おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(1月12日)は、10:00~17:00にヒューマン・ギルドで アドラー心理学ベーシックコース(平日コース) を計15名(うち男性3名)の受講者を迎えて開催しました。
宮城県、愛知県からの参加者もいらっしゃいました。
私は、最初の挨拶をして 永藤かおる講師(ヒューマン・ギルド 取締役研修部長)にバトンタッチ。
ご質問もたくさん出ているようでした。
そんなオフィスに 金子書房 から『児童心理』(2018年2月号臨時増刊)が届きました。
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2018年2月号臨時増刊は『子ども理解のための名著33冊』(1,200円+税)の特集で、古典から現代の作品まで、子ども理解のための名著33冊の内容と背景を読み解く狙いが込められています。
「内容説明」にはこんなことが書かれています。
子ども理解を深めるための名著とされるものは数々ありますが、書名は知っていても読んだことがない本や、昔読んで現代的視点からもう一度読み直してみたい本など、古典から現代まで6領域の33冊を選び、その書物や作品が生まれた時代背景、成立事情、内容解説、社会に及ぼした影響など、それぞれの分野の専門家が読み解きます。
章立てに相当する部分は、次のようです。
■西欧の思想に学ぶ
■児童心理学の古典の中から
■日本の子育ての源流をたどる
■その昔の子どもの姿
■新教育運動の子ども観
■現代の子ども問題の理解へ
この中の「児童心理学の古典の中から」で私は岸見一郎著『アドラー心理学入門ーよりよい人間関係のために』(ベスト新書、税込み700円)の書評を担当しました。
33冊の書評を担当する人たち(複数の書評担当の人もあり)の大部分は大学の教授、名誉教授、准教授ですが、それ以外の人は4名(うち2名が医師)で、私はその中の一人でした。
西洋思想のペスタロッチ、ルソー、デューイなどに続くピアジェの次がアドラーの順番。
私は、最後にこのようにまとめました。
『嫌われる勇気』をすでに読んでいる人は是非この本で補完してほしい。
もし、まだ読んでいないなら、この本を先に読むことを勧めたい。
『アドラー心理学入門』は、独断・誇張のトーンを抑えたアドラー心理学がわかる、オーソドックスかつ穏健なアドラー心理学の入門書である。
子ども理解のための名著を繙(ひもと)きたい方は、この本が恰好のガイド役にできるはずです。
<お目休めコーナー>1月の花(10)
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