アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

昨日(1月10日)は、アドラー心理学ベーシック・コースの第2日目。
ちょうど「ライフ・スタイル」に触れる時間があったので、H.オーグラー著『アドラー心理学入門』をこうして読み解いていることが役立ちました。

さて、さて、H.オーグラー著『アドラー心理学入門』の紹介の第6回目は、第2部第2章第2章「精神生活への3つの入り口」のその(1)。

アドラーは、個人を探求する方法― 言い換えれば、ライフ・スタイルを理解する方法 ― を「精神生活の3つの入り口」と呼び、次の3つの方法を採用していたようです。

1.きょうだいとの関係における子どもの位置
(=いわゆる「家族布置」)

2.最初の児童期記憶
(=いわゆる「早期回想」)

3.夢


著者は、この第2部第2章には53ページも割いていること、アドラー自身の早期回想と夢を解釈している部分があって大変面白いのですが、事細かに紹介できないので、工夫しながら今後お伝えします。

とりわけアドラー心理学の夢解釈に関しては、日本でしっかり伝わっていないこともあり、期待してください。

なお、アドラー心理学の夢解釈に関心がある人は、このブログの「アドラー心理学による夢解釈講座」のカテゴリー(1)~(7)であらかじめ予習しておいてください。

夢がごく身近になってきますよ。


今日は短く、ここまでです。



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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

昨日(1月9日)は、今年初めてのアドラー心理学ベーシック・コースの初日、今回は、前日に急に4人の申し込みがあり、 個性的な受講生に恵まれています。

アドラー心理学の堅実な広がりを実感しています。

さて、H.オーグラー著『アドラー心理学入門』の紹介の第5回目は、第2部第1章「アドラーの新しいパーソナリティ研究」です。

ここは、アドラーの心理学の骨格部分に相当します。

アドラー心理学における

1.パーソナリティの統一性(全体論)

2.目的論

3.自己決定性(この本では「創造力」)

4.ライフ・スタイル

などが簡潔に計11ページの文章にまとめられています。


1.の「パーソナリティの統一性」に関して著者は、アドラーが個人心理学(Individual Psychology)と名づけたことと関連付けて次のように書いています。

アドラーは、この「個人心理学」という術語を、たった1つの、分割できない固体としての人間、言い換えるならば統一体としての人間に関する、彼の新しい心理学的概念の最善の表現として選んだ。どんな生命表現も孤立して見られるものではなくて、いつも全パーソナリティと関連して見なければならない、というのが彼の意見だった。

2.の「目的論」に関しては、人を理解するための方法として、行動の理由を探す観察法、つまり「因果」法の反対の行動の目標を探す「目的」法を採用するアドラーが「全パーソナリティを研究するにあたって、人は誰でもみなある目標に向かって努力している、という立場から仕事を始めた」とし、アドラーがすべての精神活動に対する目的性の意味を認識した最初の人であることに次の表現を用いて注意を促します。

アドラーは、あらゆる人間の、目標へ向かっての努力は、下から上への方向で起こることを、つまり、彼の言葉で言えば、「マイナスの状況」を去って、「プラスの状況」へ向かうことを見出した。

さらには、アドラーの時代に性格特性の決定要素として「遺伝か環境か」に対してアドラーの「創造力」の立場(3.自己決定性)を明確にします。

人間は、遺伝と環境の産物ではない。人間は、生まれつきの能力と獲得した効果とを、自分自身の創造力で、自分自身の統一性、自分のライフ・スタイルを構成する際の要素として用いるのである。

そして、このライフ・スタイルこそが、

唯一無二の個人にとってユニークで独特なものであり、個人をそれ以外のすべての人々から区別するものである4.ライフ・スタイル)

とまとめているのです。


ほめない子育て「勇気づけママ」こと原田綾子さん(Hearty Smile代表、ELM「勇気づけ勉強会」の開発者の1人)が超人気ブログ「ほめない子育て」で1月9日に『心の雨の日の過ごし方』をご紹介くださいました。
ご訪問ください。

http://ameblo.jp/haraaya0731/entry-10430222841.html#cbox

原田さん、ありがとうございました。



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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

H.オーグラー著『アドラー心理学入門』の紹介の第4回目は、アルフレッド・アドラー(1870-1937)の生涯に関する、この本の第1部「個人心理学創出に至るまでのアドラーの発展」の2回目。

