石井伸之の国立市議会議員日記 自由民主党会派所属

東京都国立市の若手?市議会議員(6期目)による日記です。国立市議会議員として国立市政の最新情報を伝えて行きます。

2月27日本日は3月議会の初日を迎えました

2008年02月27日 | Weblog
 こんにちは国立市議会議員の石井伸之です。本日は午前10時より今年最初の議会である3月議会初日の本会議が行われました。

 市長からの行政報告や施政方針表明と幾つかの議案までは順調に進みましたが、学校教育構想審議会設置条例のところでは、上村議員からの厳しい質問に続いて私も質問しました。

 質問内容としては、「議会において学校教育基本構想審議会設置については慎重な意見が多数あるので、その内容を教育委員へ伝えているのか」ということを聞いたところ、教育次長からは「あえて、教育委員には伝えていない」という予想もしない答弁が返ってきました。

 流石にこの答弁には驚いてしまい、別方向へいろいろと質問を考えていましたが、ここが一番のポイントだと思い「様々な議員から問題点を提起されておりますが、何故伝えないのですか」という質問をすると、今度は教育長から延々と基本構想の必要性を話されておりました。

 しかし、結局「教育委員へ議会の状況を丁寧に説明する」という部分の具体的な答弁はありませんでした。そう考えると、どうも9月議会12月議会で新たに同意された教育委員が強硬に基本構想審議会の設置を進めようとしているとしか思えません。

 すると、教育長と教育次長の立場としては慎重に進めるべきと考える議会と新任の教育委員による強硬な意見に挟まれ、辛いものになっているのではないでしょうか?教育長は答弁の中で、「わざわざ詳しく説明しなくとも、議会の状況は教育委員会における説明で十分伝わっている」という事を言われておりました。

 質問の冒頭にも発言しましたが、教育は全議員が一致できる方向で着地点を見出すことが必要であって、議会の賛否が真っ二つに割れる状況は好ましくないと考えます。今後は、石塚議員の一般質問や松嶋議員が委員長を務め、青木議員が所属する総務文教委員会において丁寧な議論がなされると思いますので、その行方を見守りたいと思います。

 それから午後になり、平成20年度予算の提案説明に入る前、青木議員の手が上がり、予算審議に入る前に市長が道路特定財源の維持を求める意見書に署名しなかったことについて質問されました。

 つまり、国立市としても平成20年度は1億4千万円弱の予算が道路特定財源から入って来る見込みである為、もしも市長が特定財源の維持を求めないのであれば、どの部分を削るのか明確にして欲しいという質問内容でした。

 関口市長の答弁は「ただ単に署名しなかっただけで、道路特定財源の賛否はあきらかにしておらず、もしも財源に穴が開くのであれば、国として補てんするように」という、無責任なものでした。誰がどう見ても道路特定財源が無ければ、平成20年度予算は組めないということが分っているのですから、国立市として必要なお金であると考えるのならば、パフォーマンスにばかり捉われずに、必要な財源として署名していただきたいものです。

 さらに関口市長は「ガソリンは安ければ安いほど良い」という話をされており、この部分も耳を疑ってしまいました。イラクのサマワではガソリンが1リットル1円という話を佐藤正久参議院議員から聞きましたが、もしも日本でガソリンが1リットル1円ということで、湯水のように使われたら地球上の二酸化炭素が増え、温暖化に歯止めが掛からず、いずれは地球が生物の住めない星になるかもしれないという状況であるにも関わらず、「安ければ、安いほど良い」という発言は非常に残念に思いました。


 選挙の時も関口市長は様々な環境の事に触れ、特に自然を大切にしたいと言っておりましたのですから、公用車を速やかにプリウスのようなハイブリットカーを導入して手本を示すべきです。

 私はガソリンには適正価格というものが必要だと思っております。現在は中国やインドでの需要と相場価格の高騰によって、ガソリンが高くなっております。これによって、様々な影響があり物価が上昇しております。原因が掴めているのですから、原油高騰における悪影響を少しでも押さえるように努力すべきだと思います。

 しかし、逆に地球環境を守る意味で原油の高騰は、化石燃料に頼らず極力環境に優しいエネルギーへの転換を図る意味で、良いチャンスだと思います。

 政府はこれより、燃費の良いエンジンを積む車両の優遇や低燃費エンジン開発の支援、二酸化炭素の排出削減に向けて優秀な頭脳を集積し新たな技術開発を進めるべきです。地球環境を守る第一人者として日本は国際貢献をしてほしいと思います。自民党環境部会長である中川雅治参議院議員(東京都選出)には今後とも頑張っていただきたいものです。
コメント
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