上越国境稜線に聳える三国山(1636m)から大源太山(1598m)を歩いて来ました。 関越自動車道の月夜野ICを9時50分に降り、国道17号線(三国街道)を 猿ヶ京温泉や法師温泉と書かれた看板を見ながら新潟方面に向かい、三国トンネルを抜けた新潟県側の登山口を目指した。
登山口着、10時55分。11時出発。
三国トンネルに向かって左手が登山口。 群馬県側にも登山口があり、今でこそ三国トンネルを利用すれば簡単だが、昔はここを人々が歩いて峠越えをしたと言う。 所々に石畳らしきものも見られた。
三国権現御神水と表示のある場所を11時09分通過。 三国峠はかつて越後と上州を結ぶ三国街道の要所で、峠には当時の面影をしのばせる、上野赤城・信濃諏訪・越後弥彦の三明神を祀った御阪三社神社が建っている。 通過11時25分。
神社の鳥居右手より三国山本峰に取り付く。 階段状の登山道脇にはレンゲツツジが見られた。
春から夏にかけて三国権現から三国山頂の間は、ウラジロヨウラクや
イワハゼ など、さまざまな花が登山道を彩る。
この中央斜面にはニッコウキスゲの大群落があり、緑の草原に黄色の花をちりばめた さまは圧巻であるとのうたい文句を期待したが今回は残念であった。 通常の花期は7月中旬から下旬らしいが、どこも花の開花時期が早まっており、もしかしたら と考えたが甘かった。中腹のベンチ通過、11時52分。
山頂に近づくにつれガレ場状の山肌がむき出しに現れ、その上に作られた長い木製の階段を天に向かって一気につめる。
こんな景色の山は初めてで、好天であったことに感謝である。
三国山着、12時13分。
山頂は展望のない小さな広場である。 山頂は登山道から1分ほどはずれた場所であり、日影がないので登山道に戻って昼食とした。出発、12時45分。
ここからは上越国境の尾根道をアップダウンを繰り返しながら汗を流す。 ここはキツイと思われた所を頑張ったら尾根上の小さなピーク三角山に出た。 三角山通過、14時15分。正面には大源太山(だいげんたやま)の堂々とした山容が目に入る。
三角山からは直接 大源太山には進めず、平標山の家と大源太山の分岐を目指す。 大源太山の山腹に入ると水平道的な巻き道のブナの森を進む。 分岐点到着、14時25分。
疲れた方は分岐点で待機して頂き、希望者のみ大源太山山頂に向かって頂いた。 取り付きは急登で登り切るとダケカンバの美しい尾根歩きとなり、急に視界が開けた所が山頂であった。登頂、14時40分。
山頂からの景色を楽しみ分岐点に戻る。分岐点通過、14時58分。
分岐点通過後まもなくすると視界が開け、平標山に向けての尾根歩きである。 大パノラマに目を奪われ、登山道を踏み外すことの無いよう注意を喚起した。 この尾根の下りではシャクナゲが目を楽しませてくれた。
平標山の家到着、15時40分。
前回の時は曇天でガスが掛かり、視界が悪かったが、今日は梅雨時期にもかかわらず素晴らしい天気に恵まれ、平標山や仙ノ倉山がハッキリ確認できた。 出発、15時55分。
前回とは逆コースで今日は下りである。 急ではないがブナ森の中の木の階段を延々と下るのである。
平元林道出合通過、16時42分。 見覚えのある登山口であった。
国道17号線の駐車場まで、あと1時間頑張って頂いた。 駐車場着、17時32分。 お疲れ様でした。
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