見もの・読みもの日記

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気になるニュース・ボーカロイドオペラ 葵上 with 文楽人形

2014-05-31 23:31:51 | 見たもの(Webサイト・TV)
ボーカロイドオペラ 葵上 with 文楽人形(Vocaloid the Opera Aoi with Bunraku Puppets)

 ネットで見かけた情報が気になったので、記録しておく。「伝統芸能と最新技術が融合した映像作品『ボーカロイドオペラ 葵上 with 文楽人形』が、7月25日から3日間開催されるイギリス・ロンドンの日本文化紹介イベント『ハイパージャパン』でプレミア上映されることが決まった」のだそうだ。

 2分ちょっとの短い予告編が「Aoi」の公式サイトおよびYoutubeに公開されている。本編は30分程度だというから、本当にごく一部だけだ。主人公の葵上らしき文楽人形が、夢うつつの世界から、ゆっくり身を起こすところしか見られない。物憂げで色っぽいけど、まだ「人形」の顔をしている、と思った。原典「葵上」の物語から類推すれば、このあと、人間の業を描いたストーリーに従い、自分でも制御できない深い感情(嫉妬)に苦しむ女性の様子を演じることになるのだろう。文楽人形にはお手の物の表現だ。『摂州合邦辻』の玉手御前みたいな感じかしら、などと想像がふくらむ。

 こういう新しい分野への挑戦は、ぜひ続けてほしい。もちろん、古典はそう簡単に乗り越えられるものではないけれど。古典文楽も見てみようという新しいファンを呼び込んでくれれば嬉しい。

 ボーカロイドによる不動明王の真言「慈救咒」は優しく耳に残る。だいたい声明などの仏教音楽は、人間の声なのに人間離れしたところ(個性や自然な感情表現を取り払ったところ)が私は好きなので、ボーカロイドとの相性はいいはずだと思う。
 
 記事(ねとらぼ)によれば、ロンドン上映のあと「2014年秋に東京都内の劇場での上映が予定されている」とのこと。都内か…。見たいなあ。
コメント
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