関西ツアー最終日(5/6)。今日は職場に呼び戻されてもやむを得ず、と思っていたが、メールチェックをして、何も起きていないので、このまま休暇を楽しむことにする。
■西国第十番 明星山三室戸寺(京都府宇治市)
西国巡礼2巡目は、これでようやく11ヶ所目。三室戸寺の観音様は、昔の看護婦さんんみたいな高い帽子をかぶった愛らしいお姿である。秘仏ご本尊は、ふだん拝することができないが、お前立ちもよく似ている。二臂の聖観音なのに「千手」と呼ばれているわけは、前回の拝観のとき(※記事)判明した。境内には、親鸞の父・日野有範の墓の上に建てたと伝えられる阿弥陀堂が残る。大遠忌つながりで来てみたが、関心を示す参拝客はいなかった。ぶらぶら歩いて宇治へ。
■平等院(京都府宇治市)
本日の目的は、山門を入って左手の藤棚。すごい! 満開である。平等院のサイトにも「藤の開花状況」が掲載されているが「今年の藤は一つ一つの花も大きく、房も長いもので140cmとよく伸びています」とのこと。年によって花つきが違うんだな。昨年のゴールデンウィークに見に行った春日大社の「砂ずりの藤」は全く期待外れだったが、これには大満足。花の姿もいいが、風が通ると得も言われぬ芳香が立ちこめる。
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次いで、平等院ミュージアムへ。京博の『法然』展と連動して『法然とその聖なる民俗』を開催中(2011年3月19日~7月8日)。江戸ものが多いが、近世の上人信仰の有り様が分かって、面白かった。御遠忌に頒布された法然上人御影の版木は、顔と手の周囲が嵌め込みになっていて、別人の御影の使い回しではないか、とか。
鳳凰堂内部は参拝しなかったが、ミュージアムでデジタル復元された扉絵を見ることができた。くの字型にカーブを切りながら来迎する仏たちは、スピード感あるなあ。九品往生それぞれ、お迎えが違うという説明を読み、ひそかに下品上生くらいを目指そうと思う。阿弥陀様は来てくれないんだけど、まあいいやと。
■龍谷ミュージアム 開館記念および親鸞聖人750回大遠忌法要記念展『釈尊と親鸞』(第1期:2011年4月5日~5月22日)
2階と3階が展示室になっており、3階が「親鸞」特集。見応えあり。友人が「(京都市立美の親鸞展より)こっちのほうがおすすめ」と言っていた気持ちは分かる。所蔵者情報を見ていくと「龍谷大学」とあるのは経巻や江戸の書籍など、ごく一部だけ。あとは借りものなのだが、この出陳者が全国にまたがっている。福井、富山はもちろん、茨城、神奈川、東京など関東にも及ぶ。さすが龍谷大学&真宗寺院のネットワーク。茨城・円福寺の阿弥陀三尊像は、どことなく土臭い、東国らしい仏像だと思ったが、まさか京都でこんなものに出会うなんて。
2階「釈尊」には、ガンダーラ仏など。また、中国・トルファン郊外にあるベゼクリク石窟寺院の壁画回廊の復元展示が行われている。ベゼクリク、現地に行ったな~。懐かしくて、感慨深かった。こういう体験展示は、どんどんやってほしい。
■西国第十番 明星山三室戸寺(京都府宇治市)
西国巡礼2巡目は、これでようやく11ヶ所目。三室戸寺の観音様は、昔の看護婦さんんみたいな高い帽子をかぶった愛らしいお姿である。秘仏ご本尊は、ふだん拝することができないが、お前立ちもよく似ている。二臂の聖観音なのに「千手」と呼ばれているわけは、前回の拝観のとき(※記事)判明した。境内には、親鸞の父・日野有範の墓の上に建てたと伝えられる阿弥陀堂が残る。大遠忌つながりで来てみたが、関心を示す参拝客はいなかった。ぶらぶら歩いて宇治へ。
■平等院(京都府宇治市)
本日の目的は、山門を入って左手の藤棚。すごい! 満開である。平等院のサイトにも「藤の開花状況」が掲載されているが「今年の藤は一つ一つの花も大きく、房も長いもので140cmとよく伸びています」とのこと。年によって花つきが違うんだな。昨年のゴールデンウィークに見に行った春日大社の「砂ずりの藤」は全く期待外れだったが、これには大満足。花の姿もいいが、風が通ると得も言われぬ芳香が立ちこめる。
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次いで、平等院ミュージアムへ。京博の『法然』展と連動して『法然とその聖なる民俗』を開催中(2011年3月19日~7月8日)。江戸ものが多いが、近世の上人信仰の有り様が分かって、面白かった。御遠忌に頒布された法然上人御影の版木は、顔と手の周囲が嵌め込みになっていて、別人の御影の使い回しではないか、とか。
鳳凰堂内部は参拝しなかったが、ミュージアムでデジタル復元された扉絵を見ることができた。くの字型にカーブを切りながら来迎する仏たちは、スピード感あるなあ。九品往生それぞれ、お迎えが違うという説明を読み、ひそかに下品上生くらいを目指そうと思う。阿弥陀様は来てくれないんだけど、まあいいやと。
■龍谷ミュージアム 開館記念および親鸞聖人750回大遠忌法要記念展『釈尊と親鸞』(第1期:2011年4月5日~5月22日)
2階と3階が展示室になっており、3階が「親鸞」特集。見応えあり。友人が「(京都市立美の親鸞展より)こっちのほうがおすすめ」と言っていた気持ちは分かる。所蔵者情報を見ていくと「龍谷大学」とあるのは経巻や江戸の書籍など、ごく一部だけ。あとは借りものなのだが、この出陳者が全国にまたがっている。福井、富山はもちろん、茨城、神奈川、東京など関東にも及ぶ。さすが龍谷大学&真宗寺院のネットワーク。茨城・円福寺の阿弥陀三尊像は、どことなく土臭い、東国らしい仏像だと思ったが、まさか京都でこんなものに出会うなんて。
2階「釈尊」には、ガンダーラ仏など。また、中国・トルファン郊外にあるベゼクリク石窟寺院の壁画回廊の復元展示が行われている。ベゼクリク、現地に行ったな~。懐かしくて、感慨深かった。こういう体験展示は、どんどんやってほしい。