2.の「フロイト(1856-1939)との出会いと確執」についてです。

2.フロイト(1856-1939)との出会いと確執

ここでのポイントは、

(1)世間でよく言われているように、アドラーはフロイトの弟子であったかどうか

(2)アドラーとフロイトの対立点はどこにあったか

(3)フロイトの勢力から自立したアドラーは、どのような動きをしたか

をH.オーグラー著『アドラー心理学入門』をもとに、一部『生きる意味を求めて』(A.アドラー著、岸見一郎訳、アルテ、原題はドイツ語で“Der Sinn des Lebens(人生の意味)”1933、英語では“Social Interest(共同体感覚)”1998)を借りてお伝えします。

生きる意味を求めて―アドラー・セレクション
アルフレッド アドラー
アルテ

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1898年から眼科医として個人的に開業し、それから一般開業医(内科を中心)、そうしてから精神科医になったアドラーは一貫して、病気を決して孤立したものとはみなさないで、いつも全人格を理解しようと、(つまり)精神的過程と身体的過程の間にある深い関連を理解しようと努めていました。

1902年、アドラーはフロイトの願いでその討論仲間に加わりました。しかし、この本にも書いてあるようにアドラーがフロイトの弟子であったことは、絶対にありません。

この点に関しては、H.オーグラー著『アドラー心理学入門』を離れてアドラーの最後期にドイツ語で書かれた『生きる意味を求めて』でアドラーがフロイトの弟子であったことはない、ということを論証します。

アドラーは、語ります。

私自身は一度も精神分析を受けたことはない。受けるように言われたら、即座に拒否していたであろう。(P.206-207)

また、こんなことも書いています。

フロイトと彼の弟子たちは、明らかに自慢するように、私がフロイトの弟子であったということを大いに好む。私が精神分析のサークルででフロイトと大いに論争したからである。しかし私は、一度もフロイトの講義に出たことはないのである。(P.207)

これが第1のポイントの結論です。
アドラーはフロイトの弟子であったことはない、のです。
夢の解釈についても受け入れることができない見解を持っていたフロイトの誤りからアドラーは学んでいた(P.206)のです。

それでは、アドラーとフロイトの対立点はどこにあったかのでしょうか(第2のポイント)?
H.オーグラー著『アドラー心理学入門』に戻って探ってみることにしましょう。

フロイトが仲間に対して無条件に自分の性的衝動(リビドー)の学説を受け入れるように要求したとき、アドラーは「心的生活に関するフロイトの性欲説の批判」と題する4つの講演で自分の相違する立場を明らかにしました。

H.オーグラー著『アドラー心理学入門』には、次の記述があります。

アドラーがとりわけ反対したのは、「性的衝動の学説を、心的生活の基礎的要素として、神経症や正常な人において容認すること(だった。アドラーの考えでは)それらはけっして原因ではなくて、個人的な戦いの中で作り出された素材であり、手段である」(『治療と教育』、A.アドラー著)。
アドラーは、神経症者の性的障害を人生に対する誤った一般的態度に帰したのである。

なお、アドラーとフロイトの対立点に関しては、ヒューマン・ギルド出版部から出している『アドラー心理学教科書』(野田俊作監修)のP.26-28に「アドラー心理学と古典的フロイト心理学との比較」として詳しい比較表があります。

最後の第3のポイント、「フロイトの勢力から自立したアドラーは、どのような動きをしたか」です。

アドラーは1911年に、フロイトとの理論的な対立から7人の他のメンバーと一緒にウィーン精神分析協会を脱退しました。
一時期は、ウィーン精神分析協会の理事長と雑誌の編集委員の一員の地位にありながら、それらを捨てて身を退けたのです。

アドラーは当初、他のメンバーと共に「自由精神分析協会」を創立しましたが、翌年(1912年)「個人心理学会」に変更し、その後、自由に羽ばたくようになるのです。

ただ、その後のアドラーの目覚しい活躍は、大いに注目に値するのですが、残念ながらこの本では書かれていません。

気迫のある方は、『アドラーの生涯』(エドワード・ ホフマン著、岸見一郎訳、金子書房)をお読みください。

アドラーの生涯
エドワード ホフマン
金子書房

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◎『アドラー心理学教科書』『アドラーの生涯』共にヒューマン・ギルドで取り扱っています。
ご注文ください。http://hgld.co.jp/SHOP/489002/489003/list.html から。

