4日(土)は午後から「ミスDJリクエストパレード~8116サタデーアップ!」を聴くか迷ったが、結局「大野教室」に行った。ラジオには「Radiko」があるからで、このシステムがなければラジオを聴いていた。
川口の教室には1時25分ごろ入室する。大野八一雄七段は5面指しの真っ最中。その奥でも生徒が対局をしていた。
私はW氏に8,500円を払う。今回と次回の2回分で、月謝として前払いすれば、2回目の分は500円安くなるのだ。
和室に入ると、岡井奨励会三段が指導対局を行っていた。植山悦行七段が大野教室のレギュラーから離れ、現在は岡井奨励会三段がセミレギュラーとして指導にきている。会うのは久しぶりだ。
対局者がおらずしばらく待ったが、Hos氏が空き、私と指すことになった。
通常は私の駒落ちなのだが、「支部対抗戦が迫っているので、平手」で指すことになった。
これじゃあ勝負にならんだろうと思いきや、意外といい勝負になるのが将棋の不思議なところである。ちなみに今年の支部対抗戦埼玉県予選は、12日。私はその頃、さっぽろ雪まつりを満喫しているはずだ。
Hos氏は居飛車。▲2五歩を早く決めてきたので、私は向かい飛車に振った。
Hos氏は棒銀を取り、▲3七桂と跳ねる。しかしこれでは▲3五歩と突きにくくなった。
Hosは▲4五歩から攻める。だが△同歩▲3三角成に△同金と取ったのが私のミスだった。Hos氏は▲3一角から馬を作り、これが手厚い。
私は△6四角と角の活用を図ったが、数手後▲5五銀と角を殺されて、さすがにここでは不利を自覚した。
しかしよくなってから勝ち切れないのが下手の弱みでもある。私の頼みは下手のふるえと時間切迫で、まだ私は諦めていない。
粘っているうち形勢が接近し、加えてHos氏は秒読み。Hos氏が勝手に転ぶ感じで、最後は私が勝った。
すぐに対局…といきたいところだが、相手がいない。W氏もどこかへ出かけたみたいだ。
ほかに将棋を終えた人もいるが、私が勝手に手合いを付けるわけにはいかない。20分ほど待つとW氏が戻り、Taga氏との対局を付けてくれた。
Taga氏とも平手。Taga氏の先手で、▲7六歩△3四歩▲6八飛。ここで私は△4四歩。角交換はさせないのである。
私はもちろん居飛車を選択。このあたりで玉の囲いは決まってなかったのだが、今回は気分を変えて穴熊に潜ってみた。だが指し方がよく分からず、△4二銀型なのに△5一角と引いてしまった。
先手は仕掛けるならこの辺りだったが、見送ってくれたので私が十分の形勢になった。
数手進んで、▲6八飛、△6二飛・6六角の局面で、私の△6七歩に対し、Taga氏が▲同飛と取ったのが大悪手。私は△3九角成として、▲同金△6七飛成まで、一瞬で私の勝ちが決まった。
Taga氏は三段の免状を持っている猛者だが、このくらいの筋は読んでもらわないと困る。
私はといえば、松尾流四枚穴熊が手つかずのまま終わったが、何となくしっくりこない。雑な言い方をすれば、将棋を指した気がしなかった。やはり私は穴熊に向いていないと思う。
ここで3時休み。土曜日は級位者の日なので、ここで講座があるはずなのだが、とくになかった。もっとも土曜日も有段者ばかりである。
何となくみんなで雑談して、3時50分ごろ対局再開。3局目はSar君との対局となった。
Sar君は中飛車採用率100%で、で猛烈な攻め将棋を得意としている。縁台将棋の趣すらあるのだが、その将棋に私はてこずり、今まで1勝しか挙げていない。とにかく私にとって強敵である。
私の先手で、当然居飛車VS中飛車の戦いになった。私は鳥刺し戦法を採用する。Og氏から教わったもので、私の切り札だ。
果たしてそれが当たり、序中盤で私の大作戦勝ち。Sar君は指し手に窮し、△7一玉~△8二玉や、△5二飛~△5一飛の手待ちを繰り返す。不思議なのは△8四歩から△8三銀の構築をしないことで、Sar君は平美濃こそ最強の囲いと認識しているのだろう。
私は有利、優勢、そして勝勢にすらなったと思う。とにかくどう指しても私がよくなって、相手に申し訳ないくらいだった。
迎えた部分図。ここで▲6一飛成△同銀▲9三金を考えた。これで詰んでいそうだが、飛車を渡したので詰まし損ねると反動が恐い。それで▲9三金から入った。
ところがSar君は△7一玉。ここでは私は秒読みで、慌て気味に▲2二飛と打ったが、やや響きが薄い。
だが自陣に迫る敵駒は小駒が3枚。寄せ合いにもなっていないからこれでも私が大優勢で、さすがにこれは私のものだろう。
