見もの・読みもの日記

興味をひかれた図書、Webサイト、展覧会などを紹介。

2013黄金週@関西:藤森神社の駈馬神事

2013-05-11 22:03:21 | 行ったもの(美術館・見仏)
関西旅行最終日(5/5)。以前から見たいと思っていた洛南・藤森(ふじのもり)神社の駈馬神事を見に行く。

藤森神社(京都市伏見区深草鳥居崎町)

 神事は13時と15時の2回行われる。到着したのは12時過ぎで、境内の隅で、入念な馬具のチェックが行われていた。



 どこを駈けるんだろう?と思って警備の方に聞いてみたら、社殿に向かって伸びている参道だという。なるほど片側には観覧席が設置されているが、もう一方の側には露店が立ち並んで、馬場には見えない。しかし、15分ほど前になると、ロープが張られ、その内側に鉄柵も設置されて、人の流れが遮断される。露店の前も立見の観客で埋まるので、しばらく商売は中断。

13時になると、関係者は社頭に参詣し、馬場を清めたあと、いよいよ駈馬が行われる。馬は、赤・青・緑の紐をつけた三頭。最初の一回は馬を馴らすために普通に駈け、二回目から各種の技(わざ)を見せる。私は、比較的社殿に近い位置で見ていて、途中の様子が見えなかったので、いきなり逆立ちした乗り手が目の前を駈けていったときは、度肝を抜かれた。

 そうかと思えば、技を繰り出すタイミングを逸して、そのまま駈けていっただけの回もあった。相当な危険をともなうので、無理はしないことになっているらしい。社殿の前で馬が止まれず、紅白幕に体当たりするような場面も見られた(乗り手は機敏に飛び降りていた)。



 藤森社のホームページを見ると、技(わざ)には、それぞれ戦場での意味づけがされていて、単なる曲乗りではないことが分かる。



 馬も人もカッコいい。



 会場アナウンスによれば、午前の部(13時)よりも午後の部(15時)のほうが、馬が馴れてくるので、技の成功率は高いそうだ。

 続けて見ていこうか、ちょっと迷ったけど、大阪市美術館の『ボストン美術館展』に寄っていきたかったので切り上げる。次回は15時の部をねらってくることにしよう。
コメント
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