おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
一昨日(2月22日)のことを書きます。
株式会社 日本能率協会マネジメントセンターの出版事業本部の久保田 章子さんから
おかげさまで、また、重版です!
『マンガでやさしくわかるアドラー心理学人間関係編』 9刷1,500部(累計25,500部)
とのメールが入りました。
『マンガでやさしくわかるアドラー心理学』シリーズで21万5千部に達します。
ところで、『マンガでやさしくわかるアドラー心理学』シリーズの編集者が『マンガでやさしくわかる・・・』にまた新しい1冊を加えました。
『マンガでやさしくわかる傾聴』(古宮 昇著、葛城かえでシナリオ制作、サノマリナ作画、1,400円+税)
主人公は、市役所に勤める二階堂いずみ。
脇役として市長の樹木(きき)大次郎。
いずみは、新しく開設された部署「耳かたむけ課」に異動になり、次々訪れる市民たちの対応に悪戦苦闘の日々を送り、風変わりな市長に「傾聴」の大切さについて教えを受けるうちに、市民だけでなく、家族を含めた周囲との関係が変わっていく様子が描かれています。
著者の古宮 昇氏は、私たちがハッとさせられることを書いています。
例えば、Part1の「『聴いてほしい』人の心のしくみ』の「傾聴で大切な『受容』とは」のところで
・自分の心の中にある縛りから自由になることが大切
・傾聴の根底にある人間への信頼とは
・受容とは好意的に評価することではない
とか、
・共感と同感の違い(Part2「傾聴の基本」)
とか、傾聴の基本的な態度が書かれています。
その上で、著者の傾聴の失敗談なども書かれており、そのことで後半の傾聴の技術的な側面の説得力がより増しています。
カウンセラーを志す人ならば、この本を読んでおかないと。
久保田さん、ありがとうございました。
ホント、いい本でした。
<目次>
プロローグ 傾聴って?
Story0 お騒がせ市長登場!
Part1 「聴いてほしい」人の心のしくみ
Story1 耳かたむけ課に来る人ってどんな人?
Part2 傾聴の基本
Story2 共感したつもりが「クレーマー」に!?
Part3 傾聴の実践
Story3 あの人の本音はどこにある?
Epilogue 傾聴で私が変わる!未来を変える!
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