カニ鍋、ふぐちり、と並んで冬の鍋物の王様「あんこう鍋」
有名なのは太平洋「北茨城」と「大洗」のあんこう
東京から直線的に近いので、全国区になっているが
富山湾も「あんこう」の日本2大産地の一つなのだ
日本海の魚が、それも北陸以北は魚の身がしまり特に美味しいと言われている
意外と産地「富山」ではあんこう料理が普及していない
新潟県の下半分くらいが盛んなくらいだ
今朝の市場で私が競り落としたのは15kg以上ある大きなものだった
見た目がいまいちで、問題の肝と卵の心配をしたが
肝は800gくらいと体に比べて小ぶりだがまずまずというところ
卵が大当たりで、熟れ始めの一番おいしい状態で、どっさりと入っている
3kg位はありそうだ
色もオレンジ色で素晴らしい
これを湯通しして、蒸した肝と白みそ、砂糖、みりんと酢をすり鉢で伸ばした「甘みそ」に、茹でた長葱をあわせて、「ねぎぬた」
卵の食感と味噌の甘み、それに長葱の青い風味
酒の肴として貴重な一品である。