こんにちは、子供の頃からヤクルトを飲んでいた石井伸之です。
本日は午前10時より、国立市議会議長、副議長、議会運営委員長、総務文教委員長、建設環境委員長と共に私も福祉保険委員長として株式会社ヤクルト本社中央研究所を見学しました。
国際会議場のある建物一階に入ると、元城山南土地区画整理組合理事長を始めとする役員の方々も来られています。
合流した後に6階会議室で、工事概要を始めとするヤクルトの過去と現在と未来について映像での紹介がありました。
10分ほどの映像を見た後に、研究所内の見学に出発です。
本来であれば、画像でその様子をお伝えしたいところですが、さすがに研究所内だけあってはばかられます。
まずは、研究棟の最新鋭腸内フローラ解析システム「YIF-SCAN」(Yakult Intestinal Flora Scanの略、イフスキャンと呼びます)の紹介です。
簡単に説明すると、様々な機能を持った腸内細菌の遺伝子を調べ、分類すると共に更なる解析を進めるとの説明がありました。
世界に5台しかない機械のうち、2台がここにあり、一台当たりの価格は億を超えるそうです。
ちなみに人の手で解析する時に比べて、10倍の速さで解析します。
続いて国際会議場に向かいます。
扉を開けて中に入ると、さながら劇場のようです。
国立市議会議場と同じマイクがあり、ボタンを押すとランプが付き画面に発言者の画像が映し出されます。
また、同時翻訳システムも導入されているそうです。
次に、ヤクルト創業者である代田稔氏の功績を称えた、代田記念館に移動しました。
代田氏は、1899年長野県飯田市に生まれます。
この時代は各地域で伝染病が流行り、多くの方が亡くなりました。
そこで、子供達を病気から守るために、京大に入り医学を志します。
ここで二つの信念を持ったそうです。
「予防医学」: 疫病の原因は細菌にある。病気になってからでは治すのは困難なので,病気にならないための予防が大切だ。
「健腸長寿」: 人が栄養を吸収するのも病原菌が暴れるのも腸である。腸が健康になってこそ、人は健康になれる。
研究の中で、良い菌が悪い菌を駆逐することを知りました。
特に腸内で活躍する、乳酸菌の働きに着目します。
「生きたまま乳酸菌を腸内に届ける」代田氏の挑戦がスタートします。
300もの乳酸菌を選び、胃酸に負けないものを抽出しました。
「胃酸に負けない」という部分はクリアしたものの、次のハードルは胆のうから分泌される消化液「胆汁」です。
胆汁の強力な消化液により、乳酸菌を腸に届けることが出来ません。
5年の歳月が流れた1930年、ようやく胆汁にも負けない乳酸菌が発見されました。
これが、Lガセイ・シロタ株の元となる「代田保護菌」です。
そして、1935年ヤクルトが販売されます。
現在のヤクルトの形は、液体が一気に口の中へ流れ、むせることが無いように工夫されているとの事です。
現在では世界30の国と地域で親しまれ、ヤクルトとの元となる種菌をここ「ヤクルト中央研究所」で作っています。
代田氏は、誰もが生まれてきて良かったと思える社会を目指して研究を続けられました。
僅か一時間余りの見学でしたが、ヤクルトが世界の健腸増進に貢献されている姿が分かりました。
嬉しいことに、国立市教育委員会と連携する中で、小中学生の見学を受け入れていただけるとの事です。
代田氏の素晴らしい功績に触れることから、研究者の道を歩む生徒児童が育ってくれればうれしく思います。
本日は午前10時より、国立市議会議長、副議長、議会運営委員長、総務文教委員長、建設環境委員長と共に私も福祉保険委員長として株式会社ヤクルト本社中央研究所を見学しました。
国際会議場のある建物一階に入ると、元城山南土地区画整理組合理事長を始めとする役員の方々も来られています。
合流した後に6階会議室で、工事概要を始めとするヤクルトの過去と現在と未来について映像での紹介がありました。
10分ほどの映像を見た後に、研究所内の見学に出発です。
本来であれば、画像でその様子をお伝えしたいところですが、さすがに研究所内だけあってはばかられます。
まずは、研究棟の最新鋭腸内フローラ解析システム「YIF-SCAN」(Yakult Intestinal Flora Scanの略、イフスキャンと呼びます)の紹介です。
簡単に説明すると、様々な機能を持った腸内細菌の遺伝子を調べ、分類すると共に更なる解析を進めるとの説明がありました。
世界に5台しかない機械のうち、2台がここにあり、一台当たりの価格は億を超えるそうです。
ちなみに人の手で解析する時に比べて、10倍の速さで解析します。
続いて国際会議場に向かいます。
扉を開けて中に入ると、さながら劇場のようです。
国立市議会議場と同じマイクがあり、ボタンを押すとランプが付き画面に発言者の画像が映し出されます。
また、同時翻訳システムも導入されているそうです。
次に、ヤクルト創業者である代田稔氏の功績を称えた、代田記念館に移動しました。
代田氏は、1899年長野県飯田市に生まれます。
この時代は各地域で伝染病が流行り、多くの方が亡くなりました。
そこで、子供達を病気から守るために、京大に入り医学を志します。
ここで二つの信念を持ったそうです。
「予防医学」: 疫病の原因は細菌にある。病気になってからでは治すのは困難なので,病気にならないための予防が大切だ。
「健腸長寿」: 人が栄養を吸収するのも病原菌が暴れるのも腸である。腸が健康になってこそ、人は健康になれる。
研究の中で、良い菌が悪い菌を駆逐することを知りました。
特に腸内で活躍する、乳酸菌の働きに着目します。
「生きたまま乳酸菌を腸内に届ける」代田氏の挑戦がスタートします。
300もの乳酸菌を選び、胃酸に負けないものを抽出しました。
「胃酸に負けない」という部分はクリアしたものの、次のハードルは胆のうから分泌される消化液「胆汁」です。
胆汁の強力な消化液により、乳酸菌を腸に届けることが出来ません。
5年の歳月が流れた1930年、ようやく胆汁にも負けない乳酸菌が発見されました。
これが、Lガセイ・シロタ株の元となる「代田保護菌」です。
そして、1935年ヤクルトが販売されます。
現在のヤクルトの形は、液体が一気に口の中へ流れ、むせることが無いように工夫されているとの事です。
現在では世界30の国と地域で親しまれ、ヤクルトとの元となる種菌をここ「ヤクルト中央研究所」で作っています。
代田氏は、誰もが生まれてきて良かったと思える社会を目指して研究を続けられました。
僅か一時間余りの見学でしたが、ヤクルトが世界の健腸増進に貢献されている姿が分かりました。
嬉しいことに、国立市教育委員会と連携する中で、小中学生の見学を受け入れていただけるとの事です。
代田氏の素晴らしい功績に触れることから、研究者の道を歩む生徒児童が育ってくれればうれしく思います。
代田記念館を見学する中で、一人一人のヤクルトレディさんが、代田氏の提唱する「健腸長寿」を担う為に、誇りを持って働かれている姿が、より一層輝いて見えます。
国立市の福祉施策をより一層推進する福祉保険委員会委員長の立場としても、予防医学に取り組まれているヤクルトさんと連携して行きたいと考えていますので、今後ともどうかよろしくお願い致します。