おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。
再びカウンセリングの話です。
この方は、周囲の人たちとの人間関係に悩んでカウンセリングを受けたのに、カウンセラーによってズタズタにされてしまったそうです。決めつけに満ちたカウンセリングを受ければ受けるほど矛盾が生じて、カウンセラーを告発したいような気持ちになった、と言っていました。「こころの玄関口」どころから奥座敷まで侵入された上、散らかし放題にされたかのようでした。
私は、この方のカウンセリングの際に「分析麻痺症候群」という、大前研一氏の言葉を紹介しました。
「分析麻痺症候群」というのは、過剰な分析をする割に、分析そのものが目的化して何のための分析か見えなくなるたとえです。
その人が私のカウンセリングに対して感謝のメールをくださったお返しに私は、次の文章を贈りました。 ○○さんに私の大好きなダンテの言葉をプレゼントします。
「お前の道を進め。人には、勝手なことを言わせておけ」
次に、私からのメッセージです。
言行一致して生きる人は、周囲のことに振り回されません。
言行一致して生きる人は、争うことの無益さ、愚かさを知っています。
言行一致して生きる人には、最も大切な人たちを結束させる求心力があります。
そして、言行一致して生きる人のことを、神様はしっかり見ていて、「これがあなたの進む道だよ」とガイドしてくれます。
そうは言っても、言行一致して生きるのは、難しいですよね、皆さん。