ヒューマン・ギルドでは、アドラー心理学の文献が日本一揃っています。
 



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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

H.オーグラー著『アドラー心理学入門』の紹介の第3回目、4回目は、アルフレッド・アドラー(1870-1937)の生涯に関する、この本の第1部「個人心理学創出に至るまでのアドラーの発展」です。

ポイントは、大きく次の2つです。

1.劣等性・劣等感とその克服をしたアドラー

2.フロイト(1856-1939)との出会いと確執

今回は、1.のみに言及します。

1.劣等性・劣等感とその克服をしたアドラー

当時、ヨーロッパでもっとも重要な文化的中心地のウィーン郊外に第2子として生まれたアドラーは、幼少のころとても虚弱でくる病に加えて声門のけいれんにも悩まされていて、大声をあげたり金切り声を出したりすると、窒息の危機に見舞われ、それがゆえに、陰気でぶざまな子ども時代を送りました。

3歳の時には、隣のベッドで弟が死に、この出来事によって多感な時期のアドラーには、根絶できないほどの印象を与えたようです。

1年後、彼は重い肺炎にかかり、これを契機に医者になりたいという願望が生まれました。

彼は、児童初期の間に2度、街路で車にひかれ、死に対する恐怖が強まりました。

以上を読むだけで、アドラーの生涯のスタートは、自分の身体の劣等性と直面していたことがわかります。

母親よりも父親の方が好きだったアドラーは、4歳でたくさんのオペレッタを諳(そら)んじるほど音楽を愛し、いろいろな花を最高に楽しみ、まだ小さい子どもなのに、シェーンブルンのインペリアル公園に入ることを警察から禁じられねばならないほどでした。
花を摘み取るのを禁じられているとどんなに厳しく注意されても、アドラーは馬耳東風と聞き流していたのだそうです。

身体面で劣等性と直面していたアドラーは、心理面で劣等感にさいなまれていました。

学校へ通い始めても、くる病のためにスポーツの練習は不器用だったし、絵を描くこともうまくできませんでした。自分を醜いと考えていた彼は、学校では幸福でなく、孤独だったようです。

中学校でも数学の成績がひどく悪く、留年をしました。
学校の先生は、学校をやめさせて、他にこれといった仕事もないから靴屋に奉公させたら、と父親に忠告したこともあったようです。

彼の父親は、息子に学校を続けさせました。少年は、新規まき直しをし、数学の問題を家で一生懸命に勉強し、数学をものにしました。

それからしばらくして次のような出来事があったようです。

先生が数学の問題を黒板に書いたのですが、生徒の誰も、先生自身も解けなかったのです。

この時、アドラー少年は突然立ち上がって言いました。

「僕にはその問題を解くことができます」

「もちろん、他の誰にもできなくても、君にはきっとできるだろうよ」
という、先生の皮肉な言葉を無視して、彼は旧友の騒がしい笑いの真っ只中を黒板へ歩み寄り、その問題を解きました。

その時以来、彼は数学の授業で最優秀の生徒になりました。

これは、この本には書いていないことですが、アドラーは飛び級をして、やがて18歳でウィーン大学医学部に入学します。

このような事実から言えることは、アドラーの少年時代は、まさに劣等性・劣等感とその克服の物語で、「劣等性・劣等感とその克服」は、アドラーの生涯の生き方だけでなく理論上の主要テーマになりました。



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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

「アドラーを読もう」のカテゴリーのH.オーグラー著『アドラー心理学入門』シリーズの第2回目は、この本の「緒言」―いわゆる「はしがき」―についてです。

たった7ページの「緒言」には、(1)16歳の男生徒の自殺未遂、(2)非行少年、少年院から逃走、(3)ある作家に対する判決、の3つのケースを取り上げ、

「我々は、遺伝や環境の単なる所産ではない。どんな能力を携えて子どもが生まれてくるかも重要ではないことはないが、とりわけ重要なのは、子どもが自分自身の創造性に基づいて、自分で何を作るかである」(注:いわゆる「自己決定性」)と考えるアドラーは、

