見もの・読みもの日記

興味をひかれた図書、Webサイト、展覧会などを紹介。

2013黄金週@関西:法住寺(京都・東山)

2013-05-04 00:42:31 | 行ったもの(美術館・見仏)
連休後半を利用して関西に来ている。大阪に宿を取って、初日(5/2)は京都散歩。しょっちゅう遊び歩いているように見えるだろうけど(実際そうだけど)平日に休みをもらって京都にきたのは数年ぶり。

まず、東山の法住寺陵(後白河天皇陵)に向かう。2012年、法住寺の特別公開に来たとき、あわせて御陵にも参拝したかったのだが、「土日・祝日は閉めております/宮内庁」の看板に、念願を達成できなかった記憶があったからだ。

平日はこのとおり、参道の門扉が開いている。


後白河法皇以外にも複数の皇族の墓所となっているようだが、霊元天皇皇子とか東山天皇皇子とか、全く時代が異なるのは何故なんだろう。


無人の御陵に向き合っていると、塀の向こうの法住寺から、「今様」と思しき歌声が、風に乗って切れ切れに流れてくるのが趣き深かった。


御陵に参拝したかったので平日をねらってきたのだが、翌日5/3には法皇忌が行われる予定になっていた。これもいつか立ち会ってみたい。


せっかくなので法住寺も拝観していく。女性の方に案内をいただき、前のご住職が今様を好んで、亡くなられる少し前に独自の研究成果をCDに残されたというお話を聞いた。低く流れていたのは、そのCDだった。ご住職は、天台宗の声明などをもとに旋律を復元されたとのこと。「ドラマではだいぶ現代的にアレンジされていましたけど、流行歌ですから、どんな歌い方をしてもいいんですよ」ともおっしゃっていた。
コメント
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