小渕沢インターを出て八ヶ岳に向け登り、途中より八ヶ岳鉢巻道路(信玄棒道)へ左折、一路美濃戸口を目指した。 富士見高原の紅葉がとても綺麗であった。 今回は時間に余裕があり、のんびり紅葉を楽しみながら登山したいと考えていたので、車は一番手前の美濃戸口の八ヶ岳山荘の駐車場に止めた。 山荘で朝食、お茶を頂き7時20分出発した。
山荘の北側より美濃戸方面への未舗装の車道に入る。 落葉松林の道で柳川に下る路面はアイスバーンになっていた。柳川を渡り、ジグザグの登りが始まり綺麗な落葉松の黄葉を見ながら進む。
美濃戸の一番手前、やまのこ村を8時10分通過。 その先の車止めゲートをくぐると一番奥の美濃戸山荘である。 この直ぐ上が柳川の北沢・南沢への分岐で8時20分に通過し、南沢コースに入った。
砂防堰堤を越え、橋を数回渡り返して右岸に取り付く。 南沢の瀬音は耳に心地よい。数年も前の話だが、この南沢でカモシカとご対面した思い出が有り、今回も内心は凄く期待していたが会えなかった。残念。
沢を離れ樹林帯の急坂をひたすら登ると白河原に出て、正面横岳の西壁が目に飛び込み、河原歩きとなる。 更に進み、沢の左岸に移ると赤岳の西壁が迫る。
ここまで来ると「行者小屋まで、あと少し」の標示板が目に付いた。 ダラダラ坂を登り、行者小屋前の広場に出たら右手に阿弥陀岳(2,805m)が見えた。 行者小屋着10時25分。
この広場からは、右に阿弥陀岳、中央に赤岳、左に横岳が覆いかぶさるように見え、その迫力が圧巻である。 今日の宿は赤岳の山頂に建つ、赤岳頂上小屋。 後2時間ほどで到着してしまうので、水場のある行者小屋で大休止とし、温かいコーヒーを味わった。
お腹も満たし、体も暖まったので11時15分出発。 次は地蔵尾根を登り一気に稜線に出るコースを進んだ。 標高差360m。
最初は緩やかな林間コースだが、すぐに胸を突くような岩場が続き、呼吸が荒くなるのを感じた。 要所、要所にはハシゴやクサリが有るので安心だが、森林限界を抜け尾根に近くなった上部は、この時期雪がガチガチのアイスバーンになっており、慎重な行動を要求された。 地蔵の頭着12時40分。
地蔵尾根の途中と稜線に出た地蔵の頭に、それぞれ地蔵仏が祭られ登山者を見守っていて下さいました。 稜線からの展望は最高で、赤岳に向かい左手には清里、野辺山が眼下に、右手には阿弥陀岳、南アルプス、北アルプス、後立山連峰、諏訪湖などが一望できた。
見ていてくれたとは、とても嬉しいです。
もう登山は、やられてないんですか?この八ヶ岳は2日間とも雲1つなく、久しぶりに良い登山ができました。
昔の仲間で登山したいですね。
これからも、ちょくちょく覗いて下さい。どうもありがとうございました。