おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒュ.ーマン・ギルド の岩井俊憲です。
【1年の計は元旦にあり】ということわざがありますが、この意味をしっかりと理解し日々実践している人はどのくらいいるでしょうか?
おそらく手帳か何かに書いてそれで済ませ、年末になって「あ、今年もできていないだらけ」と後悔する人が多いのではないでしょうか?
ただ、このような人はまだましかもしれません。
本も教育も必要とせず、人間として最低レベルで生育する目的もない生き方をする人が大多数で、このような人たちを「(植物の)カブの生き方」と『どうすれば幸福になれるか 上』の著者、W.B.ウルフは呼んでいます。
ここで「カブ」というのは「植物の株」のことですが、わかりにくいので私は「根無し草」と呼ぶことにします。
ウルフはその次の段階の「ビジネスマンの生き方」を超えて「芸術家の生き方」を推奨しています。
「芸術家の生き方」の特徴は次のとおりです。
・この生き方の基本となる哲学は「そこに何を表現できるか?」であり、協調性と良識(コメンセンス)を持った個人の、その仲間に対する基本的な関係を大切にする。
・「ビジネスマンの生き方」のようなアグレッシブで利己的な生き方ではなく、同胞の福利のためにその非凡な才能を発揮し、社会に貢献している。
・この生き方を研究すればするほど、生き方を追求すればするほと、芸術的な生き方が人間の幸福と矛盾しない唯一のものだという確信が強まる。
この本の監訳者である私から注釈を加えると、「芸術家の生き方」をする人は(1)自分がこの世に存在するミッション(使命)を身に備え、(2)アルフレッド・アドラーの「人生の意味は貢献にある」の言葉に基づき、ささやかであっても人々の幸福のために貢献する生き方をする人ではないでしょうか?
何だか書いていていきなり大上段から振りかざしたようになってしまいましたが、導入の結論としては「人々の幸福のために貢献するミッション(使命)」を持った「目的」から一年の計をスタートさせましょう、ということにしておきます。
ちなみに、自己開示してしまうと、私の場合はこんなふうです。
だからこのブログも訪問者数やアクセス数に右往左往することなく5,000日以上続けられるのです。
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