おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。 1回目の義母の物語(2月1日)から少し間が空いてしまいましたが、再び義母のことを書きます。
義母は、夫を亡くしてから俳句に邁進しました。これがなかなかのセンスなのです。「新たな才能の目覚め」と言っていいほど急激に俳句の能力を高めたのです。 「炎環」といいう句会で一昨年と今年入選を果たしております。
一昨年の入選句 産室や ガラスの向かうに 雪の声 今年の入選句 蔦紅葉 をんな一人に 椅子二つ
前者は、私の息子(義母の初孫)が生まれた当時(1月15日生まれ)を思い出して詠んだ句です。 後者は、一人身の義母ですが、蔦紅葉を観賞するにも亡夫を偲ぶ思いが込められています。共に叙情豊かな句だと思われませんか?
インターネットで検索すると、配偶者に先立たれた老人の平均余命は2年、と報じられています。しかし、これは、妻に先立たれた夫のことで、夫に死に別れた妻は、平均寿命以上生きられることも生命保険会社の調査で明らかです。
長寿社会の現代、老後も女性がますます元気です。配偶者に先立たれても心が健康なモデルを義母に見るのです。
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