これらに共通することは、人生の諸問題に尻込みしていること、そして、彼らが勇気をくじかれている

とみなし、「個人心理学の旗手」を自認する著者は、

彼らは、誤った人生観を持っている、そして彼らがこの誤りを認めるときだけ、自己変革が可能となる

と断じます。

しかし、勇気と楽観主義に満ち、個人心理学を展開し、人生問題はずべて社会問題であると強調したアドラーは、最初は各方面から激しく攻撃されました。テストもせず長期の分析もせずに個人の特殊性がわかる心理学など浅薄なものに違いないという異議が唱えられたのです。

上のような批判に対して著者は、次のようなたとえを用いてアドラーを擁護します。

音楽のエキスパートが「それはヘンデルだ!」と積極的に主張するのには、(その楽曲を)数小節聴けば十分で、アドラーには、ある人の生活の旋律をいくつかの特殊性から認知することができた

とし、この書物で

アドラー ― 彼の教説は、理論を提示するのみならず、実践の場で理論の正しさを立証している ― の重要性を評価することに務めるだろう

と述べています。

そして、この「緒言」の最後を次の言葉で結びます。

彼(アドラー)の成功の秘密は、他人の目で見、他人の耳で聞き、他人の心で感じたことにある、と言えよう。

この「緒言」を読んだだけでアドラー心理学をそこそこかじった人ならば、著者がいかにアドラーに忠実にこの本を書き始めているかが理解できることでしょう。



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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

1月2日は、毎年、郷里に行くことにしています。
今年もカミさんと大学生の息子を連れて行ってきました。

お昼は実家でなく、今は亡き従兄弟の家でご馳走になりました。ここ3年、厚かましくもお邪魔しています。このご家庭の居心地がいいのです。

その従兄弟は、5年前の4月にガンのために他界しました。

私が中学生の頃から読書や勉強に目覚めたのは、この従兄弟のお陰で、私は彼を、ある時は兄のように、またある時は恩師のように慕っていました。
今でもこの従兄弟のことを思い起こすと、胸が熱くなります。

従兄弟は、栃木県の鹿沼市で建具のメーカーを経営していました。

その後を31歳で継いだのは、従兄弟の長男、岩井嘉隆さんです。


(昨年11月の結婚式の際の写真)

新潟大学工学部建設学科卒で弓道の達人の岩井嘉隆さんは、包容力だけでなく創造力も備えた人です。

「“商売”は"笑倍"」をモットー にしながらプリント合板(ベニア板)の端材からこんな花器のカバーを作ることを思い立ったのです。

釘を使わないのはもとより、組み木工法で接着剤を最小限にして作っています。

花を生けるときは、2つに分け、

コップや花瓶を中に入れて生けます。

横の穴なども使えるので立体的に生けるのも簡単です。

最後は、ご覧のような出来上がりになります(もっと多彩なバリエーションも可能)。

他には、次のURLでご覧になることが可能です。
http://www.bc9.ne.jp/~iwaisama/ohanaire.htm


このブログをご覧になり、ご興味を持たれた方には、有料ですが、特別に

分けてくれるそうです!

連絡先は、下記に「岩井のブログで見た」と言ってご注文ください。

株式会社 岩井木工(代表取締役 岩井 嘉隆さん)

住所:〒322-0075 栃木県鹿沼市下日向842-1
電話:0289-62-1323
連絡先メール:iwaisama@bc9.ne.jp

1つひとつ丹精込めた手作りなので1個当たり3,000円ほど(送料別途)で、数量をまとめていただけるとありがたいそうです。
色(白、ベージュ、こげ茶)もご相談ください。



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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

今日から仕事を始めます。

今年最初の研修は、ヒューマン・ギルドで「アドラー心理学ベーシック・コース」が土日(9日、10日)から始まり、

さらに11日(月、祝)の「アドラー心理学ゼミナール」、「カウンセリング演習」と続きます。

外部での企業研修は、1月13日(水)トヨタ系の自動車ディーラーの管理者を対象とした「相手を勇気づけるコミュニケーション研修」が皮切り。
都内だけでなく、茨城(2社)、山口などに飛びます。

「アドラー心理学ゼミナール」は、11日(月、祝)の11時から13時まで2時間、愛知県の小学校の現職校長、杉村秀充さん(上級教育カウンセラー、mixi限定:http://mixi.jp/show_friend.pl?id=21603861)による

学級づくりのためのQ-Uと
構成的グループ・エンカウンターについて

です。

杉村さんは、一昨年末の「勇気づけのワークショップ」にご参加以来すっかりアドラー心理学にはまり、ほぼ毎月、愛知県からヒューマン・ギルドに通われ、アドラー・カウンセラー養成講座も修了、この1月16日、17日(土日)のSMILEでは、サブ・リーダーも務められます。

