今場所に限っての感想を
1強対その他 その他は大関から幕尻まで横一線、言い換えれば横綱の次は前頭筆頭で良いくらい、毎場所上位が入れ替わる戦国相撲
大関などと言っても毎場所カド番、勝ち越しても8勝9勝では幕内並、今場所も貴景勝が早々に休場で来場所はカド番、もう一人の正代も3勝2敗、そのうち1勝は負けていたのに相手が勇み足での勝利
こんなわけで幕尻と大関に差はないと感じるのだ
ゆえに相撲そのものは面白い、今場所は特に面白い、近年の相撲はあっという間に勝負がつくはたき込み系、あきらめ系の取り組みが多かったが
今場所は力と力、技と技がぶつかり合って突然攻守が変わる目を離せない相撲が多い
若手の活きの良さが目立つ、はつらつとした相撲、粘り強い守り、あきらめない相撲も多いから本当に面白い
サラブレッド三羽烏、豊昇龍、琴ノ若、王鵬 序二段三段目からの復活三羽烏、照ノ富士、阿炎、宇良
豊昇龍は粘り腰があるが軽量だ、体重が増えれば強い相撲が取れるだろう
こんな戦国模様の大関以下だが、今場所は御嶽海と阿炎が抜け出た強さを発揮している
御嶽海は優勝2回もしながら関脇に甘んじているのは気分にムラがありすぐに勝負をあきらめる癖があったから。今場所はどっしりとして迫力があり、前に出る
阿炎は先場所の12勝に続き、今場所も6連勝、激しい突っ張りと粘り腰がいよいよ本物なのか?期待は大きい
今場所独走横綱を止める力があるのはこの二人だろう、そして横綱に勝つような事があれば優勝も見えてくる
今場所はまた正代は千秋楽前で照ノ富士戦になるかもしれない、御嶽海が勝ち進めば千秋楽は照ノ富士戦になる可能性は高い
まだ6日目だから何とも言えないが中日以降に負け込んだり、勝ち続ける力士も出てくるからまだ予測を言うのは早い
唯一わかっているのは横綱の圧倒的な強さ、これは盤石だ
モンゴル横綱4人が20年近く続いている、わずかに数場所だけ稀勢の里が横綱を勤めたが土俵に立ったのは三場所くらいだった
いったいいつ日本人横綱が誕生するのか? 大関正代は腰高棒立ちではもうダメだ、大関陥落のほうが近い、満身創痍の貴景勝も横綱は無理だ
一番可能性が高いのは一気に相手を押し出す強さで6連勝の御嶽海、これが毎場所続けば今年中に横綱もあり得る、さてどうなるか?
照ノ富士も序二段まで落ちて人間が変わった、バタバタ相撲が無くなりどっしりとした相撲を取るようになり性格も落ち着いて謙虚さが身についた
御嶽海も気ムラな性格が消えれば強い相撲になるだろう