だがこの将棋を私は負けた。
(14日につづく)
川口の教室には1時25分ごろ入室する。大野八一雄七段は5面指しの真っ最中。その奥でも生徒が対局をしていた。
私はW氏に8,500円を払う。今回と次回の2回分で、月謝として前払いすれば、2回目の分は500円安くなるのだ。
和室に入ると、岡井奨励会三段が指導対局を行っていた。植山悦行七段が大野教室のレギュラーから離れ、現在は岡井奨励会三段がセミレギュラーとして指導にきている。会うのは久しぶりだ。
対局者がおらずしばらく待ったが、Hos氏が空き、私と指すことになった。
通常は私の駒落ちなのだが、「支部対抗戦が迫っているので、平手」で指すことになった。
これじゃあ勝負にならんだろうと思いきや、意外といい勝負になるのが将棋の不思議なところである。ちなみに今年の支部対抗戦埼玉県予選は、12日。私はその頃、さっぽろ雪まつりを満喫しているはずだ。
Hos氏は居飛車。▲2五歩を早く決めてきたので、私は向かい飛車に振った。
Hos氏は棒銀を取り、▲3七桂と跳ねる。しかしこれでは▲3五歩と突きにくくなった。
Hosは▲4五歩から攻める。だが△同歩▲3三角成に△同金と取ったのが私のミスだった。Hos氏は▲3一角から馬を作り、これが手厚い。
私は△6四角と角の活用を図ったが、数手後▲5五銀と角を殺されて、さすがにここでは不利を自覚した。
しかしよくなってから勝ち切れないのが下手の弱みでもある。私の頼みは下手のふるえと時間切迫で、まだ私は諦めていない。
粘っているうち形勢が接近し、加えてHos氏は秒読み。Hos氏が勝手に転ぶ感じで、最後は私が勝った。
すぐに対局…といきたいところだが、相手がいない。W氏もどこかへ出かけたみたいだ。
ほかに将棋を終えた人もいるが、私が勝手に手合いを付けるわけにはいかない。20分ほど待つとW氏が戻り、Taga氏との対局を付けてくれた。
Taga氏とも平手。Taga氏の先手で、▲7六歩△3四歩▲6八飛。ここで私は△4四歩。角交換はさせないのである。
私はもちろん居飛車を選択。このあたりで玉の囲いは決まってなかったのだが、今回は気分を変えて穴熊に潜ってみた。だが指し方がよく分からず、△4二銀型なのに△5一角と引いてしまった。
先手は仕掛けるならこの辺りだったが、見送ってくれたので私が十分の形勢になった。
数手進んで、▲6八飛、△6二飛・6六角の局面で、私の△6七歩に対し、Taga氏が▲同飛と取ったのが大悪手。私は△3九角成として、▲同金△6七飛成まで、一瞬で私の勝ちが決まった。
Taga氏は三段の免状を持っている猛者だが、このくらいの筋は読んでもらわないと困る。
私はといえば、松尾流四枚穴熊が手つかずのまま終わったが、何となくしっくりこない。雑な言い方をすれば、将棋を指した気がしなかった。やはり私は穴熊に向いていないと思う。
ここで3時休み。土曜日は級位者の日なので、ここで講座があるはずなのだが、とくになかった。もっとも土曜日も有段者ばかりである。
何となくみんなで雑談して、3時50分ごろ対局再開。3局目はSar君との対局となった。
Sar君は中飛車採用率100%で、で猛烈な攻め将棋を得意としている。縁台将棋の趣すらあるのだが、その将棋に私はてこずり、今まで1勝しか挙げていない。とにかく私にとって強敵である。
私の先手で、当然居飛車VS中飛車の戦いになった。私は鳥刺し戦法を採用する。Og氏から教わったもので、私の切り札だ。
果たしてそれが当たり、序中盤で私の大作戦勝ち。Sar君は指し手に窮し、△7一玉~△8二玉や、△5二飛~△5一飛の手待ちを繰り返す。不思議なのは△8四歩から△8三銀の構築をしないことで、Sar君は平美濃こそ最強の囲いと認識しているのだろう。
私は有利、優勢、そして勝勢にすらなったと思う。とにかくどう指しても私がよくなって、相手に申し訳ないくらいだった。
迎えた部分図。ここで▲6一飛成△同銀▲9三金を考えた。これで詰んでいそうだが、飛車を渡したので詰まし損ねると反動が恐い。それで▲9三金から入った。
ところがSar君は△7一玉。ここでは私は秒読みで、慌て気味に▲2二飛と打ったが、やや響きが薄い。
だが自陣に迫る敵駒は小駒が3枚。寄せ合いにもなっていないからこれでも私が大優勢で、さすがにこれは私のものだろう。
だがこの将棋を私は負けた。
(14日につづく)