杉村さんは、『エンカウンターで保護者会が変わる―保護者と教師がともに育つエクササイズ集 小学校』(國分 康孝・國分 久子監修、図書文化社、2,200円+税)を分担執筆されています。

エンカウンターで保護者会が変わる―保護者と教師がともに育つエクササイズ集 小学校
國分 康孝,國分 久子
図書文化社

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また、杉村さんのお人柄が抜群に良くて、いわゆる「校長らしさ」がありません。
ただ、お酒はかなりいける口で、保護者とは「オヤジの会」を組織して得意技を生かしてらっしゃるようです。

こんな校長がおられれば、確実に学校はよくなります。

ところで、このゼミナールには、ふだんよりも学校の先生方のお申し込みが多いようです。

学校の先生方だけでなく、教育に関心のある方は、是非ヒューマン・ギルドに足を運んでください。

受講料は、たったの2,100円です(消費税込み)。

お申し込みは、ヒューマン・ギルド
電 話:03-3235-6741
F A X:03-3235-6625
メール:
info@hgld.co.jp あるいは、
行事お申し込みフォームから

今年もヒューマン・ギルドでは、楽しい講座がいっぱい!



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宇宙力を味方にして成功・幸福を引き寄せる
矢口 紀義
セルバ出版

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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

新年早々、縁起のよくなる本を読みました。

『宇宙力を味方にして成功・幸福を引き寄せる』
(矢口 紀義著、セルバ出版、1,400円+税)

タイトルそのままの本です。

著者は、ヒューマン・ギルドの会員でもある矢口 紀義さん(著述家、人生改造コーチ)。

ヒューマン・ギルドのニュースレターの1月号にご自身がこの本を紹介しておられます。
会員の方は、このブログの読み終えてからもう一度お読みください。

著者ご自身が宇宙力を見方につけて大病を克服したエピソードが書かれています。

その体験がこの本の説得力を高めています。

著者(いつも私は「矢口先輩」と呼んでいます)からいただいて読んでみると、世の中で出回っている願望達成法、成功実現法の真髄を体系的に、実践できるようにまとめてくれている本だ、との感を強めました。

各中見出しの最後に、たとえば

「あなたも成功者であるかのように振る舞うと、“類は友を呼ぶ”の譬えのとおりあなたはそのまま成功者になってしまう」

というような「成功・幸福鉄則」がまとめられていて、全体を読んだ後でこの「成功・幸福鉄則」をおさらいしただけで、この著者のすごさを改めて思い知らされました。

図表も実に懇切丁寧で、とりわけ一番最後の「習慣化の項目」の表では、この本のエッセンスを7つにまとめ上げていて、縮小コピーして手帳に貼っておき、しょっちゅう見ているだけで、習慣化ができそうです。

「説明」の部分を省いて「項目」の7つを書いておきます。

願望達成法、成功実現法に通じた人ならきっと、著者のすごさに私同様脱帽することでしょう。

1.願望をはっきり描こう

2.プラスの言葉をアファーメーションとして確立しよう

3.プラスのビジョンをビジュアライゼーションとして確立しよう

4.顕在意識の願望を潜在意識まで浸透させよう

5.潜在意識のブロックされた感情や欲求をクリーニングしよう

6.感謝の習慣を身につけよう

7.徳積みを積極的に行って、福徳を天の蔵に積もう

 



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ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

2010年の私の「読書と関連した2010年の目標」は、2010年1月のヒューマン・ギルドのニュースレターの「編集後記」に書いたように、「アルフレッド・アドラー自身の本をもう一度しっかり読み込むこと」です。

そこで、絶版になってしまっていますが、何度も何度も読み返した本から。

確か私が初めてアルフレッド・アドラーのことについて書かれた本を読んだのがこの

H.オーグラー著『アドラー心理学入門』(清水弘文堂)

です。1983年のことでした。

この当時は、アドラーおよびアドラー心理学の本がきわめて少なく、この本も「やっと見つけた」という感覚でした。

この本は、アドラーのイギリス人の弟子であるハーサ・オーグラー(Mrs. Hertha Orgler)が1963年に

“ALFRED ADLER ; The Man and His Work”

