時間帯に散歩をしたが、残念ながら西空は雲に覆われ暗い散歩道を歩く羽目になった。明日の天候は春一番が吹くらしく富士山はよく見えないだろう。天気が良くなっても夕日の落ちる時間は日々変わるので、うまく時間を調整して黄金の富士に再会したい。■
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コロナ第3波の教訓

2021-02-02 21:27:41 | 日記・エッセイ・コラム
今夜緊急事態宣言の延長が決定されたようだ。政府の決定の背景として医療提供体制が厳しい状況にあることに加え、重症者数が約1000人と高止まりしている為という。報じられた現状の感染状況を見れば私も判断は妥当であると考える。

1か月前の緊急事態宣言時には政府の判断の遅れを非難された。緊急事態宣言下で自民党衆院議員が深夜都内のキャバクラで飲食した等のスキャンダルが重なり内閣支持率低下が報じられている。だが、我が国のコロナ対応は高評価のドイツ等に比べも遥かに優れている現実は認めるべきと思う。

遡ると第1・2波のコロナ対応の過程でディジタル化の遅れが日本特有の問題として明らかになった。菅首相は就任早々ディジタル化の推進を表明した。結果が出るまでには長い時間がかかりマスコミも注目してないが、何代か後の首相時代頃に結果が出て高く評価されると予測する。

さて、主題の第3波の教訓は何だあろうか。私は第3波は医療システムの低効率を明らかにしたと考える。大雑把に言うと、日本は世界一の医者や病床を持ち、欧米先進国より断然少ない感染者数にも拘らず、医療崩壊寸前にあることが明らかになった。何故そんなことになったか。

理由は簡単で、豊富な医療資源がコロナ治療に使われてない為だ。残念ながらこの医療資源の使われ方の歪みは第1・2波での認識が不十分で、厚労省も医師会も適切な手を打たなかった。医師会長を始め医療関係者は何度も医療崩壊の警鐘を鳴らしたが、自分自身には必要な手を打たなかった。

菅首相はディジタル化については大臣を指名し素早く手を打ったが、医療システムの見直しについては一言も述べなかった。不思議なことに、殆どのマスメディアも医療資源の歪みを報じなかった。番組に出演して貰う医療関係専門家をテレビ局は批判は出来なかったということか。

連日テレビ番組に出演した医師会長が緊急事態宣言を催促したが、身内に対してはコロナ対応を改善し効率化を主張することはなかった。私には労働者の為の労働組合会長と同じで、国民ではなく病院を守る為の医師会長のように聞こえた。

いずれにしても、緊急事態宣言の延長は妥当な判断だと思う。3月初めに緊急事態宣言が解除され、3月後半からワクチンの接種が始まり、コロナ感染の抑制効果が出始める。私は4月後半に東京から田舎の実家に戻る。そんなに都合よく行くだろうか、そう願いたい。■
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