シュワイデル帝国の戦争は100年続いている。飛び交うのは魔法ではなく銃弾、黒色火薬の煙で視界もままならぬ中、戦列歩兵が射ちあい、切り結ぶ世界だ。
そんな世界でユイナー・クロムベルツ歩兵少佐は出世できない。どれだけ士官学校の成績が良かろうと、どれほど戦場で武勲を打ち立てようと、親に捨てられ貧民街の路上暮らしで生き延びた平民あがりはここまでだ。
ところが、そのユイナーがいきなり参謀に任じられた。もちろん階級は上がらない。
曰わく付きの女性貴族、アルツァー・メディレン大佐が率いる女ばかりの第6特務旅団に員数合わせで送り出されたのだ。旅団長が中隊長を兼ね、その下は下士長しかいない小さな部隊だ。士官が全然足りない。
そんな旅団といいつつ歩兵中隊1つ分の規模しかない部隊を預かり、素人同然の女子150人を遅くとも1年以内に一人前に使えるようにするというのがユイナーに与えられた最初の任務だった……。
火砲もろくに無い脆弱な砦、女性ばかりかつ新兵だらけの部下、いつ来るかどころか、来るか来ないかすら不確実な援軍、そんな中で戦い続ける「死神参謀」と呼ばれた転生者の冒険譚。
「素人のデタラメな砲撃なら、どこにいても被弾率は同じです。逃げ隠れすることに数学的な意味はありません」
要塞砲弾が各所で炸裂する中、平然と紅茶を飲みながら読書をするユイナー・クロムベルツ参謀。
イラストにするなら絶対にこのシーンだと思ってたのよ!
三銃士のサン=ジェルヴェー砦の食事会並に燃えるシーンじゃないですか。でも、このイラストの人は、キャラは描いても情景は描かない人なのでした。残念。戦列歩兵が見たかったなあ。
【マスケットガールズ!~転生参謀と戦列乙女たち~】【漂月】【sakiyamama】【PASH!ブックス】【小説家になろう】【死神の大鎌】
そんな世界でユイナー・クロムベルツ歩兵少佐は出世できない。どれだけ士官学校の成績が良かろうと、どれほど戦場で武勲を打ち立てようと、親に捨てられ貧民街の路上暮らしで生き延びた平民あがりはここまでだ。
ところが、そのユイナーがいきなり参謀に任じられた。もちろん階級は上がらない。
曰わく付きの女性貴族、アルツァー・メディレン大佐が率いる女ばかりの第6特務旅団に員数合わせで送り出されたのだ。旅団長が中隊長を兼ね、その下は下士長しかいない小さな部隊だ。士官が全然足りない。
そんな旅団といいつつ歩兵中隊1つ分の規模しかない部隊を預かり、素人同然の女子150人を遅くとも1年以内に一人前に使えるようにするというのがユイナーに与えられた最初の任務だった……。
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「素人のデタラメな砲撃なら、どこにいても被弾率は同じです。逃げ隠れすることに数学的な意味はありません」
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イラストにするなら絶対にこのシーンだと思ってたのよ!
三銃士のサン=ジェルヴェー砦の食事会並に燃えるシーンじゃないですか。でも、このイラストの人は、キャラは描いても情景は描かない人なのでした。残念。戦列歩兵が見たかったなあ。
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