としてMentor Book から出版したものを当時法政大学教授だった西川 好夫氏が1976年に訳したものです。

訳者の西川 好夫氏は、「訳者あとがき」で、「無意識の存在、ひいては深層の探求は、心理学の中で確固たる地位を占めていると言わなければならない」とした後で、

ところが、この立場の提唱者としてフロイトの存在があまりにも大きいために、精神分析学イコール深層心理学と考える人もないではないが、それはひいきの引き倒しで、深層心理学と言えば、少なくともアドラーの個人心理学とユングの分析心理学を含めるのが普通である

とし、さらには、アドラーにも「しかるべき座が与えなければならない」と記し、「用語解説」や「訳注」を加えて翻訳しています。

私は、H.オーグラー著『アドラー心理学入門』こそがアドラー心理学の入門書としてベストだと信じています。

そこで、今回から数回に分けて、初心者になりきった気持ちでこの絶版になってしまっている本の紹介をしていきます。

おつき合いください。


ところで、以下は蛇足。この本を読んでから後の話です。1987年ごろでしょうか?

当時の清水弘文堂に連絡したら100冊ほど在庫があることが判明。早速買い占めました。

清水弘文堂の社長と交渉したら、1,000冊買い取りするなら増刷も検討するとのことでしたが、金額的な折り合いから尻込みしてしまいました。

惜しいことをした、と悔やんでいます。

◎久しぶりの「アドラーを読もう」のカテゴリーでした。
このカテゴリーでは、アルフレッド・アドラー自身の本を紹介しています。
ご参照のほど


<お目休めコーナー> 我が家の冬の庭で

 



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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

昨日(1月1日)は、妻の親戚(義母と義兄)を招いてお昼から食事(新年会)を楽しみました。

カミさんは、一昨日からせっせと準備をしておりました。

私は、毎年恒例の「もつの煮込み」を準備。

食卓は、5人分なのに置き切れないくらい。

ビールをグラスに1杯、日本酒を1合程度飲んだほどなのにもう十分。
だんだんお酒に弱くなった私を発見しました。

その代わり3時くらいにいただいたケーキ(義兄持参)のおいしかったこと。

昨年は、5月29日に半日人間ドック、さらには再検査の結果、血糖値の高さと腸にポリープが見つかり、徹底的に健康に留意した年の後半でした。

糖尿病対策としては、運動療法と食事療法が不可欠。

運動療法としては、昨年8月9日のブログ「ためしてガッテンをためしてみたら-スローステップ運動」で紹介の「スローステップ運動」が効果を発揮しています。
ストレッチング、スクワット、腹筋運動、腕立て伏せ、さらには気功も行っていました。

食事療法も、カミさんの協力に加えて摂酒などによるカロリー制限により、体重は成人後最軽量の62キロになりました。体脂肪率は、16%です。
メタボリックを完全に卒業!

久しぶりに会った人には、きまって「痩せましたね」と言われます。

正月は、少々抑制が緩むかもしれませんが、用心、用心!

今年は、運動療法の徹底のため気功法によりしっかり取り組むつもりです。


今日は、私の実家(栃木県鹿沼市)に行ってきます。



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ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

あけまして
   おめでとうございます。

年末は、会社で、自宅で大掃除に邁進しました。

きれいになって気分すっきりです。

ところで、なぜ日本人は、年末に大掃除、年始に初詣に出かけるのでしょうか?

「何もわざわざ忙しい時期にこんなことしなくてもいいのではないか?」

と思うことありませんか?

 

それは、オセロ・ゲームの生活態度を伝統的に身につけているからです。

1日も、1週間も、1カ月も、それだけでなく1年も白と白のオセロで黒のオセロを挟み撃ちすると、全部が真っ白になり、さわやかな生活が送れるからです。

「終わりよければすべてよし」ということわざ(もともとは、シェイクスピアの戯曲のタイトル)がありますが、終わりだけではいけません。初めも終わりもよくなってこそ丸ごとよくなるのです。

年始は、おそらく今年も9,000万人を超える人たちが初詣に出かけるはずですが、神様・仏様は、いっぺんにこんな大人数の願いを聞き届けることは困難です。

それでもいいのです。

神様・仏様には、願い事をするよりも、一種の宣言を、あるいは感謝をすることです。

「今年1年、私は・・・・・します。神様・仏様が見届けていただくことに感謝します」と、オセロの白を配置することです。

まずは、グッド・スタートが肝心



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