おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
「カウンセリングはアート」シリーズの第5回目です。
女性のクライアントがやって来て、母親との問題を訴えました。
20分ほど話し続けたでしょうか。私は黙って傾聴していました。
話し続けた後は、机に伏せって号泣し始めました。
私は、なすすべがありませんでした。
ものすごい泣き方です。しかもずっと続くのです。
「音楽を流していいですか?」
私は、彼女の同意を受けて、ヒーリング・ミュージックを流しました。
と同時に、彼女の後ろに座り、1メーターほど離れたところで合掌し、声を出さずにひたすら真言を唱えました。
光明真言と言われるものです。
「おんおぼきゃべいろしゃのうまかぼだらまにはんどまじんばらはらばりたやうん」
10分ほどたったでしょうか。彼女は、後ろを振り向いてニコッとしました。
満面の笑顔とはこの表情でしょう。
「わかりました。すっきりしました」
私は、彼女の前の席に移動し、カウンセリングのまとめをしました。
「このカウンセリングで気づいたことはどんなことでしょうか?」
彼女は、ポイントをまとめて話してくれました。
「それで行きましょう。カウンセリングを終わっていいですか?」
実際にカウンセリングはこれで終わり。次回は、必要があれば連絡をすることを約して、彼女はカウンセリング・ルームを後にしました。
最後に光明真言について書いておきます。
私は、困り果てた時に光明真言を心の中で唱えることがあります。
すると、私自身が落ち着くのです。
◆ヒューマン・ギルドでカウンセリングを受けたい場合、こちら をご参照ください。
◆第1回~第4回の記事を読みたい方は、下をご参照ください。
第1回目(1月24日)
第2回目(1月26日)
第3回目(2月2日)
第4回目(2月22日)
<お目休めコーナー> 大塚国際美術館にて(6)
(ムンクの叫び)
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