アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

昨日は、「勇気の伝道師」を自称する私の「勇気」の定義を「困難を克服する活力」としてお伝えしました。

ところで、私が「勇気」について再考する気持ちになったのは他でもありません。

35万部の発行部数を誇るある雑誌から「勇気づけ」に関する取材を受け、「『勇気づけ』の『勇気』というと、どうしても『勇ましい』とか『勇敢』を連想するのですが、この点はいかがですか?」と質問を受けたからです。

私は、概要次のように説明しました。

1.まずは、英語から。
「勇気(courage)」の形容詞は「勇気がある(courageous)」で、「勇敢(bravery)」の形容詞は(brave)」

2.「勇気」は、あくまで「困難を克服する活力」で、人生の課題に直面したとき、逃れることなくしっかりと対処することに対して、「勇敢」には、「むこうみずの勇ましさ」も含まれること

3.「勇気」を持つ人は、対人関係のとり方が“I am OK.You are OK.”であるのに対して、「勇敢」な人のそれは“I am OK.You are not OK”であることが多いこと

4.「勇気」は、「尊敬」をベースとし、さらに「共感」「信頼」とも切っても切れない関係にあるのに、「勇敢」には、それらとは関係がないこと

なお、この月刊誌は、6月1日発行です。詳しくは、後日お伝えします。

◎参考:『新英和中辞典』(研究社)では、brave(勇敢な)の類義語として次のような語がありました。

courageous・・・・物事に毅然として立ち向かう勇気のある
bold・・・・勇ましいの他に、図太く高慢で挑戦的に大胆さを表すことがある
valiant・・・・勝ち目のない相手にも剛毅に立ち向かう勇気を持った
plucky・・・・不利な条件の下でくじけない勇気のある

<ヒューマン・ギルドの講座案内>

5月9日(土)、10日(日)開催の「ELM勇気づけリーダー・トレーナー養成講座」に2名欠員が生じました。
12名定員でいったん満員になったのですが、2名キャンセルのため、その分枠が空いたためです。

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<お目休めコーナー> 家庭の安らぎ②



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