「あたしはサキュバス。人の願いを叶える、夢幻の悪魔だ」一人食べ歩くのが唯一の趣味という、サラリーマンの速見誠一郎、29歳。家族もいないし恋人もいないし親しい友人も特にいない。
そんなアラサー男がたまたま手に入れた古洋書に書かれていた悪魔召喚の儀式に成功してしまったのだが、出てきた悪魔に願ったのは「一緒に飯を食って欲しい」というものだった……。
一人でぶつぶつ能書きをたれながら外食したり自炊していたエリートサラリーマンが、１人では入りにくい店に出くわしたり、食べきれないほどオーダーしたり、食べるものを決めかねているときに、ふらっと現れる悪魔っ娘。つまり孤独だったグルメ。
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