おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日のブログでは、アドラー心理学の立場から中古車販売大手のビッグモーターが自動車保険の保険金を水増し請求問題が世間を騒がせていることに心理的な洞察を加えました。
首謀者は社長よりも35歳の元副社長として、彼の劣等感を切り口にアドラー心理学の立場から解明したところ多くの方々に関心をお寄せいただき感謝申し上げます。
今回はその第2弾です。
ビッグモーターを提訴 パワハラ被害で元店長―岐阜地裁なる記事が7月26日の時事通信ニュースにも載っていました。
「コナンくん」とあだ名がつけられていた元副社長は【なぜ+否定】によるメッセージで部下たちを追求していたようです。
工場部門に@という隠語でノルマを課し、未達になると「なぜできないのか?」と追及すると、追い詰められた側は次々と悪知恵を働かせるようになります。
このことは例えてみると、医療部門にノルマを課し保険請求額をますます膨らませるようなもので、倫理上もあってはならないことです。
ここで私が思い出すのは、池井戸潤の原作をもとにして2019年に野村萬斎主演で映画化された『七つの会議』です。
ノルマの連鎖で次々と悪事に進んでいく企業の姿が浮き彫りになります。
U-NEXTで無料トライアルで今すぐ観られるようなので、ご関心のある方は是非。
【なぜ+否定】によるメッセージの弊害については、アドラー心理学専門チャンネル/ヒューマン・ギルドでもかつて取り上げ人気を博しています。
【なぜ+否定】によるメッセージの連発が相手を嘘つきにさせ、信頼関係を損なうことについてロールプレイ付きで15分ほどで解説しています。
動画リンク:https://www.youtube.com/watch?v=gV6k_ygZN_M&t=7s でご視聴ください。
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