おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。
津和野の旅日記の3度目です。浮世絵師、葛飾北斎のことを書きます。
実は、葛飾北斎(1760-1849)は、江戸の人間で、関西に旅したこと(2度) や、晩年信州を訪れたことがあっても、存命中、津和野とは縁もゆかりもありませんでした。ただ、津和野で初刷りの『北斎漫画』が発見されたことで葛飾北斎美術館が当地に設立されました。
そんな葛飾北斎美術館が津和野の地にマッチしていました。浮世絵の制作プロセスの説明もあって、興味深かった上に、昨年・一昨年に行った大塚国際美術館の陶板画で観賞したヨーロッパの印象派の絵画-葛飾北斎の影響を受けた―とが結びつき、より親しみを感じました。
葛飾北斎からの私の発見は、彼の生涯現役の生き方と、それを裏付ける次の2つです。
(1)数え年68歳の北斎は、中風を患ったのですが、自生の薬で苦服した。
(2)錦絵『富嶽三十六景』を版行したのが72歳、絵本『富嶽百景』の初版を出したのが75歳の時だった。
これは、何日か後に書きたいと思っていることですが、60歳を区切りとする人生設計は、大間違い。そんな考えを後押ししてくれた葛飾北斎でした。
◎今日の「勇気の伝道」
今日は、カウンセラー養成講座の第4日目。カウンセリング演習に続いてデモンストレーションも行います。
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